運営者プロフィール

矢嶋 美由希

株式会社Re Prism 代表取締役

累計1万人以上を指導してきた「強み覚醒」専門の心理コンサルタント。「才能を持ち腐れしている原石を見つけて、人生のブレイクスルーを経験させる」をコンセプトに活動しています。著書「ふだん使いのマインドマップ」etc

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気負いすぎてしまう人必見!真面目すぎる性格を和らげる5つの方法

  • 真面目すぎて疲れるのはなぜ?
  • 「真面目すぎ!」と言われる、どういう意味?
  • 気負いすぎることをやめたい!

責任感が強く、何事にも一生懸命取り組む姿勢は素晴らしい長所ですよね。

ですが「真面目すぎる」と言われて、馬鹿にされたようなモヤモヤした気持ちが残った経験はありませんか。

気負いすぎる性格が原因で疲れを感じたり、周囲から浮いているように感じ、悩んでいる方も多いでしょう。

そこで、この記事では、真面目すぎる性格を和らげるための方法を紹介します。

真面目な性格を持つ方の多くは、適度に力を抜くことを覚えることで、より自然体で周囲と関わることができたり、仕事が楽になったりするケースがありますよ。

気負いすぎる傾向を少しずつ緩和し、「周囲と馴染んでいないのでは?」という不安を手放しながら、もっと楽な気持ちで毎日を過ごすために活用してくださいね。

目次

「真面目すぎる」と言われる人の特徴とは?

「真面目すぎる」と言われる人には、以下などの共通する特徴があります。

  • 責任感が強い
  • 完璧主義
  • 他人の目を過剰に気にする
  • 自己主張が控えめ
  • ルールを重視しすぎる

何事にも手を抜かず、決められたルールや約束を大切にする誠実な人ほど、周囲から真面目すぎると言われやすい傾向にあります。

真面目すぎる性格の人は、すべてを一人で抱え込みがちで、仕事や人間関係で消極的になったり、周囲との距離を感じるなど、生きづらさを抱えてしまうケースも多くみられますよ。

責任感の強さや完璧を求める気持ちは素晴らしい長所ですが、度が過ぎると本人にとって負担となってしまう可能性があるので注意しましょう。

真面目な性格を活かしながらも、適度に力を抜くバランス感覚を身につけることが、より充実した日々を送るために重要です。

「居場所がない」と職場での孤立感に悩んでいるならこちらの記事をご覧ください。

真面目すぎる性格を和らげる5つの改善方法

真面目すぎる性格を和らげるには、日常の行動や考え方を少しずつ調整していくことが重要です。

ここでは、完璧を求めすぎて疲れてしまったり、周囲との関係に悩んだりしている方にとって、無理のない範囲で実践できる改善方法を紹介しますね。

自分に合う方法を見つけて、真面目な性格を活かしながら毎日を過ごせるようになりましょう。

方法①優先順位を見直して負担を減らす

真面目すぎる性格を和らげる1つめの方法は、優先順位を見直して、日々の業務や課題の負担を減らすことです。

真面目な人の多くが陥りがちなのは、大小問わずすべての仕事を同じレベルで取り組もうとする傾向です。

緊急度と重要度を考慮してタスクを整理し、本当に集中すべき業務を見つけることで、限られた時間とエネルギーをより有効に使えるようになります。

たとえば、会議資料は丁寧に作成し、日常的な報告書は要点を簡潔にまとめるといった使い分けが、残業時間の削減やストレス軽減につながるでしょう。

やるべきことの取捨選択を行うことで、慌てるシーンも減らせるので、心への負担も軽くなります。

タスクの優先度を冷静に判断し、メリハリをつけた働き方を身につけることで、真面目さを保ちながらも無理のないペースで行動できるようになるでしょう。

方法②「80点主義」を取り入れる

「80点主義」を取り入れることも、真面目すぎる性格を和らげる効果的な方法になります。

「80点主義」とは、100点(完璧)を目指すのではなく80点で満足する考え方のことです。

常に100点を目指すと疲労や挫折感につながるので、「80点で十分」と考えることで、心の余裕が生まれストレスを減らしやすくなります。

多くの場面において、80点の成果でも十分に価値があるケースが多いです。

残りの20点を埋めるために費やす時間や労力を、他の重要なことに向けることで、全体的なパフォーマンスが向上する場合も多くあります。

「80点主義」を実践することで、完璧でなくても十分に価値のある仕事ができることを実感すれば、プレッシャーから解放され、より柔軟な働き方につながるはずです。

方法③他人に頼る勇気を持つ

真面目すぎる人ほど「自分でやらなければ」という思いが強く、一人ですべてを抱え込んでしまいがちです。

なので他人に頼る勇気を持つことも、真面目すぎる性格を和らげるのに役立つ方法ですよ。

周囲の同僚や上司にサポートを求めることで、業務の負担を分散し、より効率的に、そして「一人じゃない」という安心感をもって仕事に取り組むことができます。

チームで働く環境では、適切に協力を求めることも重要なスキルですよね。

多くの職場では、お互いに助け合うことが当たり前の文化として根付いています。

頼られた側も、自分の知識や経験を活かせる機会として前向きに捉えてくれることが多いのです。

「自分は真面目すぎる性格なのかも」と悩んだときこそ、一人で抱え込まず、適度に周囲の力を借りてみましょう。

人に頼るのは苦手、上手な頼み方はあるの?と悩んでいるならこちらの記事を参考にしてください。

方法④受け流し方を身につける

冗談や否定的な言葉をすべて真に受けず、適度に受け流すスキルを身につけることも、気負いすぎることからくるストレスを和らげる方法です。

真面目な性格の人ほど、相手の言葉を深刻に捉えすぎて、必要以上にストレスを抱え込んでしまう傾向があります。

職場での軽い冗談や、建設的ではない批判に対して、毎回真剣に向き合っていては心が疲れてしまうでしょう。

すべての言葉に重きを置く必要はなく、時には「そういう考え方もあるんだな」程度にスルーすることが大切ですよ。

相手の言葉に一喜一憂せず、気負いすぎないコミュニケーションを心がけましょう。

いちいち気にしてしまうことで悩んでいるなら、こちらの記事をご覧ください。

方法⑤周囲との距離感を上手にとる

周囲との適度な距離感を保つことも、真面目すぎる性格を和らげるために効果的な方法です。

真面目な人ほど相手の気持ちを優先し、自分を後回しにしてしまいがちですが、これが続くと精神的に疲れてしまいます。

人間関係において、常に100%の気遣いを求められるわけではありません。

相手を思いやる気持ちは大切にしながらも、自分の時間や感情を尊重することで無理のない関係を続けることができるでしょう。

たとえば、職場の飲み会に毎回参加する必要はなく、時には丁寧に断ることも必要です。

周囲との距離感を意識すれば、相手との関係がギクシャクすることなく、むしろお互いにとって心地よい関係を築けるようになりますよ。

真面目すぎる性格を改善することで得られる3つのメリット

真面目すぎることで、ストレスが溜まったり孤立感を感じやすくなるといったデメリットを感じている人も多いですよね。

真面目すぎる性格を改善することで、仕事や人間関係においてさまざまなメリットを得ることができます。

真面目さを活かし、職場や日常生活での強みにすることも可能です。

ここでは、真面目すぎることの改善によって実感できる具体的な変化をチェックしていきしょう。

メリット①対人関係のストレスが減る

真面目すぎる性格を改善することで、職場やプライベートでの対人関係のストレスが軽減されます。

他人に過剰に合わせたり自分の気持ちを抑え込む必要が減るため、人との関わりがより自然で楽なものになるからです。

真面目な人ほど相手の期待に応えようと無理をしがちですが、常に周囲の顔色を伺うことは精神的な負担が大きくなります。

気負うことを少しやめるだけでも、相手からの評価を過度に気にすることなく、より自然体で接することができるようになります。

メリット②仕事の効率やパフォーマンスが向上する

真面目すぎる性格を改善することで、仕事の効率やパフォーマンスが向上します。

完璧主義や過剰な気配りが和らぎ、細部にこだわりすぎて時間がかかったり、重要な業務に集中できなくなったりすることが減るためです。

適度に力を抜くことを覚えると、本当に重要な業務に時間とエネルギーを集中できるようになります。

真面目すぎる性格を適度に調整することで、着実に成果を積み重ね、効率よく結果を出せるようになるでしょう。

メリット③自己肯定感が高まり心の余裕が生まれる

自分を責めすぎず失敗を受け入れられるようになることで、自己肯定感が高まり、心に余裕を持って日常を過ごせるようになります。

真面目すぎる人は完璧を求めるあまり、小さなミスでも自分を厳しく責めてしまい、常に緊張状態が続いてしまいがちだからです。

ですが、失敗を成長の機会として捉えられるなら、自分に対する評価が厳しすぎなくなることで、ストレスが減り、物事に対してより冷静に判断できるでしょう。

心理学の研究でも、自己受容が高い人ほどストレス耐性が強く、周囲との関係も良好に保てることが分かっています。

営業担当をしているなら、「完璧でなくても伝わればよい」と考え方を変えることで、自然体で話せるようになり、顧客からの信頼も得やすくなるケースもあります。

心に余裕が生まれることで、周囲に対しても安心感や安定感を与えられるようになり、より良いコミュニケーションを築けるようになりますよ。

まとめ

この記事では、気負いすぎてしまう人に向けて、真面目すぎる性格を和らげる方法を解説しました。

今回のポイントをまとめます。

  • 真面目すぎる性格を和らげるためには優先順位を見直して負担を減らすことを考えてみる
  • 「80点主義」を取り入れ、80点で十分と考えることで、心の余裕が生まれスやすくなる
  • 真面目すぎる性格を改善すると、対人関係のストレスが減るというメリットがある
  • 気負うことをやめると、仕事の効率やパフォーマンスが向上する

真面目すぎる性格を少しずつ和らげることで、なんとなく感じていた周囲との気まずさを避け、自然体で毎日を心地よく過ごせるようになります。

気負いすぎて疲れてしまった日々から解放され、人間関係も仕事も今より楽に取り組めるでしょう。

自分らしさを大切にしながら、できることを一つずつ実践してみてください。

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