【環境を変えたい人必見】変えられる環境と具体的な方法を徹底解説
- 環境を変える具体的な方法が知りたい!
- 環境を変えるのと習慣を変えるのはなにが違うの?
- 環境を変えたいけれど怖いと思うときの対処法はある?
なんらかの理由で現状に満足できず、環境を変えたい人は多くいます。
しかし強く決意をしても、モチベーションが続かなかったり、心のどこかでは変えるのが少し怖いと感じる人もいるでしょう。
実は、環境を変えることはそんなに難しくありません。
そして、怖いと感じる心理も決してあなたが「弱い」からではありません。
本記事では、環境を変えることについて、さまざまな観点から解説しています。
今までは「変えたい」と願うばかりでなかなか変えられなかった環境を、本当に変えるための方法をみていきましょう。
環境を変えることは逃げじゃない!自分らしく生きるための手段
環境を変えたいと思うのは、環境が自分に合っていないだけで、逃げではありません。
環境を変え、結果として元の状態に戻ったとしても、それは環境を変えたからこそ気づいたことです。
他人からの「別の環境に行っても変わらないよ」というアドバイスが、正しかったのではありません。
外を見渡せば、自分らしくいられる場所やコミュニティは存在します。
あなたの自分を生きるのは他人ではなく、あなた自身ですよね。
人からいわれたことを気にするのではなく、自分の気持ちを大切に行動をしましょう。
変えられる環境は「今、自分がいる場所」だけ
goo辞書で環境を調べると、「まわりを取り巻く周囲の状態や世界や、相互に関係し合って直接・間接に影響を与える外界」とでてきます。(※1)
広義的には自然も含まれますが、本記事の環境とは自分の周りにある下記の4つと考えます。
- 住む場所
- 働く場所
- 人間関係
- 持ち物
これらはすべて、変えようと思えば自分で変えられるものですよね。
反対に他人の環境、友だちの住んでいる場所や先輩の人間関係などは変えようと思っても変えられません。
環境を変えたいと考えたときは、自分の居場所と人付き合い、手にする物を変えるということになります。
(※1)goo辞書『環境(かんきょう) とは? 意味・読み方・使い方』
【簡単】環境を変える具体的な方法
環境を変えること自体は、とてもシンプルな行動で実現できます。
具体的には、手放してリセットすれば達成できます。
- 住む場所を変えるなら引っ越しをする
- 働く場所を変えるなら転職をする
- 人間関係を変えるなら苦手な人とは距離を置く
- 持ち物を変えるなら捨てる
人間関係においては、尊敬できる人を見つけたり、趣味や価値観の合う人と付き合うのもひとつの方法ですね。
持ち物は捨てるだけではなく、「いつでも買えるから」と購入を先延ばしにしていたモノを今すぐ買うのもよいでしょう。
環境を変えるのは、そう難しくないと感じたのではないでしょうか。
環境を変えたいのになかなか変えられない理由
環境を変えるのは手放してリセットするだけなので簡単ですが、実際に誰もがすぐに行動に移せるかといったら、そうではありません。
なぜなら、お金や時間、状況の整理などが必要だからです。
引っ越しをするには新しく住む家の契約料や前家賃などの諸費用の用意が必要ですよね。
新居の家賃6万円と仮定すると、一般的にかかる諸経費は30万円ほどになり、貯金が0円では引っ越ししたくても引っ越しできません。
転職をしたくても、長期で担当している仕事があれば、終わるまでは辞めにくいと感じるのではないでしょうか。
このように、環境を変えるために行動をしようと思っても、制限がかかって行動に移せない人は多くいます。
特に制限がない場合でも、人間は「現状維持バイアス(現状を変えることで起こり得る未来のリスクを避ける心理状態)」が働きやすく、やれる状況にも関わらずやらない(やれない)理由を探すことがよくあります。
制限があることや、現状維持バイアスによって変化を望まない心理状態が、環境を変えたくても変えられない理由です。
変えるべきは「環境」か「習慣」か?
制限がある人や、現状維持バイアスによって変化の受け入れに時間が必要な人は、いきなり環境を変えるのではなく、まずは習慣を変える意識をしてみましょう。
習慣が変われば、少しずつ環境も変わります。
もちろん、制限がない人や、現状維持バイアスに流されず、環境を変えたいと強く思っているのであれば環境を先に変えて構いません。
大事なのは、どちらかの行動を起こすことで、最終的には環境と習慣の両方を変えられるという点です。
ただし、変化のしかたは何を先に変えるかによって変わります。
それぞれを詳しく見てみましょう。
環境を変えることで変わる習慣とは?
アメリカ・ハーバード大学の研究「機会均等プロジェクト」によると、人は住んでいる州によって経済的なステータスをどれだけ改善できるか変わるという結果が出ました。
簡潔に説明すると、貧しい州に住んでいる人ほど貧しい暮らしからの脱却が難しく、反対に豊かな州に住んでいる人は裕福であり、住む場所が人の価値観や習慣に変化を与えることがわかったのです。
同じ県内でも市によって、雰囲気は違いますよね。そのため、引っ越しによって住む環境が変わると、それまでなにげなく行っていた習慣も変わります。
今までは部屋着のままコンビニで買い物していた人が、きちんとした身なりをしている人が多く厳選された食材が並ぶスーパーのある町に引っ越ししたとしたら、服装に気を配り産地などを気にして食材を選ぶようになります。
自分の周りの環境に良くも悪くも、習慣は影響を受けるのです。
習慣を変えることで変わる環境とは?
引っ越しや転職などで、環境に劇的な変化をもたらさなくても、人は習慣を変えるだけでも生き方や価値観を変えていけます。
たとえば、いつもは電車で通勤していた人が、自転車での通勤に変えたとしましょう。
体力が必要になり、筋トレやウォーキングといった新しい趣味が生まれるかもしれません。
朝早起きするようになって時間の余裕ができ、取得した資格を生かした転職を検討するようになる可能性もあります。
趣味で始めた筋トレやウォーキングが、転職や起業に役立つこともあるでしょう。
習慣やルーティーンを変えるのは、環境を変えるほど難しく感じないため、誰もが始めやすい行動です。
小さな行動の積み重ねが、やがて大きな波のうねりとなり、環境を変えるきっかけにつながっていきます。
環境を変えたいならコレ!環境を変える3つの習慣
環境を変えるために習慣から変えてみようと思っても、具体的になにを変えたらよいのかよくわからない人も多いでしょう。
環境を変えるために始めたい習慣は、次の3つがあります。
それぞれを詳しく見てみましょう。
習慣①新しいことを始める
環境を変える習慣を身に着けるには、新しいことを始めるのが手っ取り早い方法です。
趣味やスポーツ、勉強など興味があることを始めてみると、それまでは出会っていなかった人とコミュニケーションができるので、刺激を受けて価値観が変えられます。
なりたい自分を設定して、理想の誰かを真似するのも、新しく始められることのひとつです。
憧れの対象や尊敬する人が身近にいると、どうしたらその人のようになれるか考えるようになり、考え方や行動が変わっていきます。
プラスの影響を受けることで、自然とこれまでの思考や人間関係を手放し、リセットできるでしょう。
理想の自分については、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
習慣②デジタルデトックスする
環境を変えたいと考えたときは、常に身近にあるスマホやパソコンから、一時的に離れてみましょう。
SNSやネットニュースは、手軽に多くの情報を得られるメリットがありますが、一方で自分の頭で考えたり、頭のなかを整理する時間を失っていることになります。
情報を必要としないタイミングでも、ついスマホを手にして見てしまう人は多く、無駄に時間を消費してしまう原因にもなっていますよ。
アメリカの大学の心理学者は、ソーシャルメディアやスマホの利用時間が長い人ほど、幸福感を損ないやすいという研究結果を公表しました。
現代は、年齢を問わず多くの人がSNSを行っています。
他人の投稿と自分を比較して落ち込んだり、妬みの感情を持ってしまったことは、誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。
SNSやネットニュースと向き合う時間を減らすと、時間や気持ちに余裕が生まれます。
新しいことを始めるだけではなく、これまでの習慣をやめても、環境を変えるきっかけをつかめます。
他人と自分を比べることに落ち込んでしまう人は、ぜひこちらの記事もチェックしてください。
習慣③断捨離をする
不用品を処分すると、部屋を広く使えるようになる以上に、心理的にさまざまな変化をもたらします。
視界が物に溢れていると、探しものを探すのに時間がかかったり、掃除のときに邪魔になるのもストレスになりますよね。
脳が影響を受けて疲れやすくなり、ストレスが溜まってしまいます。
物が少ない部屋は探したいものはすぐに見つかり、掃除も手早く終わります。
余った時間を好きなことに充てられ、散らかっている部屋でストレスを抱えることもありません。
断捨離は、物が必要であるかどうかを判断・決断する力も養えます。
必要以上に物を持たない習慣を身に着けることで、自分にとって大切なものが見えやすくなり、自分がどう生きたいのかがわかりやすくなりますよ。
環境を変えるタイミングはいつ?
環境を変えるタイミングは、変えたいと思った「今」です。
機が熟すのを待つのではなく、変えたいと思った瞬間から行動を始めましょう。
なぜなら現状に満足していて、自身の成長を実感できていたり、人間関係が上手くいっているときに「環境を変えたい」とは思わないからです。
一度「環境を変えたい」という思いが芽生えたとしたら、時間の経過によってその思いが消え去ることは稀で、同じ悩みや同じ問題に直面するたびに「環境を変えたい」と強く思うようになります。
そのため、思い立ったが吉日と行動に移してみましょう。
ここまでお伝えしたように、いきなり環境を変えるのではなく、まずは習慣から変えてみても構いません。
最初の一歩目は小さくても、目標やゴールに向かって行動を止めないことが大事です。
環境を変えるのが怖いと感じたときの対処法
環境を変えても必ず成功するとは限りません。
失敗をして今の状況よりも悪くなるケースも考えられるので、環境を変えることに恐怖心や不安を持つのは当たり前です。
しかし、それではいつまで経っても、なにも変えられません。
環境を変えるのが怖いと思ったときは、感情に支配されるのではなく、環境を変えたいと思った理由に立ち返ってみてください。
怖いと思うのは現状維持バイアスが原因だと認知し、「本当に現状維持が正解なのか」冷静に考えてみましょう。
そして、環境を変えられたら、自分が得られるメリットを思い浮かべてみましょう。
引っ越してみたい町を散策したり、スーパーに立ち寄って住んでいる人を観察してみてもいいですね。
転職サイトで、興味のある仕事を見つけたら、働いている人のインタビューやブログなどを探して読んでみるのもおすすめです。
実際に引っ越しや転職をしなくても、もし引っ越したら・・転職したら・・と具体的なイメージを持つことで、漠然とした不安が解消されます。
お金に余裕がなくても環境は変えられるのか?
お金に余裕がなくても、環境を変える方法はあります。
引っ越しができない場合は、旅行に出かけてみましょう。旅行も難しいのであれば、仕事終わりに近場のホテルに一泊でも構いません。
それも厳しければ、歩いて町を散策してみてください。
なにかしら、知らなかったことや興味のわくことに出会えるでしょう。
お金がないからといって、環境を変えるのを諦める必要はありません。
できないことばかりに囚われず、現状でもできることに目を向けてみてください。
まとめ
この記事では、環境を変えたい人に向けて、環境を変える方法や変えたいけれど躊躇してしまう心理とその対処法をご紹介しました。
最後に、これまでの内容を簡単にまとめます。
- 自分が変えられる環境は住む場所と働く場所、人間関係、持ち物の4つ
- 環境を変えること自体は簡単
- 環境を変えるにはお金に余裕が必要で、制限があって変えられない人もいる
- 大きく環境を変えなくても、習慣を変えればおのずと環境も変わる
- 環境を変えるための習慣として新しいことを始めたり、SNSを見ない時間を作ったり、断捨離をするのがおすすめ
環境を変えたい人は、今よりも成長したい、落ち込みやすい自分の性格を変えたい、人生を前向きに生きたいなど目標を持っている人です。
環境を変えるのは、そのゴールに向かうための一歩となりますが、いきなり環境を変えるのが怖いのであれば、まずは習慣から変えてみましょう。
「環境を変えたい」とただ思うのではなく、どんなに小さくてもいいので行動を起こすことが大切です。