
根拠のない自信がある人の特徴となり方3選
- 根拠のない自信って何?
- 根拠のない自信を持てる人になりたい!
- 根拠がなくても自信を持てるって本当?
新しいことや決断を迫られたとき、根拠や理由がないと、自分の行動に自信が持てない方もいますよね。
根拠のない自信を持ち、実績に裏打ちされたわけではないのに揺るがない態度で、どんどん行動へ移していく人が身近にいると、時にうらやましくなることもあるでしょう。
根拠のない自信を持つことは一見すると無謀とも考えられますが、実はビジネスや人間関係でプラスに働くこともあります。
この記事では、根拠のない自信がある人について詳しく紹介していきます。
最後までお読みいただき、どんなシーンでも自信を持てる自分にぜひなってみてくださいね。
根拠のある自信と根拠のない自信の違いとは?

根拠のある自信とは、過去の成功体験や実績、経験に裏付けされた自信のことで、「試験で良い点を取った」「仕事で成果を出した」といった具体的な結果が基盤になります。
実績という経験は、次に似たような場面で「またできるはず」と、自信を持って取り組みやすくなります。
一方、根拠のない自信は、明確な実績や経験がないにもかかわらず、「自分ならできる」「きっとうまくいく」と前向きに信じる気持ちが根底にあります。
根拠のない自信は行動のハードルを下げ、最初の一歩を踏み出しチャレンジし続ける力になりやすいという点で強みとなるでしょう。
さらに詳しく根拠のない自信を持つことについて解説しますね。
根拠が失われることがない根拠のない自信は最強?!その理由とは?
「根拠のない自信」は、最強のメンタルになり得ます。
なぜなら、そもそも自信の根本に根拠がないので、自信が揺らぐ要素がないからです。
たとえば、学歴や年収などの実績を根拠に「自分はできる」と信じていると、自分よりも高学歴高収入の人と比べて、自分を否定してしまうケースもあるでしょう。
実績にもとづく自信は、根拠が崩れたときに揺らいでしまう傾向があるのです。
何もなくても、さまざまなシーンで「自分はできる」という自信を持てるマインドは、他人との比較に影響されにくく、揺らぐ要素もないので崩れる心配がありません。
根拠がないからこそ、挑戦や行動を後押しするエネルギーとなることも多いため、「根拠のない自信」は最強の自信といえるのです。
根拠のない自信がある人の特徴とは?
根拠のない自信がある人には、次のような特徴が見られます。
- 自己肯定感が高い
- 失敗に対する許容力が高い
- 自分の意見をはっきりと言える
- 他人の影響を受けにくい
根拠のない自信がある人には、実際には自分を良く見せようとせず、苦手なこともオープンにしたうえで周囲と協力しながら行動できる人が多いのです。
また、周囲の意見に流されずに自分の考えを伝えられたり、失敗を恐れずチャレンジする姿勢から、周りには「頼りがいがある」と評価される傾向もありますよ。
周りに流されてしまうことに悩んでいるなら、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

根拠のない自信がある人になるためのマインドセット!なり方3選

冒頭でもお伝えしたように、根拠のない自信がある人になると、環境や実績に左右されずに自信を持つことができます。
では、根拠のない自信がある人になるためにはどのような習慣や考えが大切なのでしょうか。
ここでは、根拠のない自信がある人になるための方法を紹介します。
自信を持つ方法を探している方は、ぜひこちらの記事もチェックしてくださいね。
①自分自身を受け入れる
根拠のない自信がある人になるなら、それが自分なのだと認める思考を身につけましょう。
根拠のない自信がある状態というのは、自分で自分を認めている状態が土台にあると考えられます。
自分で自分を理解し、認めているからこそ、実績などの根拠がなくても「自分ならできる」と自分に自信を持てるのです。
また良い感情であれ、悪い感情であれ、事実をフラットに受け止める思考があると、根拠がなくても次の選択肢がイメージしやすくなります。
たとえば落ち込んだときに「こんな気持ちはダメだ」と否定せず、「今は落ち込んでいるんだな」と事実をそのまま受け止められれば、「じゃぁ次はどうする?」という考えに移りやすいですよね。
自分は自分という考えが、根拠のない自信へとつながるでしょう。
②楽観的になる
根拠のない自信がある人になるためには、「まぁいいか」「なんとかなる」といった楽観的な考え方を持つことも方法のひとつです。
楽観的な人は、何も考えていないのではなく、最悪の状況も想定したうえで「それでも自分ならどうにかできる」と信じています。
たとえば、楽観的な人は未経験の分野へ転職後にミスやトラブルが起こった際、「最初はできなくて当然」と受け止め、徐々に力を発揮すればよいと前向きに捉え、チャレンジするための努力を惜しみません。
過度に慎重になるよりも、自分の可能性に期待しながら動ける人のほうが、新たな環境でも力を発揮しやすくなるのです。
しっかりと状況を分析した上で、何とかなる精神を持つと、根拠のない自信も持てるでしょう。
③昨日の自分と比較する
根拠のない自信のある人は、他人ではなく昨日の自分と比較する視点を持っています。
他人と比べると、自分の足りなさばかりに目が向きやすく、自信を失ってしまうものです。
一方で、昨日の自分と比べて少しでも前に進んでいれば、それは確かな成長であり、自分自身の努力を実感できます。
「昨日より5分早く起きられた」「昨日より一つ多くタスクを終えられた」という小さな変化でも、それが積み重なれば自信につながります。
周りではなく過去の自分と比較し、自分の変化に目を向ける習慣があると、自分は「きっとできる」という自信が育っていくでしょう。
どうしても周りと自分を比べてしまうクセがある方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

根拠のない自信を持つメリット

根拠がはっきりしない自信は、根拠がないという理由からネガティブにとらえられることもあります。
ですが実績や条件に縛られない自信は、意外な場面で力を発揮することもありますよ。
ここでは、根拠のない自信によって得られる具体的なメリットを紹介します。
メリット①仕事を任されやすい
根拠のない自信があると、仕事を任されやすくなる可能性があります。
失敗を恐れずにチャレンジするため、周囲からは「やる気がある」など、ポジティブな姿勢を評価されるからです。
また、根拠のない自信を持つ人のポジティブな思考と行動力は、周囲を引っ張っていく力となり、その結果、周囲との良い関係も深まりやすくなります。
積極性や向上心から安心感を与え、頼れる人になることが、根拠のない自信を持つことのメリットです。
メリット②成功体験を積み上げやすい
成功体験が増えやすいことも、根拠のない自信を持つことのメリットですよ。
根拠のない自信があると、未経験の分野や新しいことにもポジティブに挑戦できるため、成果を得る機会が自然と増えていきます。
仮に、うまくいかなかったときも気持ちの切り替えが早く、失敗を引きずらないため次のチャレンジにもすぐ踏み出すこともできます。
挑戦を重ねられるメンタルが、成功体験を積み上げる好循環につながるでしょう。
成功体験については、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
メリット③メンタルが安定しやすい
根拠のない自信がある人は、感情の浮き沈みに振り回されにくく、メンタルが安定しやすい傾向にあります。
目の前の仕事を前向きに受け止める力があり、周囲の評価や一度の失敗に必要以上に影響されることが少ないからです。
感情に余裕があることで、周囲のミスに過度に厳しくなりすぎないため、人間関係を良好に保ちやすいことは、根拠のない自信がある人の強みになります。
もし「失敗を引きずり心の切り替えができない」と悩んでいるなら、こちらの記事を参考にしてください。

根拠のない自信で生じるデメリット

根拠のない自信のメリットが多いとは言え、気を付けないと信頼を失ったり失敗につながるケースもあります。
根拠のない自信があることで生じるデメリットについても考えておきましょう。
デメリット①他人から批判されやすい
根拠のない自信を持っていると、周囲から批判されやすくなることがあります。
多くの人は経験や実績をもとに他人の能力を判断するため、自信に裏付けがない場合、不信感を抱きやすくなるからです。
また努力の積み重ねが見えない姿勢に対し、嫉妬や反発心が生まれるケースも考えられるでしょう。
自信の根拠がないことで誤解を招き、人間関係にすれ違いを生じる場合があるのです。
デメリット②自分を過信しすぎる
根拠のない自信を持ちすぎると、自分の能力を過信してしまうリスクもあります。
「自分はできる」という思い込みだけで努力を怠ると、当然ながら期待したような成果は得られません。
一度ならずミスを繰り返すなら、周囲の信頼を失うことにもつながるでしょう。
信頼を築くどころか、評価を下げる原因になることもあり得るので、過信は禁物です。
根拠のない自信で成功した著名人を紹介!

成功した著名な人の中には、根拠のない自信で挑戦し続けたと名言している方もいます。
たとえば、以下などの著名人は「根拠のない自信を持って成功した人」として、よく語られるケースが多いですよ。
- 孫正義さん
- 本田圭佑さん
- イチローさん
- マツコ・デラックスさん
- レディーガガさん
- 尾田栄一郎さん
今回はその道で成功を収める前から、自分の可能性を信じてチャレンジし続けたとされる孫正義さんのエピソードについて紹介しますね。
ソフトバンクの創業者で取締役でもある、孫正義氏の有名な言葉に『最初にあったのは、夢とそして根拠のない自信だけ。 そこからすべてが始まった』があります。
孫正義さんは無名ながらも自身で発明した音声付き電子翻訳機のアイディアを、シャープの副社長だった佐々木氏に売り込み、採用されました。
実績がなかったにも関わらず、自らの可能性を信じる強い気持ちが周囲の人々を巻き込み、成功を収めたのです。
彼の挑戦は今もなお続いています。
根拠のない自信が、困難な状況でもチャレンジし続け、革新的な事業を生み出す原動力となった良い例ですね。
まとめ
この記事では、根拠のない自信がある人について紹介しました。
最後に紹介してきたことを、短くまとめます。
- 根拠のない自信のある人は、失敗を恐れずにチャレンジする行動力があり、その結果成功体験を積みやすい
- 自分を過信し過ぎで努力を怠る場合がある
- 根拠のない自信を持つためには、完璧主義をやめて「まぁいいか」「なんとかなる」といった楽観的な考え方を持つことが効果的
- 他人とではなく、過去の自分と比較して小さなことでも前進できたことを実感することは根拠のない自信を育てるための第一歩
たとえ根拠がなくても、自分を信じる気持ちが行動を生み、少しずつ現実を動かしていきます。
この記事を参考に、不安があっても、「きっとできる」と思える心を育てていってください。