
自分軸を高めるトレーニング方法5選!自分軸で生きるコツ
- つい他人に流されてしまう・・・
- 自分の意思や考えが不明確でモヤモヤする
- 自分の考えを優先しながら、周囲とも上手くやっていきたい!
自分の意見はあるのに、自信がなくてつい他人まかせにしてしまったり、大事な場面で決断できず後悔したりすることもありますよね。
今回は、自分の考えや判断を素直に実行するための「自分軸」の鍛え方を解説します。
他人の意見や環境に左右されない自分軸が手に入れば、自分の意思に基づいた合理的な判断ができ、人生が今よりもっと充実していると感じられますよ。
自分軸を鍛え、自分らしい人生を目指してみましょう。
自分軸トレーニングとは?

自分軸トレーニングとは、その言葉の通り、「自分軸」を強く持つ習慣を身につけたり、高めたりすることです。
自分軸とは、自分の考えや価値観を明確にする考え方のことで、自分軸を鍛えることで、周りに流されててしまう自分を変えられるでしょう。
また自分軸トレーニングでは、他人を軸にした考えがベースになってしまっている下記などのマインドを変えられるメリットがありますよ。
- 何となく自分に自信がない
- 他人の批判が怖い
- イエスマンになっている
- 自分自身を否定しがち
自分軸トレーニングでは、自分で自分を素直に見つめ、受け入れる意識づけをおこないます。
意識して自分軸を高め、自分の考えや価値観に基づいた行動ができれば、人生の充実度や満足度が上がるでしょう。
自分軸を作り出す具体的な方法は、こちらの記事に詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

自分軸を高めるトレーニング方法5選

自分軸を高めるには、自分の意思を確認するクセをつけたり、他人と自分との境界線をはっきりさせたりする必要があります。
ここからは、自分軸を高めるための具体的なトレーニング方法を5つ紹介します。
自分軸トレーニングを通して、自分を受け入れ、自信を持つ気持ちを養いましょう。
- 方法①「自分はどうしたいのか」を考えるクセをつける
- 方法②周りの意見を一度受け止める
- 方法③他人との境界線をしっかりとひく
- 方法④自分軸で生きている人からヒントを見つける
- 方法⑤自分と向き合う時間を作る
方法①「自分はどうしたいのか」を考えるクセをつける
自分軸トレーニングでは、何かの選択や判断を迫られたときに、「自分はどうしたいのか」を考えるクセをつけましょう。
自分軸を鍛えるためには、つい他人目線になってしまう思考を見直し、自分目線で最初の印象を決める習慣が大切です。
たとえば仕事の場で、畑違いの業務を頼まれた場合の、他人軸と自分軸の考え方の違いをみてみましょう。
- 他人軸:「ここで引き受けないと相手が困ってしまう・・・」
- 自分軸:「全く興味の持てない仕事だ、上手くやれるだろうか?」「勉強不足で、自分では力不足だ」
言われるがまま、他人軸で物事を判断すると、自分自身の気持ちを考える習慣がなくなってしまいます。
「自分は何に興味があるんだろう」「何をしたいのだろうか」と、本来の自分を見失ってしまう可能性もあるので注意が必要ですよ。
選択や判断の場では、まずは自分軸で物事を見つめ、そして相手の気持ちやその場の状況も読み取るクセをつけましょう。

方法②周りの意見を一度受け止める
自分軸トレーニングでは、相手の意見を聞き、自分の価値観を再認識することも方法のひとつです。
他人の意見に対して「その通りだ」と思うか、「少し違う」と感じるかを意識することで、自分が本当に大切にしたい価値観を再確認できますよ。
先ほどの例で言うと、「自分はやったこともない仕事を一から取り組むのは不合理だ」と感じたのであれば、それを相手に伝えましょう。
すると相手が、「その場の状況的に自分に頼むのが合理的だ」と返してきたなら、価値観の相違に気づくことができます。
信頼できる相手とお互いの価値観の調整をおこなうことで、より明確に自分の価値観が理解できるでしょう。
また、ここで重要なのは、相手の意見をすべて鵜呑みにしないことです。
「あの人がこう言ったから」と、相手の意見に依存すると、他人軸に傾きやすくなってしまいます。
あくまでも、意見を聞いた上で自分の価値観に基づいて判断することが大切です。
方法③他人との境界線をしっかりとひく
自分の問題と相手の問題を混同せず、「自分は自分」「他人は他人」の意識を明確にすることで、自分軸を鍛えられます。
境界線を持つことで、他人の意見や態度に振り回されにくくなり、自分の価値観を大切にできるからです。
「この人は困っている」「自分がこうしなきゃ相手がかわいそう」などと、相手の感情に過剰に同調してしまうと、自分の価値観は後回しになりがちです。
しかし、相手が困っているのは相手の問題であって、本来は自分が一緒になって困る必要はありませんね。
相手を見放したり、裏切ったりする意味ではなく、自分ではコントロールできない相手の問題の部分に関しては、きっちり境界線を引く意識が大切です。
境界線を意識したうえで自分にできる提案や協力に注力すると、自分軸を犠牲にすることなく、相手に対して最大限貢献することができるでしょう。
他人と自分の境界線をしっかり意識し、自分の価値観を持って相手と接することで、強い自分軸を育てられます。
「他人は他人だと頭では分かっていても、嫌われないか心配だ」という方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

方法④自分軸で生きている人からヒントを見つける
自分軸を鍛えるためには、すでに自分軸で生きている人を見つけ、その行動パターンや思考を観察することもトレーニングになります。
身近な友人や職場の同僚、尊敬する人など、ぶれない考えを持つ人に注目し、どのように選択し、行動しているのかを分析してみましょう。
その際重要なのは、単にその人の真似をするのではなく、その人の考え方や行動の中から、自分の価値観や目標に合う要素を、自分の中に落とし込むことです。
たとえば、健康のために毎日ランニングを欠かさない同僚の真似をしようとしても、いきなり自分も毎日ランニングするのは、かなりハードルが高い行動です。
しかし、健康のための習慣に共感し、自分に落とし込むなら、まずは自宅でストレッチでも十分な変化といえるでしょう。
他人の成功例や行動を参考にしつつも、自分らしい方法で実践することで、より強い自分軸を育てていくことができます。
自分軸で生きている人の考えを学びつつも、自分の価値観に合った行動の選択で、確かな自分軸を身につけましょう。

方法⑤自分と向き合う時間を作る
自分の気持ちや価値観と向き合い、日々の行動が目標や価値観に合っているかを振り返る時間を設けることも、自分軸を鍛える方法のひとつです。
振り返りの習慣を続けると、日々の行動が自分の目標や価値観に合致しているかを自然と確認できるようになります。
その結果、より自己理解が深まり、周囲に振り回されない強い自分軸を構築できるでしょう。
自分と向き合うための具体的な方法には、ジャーナリングやマインドフルネスの実践がおすすめです。
簡単に、ジャーナリングやマインドフルネスについて紹介しますね。
ジャーナリングとは?
ジャーナリングとは5分や10分など書く時間を決めて、その時間のなかで頭の中にある内容を書き出していく、頭や心の整理術のひとつです。
自分の思考や感情を紙に書き出すことで頭の中を整理し、自分の価値観や本音に気付くことができます。
自分の思考や感情を言語化して可視化できるため、客観的に自分の状態を判断することもできるでしょう。
マインドフルネスとは?
マインドフルネスは、静かな環境で心を落ち着けて「今この瞬間」に集中し、自分の内面と深く向き合う時間をつくることです。
先ほどのジャーナリングもマインドフルネスの一種ではありますが、マインドフルネスでは書き出すという動作をせず、静かに心の中で自分を見つめます。
そうすることで、集中力や感情の調整力に良い効果が期待できると言われていますよ。
自分自身をしっかりと見つめ直すことで、ブレない自分軸が育てられますよ。
自分軸で生きるための3つのコツ

自分軸を大切にしながら生きていくには、優先順位を明確にしたり、自分の意思決定が揺らがないような人間関係の構築や環境を整えたりする努力も大切です。
自分の中だけで思考を完結させず、周囲の協力や行動しやすい条件にも注力しましょう。
ここからは、自分軸で生きるための具体的なコツを解説します。
自分の内面を鍛え、さらに行動しやすい環境を手に入れることで、より強い自分軸を確立しましょう。
コツ①自分軸をもとに優先順位を明確にする
自分軸で生きるなら、自分が大切にしている価値観や目標をもとに、物事に優先順位をつけましょう。
自分軸を中心に、日々のタスクや選択を整理することで、何が本当に重要なのかを見極めることができるからです。
たとえば仕事で複数の業務を依頼されたら、完了というゴールに向けて「締め切りの速い順」や「作業しやすい順」など優先するタスクを選択しますよね。
仕事と同じで、価値観でも「自分はどのような人生を送りたいか」「今の行動が目標に必要か」の取捨選択が、自分軸を鍛えるうえでは重要です。
優先順位を明確に持つことで、他人の意見や期待に引っ張られにくくなり、「本当に自分のやりたいことはこれだ!」と目標が定まります。
日常の小さな選択から、自分軸を意識することで、周囲に影響されない強い意志が生まれるでしょう。

コツ②不要な人間関係を整理する
不要な人間関係を見直し、自分の時間とエネルギーを大切に使うことも自分軸を構築する際のコツです。
自分の今おかれている環境を整理して、自分を解放できる状況をつくりましょう。
おのずと自分軸に基づいた行動に抵抗がなくなり、ありのままの自分を表現できるようになりますよ。
先ほどの優先順位と同様、気乗りしない飲み会を断ったり、慣例的な付き合いに時間を割くことをやめたりなど、自分に合った人間関係にも取捨選択が必要です。
自分軸で生きたいと考えたときは、自分にストレスを与える関係や義務感で続けている関係を見直し、自分の考えと向き合える余裕を持ちましょう。
コツ③自分が望む行動や価値観を後押しする環境を整える
自分軸に基づいた行動ができるようになるには、自分の行動を後押しする環境も必要です。
自分に対してポジティブで肯定的な環境があれば、素直に自分を表現でき、より自信を持った行動へとつながります。
たとえば資格の勉強など、学びを深めたいのであれば、自習室などの勉強という同じ目的を持った仲間のもとへ足を運んでみると肯定的な環境を見つけやすいでしょう。
一方で、目標に集中できない環境からは距離を置くことも大切です。自分軸が揺らぐ状況はできるだけ避けましょう。
整った環境は自分の価値観や目標に向かって自然に行動できる基盤となります。
日常生活の中で少しずつでも環境を整えることで、ブレない自分軸を育てられるでしょう。

自分軸を鍛える際に気をつけるべきこと

自分軸を鍛えるには、自分軸を持ちつつも、新しい考えを受け入れ、状況に応じて柔軟に対応できる強さを意識しましょう。
自分軸は一度確立したらそれを貫き通すものではなく、ライフステージや経験に応じて変化していくものだからです。
たとえば「大学を卒業したら仕事にまい進した人生を送ろう」と過去に思っていたとしても、結婚して子どもが生まれたら、「子育てのために、仕事と家庭のバランスを重視しよう」と変化することもありますよね。
軸となる価値観を変えることは、決して悪いことではありません。
環境や出会う人によって、自分の価値観も移り変わるものです。
一度決めた自分の価値観にのみ縛られず、状況や他人の意見にも柔軟になり、本当の自分軸を大切に育てていきましょう。
まとめ
今回は、自分軸を強く持つためのトレーニング方法について解説しました。
内容をまとめていきましょう。
- 自分軸を鍛えることで、自分の価値観に基づいた充実した人生が送れる
- 自分軸を高めるには、自分の意思を明確に持ち、他人の意思に従うのではなく、自分の価値観と比較し、向き合う姿勢が大切である
- 自分軸を持つと言っても、頑固になったり完璧を求めすぎたりせず、状況に応じて柔軟に対応する姿勢も必要である
- 自分軸で生きるには、優先順位を明確にし、不要な人間関係の整理や、批判的な環境から距離を置き、素直に自分を表現できる人間関係や状況を整えることも大切である
自分軸を強く持つことで、目標に向かって前向きに行動したり、明るい未来を想像したり、人生を充実させられるでしょう。
自分軸を大切に、後悔のない選択を心がけ、理想の未来をつかみ取ってくださいね。