【正しかったのかと悩む人へ】自分の選択に自信が持てない原因と対処法3選
- 「これでよかったのか?」といつも悩んでしまう・・
- 自分の選択に自信が持てない原因が知りたい!
- 自分が決めたことに後悔しないためにはどうしたらいい?
常に自分の選択に自信が持てず、決断したあとも迷いが生じたり、後悔してしまう人は多いですよね。
一方で、自分の選択に自信を持ち、迷いや後悔なく進んでいる人も存在します。
このような両者の違いは、一体どこからくるのでしょうか。
本記事では、自分の選択が正しかったのかと悩む人に向けて、自分の選択に自信が持てない原因とその対処法を解説しています。
自分の選択に自信を持つための考え方のコツなどを紹介しているので、選択に後悔ばかりしてしまい自己肯定感が低いと感じている場合は、ぜひ参考にしてください。
自分で選ぶといつも失敗・・・自分の選択に自信が持てない4つの原因
人は、得をするよりも損をしないように行動する心理が働くといわれています。
これを「損失回避の法則」といい、人にはそもそも損をするリスクを避けようとする潜在意識が備わっていることがわかります。
失敗や後悔をしたくないと選択に慎重になること自体は、誰にでもよくある悩みでしょう。
しかし「どちらを選んでもうまくいかない」といった考え方や、物事の捉え方を常にしてしまい、選択に自信が持てずに困っている場合には、次の4つの原因があります。
原因①些細なことですぐ悩んでしまう
自分の選択に自信がない人は、自分の判断に確信が持てず、自分自身を信用できません。
ミスをしても気持ちの切り替えがうまくできなかったり、完璧主義者で小さな失敗を許せない面があります。
失敗をしたこと自体に捉われて落ち込んでしまうので、行動や心理を深掘りして学習する機会を失いやすく、また同じ失敗を繰り返してしまいます。
考えすぎで悩んだときは、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
原因②幼少期から選択する機会が少なかった
親が先回りして失敗をさせてもらえなかったり、「こっちのほうが正しいから」と親がなんでも決めてしまう環境で育つと、物事に主体性を持って臨めなくなってしまいます。
これに対し、自分で選んで失敗した経験を幼いときから積んでいると、失敗しないように考えるようになったり、失敗しても挽回する方法を探したりするようになります。
成功のための失敗の経験を十分にせずに成長すると、なにを選んでよいかわからず、自分の選択に自信が持てなくなるのです。
無意識の内に自分を否定してしまっている人は、ぜひこちらの記事もあわせてチェックしてください。
原因③他人の目を気にしすぎる
仕事やプライベートが充実し、家族や友人との人間関係も良好な人は、自分への自信に満ち溢れ、選択に迷いがないと感じるのではないでしょうか。
しかし実際には、一見すると社会的に成功している人のなかにも、自分の選択に自信がなく悩んでいるケースもあります。
仕事や人間関係などにおける選択の多くで、他者から見てどう思われるかに重きを置いているからです。
自分への評価を気にしすぎるあまりに、自分の本心や本音が置き去りになってしまえば、やがて「本当はどうしたいのか」わからなくなります。
人と比べることについては、こちらの記事を参考にしてください。
原因④成功した経験が少ない
世間的にそれが「大成功」であっても、それが親や周囲のお膳立てによって成し得たものであれば、自分への自信は生まれてきません。
反対に、どんなに小さい成功であっても、自ら選択して行動した結果であれば、人は達成感や充実感から自分への自信を得られるでしょう。
成功によって得られる自信は、「成功した」という事実が与えてくれるものではなく、成功するために目標を立てたり努力を続けた自分が与えてくれるものです。
自ら考え、行動し成功した経験が少ないと、自分の選択に迷いが生じやすくなります。
【結論】大事なのは「正しい選択」よりも「自分の選択が正しい」と信じること
自分の選択を間違いだと思ってしまうのは、選択しなかったほうを「正しい」と思いこんでいるからです。
とくに、選んだほうが結果として失敗だったとき、人は「選ばなかったほうを選んでいたら成功していたに違いない」と思ってしまいます。
リスクを恐れて安全な選択をした場合、失敗こそ免れるものの、「チャレンジしていたらもっとよかったのかも」と後悔してしまうこともあるでしょう。
つまり、選択に後悔しがちな人は、どちらを選んでも結局は後悔しやすいのです。
自分にとって「これが正しい」と思えれば、どんな選択をしても自信を持って臨めます。
たとえ失敗やミスをしても、その経験を生かして次で成功すれば自身の成長につながりますよね。
失敗しても立ち上がり、次は良い結果を出すはずだと自分を信じられる力があれば、自分の選択に迷いや後悔がなくなります。
自分の選択は正しかったのかと悩んだときの対処法3選
自分の選択が「正しい」と思えるようになるには、なんども失敗し、経験を積む必要があります。
しかしそれでは、現在進行形で抱えている自分への自信のなさをすぐに克服できず、苦しい時間を過ごしてしまいます。
「選択はこれでよかったのか?」と悩んだとき、思考をマイナスではなく少しでもプラスに向かわせることができれば、苦しい時間が短くなりますよね。
そこでここでは、自分の選択が正しかったのかと悩んだときの対処法を3つ紹介します。
対処法①客観的に結果を分析する
さきほど、自分の選択が「正しい」かよりも、「正しいと信じることが大切」とお伝えしました。
自分の選択に自信を持つには、主観的に物事を捉えることが重要ですが、これはあくまでも失敗を前向きに考えられる人に限ってです。
なぜなら、自分の選択に自信がない人が主観的に考えると、「自分がだめだからだ」と自己嫌悪に陥りやすいためです。
自分に自信のない人が選択は正しかったのかと悩んだときは、結果を客観的に分析するようにしましょう。
- なぜAを選択したのか、その理由や根拠を考えてみる
- Aを選択したことで、結果はどのようになったのか
- Aと迷っていたBを選択しなかった理由や根拠を考えてみる
- Bを選択したとしたら、結果はどのようになっていたと想定できるか
- AとBの選択で迷ったけれど、CやDという選択肢もあったのではないか
- もしCやDを選んでいたらどうなっていたと想定できるか
データを分析したところ、BやCやDでも失敗する可能性が高かったとしたら、自分の選択したAだけが「完全なる間違い」ではなかったとわかります。
その場の感情だけで選択の良し悪しを判断せず、客観的に判断すれば迷わずにすむでしょう。
対処法②自分以外の視点でアドバイスをもらう
思い込みや思考の癖は、自分自身で気づくのはなかなか難しいです。
そのようなときは、信頼できる人に相談し、自分以外の人の意見や視点を積極的に取り入れてみるのがよいでしょう。
ただし、アドバイスをくれた相手の意見に、無理やり自分の意見を合わせてしまっては意味がありません。
知り合いに意見を聞くとその意見に流されてしまいそうな場合は、プロや専門家へ相談しましょう。
たとえば転職なら、キャリアコーチングサービスを利用するのがおすすめです。
コーチングサービスによって自分の本心や内面に向き合うと、思考の思い込みや癖に気づきやすくなるだけではなく、選択肢が増えたり自分の選択に納得や自信が生まれやすくなります。
キャリアコーチングの必要性については、こちらの記事でも詳しく解説しているので、参考にしてください。
対処法③次にどうするかを考えておく
選択したあとに「これでよかったのか」と考えすぎてしまうと、漠然とした不安が押し寄せ、自分の選択に自信がなくなってしまいます。
不安を打ち消すには、選択によって生じるさまざまなケースを想定し、次の一手を考えておくのがよいでしょう。
万が一、思っていた結果が得られなかったとしても、想定に応じてすぐに対策を講じられるため後悔が少なく済みます。
人生は選択の連続!自分の選択に自信を持つ考え方のコツ
選択の結果を、失敗か成功の2通りだけで考えてしまうと、「失敗すると後がないのではないか」と怖くなります。
実際には0か100かの究極の選択が身の上に起こるのは稀で、多くの場合は0と100以外に30や50や75があるものです。
目の前の選択を一か八かで捉えるのではなく、第3第4の選択肢はないか考え、選択に幅を持たせられれば、それだけ自分の納得できる選択がしやすくなりますよね。
複数ある候補からひとつ選ぶときには、大きな選択に行きつくまでの小さな選択をフローチャートのように考えてみてください。
その小さな選択をこなしていくことで、自分に自信が生まれ、大きな選択でも迷いがなくなります。
まとめ
この記事では、自分の選択に自信が持てない原因と対処法について解説しました。
最後に、これまでの内容を簡単にまとめます。
- 些細なことで悩んだり、他人の目を気にしたり、幼少期に選択する機会を奪われ成功体験が少ない人は自分の選択に自信を持ちにくい
- 選択する上で大事なのはその選択が「正しいか」ではなく、「自分の選択が正しい」と思える自己確信
- 自分の選択が正しいか悩んだときは客観的に結果を分析し、信頼できる人からアドバイスをもらったり、想定される結果を元に対策を考えると不安が小さくなる
- 選択の結果は0か100ではなく、25や50、75など幅があると考える
- 自分の選択に納得するためには、大きな選択につながる小さい選択をこなしていくのがおすすめ
自分の選択に自信を持つには、たとえ失敗しても自分なら立ち直り、今回の失敗を次回の選択に生かせると、自分自身を信じる気持ちが大切です。
選択の結果は失敗か成功の2通りだけではありません。
「選択=失敗が許されない」と思わず、選択を誤ってもそこからリカバリーしたり、違う方法を見つけ出せることを忘れないようにしましょう。