本当に特技がないと悩む人必見!自分の特技がわからないときの対処法
- 履歴書にはどんな特技を書いたらいいの?
- これって本当に私の特技?
- 自分の特技を伝える方法を知りたい!
就職や転職活動を経験した方は、履歴書や面接で一度は「どんな特技をお持ちですか?」尋ねられた経験があるのではないでしょうか。
自分の得意なことを答えればいいだけですが、自分の特技が見つからず、特技に関する質問への回答にいつも悩んでしまう方も多くいます。
自分の特技がわからずに悩む理由はさまざまです。
しかし転職や就職などのシーンで印象付けをするなら、原因を解決して、答えを見つけておかなければいけません。
この記事では、自分の特技がわからないとお悩みの方のために、自分の特技の見つけ方を紹介しています。
この記事を読んで、自信を持って自分の特技を答えられるように準備をしておくと、面接でもスムーズにコミュニケーションが図れるでしょう。
自分の特技がわからない3大理由
特技とは、自分が自信を持っているスキルのことです。
自分ができることを答えればいいだけなので、難しい質問ではないように感じますよね。
ですが就職や転職活動に備えて自分の特技を改めて考えてみると、意外と自分の特技がわからないと感じてしまうのはなぜなのでしょうか。
自分の特技がわからない原因を知ることは、特技を見つけるヒントになります。
ここでは、自分の特技がわからない理由を詳しくみていきましょう。
理由①特技が特別なスキルだと思っている
自分の特技がわからない理由に、特技は他人と比べて特別なものでなければいけないと思い込んでいることがあります。
自分の特技は他人から評価を受けて、結果を残したことがすべてではありません。
たとえば調理師免許を持っている人、資格はないけどオリジナルレシピを開発している人、どちらも料理が特技といえますよね。
要するに特別な表彰を受けていなくても、少しでも自分が自信を持って他の人よりはできることは特技になるのです。
これは特技なのかと迷うようなスキルがある方は、特技に対するハードルを少し下げて考えてみてください。
特技を特別なものとして考えすぎていると、自分の特技がわかならいと悩む原因になるので注意しましょう。
理由②自己分析が足りない
特技とは自分ができることなので、経験してきたことのなかに答えがあります。
そのため自分への理解が足りていないことも、特技が見つからない原因になるのです。
自分の特技だと自信を持つためには、自己分析を徹底的におこないましょう。
たとえば学生時代に部活動に打ち込んできた方は、表彰などの結果やどのように部活動に打ち込んできたのかプロセスまで考えてください。
「毎日休まず部活動に参加した」「キャプテンとして練習メニューを考えていた」など、日々おこなっていた何気ない行動からも特技は考えられます。
毎日休まず部活動に参加した方は継続力、練習メニューを考えていた方はプランを練る力を特技としてアピールできますよね。
自分のことがよくわからないままでは、特技もわからず悩み続ける原因となります。
過去の経験をプロセスと併せて振り返り、自分の個性や得意なことを分析しましょう。
自分の個性から特技を見つけてみたい方は、ぜひこちらの記事もお読みください。
理由③伝え方をわかっていない
自分の特技がわからない原因には、自分の持つスキルを特技として伝える方法がわかっていないこともあげられます。
評価が明確でないスキルを特技として伝えるためには、理由まで伝える必要があります。
たとえば特技は何ですかと聞かれ「料理」と答えるなら、「特技は料理で、オリジナルレシピを開発し、動画で作り方を発信しています」「動画やSNSの発信力を御社で活かしたいと考えております」と特技とする理由からアピールへとつなげましょう。
簡潔に特技を伝え、その後に理由やその特技によって得られたことなどを伝えると、相手に伝わりやすくなります。
自分の特技ではなく、伝え方がわからない方は、ぜひ参考にしてください。
【例つき】自分の特技がわからないときの対処法
特技がわからない原因が理解できると、特技が見つけやすくなってきます。
原因を解決できれば、自分の特技がわかるからです。
ここから特技の見つけ方を解説するので、自分の特技がわからない人は、ぜひ参考にしてください。
対処法①日課や習慣から見つける
自分の生活習慣のなかから特技を見つけられます。
日課や習慣にしている行動そのものではなく、そこから導き出される自分の個性が特技になるからです。
たとえば、日課や習慣から見つけられる特技には以下があります。
- 整理整頓→几帳面さ
- 早起き→時間管理
- 料理→臨機応変/計画性
- ジョギング→健康管理/継続力
- 読書→集中力
日課や習慣から得られること、続けられる得意なことは、特技となりえます。
普段の行動を思い返して、分析をしてみましょう。
対処法②好きなことや趣味から見つける
自分の趣味や好きなことからも、特技を見つけられます。
特技と聞かれると考え込んでしまう人でも、自分の好きなことや趣味ならわかる人が多いのではないでしょうか。
考え方や伝え方を少し変えるだけで、就職活動においては趣味を特技として伝えられます。
たとえば、「得意と言える自信がない」「ただの趣味だと思っている」以下のことでも、特技になるでしょう。
- 旅行好き→計画を立てるのが得意
- 楽器演奏→コツコツ作業が得意
- スポーツ→継続力
- 書道→集中力
- ヘアメイク→創作力
- 絵を描く→観察力
理由でもお伝えしたように、特別なスキルのことだけを特技と呼ぶのではありません。
得意なこと、好きなこと、続けていることなどを特技にできます。
自分の趣味や好きなことを見つめ直すことは、自分の特技を考える近道でしょう。
対処法③今までの経験から見つける
現在の自分を見つめ直してみても特技が見つからなければ、これまでに経験してきたことをより細かく振り返ってみましょう。
特技のヒントは経験や習慣など、自分のなかにあるからです。
たとえば、何気ない経験でも、意外と他の人よりはできるかもと思えることがあるでしょう。
- 友達が多い→コミュニケーション能力が高い
- 部活でキャプテンや部長を務めた→リーダーシップがある
- 接客業でのバイト経験→柔軟な対応力を培った
- 兄弟の子守り→マルチタスク
経験を振り返るときは、過去に人に褒められたことを考えてみると特技に繋がりやすくなります。
「すごいね!」と言われた経験から、特技を見つけましょう。
対処法④弱みから見つける
弱みには、特技を見つけるヒントがあります。
弱みは考え方を変えると、強みにもなるからです。
- 心配性→リスクを予測するのが得意
- 優柔不断→物事を深く考えるのが得意
- マイナス思考→慎重に物事を考えられる
- せっかち→スピーディーに業務をこなせる
このように自分の弱みをポジティブに考えてみることで、特技になります。
自分の特技がわからないと悩んだら、自分の弱みを考えてみましょう。
特技は何のために聞く?就職・転職活動での特技の必要性
就職や転職活動において自分の特技に関する質問がきたときには、自信を持って答えられるように事前に準備をしておくと安心です。
ですが、そもそも就職や転職活動において、特技は何のために聞かれるのでしょうか。
面接官がどのような意図で質問をしているのかを理解し答えを考えておくと、より良い印象を与えることができます。
ここでは、特技を見つける必要性を詳しくみていきましょう。
必要性①アイスブレイクのため
アイスブレイクとは場の緊張をほぐすことでコミュニケーションをスムーズにし、本来の力を発揮しやすくするための手法のことです。
特技の質問以外に、天気の話や「何で来られましたか?」などの質問もアイスブレイクの題材のひとつですね。
面接では多くの人が緊張し、普段とは違う精神状態になります。
初めから仕事に直結する志望動機などの質問をすると、面接を受ける人はより緊張してしまい、本来の言葉で伝えることができなくなりますよね。
面接官も本来の姿を見て、一緒に仕事ができる人材かどうかを判断したいと考えています。
特技の答えが面接結果を左右する訳ではありませんが、面接をスムーズに進めるためには大事な質問です。
必要性②人柄を知るため
特技は過去の経験や自己分析から自信のあるスキルなので、人間性を垣間見ることができます。
たとえばスポーツに長期間打ち込んでいる人であれば、仕事に対しても熱中して取り組んでもらえそうと面接官は考えるでしょう。
友達が多い人であれば、コミュニケーション力が高く職場にも早く馴染めるだろうと判断する可能性があります。
特技の質問は、自己診断能力の判定や継続力があるかや、仕事への適正を見極める材料です。
面接の短い時間のなかで自分自身を知ってもらうために、特技は何かという質問に対する答えもしっかりと準備をしておきましょう。
必要性③話を広げるため
特技というプライベートな質問は、コミュニケーション力を見極めるための質問でもあります。
面接は一方的に話をする場ではないからです。
「特技はありません」「特技は料理です」と答えをひと言で済ませては、そこで話が終了してしまいますよね。
お互いに話しやすい場を作ろうとしているか、自分を知ってもらおうとしているかを、特技の質問でチェックしている面接官もいるでしょう。
仕事に関係のない話だからと答えをおろそかにすると、コミュニケーション力においてマイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。
自分の話から仕事の話へとつながるように、伝え方にも注意をしましょう。
必要性④やる気をみるため
就職や転職活動をする人の多くは、面接前に予測される質問に対しての答えを準備してから、面接に臨みますよね。
事前に答えを考え質問に対してしっかりと受け答えできるかどうかで、仕事に対しての意気込みが伝わるからです。
面接官も同じで、質問をしながら本気で働きたいという意志があるかを見ています。
「特技はありません。」という答えは、自己分析できないと判断されてしまう可能性がある上に、コミュニケーション力の面でもマイナスな印象を与えます。
事前に自分の考えをまとめておくと、仕事に対して良い評価がもらえるでしょう。
マイナスな印象を与えるNG特技
- ギャンブル関係
- 健康を害すること
- 実際に経験したことのないことや嘘
一般的にネガティブなイメージのことを特技として伝えると、自分の印象もマイナスになる可能性が高いです。
特技は短い時間のなかで、自分の人間性や個性を判断してもらうための質問だからです。
面接官に信頼感を与え一緒に働きたいと思ってもらえるような答えを準備するよう心がけましょう。
まとめ
自分の特技がわからない原因や対処法について解説してきました。
最後にまとめます。
- 特技は他人から明確に評価を受けたものでなくても良い
- 特技を見つけるときは、過去の経験や結果、プロセスも考えてみる
- 日課や習慣、趣味も考え方を少し変えるだけで特技になる
- 自分の弱みをポジティブに考え直してみると特技のヒントがある
特技は難しく考える必要はありません。
得意なこと、好きなことなど、身近なところから特技のタネは見つけられるはずです。
面接でも特技の伝え方も考えておくことで、仕事への取り組む姿勢を評価してもらえ面接官により良い印象を与えられます。
自分の特技がわからないと悩んだときは、経験や行動を分析して自分だけの特技を見つけましょう。