考えすぎをやめたいなら今すぐやるべき7つの方法
- わたしって考えすぎ?
- 考えすぎる自分の性格を直したい!
- すぐに行動に移すにはどうしたらいいの?
友人や家族から「考えすぎじゃない?」と言われた経験はありませんか。
就職や新しい環境へ移るときなど、決断や行動をするときに立ち止まって考えこんでしまう経験は誰にでもあるでしょう。
考えることは大切なことです。
しかし、考えすぎてしまうと次第に心が疲弊する可能性が高くなってしまいます。
この記事では、考えすぎる状態をやめるための方法を紹介しています。
記事を読むことで、すぐに行動に移す方法や思考を知って、考えすぎの状態から脱していきましょう。
「考えすぎ」とはどんな状態?考えすぎの5つのタイプ
「あの一言ってどういう意味だったのかな?」「あれをするとああなるんじゃないか」など、「考えすぎ」とは必要以上に物事を考えてしまう状態のことです。
考えすぎてしまう原因は人によって異なります。
あなたがなぜ考えすぎてしまうのか、5つのタイプ別にみていきましょう。
- タイプ①完璧を目指すあまり考えすぎる
- タイプ②周りの評価や意見を気にするあまり考えすぎる
- タイプ③不安を感じて先のことを考えすぎる
- タイプ④過去の出来事に囚われて繰り返し考えてしまう
- タイプ⑤一人で解決しようとして抱え込んでしまう
タイプ①完璧を目指すあまり考えすぎる
完璧を目指す人は、絶対に間違った選択をしたくないと考えます。
そのため「もっといい選択肢があるのではないか」「これを選んだ場合、こうなってしまうのではないか?」と不安が強くなり、考えすぎてしまうのです。
完璧を目指す人は、失敗しないためにはどうすればいいのかを考えすぎるため、すぐに行動に移せません。
しっかりと計画を立てて進めていきたいといった完璧主義な人や、真面目な人に多く見られます。
タイプ②周りの評価や意見を気にするあまり考えすぎる
周りの評価や意見を気にしてしまうがゆえに、考えすぎてしまうタイプもあります。
自己肯定感が低い人に多くみられ、自分自身や行動に自信がないため、決断できず考えてばかりになってしまう状態です。
たとえば「あの人がこう言ったから」「●●さんが」など、決断をする際に人に流されている人は注意しましょう。
いざ自分で決めようとすると、自分の意見が他の人からどう評価されるのかが気になり、考えるだけで終わってしまう可能性があるからです。
人と比べるのをやめたい人は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
タイプ③不安を感じて先のことを考えすぎる
考えすぎる人は、先のことに対して過剰な不安を持ったり、未来に対して悪いイメージを持ったりします。
たとえば地震が起こったらどうしようと不安になるあまり、あらゆることを想定しすぎて防災用品が多くなってしまうのもこのタイプです。
感受性が強く敏感な人や、心配性の人に多く見られます。
不安を感じることは社会的に必要なことなのです。
しかし「ああなったらどうしよう」「こうしておかなくては」と考えている内に、行動できるタイミングを逃してしまいます。
不安を感じやすく弱い自分を変えたい方はこちらの記事を、ぜひ参考にしてください。
タイプ④過去の出来事に囚われて繰り返し考えてしまう
過去の出来事に囚われて、繰り返し考えてしまうタイプもあります。
以前自分がした選択や行動に対して、後悔や自己責任を感じて繰り返し考えてしまうのです。
「あの時どうしてこんな言い方をしてしまったんだろう」「このことをしておけば失敗しなかったのに」と、気持ちの切り替えが苦手な人に多くみられます。
過去の自分と上手く折り合いがつけられていないため、記憶の中で同じことを反芻してしまうタイプです。
タイプ⑤一人で解決しようとして抱え込んでしまう
一人で解決しようとするため抱え込んで考えすぎてしまう人もいます。
責任感が強い人や、コミュニケーションが苦手な人に多く見られるタイプです。
親に甘えられない環境で育った場合や、相手との信頼関係がなくコミュニケーションが上手くできないで抱え込んでしまう場合もあります。
「相手は今忙しそうだから」「断られたらどうしよう」そのように考えてしまうと、「助けてほしい」という一言が掛けられないままになってしまうのです。
考えすぎをやめたい人におすすめの7つの方法
ここからは、考えすぎをやめるための方法を7つ紹介します。
どれも気軽にできる方法なので、気になったものからぜひ取り入れてみてください。
考えすぎる自分から抜け出していきましょう。
- 方法①自分の思考パターンを理解する
- 方法②考えていることを紙に書きだす
- 方法③まずは行動してみる
- 方法④考える時間を制限する
- 方法⑤別のことに集中する
- 方法⑥他の人からアドバイスをもらう
- 方法⑦マインドフルネスを取り入れる
現状を変えたい人がやるべき行動については、こちらの記事をご覧ください。
方法①自分の思考パターンを理解する
自分の思考の癖を理解することで、結論を出しやすくなります。
地図を見るように一歩引いて見ることができれば、別の解決策を考えやすくなるからです。
たとえば思考の癖を理解している人は「自分はこのパターンを選んで失敗したから、次はこのパターンでやってみよう」と早く切り替えられます。
自分の癖がわかれば、いつの間にか考えすぎることもやめられるでしょう。
自分の個性や強みについて客観的に知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
方法②考えていることを紙に書きだす
考えていることを紙に書き出すのもおすすめの方法です。
というのも、頭のなかで思っているだけでは、考えがまとまらないからです。
何か物事を考えているとき、実は同じところをぐるぐると回っているだけで進んでいない場合があります。
なので、考えていることを一度、紙に書き出してみましょう。
たとえば、下記の方法は重複している言葉や同じつながりと思える事柄、派生している単語が明確になるのでおすすめです。
- フローチャート
- マインドマップ
- リスト
自分が今何に困ったり悩んだりしているのかを整理するために、頭のなかの問題や頭をよぎることはすべて書き出してみましょう。
方法③まずは行動してみる
案ずるより産むがやすしということわざがあります。
リスクやこれから起こることを考えすぎる前に、少しずつでもいいので思い切って行動してみましょう。
実際のところ、行動してみないとわからないことや気づかないことが多くあるからです。
たとえば自転車にはじめて挑戦したとき、どうやれば成功するか何日も考えてから乗った人は少ないでしょう。
実際にやってみると、自分が考えていた通りに進まないことも多々ありますが、考えてばかりいても何も経験を積めないままになってしまいます。
自転車のときと同じように、まずは乗って漕いでみること、考えるより先に行動してみることも大切です。
方法④考える時間を制限する
人は制約の多い状況に置かれると創造する力が向上する、といわれています。
なので考える時間を制限すると、考えすぎを予防できるでしょう。
ビジネスのアイデアを出すときにも、時間制限はよく使われますよね。
「5分だけ」「通勤時間だけ」「寝る前の10分」など考える時間を決め、決めた時間内は考えることに集中します。
つい長い時間悩んでしまうという習慣を区切ることで、上手く切り替えができるようになりますよ。
気がついたらずっと考えている人は、身近にあるスマホのタイマー設定を使ってあらかじめこの時間だけ考える、と自分に制限をかけてみましょう。
方法⑤別のことに集中する
別のことに集中することも、考えすぎることをやめる方法です。
人間は基本的に、同時に2つのことを考えられないといわれているからです。
考えすぎているなと感じたら、散歩やサイクリングをするなど他のことに集中できる環境に身を置いてみましょう。
特に運動は体を動かすことに意識が向くため、心が無の状態になりやすくなります。
趣味のことに集中したり、別の環境に身を置くのもおすすめです。
別のことに集中すると、頭のなかで考えていた問題が、少しずつ自分のなかで受け流しやすくなります。
物理的に考えている時間もなくなり、考えていた問題との距離がうまく取れるでしょう。
方法⑥他の人からアドバイスをもらう
人を頼ることも、考えすぎることをやめる方法です。
自分ひとりで考えていても同じことを繰り返し考えてしまったり、結論がでないことがありますよね。
他の人に相談してアドバイスをもらうことで、「そんな見方があったのか!」と自分のなかにはない考えや解決法を見つけられます。
あなたが今抱えている考えや悩みは他の人も悩んだ経験があるものです。
一人で悩まずに、他の人に「これってどう思う?」と相談してみてください。
きっと相談するとこれまで持っていた荷物が降ろせたように、心が楽になっていることでしょう。
方法⑦マインドフルネスを取り入れる
マインドフルネスを取り入れることも、考えすぎないための方法です。
マインドフルネスは今に集中できるような状態を作ることで、瞑想方法のひとつとして有名になっていますよね。
考えすぎで思考が行き詰まった時は、マインドフルネスを取り入れて自律神経を整えたり、心身ともにリラックスさせる習慣をつけましょう。
考えすぎによるデメリットとは?
- 決断力が鈍る
- ストレスの増加
- 時間の浪費
- パフォーマンスの低下
- コミュニケーションに障害が生じる
- クリエイティブな能力の低下
何かを良くするために考えているつもりでも、考えすぎることで結果的に何も行動できなくなったり、心配や不安が生じて新しいアイデアも出にくくなります。
結論が出ないと考えた時間が無駄になり、得られるはずの経験も得られないなど、チャンスを逃してしまうでしょう。
ある程度考えることは大切です。
しかし、行き過ぎてしまうと生活面や心理面にマイナスに働いてしまいます。
マイナスだけじゃない!深く考えることのメリットとは?
- リスクを回避できる
- 解決策を発見できる
- 計画を詳細に考えられる
- 多角的な視点が持てる
- 他の人が見落としがちな細やかなところに気づける
- 人の気持ちを考えられることから相手を尊重できる
全員が効率だけを考えていると、誤った方向に行っていても気づかないことがあります。
考えることができる人は、「●●のリスクがあるのではないか」とストップをかけられるので、チームが冷静になる時間が生れます。
失敗しないようにとコミュニケーションを取ろうとするため、ミスにも早く気づけるでしょう。
考えすぎることは一概に悪いことではなく、他の人にはない大きな強みにもなるのです。
まとめ
考えすぎをやめる方法を紹介しました。
今回、お伝えしてきたことをまとめます。
- 考えすぎる人にもタイプがある
- 考えすぎることをやめるには思考の癖を理解して、頭のなかを整理することが大切
- 時間を制限したり、違うことに集中したりすると、考えがリセットできる
- 考えすぎることで決断力が鈍くなったり、時間の浪費につながったりするのがデメリット
- 考えすぎることでリスクの回避ができたり、細やかに計画を立てられたりするメリットもある
考えてばかりいることで次第に心が疲弊してしまったり、決断できない自分に落ち込んでしまう人もいるでしょう。
ぜひ今回紹介した方法を使って、少しずつでもいいので状況を変えていってください。
いつの間にか「考えすぎる性質」が「行動に移せる自分」になって自信につながってきますよ。