努力しても結果がでない人の特徴とは?結果を出せる人になるための3つのポイント
- 努力しても結果が出ないのは頑張りが足りないから?
- 努力しても結果が出ない人に特徴はある?
- 結果を出せる努力の仕方について知りたい!
努力しても思うような結果が出ない原因は努力が足りないからだと思って、もっと頑張ってもやっぱり結果が出ずに自信を失ってしまう、このような負のループに陥ってしまっている人は多いですよね。
自分はこんなに努力しても結果が出ないのに、軽々と結果を出している人を見ると、「努力は報われる」「努力は人を裏切らない」といった言葉が嘘のように感じてしまうでしょう。
しかし、結果を出すには努力が必要です。
結果を出せるか否かのポイントは、正しい努力の方向性や方法を知って、行動できているかどうかにあります。
それでは、結果を出すにはどのように努力をすればよいのでしょうか。
本記事では、努力しても結果が出ない人の特徴や、努力して結果を出せる人になるためのポイントを解説しています。
自分では一生懸命頑張っているのに、思うような結果が出ずに行き詰っているという人は、本記事を最後まで読んで、結果が出る努力ができる人になりましょう。
努力しても結果が出ない人の5つの特徴
努力しても結果が出ないと悩んでいる人は、努力をしている「つもり」になっていることが多いです。
苦手なことや嫌なことを我慢して頑張っているのに、それが努力している「つもり」といわれて心外に思うかもしれません。
では、努力の本当の意味をはき違えているとしたらどうでしょうか。
いくら努力しても、その努力は泡へと消えてしまいますよね。
ここでは、努力しても結果が出ない人の特徴をみていきましょう。
自分と照らし合わせながら読み進め、努力しても結果が出ない人に当てはまっていないか確認してみてくださいね。
特徴①明確なビジョンを持っていない
努力しても結果が出ない人は、目標や夢がはっきりと定まっていない状態で、努力をしています。
ただなんとなく頑張っていても、それは実になる努力とはいえません。
また、そもそも努力とは、自分の嫌なことや苦手なことをすることでもありません。
厳しい言い方をすれば、これらは単に努力しているように見えるだけです。
行き当たりばったりで取り組んで出た結果は、努力が成したものではなく、単に幸運だっただけでしょう。
目標や夢が明確ではない状況では、目標や夢を達成するための課題が見えていないので、具体的にどのように努力すればよいのかもわかっていません。
努力しても結果が出ない人は、そもそも「努力をして得たい結果」がわかっていない傾向があります。
明確なビジョンがない、理想がないと悩んでいる人は、こちらの記事もぜひチェックしてください。
特徴②柔軟性がない
結果を出すまで、ひとつのやり方をずっと続けてしまうことも、努力しても結果が出ない人の特徴です。
ずっと努力してきたことや、一生懸命続けてきたことが結果に繋がってほしいと誰でも思うものですよね。
そして、自分はここまで努力してきたという気持ちが大きくなるほど、思うような結果が出なくても簡単にはやり方を変えられなくなってしまいます。
こうしたときは、「ここまで頑張ったのにもったいない」「今までの努力を無駄だと思いたくない」といった感情はいったん置いておき、自分にとってどうすることが得になるのかを考えてみましょう。
結果が出ないやり方に固執するのではく、結果が出るやり方へを選べる柔軟性を持つことが、努力しても結果が出ない人を抜け出すには必要です。
柔軟性を鍛えたいなら、発想の転換のトレーニングがおすすめです。
発想の転換の意味やトレーニングの仕方については、こちらの記事を参考にしてください。
特徴③継続させるための工夫がない
努力して結果が出せる人や夢を叶えられた人は、目標達成まで努力を続けられた人です。
言い換えると、多くの人は夢が叶うまで努力を続けずに、途中で諦めてしまいます。
一時的な努力、短距離走的な努力は誰でもできますが、中長距離走的な努力を続けられるのは一握りの人しかいません。
ひとつのやり方で結果が出ずに、そこで諦めてしまうのが短距離走型の努力です。
これは特徴②にも関連していますが、努力しても結果が出ない人の多くが、短距離走型の努力をしています。
いきなり全力でダッシュすればすぐに息切れしてしまいますが、5㎞地点と40㎞地点、坂道と平坦な道では走り方を変えるように、状況に合ったやり方に変えていければゴールが見えてくるはずです。
結果を出せる人は、ひとつのやり方で結果が出なければ、次々とやり方を変えていくといった中長距離走的な努力をしていますよ。
継続してやり抜くための工夫をしないと、努力が続かず、結果が出せない人になってしまうのです。
特徴④完璧主義
完璧主義な人は、一見すると努力が結果に出やすいように思えますよね。
しかし実際は、細かいところまで完璧にこなそうと思うあまりに、しなくてもいい努力まで行ってしまうので、時間や労力が足りなくなって思うような結果が得られなくなります。
また、準備段階から完璧を求めるので、目の前のチャンスを逃しやすくなってしまうでしょう。
完璧主義者はちょっとしたミスが許せず、ストレスになってしまいます。
そして、ミスをした自分に対して自己否定や自己嫌悪が強くなるので、メンタルが不安定になりやすく、努力を続ける心身の健全が保たれなくなります。
少し力を抜きたい人は、ぜひこちらの記事もあわせてご覧ください。
特徴⑤インプットばかりに力を注いでいる
情報や知識を得ても、実践や行動を通じて体感、経験をしなければ自分のスキルとして身につきません。
インプットは学習や準備の段階であり、それが直接結果にはつながりませんが、アウトプットによって深い理解や体系的な知識となり、結果に出やすくなります。
インプットばかりでアウトプットをしないと、頭でっかちな人になり、理屈でしか物事をはかれないため周囲からの信頼も失ってしまいます。
行動力を磨きたい人は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
結果を出せる人になるための3つのポイント
これまでの自分は努力しても結果が出ない人だったと気づくことができれば、ここから先は結果を出せる人に変われる可能性があります。
それでは、結果を出せる人になるには、具体的にどうしたらよいのでしょうか。
ここでは、結果を出せる人になるための3つのポイントを解説します。
ポイント①「目的」と「目標」を混同しない
目的と目標は「目指す部分」という意味で、似たような感覚で使われることが多いですが、両者には明確な違いがあります。
目的とは最終的に到達したいことであり、一方の目標は目的を叶えるための指標になります。
目的と目標を混同してしまうと、目標を達成しても目的には届いていないので、自分が思うような結果は得られていないと感じてしまうでしょう。
また、目的が曖昧だと、目標が達成されても思っていたような結果が得られなかったと感じるケースもあります。
たとえば、「ダイエット」をするのが目的なら、「毎日1時間運動する」「食事は腹八分目」が目標になり、目標が達成できれば目的も叶えられるでしょう。
しかし、同じ「ダイエット」でも「着たい服を着るためのダイエット」が目的なら、ただ体重を落としても目的の達成にはなりません。
「着たい服を着るためのダイエット」と目的を明確にできれば、そのために「露出する腕や足が綺麗に見えるような運動をしよう」「洋服に合うメイクやヘアースタイルを勉強しよう」など目標もより明確になります。
ポイント②必要以上に悩まない・落ち込まない
「自分はこんなに頑張ったのに結果が出ない」と悩むこと自体は、悪いことではありません。
問題なのは「なんで結果が出ないんだ」といつまでも悩んでいるだけで、次の行動を見失ってしまったり、行動すること自体をやめてしまったりすることです。
極論になってしまいますが、やれることはやったのだから、後は自分ではどうしようもできない結果について、あれこれ悩む時間がもったいないですよね。
次はどの方法で挑むかを考えるほうが、時間を有効に活用できます。
失敗をして失敗の原因をつぶしていけば、いつかは成功するやり方を見つけられます。
「なんで結果が出ないんだ」と落ち込み続けるより、「どうやったら結果が出せるのか」を考え、実行する努力をしたほうが、ゴール(結果)に近づけますよ。
それでも挑戦することが怖いと感じてしまう人は、ぜひこちらの記事もあわせてご覧ください。
ポイント③行動を習慣化させる
結果を出している人にどんな努力をしているか尋ねると、なかには「自分は努力をしていない」と答える人がいます。
努力せずに結果を出すのはよほどの強運か、並外れた才能やセンスの持ち主と思ってしまいますよね。
しかし、実際には人は結果を出すために必ず努力をしています。
ただし、その努力を努力とは思わず、目標や夢を叶えるための行動と考え、習慣化している人は多いです。
たとえば、虫歯や口臭を予防するために人は毎日歯を磨きますよね。
これを虫歯予防のための努力だと思ってしまうと、朝晩の歯磨きを努力に感じてしまいますが、歯磨きは習慣化している人がほとんどで、とりわけ努力と感じていないのではないでしょうか。
目標や夢を叶えるための努力も、同じことがいえます。
行動(努力)が習慣化することで、「こんなに努力しているのに結果が出ない」と自分を追い詰めることなく、結果を出せる人になるでしょう。
結果を出す努力の仕方を3ステップで解説
いくら努力をしても結果が出ないと、モチベーションの維持が難しくなり、生産性が下がり、競争力も低下します。
結果が出ない努力は、単に目標や夢に近づけないだけではありません。
自己否定や自己嫌悪が強くなり、何をやってもだめな人間なんだと自分を追い詰め、生活や仕事などにもマイナスの影響を与えて生きるためのバランスを崩すリスクもあるでしょう。
そのため、結果を出すための正しい努力のやり方を知ることは、目標や夢を叶えやすくするためだけではなく、健全に生きる上でも大切です。
ここでは、結果を出す努力の仕方を3ステップで解説していきます。
ステップ①自分の棚卸しをして方向性を明確にする
最初に自分と向き合い、持っている強みや資源を生かして、どこに向かうのか何を目指すのかを明確にしましょう。
無駄な努力をしたり、努力しても結果が出ないという負の感情に揺さぶられたりするのを防ぐためです。
生まれ持って、努力が得意な人はいません。
それでも努力ができる人は、自分が努力を続けられるような環境を整えることに、まずは意識を向けています。
人はそれぞれ得手不得手が違いますよね。
そしてその違いは生い立ちや過去、現在の考え方や価値観などが大いに関係しています。
自分の弱みや強み、能力や資源などを把握しないまま、やみくもに努力を始めても継続は難しいですし、大きな壁にぶつかりやすくなります。
自分を深く理解し、向かう先がはっきりとしていれば、迷うことなく、効率的に行動ができますよ。
何を持って結果が出たと判断するかも、わかりやすくなります。
「このまま努力を続けてもいいのだろうか」「努力しても結果につながらなかったらどうしよう」といった漠然な不安を抱えるリスクを減らせるでしょう。
自分の棚卸で個性を見直す際は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
ステップ②現時点からゴールへ行くための手段を考える
どこを目指すかが決まれば、次はゴールに向かってどのように進むべきかを考えます。
このとき自分の棚卸しが済んでいれば、自分がとりそうな行動と、その行動が本当に効率的であるかを客観視できるようになります。
たとえば、自分は人に頼るのが苦手な性格だと把握できていたとしましょう。
これからあなたがやろうと思っていることは、今まで経験がない分野ですが、知人にはその分野に詳しい人がいたとします。
自分の棚卸しができていないと、人に頼るのが苦手な自分を把握できていないため、知らない分野にも関わらず自分で得た知識や情報のみで勝負しようとしてしまいます。
しかし、自分の棚卸しができていれば、そこが弱点だと気づけるので周囲を頼って知識や情報を得るほうが得策だと考えられるでしょう。
自然と無駄な方法、現実的ではない手段は選ばなくなり、目標や夢を叶えるための最適の努力ができるようになります。
ステップ③行動と分析を繰り返す
目標や夢を達成するための道筋ができれば、最後は行動へと移しましょう。
このとき、行動して終わりではなく、行動についての分析を必ず行います。
そして、1度失敗しても、何度も諦めずに挑戦することが大事です。
成功からは「こうすれば成功する」方法を1つしか学べませんが、失敗は何度も挑戦することで「こうすれば失敗する」方法をいくつも学べますよね。
「こうすれば失敗する」を積み重ねていけば、歩みはゆっくりでも着実に「成功」へと近づけます。
また、ステップ②までは、いってしまえば頭の中で考えているに過ぎません。
実際に行動したら見えてくるものがあり、必ずしもこれまでの経験や価値観で考えた手段が正解とは限らないとわかるでしょう。
つまり、ただ考えるだけではなく行動によって新しい経験をすると、そこから過去の自分の思い込みに気づき、脱却できるのです。
行動する前の自分には思いつかなかった手段やアイデアが浮かぶようになり、より柔軟に最適な方法を選べるようになります。
結果が出ないのであれば、これまでのやり方を見直したり、別のやり方を試行錯誤することが目標や夢を実現するための正しい努力になります。
結果が出なくて苦しいときは「努力の捉え方」を変えよう!
ここまでお伝えした正しい努力の仕方を実践しても、目の前の目標や夢がすぐに叶えられるようになるとは限りません。
しかし、努力の経験や、結果が出なかったことから得たスキルや知識が、将来的な成功につながる可能性はあります。
できる限りのことをやってみたけれど思うような結果が出なかったときは、「今」はそうかもしれないけど、「未来」の自分には役に立ったり必要な経験だったと思えると、無駄ではなかったことに気づくはずです。
頑張っても報われないと落ち込んでしまったときは、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
まとめ
この記事では、努力しても結果が出ない人の特徴や、結果を出せる人になるためのポイントについて解説しました。
最後に、これまでの内容を簡単にまとめます。
- 明確なビジョンを持たずに、凝り固まった価値観で短期的な努力をしても結果に繋がりにくい
- 完璧主義を止め、アウトプットをしっかり行うのが大事
- 自分の棚卸し→ゴールへ行く手段を考える→行動と分析を繰り返すの3ステップを行う
- 目的と目標を混同せず、成功するイメージを持ちながら努力を習慣化する
間違った努力の仕方をしている人ほど、「努力は報われる」「努力は人を裏切らない」といった言葉に縋りやすくなります。
努力は目標や夢を実現するための手段と考え、精神論や根性論ではなく、正しいやり方を知りこつこつと継続できる環境や安定したメンタルを整えることが大切です。
今日から努力の仕方を変えてみましょう。