
上手くいくと自分に言い聞かせる人が結果を出す理由とは?自分に言い聞かせる方法
- 自分を信じて結果を出す人がうらやましい・・・
- 「上手くいく」と自分に言い聞かせるだけで本当に上手くいくの?
- 「上手くいく」と自分に言い聞かせる方法が知りたい!
「上手くいく」と自分に言い聞かせている人は、落ち着いて力を発揮しやすく、実際に結果を出していることが多いといわれますよね。
ただ、「気持ちの持ち方が、行動や成果に大きく影響する」とはわかっていても、自分への信頼感のなさや失敗の経験から、「上手くいく」と言い聞かせられない方もいるでしょう。
「上手くいく」と自分に言い聞かせることができない、自分を信じて行動がとれないなど悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、自分に言い聞かせる具体的な方法を紹介します。
最後まで記事をお読みいただき、自分を信じて進むためのヒントをぜひ得てくださいね。
上手くいくと自分に言い聞かせる人が結果を出す理由は?

ポジティブなものであれ、ネガティブなものであれ、言葉は人の思考や感情、そして行動に影響を与えます。
ポジティブな言葉については、前向きな気持ちを生み出し、行動力を高める効果が心理学や脳科学の研究でも証明されていますよ。
ここでは、「上手くいく」と自分に言い聞かせる人が、結果を生み出す理由を解説します。

理由①脳の特性によるもの
「上手くいく」と自分に言い聞かせると結果が出やすい理由として、脳の「思考よりも言葉を記憶しやすい」という特徴があげられますよ。
特に何度も繰り返される言葉は重要なものと認識され、習慣として定着しやすくなります。
たとえば「●●できるってありがたいね」と感謝を常に言葉にしていると、ひとつひとつを丁寧に行う習慣や今を大切にする意識が身につくように、人は日常的に使う言葉の影響を受けやすいのです。
また、脳は現実との矛盾を嫌うため、「上手くいく」と言い聞かせる人はその前提に合う情報や行動を選びやすくなります。
無意識の内に自分のスキルや能力に合わせて、現実的な目標を立てるので、実際に成果を出しやすくといえるでしょう。
「上手くいく」と自分に言い聞かせる、意識的に言葉を使うことが良い結果を生み出す近道となっているのです。
理由②心理学のプライミング効果によるもの
「上手くいく」と自分に言い聞かせると結果が出やすい理由には、心理学で知られるプライミング効果も関係しています。
プライミング効果とは、先に受けた刺激が、その後の思考や行動に影響を与えることです。
要は先に提示される「上手くいく」というポジティブな刺激が、後から出てくる「大丈夫かな?」「失敗するかも」といった不安を抑えてくれるのです。
プライミング効果では、抑制だけでなく促進も期待できるので、「上手くいく」と言い聞かせることで、自信が芽生え、積極的なチャレンジにつながりやすくなりますよ。
前向きな言葉は、無意識の判断にも良い影響を及ぼすのです。
【4ステップ】上手くいくと自分に言い聞かせる方法

実際に結果を出す人ほど、自分の意識に働きかける言葉選びを大切にしているとお伝えしたように、言葉には気分や行動を変える力があるため、使い方を工夫すれば自信を育てることができます。
「上手くいく」と自分に言い聞かせる方法を知って、前向きな言葉を使う習慣を身につけてみましょう。
ここでは、上手くいくと自分に言い聞かせる基本のステップを紹介するので、ぜひ試してみてください。
ステップ①言い聞かせができない原因を分析する
まずは、「上手くいく」と自分に言い聞かせることができない原因を把握しましょう。
その原因を明確にすることで、解消のための具体的な対策が立てやすくなりますよ。
原因を把握する際におすすめしたいのが、日記やノートに行動を書き残すことです。
どんなことを思ったのか、どんな行動をしたのかを文字に残すと後で振り返りやすく、状況や気持ちを客観的に整理できますよ。
書いて整理したら、見るべきポイントがあるので、さらに詳しく解説しますね。
チェック:ネガティブな言葉が口癖になっていないか
「上手くいく」と自分に言い聞かせるのが苦手な人の中には、ネガティブな言葉が口癖になっているケースが多くあります。
前述したように、言葉は思考や行動に影響を与えるため、否定的な表現を繰り返すと、自分の可能性を信じにくくなってしまうので注意が必要ですよ。
日記やノートをチェックして、「どうせ無理」「自分には向いていない」など意識せずに使っているネガティブな言葉がないか、振り返ってみましょう。
気づくことができれば、意識的にネガティブな言葉を避けられるようになりますよ。
チェック:他人から褒められたら素直に受け入れるかどうか

他人から褒められたときに、素直に受け入れられるかどうかも、日頃の行動でチェックすべきポイントですよ。
褒め言葉を否定すると、脳がその言葉をネガティブに解釈してしまいます。
たとえば「この前の企画良かったね!」と声をかけられたときに、「いえいえ、自分はまだまだです」と返してしまうと、知らず知らずのうちに自信を弱めてしまいます。
素直に「ありがとうございます」「もっと頑張ります」と前向きに受け止めれば、脳もポジティブに反応しやすくなるのです。
自分を認める小さな習慣があるかどうかも、日記やノートを活用してチェックしてみましょう。
ステップ②徐々にポジティブな言葉を増やしていく
上手くいくと自分に言い聞かせるのを難しくする原因がわかったら、次はその原因を取り除いていきましょう。
原因は人によってさまざまなので、ここでは、ネガティブな言葉が口癖になっている場合を仮定して、続きの方法を紹介しますね。
ネガティブな言葉が口癖になっているケースでは、対策として、口癖の置き換えを意識することがあげられます。
たとえば「失敗するかもしれない」という口癖は、「●●をやったのなら大丈夫」に変えるといったように、代替えの前向きな言葉を用意しておくといいでしょう。
ただ、ネガティブ思考をいきなりポジティブ思考に変えるのは難しいので、少しづつ変えていくことが改善のコツです。
毎日5つのネガティブな言葉を使ってしまうのであれば、最初は5つのうちの1つをポジティブな言葉に変えて、段階的に変えることを意識しましょう。
さらに詳しく、ネガティブな言葉をポジティブな言葉に変えるときのポイントを解説します。
ポイント:毎日声に出す

ポジティブな言葉は、ただ書くだけでも気持ちに変化をもたらします。
ですが、毎日声に出して言うことで、脳はその言葉をより強くポジティブに記憶しやすくなりますよ。
声に出す行為が、思考や感情の方向づけに影響するためです。
さらに、「私なら上手くいく」でも効果がありますが、「あなたなら上手くいく」と言うほうが、周囲の人から声をかけられたときのような気持ちになってモチベーションが上がりやすくなりますよ。
自分自身を励ます言葉を、毎日声に出すという習慣に取り入れ、ポジティブな思考を身につけていきましょう。
ポイント:言い切るクセをつける
言い切るクセを身につけることも、ネガティブな言葉をポジティブに変えるポイントです。
願望ではなく、その願いが実現するという前提で言葉を選ぶことで、脳は現実との一致を図ろうと反応するようになります。
たとえば「上手くいくといいな」や「上手くいきますように」とつぶやくより、「必ず上手くいく」と言い切ったほうが、行動に意欲が湧きやすくなるでしょう。
ポジティブな言葉を使い続けると、自然と思考も前向きになり、迷いなく動けるようになりますよ。
意識的に言い切る言葉を使うことで、自分に備わる可能性を引き出してみましょう。
ポイント:周りの人を褒めてみる

周囲の人を積極的に褒めることも、自分の思考をポジティブに整える助けになりますよ。
他人へのポジティブな言葉も、自分への言葉として処理されるとされているからです。
また、「すごいですね」「丁寧ですね」などと褒め言葉をかける人には、人が集まりやすくなり、広い人間関係が自然と築かれやすくなります。
そうしたつながりが、仕事で行き詰まったときにヒントや手助けをもたらし、結果として前向きに行動できる機会を増やしてくれるのです。
ステップ③上手くいく根拠をつくる
口癖を改善したら、次は「上手くいく」と自分で納得できる根拠をつくっていきましょう。
根拠のある自信が持てれば、「上手くいく」という未来がより鮮明にイメージできるようになってきますよ。
たとえば経験がないことが「上手くいく」と言い聞かせられない原因の場合、経験値を増やすことで根拠をつくれるでしょう。
自分のスキルや能力に不安があるなら、資格をとるのも、根拠をつくる方法のひとつですね。
根拠に基づいた自信が「上手くいく」という言い聞かせにつながっていきます。

ステップ④言い聞かせの準備完了
言い聞かせができない原因を整理し、口癖の改善と自分が納得できる根拠をつくれたなら、いよいよ「上手くいく」と自分に言い聞かせて行動を始める段階です。
言い聞かせとは、気持ちをねじ伏せることではなく、自分の中にある選択肢のなかからポジティブな方向を選び取る意識のことです。
たとえネガティブな感情が湧いてきたとしても、「上手くいく」とポジティブな言葉を選べる状態に整っていることが大切です。
準備を重ねてきたなら、自分の選んだ言葉を信じ、前に進む力に変えていきましょう。
人生や状況が変わる!上手くいくと自分に言い聞かせる効果とは?

「上手くいく」と自分に言い聞かせることには、人生や状況を好転させる効果があります。
「上手くいく」と自分に言い聞かせるのは自己暗示の一種です。
ポジティブな言葉を自分に言い続けることで、自分に自信が持てるようになり、チャレンジ精神が生まれやすくなります。
さらに、プレッシャーや緊張に押し潰されず、自分が本来持っているパフォーマンスや、それ以上の力を発揮できる可能性があるのです。
ポジティブな言葉を選び続ける習慣が、行動を変え、やがて人生全体を前向きに導いてくれるはずですよ。

まとめ
この記事では、上手くいくと自分に言い聞かせる方法について解説してきました。
紹介してきたことを、短くまとめます。
- ネガティブであれポジティブであれ、人は使う言葉の影響を強く受けやすい
- 結果を出す人は、先に受けた刺激がその後の思考や行動に影響を与えるプライミング効果を無意識に受けている
- 他人から褒められたら素直に受け入れることは、自分に言い聞かせる力を育てるために重要
- 「上手くいく」という前向きな言葉で言い切るクセをつける
「上手くいく」と自分に言い聞かせることで、思考と行動が前向きに変化し、結果として現実も動き始めます。
まずは小さな一歩から、日常の中でポジティブな言葉を意識してみてください。状況はきっと好転していきますよ。