運営者プロフィール

矢嶋 美由希

株式会社Re Prism 代表取締役

累計1万人以上を指導してきた「強み覚醒」専門の心理コンサルタント。「才能を持ち腐れしている原石を見つけて、人生のブレイクスルーを経験させる」をコンセプトに活動しています。著書「ふだん使いのマインドマップ」etc

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行動することの大切さとは?自分で考えて行動する方法5選

  • 肝心な場面で行動できない・・・
  • 自分の選択に自信をつけたい!
  • 自分で考えて、行動していきたい!

「行動することが大事」と、仕事でも日常でも、さまざまなシーンで主張されていますよね。

「やらない後悔よりも、やる後悔」とも言われていますが、行動することの何がいいのか具体的には分からない人もいるでしょう。

そこで、この記事では、行動することの大切さを解説します。

記事では自分で考えて行動する方法や、人のために行動することの大切さについても紹介しているので、ぜひ最後までご覧くださいね。

行動することの大切さをしっかりと理解して、より自由に、自分らしい選択をしていきましょう。

目次

行動することの大切さとは?自分で考えて行動することの重要性

行動することの大切さは、本当の意味で知識や経験を得られることにあります。

「こうなるだろう」と知識に基づいた仮説をたてたとしたら、本当の結果を得るには行動し、仮説を実行しなければなりませんよね。

もちろん、仮説をたてられるだけの知識を得ていることは素晴らしいことです。

さらにもう一歩踏み出してみれば、新たな発見や自分の糧になる経験につながるでしょう。

そして、行動するならば、自分で考えて行動することが大切です。

ここでは自分で考えて行動することの大切さを詳しくみていきましょう。

重要性①自分らしい選択で可能性を広げられる

自分で考えて行動する力を磨くことは、仕事や人生での可能性を大きく広げるために重要です。

自分の意思に基づいた行動は、新たな発見や学びの幅を広げ、自信やスキルアップにつながるでしょう。

たとえば「会社での規則だから」と受ける資格試験と、自分で選んで受けた資格試験では、同じ合格だとしても、キャリアアップにつなげられるかが変わってきます。

受けさせられた試験は合格したら終わりにする人が多いですが、自分で考えて受けた試験では「その資格をどう活かすか」まで考えている人がほとんどでしょう。

自分で考えて行動することは、自分の思考と向き合い、発見や成長のチャンスを引き寄せる方法でもあります。

自分で考えて行動する力は、自分らしい生き方を実現し、充実した人生を送るために大切な要素ですよ。

重要性②決断や行動に対しての責任感が強まる

自分で考えて行動することの大切さは、最後までやり切る意志の強さや、モチベーションの高さを得られることにあります。

他人に言われたことよりも、自分で言い出したことをやるほうが、責任感を持って取り組めますよね。

「行動はできるけど何だか上手くいかない」と悩んでいるなら、下記など行動にいたるまでの選択や決断をすべて自分で考えることを意識しましょう。

  • 行動の内容
  • 行動した後の結果(予想)
  • いつまでにやるか(期日)
  • なぜやるのか(行動の理由)

何だか上手くいかない」の理由はさまざまですが、他人の意見を理由に行動していることが原因のひとつにあげられます。

「上司から提案されたから」が行動する根本的な理由になっているので、その行動に対して、そこまで責任感を持てず、モチベーションも上がってこないのです。

責任感ややる気を保ってゴールを目指すなら、自分で考えて行動することが大切ですよ。

責任感の持ち方で悩んでいる人は、ぜひこちらの記事もあわせてご覧ください。

重要性③周りからの協力が得やすくなる

「どうしてそうするの?」と聞かれ、その返答のなかに自分自身の考えがなければ、周りの人は納得してくれません。

ビジネスシーンでは主観がないほうがいいケースもありますが、人の心を動かすためには共感をしてもらうことがポイントです。

たとえば「新入社員へのアンケートから、●●の改善点が見えてきました」とするよりも、下記のように、自分の考えをプラスすると共感が生まれやすくなります。

「私が新入社員の頃、△△があればより業務がスムーズになると感じていました。この企画をするにあたって同じ悩みを抱えている人がいるのではないかと、新入社員へアンケートをとったところ、●●の改善点が見えてきました」

なぜ行動をするのかを、自分自身の言葉や経験で語ると、共感が生まれやすくなります。

そして、共感してもらえると、応援をしてもらいやすくなるのです。

【注意】自分で考えて行動できない人の特徴とは?

自分で考えて行動できない人は、受け身の姿勢が目立ち、次のような傾向があります。

  • 他人の指示を待つだけで、自分で考えない
  • 自分の意見を持たず、流されるまま行動する
  • 責任を他人に押し付け、自ら改善しようとしない

自分で考えるよりも、もっと前の部分、行動を起こす意欲や向上心、責任感などのやる気が低いのが特徴ですよ。

また、自分で考えて行動できない人は、受け身の姿勢から物事をネガティブに捉えがちです。

自分の行動に対して自信がないため、トラブルが生じた際には「〜と言われたから」「自分は●●しただけ」と、責任から逃げてしまう傾向があるので注意が必要ですよ。

他責思考や常に言い訳ばかりでは、周囲からの信頼を得ることが難しくなってしまうからです。

自分で考えて行動する人になるには、積極性や責任感を養うことが第一歩です。

自分で考えて行動する力を身につけるための5つの方法

受け身の姿勢から脱却し、自分で考えて行動する力を身につけるには、意思決定の根拠となる自分軸をしっかりと持つ必要があります。

選択や決断をする際に、自分で考えることを意識しましょう。

小さなことでも、自分の行動に対する目的や責任を持つ習慣が大切です。

ここからは、自分で考えて行動する力を身につけるための方法を具体的に紹介します。

行動力を高めたいと考えている方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

方法①意思決定の軸や根拠を明確にする

自分で考えて行動するためには、自分自身の価値観や信念を理解し、しっかりと軸を持つことが重要です。

自分は何を大切にしているのか、どうありたいのか、といった自身の価値観を深く掘り下げて理解することで、ぶれない判断基準が生まれます。

たとえば仕事でまったくの未経験から、新しいプロジェクトのリーダーに立候補したとします。

周囲からは経験不足だと心配されても、自分自身が「プロジェクトを通してリーダーシップスキルを身につけたい」という強い思いを持っていれば、反対意見にも流されず、自分軸に基づいた行動ができるでしょう。

また、自分軸による一貫性のある決断や行動は、周囲からの信頼感を得ることにもつながり、協力を得ることでより良い流れを引き込むこともできます。

行動する際に、自分の価値観や信念を理解し、明確な自分軸を持つことが大切です。

方法②目的意識をしっかりと持つ

自分で考えて行動できるようになるためには、物事や仕事に取り組む目的を、しっかりと理解することが方法のひとつです。

目的意識を持つことで、自身の行動に意味を見出し、やるべきことに集中できるようになります。

何となくで目の前の作業をこなすのではなく、「何のためにこれをやっているのか」「この行動によって何が達成できるのか」を常に意識しましょう。

すると、「早く作業を終わらせる方法」や「質を上げるにはどこにこだわるべきか」などの目標が見えてきます。

目標が明確に決まれば、達成するための効果的な行動を選択できたり、「こうしてみよう」と、自分で考えて行動するきっかけがつかめますよ。

また、長期的な目標やビジョンを持つことも重要です。

大きな目標を見据えることで、モチベーションを維持し、困難な状況にも立ち向かう力が湧いてくるでしょう。

自分で考えて行動する力を身につけるには、物事の意味や本質を考え、目的意識を持った行動が大切です。

方法③自分で考えて決断する機会を増やす

常に「自分で決める」という意識を持ち、大小問わず決断する機会を増やすことが、自分で考えて行動する力を高めるのに効果的です。

他人に判断を委ねず、自分の頭で考え、選択する習慣を身につけましょう。

今日のランチメニューや、休日の過ごし方など、日常生活の本当に些細なことから、「決める」という行動を意識的に増やすのがおすすめです。

自分で決断する経験に少しずつでも慣れていけば、状況判断能力や決断力が鍛えられ、自分の考えに自信が持てるようになるでしょう。

その結果、さまざまな状況に合わせて柔軟な選択や決定ができるようになりますよ。

自分の決断や選択に自信を持つ具体的な方法は、こちらの記事をご覧ください。

方法④「待ち」の姿勢をやめる

指示を待ったり、状況が変わるのを待ったりするだけの受け身の姿勢では、自分で考えて行動する力は育ちません。

問題を解決する能力が身につかず、自ら考えて行動する機会を失ってしまうからです。

「誰かがやってくれるだろう」「状況が好転するまで待とう」という考えは捨て、自ら率先して行動する姿勢を意識しましょう。

自ら情報を集め、状況を分析し、行動に移すプロセスを繰り返すことで、次第に受け身ではない能動的な行動が自分の中の当たり前になっていきます。

自分で考えて行動するためには、与えられた状況にただ反応するのではなく、自ら状況をコントロールしていくことが大切です。

常に「自分がどうしたいのか」「どうすればいいのか」を考え、どんな小さなことでも、自ら行動を起こすように意識しましょう。

方法⑤実現に向けて前向きな言葉を使ってみる

日頃の言葉遣いを見直し、自身の行動への後押しをすることも、自分で考えて行動する力をつける方法ですよ。

口癖は、無意識のうちの行動のひとつだからです。

実現に向けて前向きな言葉を積極的に使うことで、自身や周囲の行動にも変化が現れるでしょう。

たとえば、「~してみます」「できたらやります」といった曖昧な表現は、「やります」「●日までにやります」と言い換えることで、責任感と意欲が伝わるようになりますよ。

ただし、自分の可能な範囲で意思を示すことが大切で、無理な約束はしてはいけません。

「やれる」「やる」といったにも関わらず「できなかった」が続けば、信頼を失ってしまいます。

不甲斐なさで自分自身を否定してしまい、過度に落ち込んでしまうケースもあるでしょう。

自分が少し頑張ってできる範囲で、「どうすれば実現できるか」を前向きに考え言葉にすることで、自分で考えて行動する力をつけることが大切ですよ。

行動する大切さを知ったら意識すべき3つのこと

行動することや自分で考えて行動することには、自分の価値を上げたり、状況を変えたりとポジティブな影響があると紹介しましたね。

一方で自分で考えて行動することと、わがままを履き違えてしまうと、ネガティブな影響もでてしまいます。

自分で行動することを意識した結果、独りよがりな人になってしまう、諦め癖がついてしまうなどには、注意が必要ですよ。

ここでは、行動することの大切さを知ったからこそ、意識すべきポイントを解説します。

自分で考えて行動することは「わがまま」とは違う

自分で考えて行動するとは、自分の意見を一方的に押し付けることではないことを意識しておきましょう。

自分で考えて行動することを大切にしていたはずが、わがままな人になってしまえば、チームワークや人間関係の悪化、成長の機会を失うなどのリスクがあります。

自分の考えをしっかり持ち、積極的に行動することは重要ですが、独りよがりになって周囲を無視してしまってはいけません。

ときには周囲の意見に同調しつつ決断することも必要で、どちらかの判断に偏るのではなく、意見を出し合い、お互いの納得できる選択を心がけましょう。

周囲の意見に耳を傾け、さまざまな視点を取り入れながら、最終的に自分の考えや責任をしっかりと持ち、行動することが重要です。

「自分で考えること=ブレーキをかけること」ではない

今までは何も考えずに行動できていたはずなのに、自分で考えてしまうと行動できなくなってしまう人もいますよね。

行動する前に自分で考えるクセがつくと、「失敗しそうだからやめておこう」「行動しないほうがいいかもな」とブレーキをかけてしまう可能性もあります。

もちろん、自分で考えた結果、行動しないことを選択するほうがいいケースもあるでしょう。

しかし、行動することの大切さを知っているのなら、一歩を踏み出すことの大切さも知っているはずです。

自分で考えて行動することは、逃げ癖や先延ばし癖とは違うことを覚えておきましょう。

自主性も主体性も養っていこう!

自分で考えて行動することは、一般的に「主体性」ともいわれます。

主体性とは、自分の意志や判断において、責任を持って行動する姿勢のことです。

「主体性」によく似た言葉で、「自主性」があり、自主性とはやるべきことや枠組みが決められている中で、誰かに言われなくても自ら行動できることを指します。

主体性の例資料作成の目的を理解し、期限内に終わらせるために、上司に相談して内容を調整したり、同僚と協力して効率的に作業する方法を提案したりする
自主性の例上司から頼まれた資料の作成期限を守るため、必要であれば残業をして、期限に間に合わせる

行動する大切さを知ったのであれば、主体性も自主性も高めていきましょう。

行動するという視点から考えると、他人が決めた範囲のなかであっても、自ら行動できているのは事実だからです。

ただし、行動することの大切さでお伝えしたように、自分で決めたことのほうが、やる気やモチベーションは高まります。(主体性)

主体性は、ビジネスの現場で重要視されていて、経済産業省が提唱する「社会人基礎力」にも含まれている要素です。

主体性を持つ人材は、どんなシーンでも自ら課題を見つけ、解決策を生み出し、周囲を巻き込みながら行動していくことができるでしょう。

人のために行動することの大切さとは?

ここまで、自分で考えて行動することの大切さを紹介してきました。

もっと広く「行動することの大切さ」を考えると、人のために行動することを優先する人もいますよね。

人のために行動することで、社会性が養えます。

ルールやモラルを守る、周りとの協調性を高めるなど、社会の一員として生きるために、社会性は大切な要素のひとつです。

ただし自己犠牲や無理をしてまで、人のために行動すると、自分がツラくなってしまうでしょう。

人のために行動する際は、自分のためにもなる行動をするのがポイントですよ。

こちらの記事で人のために生きることについて、詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

この記事では、行動することの大切さや、自分で考えて行動する方法を紹介しました。

最後に紹介したことを、簡単にまとめますね。

  • 行動することの大切さは、自分の価値を上げることにある
  • 自分で考えて行動することで、ブレーキがかかる可能性もあるので注意
  • 自分で考えて行動するなら、自分軸を持ち、積極的に関わる姿勢が大切
  • 人のために行動することにも、メリットはある

行動することの大切さを知り、自分と向き合い、人生をより豊かにしていきましょう。

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