思いつきで行動する人の特徴とは?思いつきで行動することのメリット・デメリットも解説
- 思いつきで行動する人の特徴が知りたい!
- 思いつきで行動するのはデメリットしかない?
- 思いつきで行動してしまう自分を改善する方法はあるの?
後先を考えずに思いつきで行動し、周囲に迷惑をかけてしまった経験があると、思いつきで行動するのは悪いことだと悩んでしまいますよね。
自分は冷静に考えているつもりでも、他人からは思いつきで行動する人と思われているかもしれません。
周りに迷惑をかけたり、自分の選択を後悔したりするリスクを減らしたりするには、思いつきで行動する人の特徴を知っておくことが大切ですね。
そこで本記事では、思いつきで行動する人の特徴や、思いつきで行動することのメリット・デメリットを解説しています。
思いつきで行動する自分をよい方向に生かしたり、周囲から迷惑と思われないように改善するコツを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
【仕事・ビジネス】思いつきで行動する人の特徴とは?
思いつきで行動する人には、下記などの特徴があります。
- 好奇心旺盛
- 楽観的
- 周りが見えていない
- 責任感がない
- 一貫性がない
- 目先のことにとらわれやすい
- 自分の直感を大事にしている
思いつきで行動する人とは、計画などせずに、ひらめいたことをすぐに実行してしまう人です。
興味を持ったことや新しいことに敏感で、情報をキャッチすると、自分の直観を信じて行動に移せる度胸や行動力がありますよ。
ですが、興味や新しいことにすぐに飛びつくことは、先々のことをしっかりと考えての行動ではありません。
失敗やミスが多く、「失敗してもなんとかなるだろう」と安直に考えているので、無責任な人と受け取られやすいです。
また、その日その時で発言や行動が変わるので、一貫性がなく、目先しか見えていない人と思われてしまうでしょう。
思いつきで行動する人は行動力はありますが、計画的にこなす実行力がないのが特徴です。
行動力や実行力について、詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
思いつきで行動することの3つのメリット
思いつきで行動することに対して、どちらかというと悪いイメージを持つ人は多いですが、実はデメリットばかりではありません。
思いつきで行動すると、以下の3つのメリットがあります。
それぞれを詳しく解説します。
メリット①チャンスをつかみやすい
思いつきで行動する人は意思決定から行動に移すまでがとても早いので、目の前に来たチャンスをつかみやすくなります。
また意思決定から行動に移すまでが早いと、モチベーションが高い状態で行動できるので、受け身にならず大胆かつ積極的になり、結果として成果も出やすくなりますよ。
深く物事を考えてから行動に移す人は、リスク管理や状況把握を丁寧に行い、細かい問題点や不安が払拭できるまでは意思決定はしません。
その意思決定の遅れが、時に大事なチャンスを逃してしまうことにもつながってしまいます。
思いつきで行動する人の「とにかくやってみる」という特徴は、成功を勝ち取れる可能性を高めているのです。
メリット②成長しやすい
行動にブレーキがかからず、前向きで積極的な行動がとれ、失敗から得られた経験に目を向けられることも思いつきで行動する人のメリットです。
先ほど特徴で成果も出しやすいとお伝えしましたが、たとえ失敗したとしても、思いつきで行動する人は行動したこと自体を後悔しません。
失敗を恐れたり、後悔したりするよりも、興味や関心に対して行動することを重視しているからです。
失敗を糧に次の行動に移り、トライ&エラーを繰り返すことで、改善のヒントが見つかりやすくなるため、失敗を恐れて行動できない人と比べて成長が早くなります。
成長できる人・できない人の違いについては、こちらの記事を参考にしてください。
メリット③発想力が高まる
ふと思い浮かんだアイデアが「面白そうだ」だと思っても、いざ実行に移すとなると熟考してしまい、結局最初のような面白さを失ってしまったという経験はないでしょうか。
思いつきで行動する人は、新しいアイデアを固定観念などではかったりせず、そのときの瞬間的なインスピレーションに素直に従います。
縛られたり囚われたりしない自由な発想のまま、発言や行動をとるので、ほかにはないアイデアが生まれやすいことも思いつきで行動する人のメリットです。
発想の転換が苦手で困っている人は、ぜひこちらの記事もチェックしてください。
思いつきで行動することの3つのデメリット
思いつきで行動する人は、気づかぬうちに周囲を巻き込んで、負担を強いている可能性があります。
ここでは、思いつきで行動することのデメリットを紹介しています。
それぞれを詳しく見てみましょう。
デメリット①時間の使い方が非効率的になる
思いつきで行動する人は計画的に物事を進めず、場当たり的な行動が主体となるので、段取りなどを無視してしまい無駄に時間がかかってしまいます。
成果の出ない方法を長く続けてしまったり、先を見越した「やるべきこと」を考えたりしない人も多いでしょう。
思いつきで行動する人は、始めたはいいものの次になにをすべきがわからず手が止まってしまうといった状況になりやすいのです。
思いつきで行動することは、行動までの時間を短縮できても、結果的には時間の使い方が効率的ではありません。
デメリット②大きなリスクを背負う可能性がある
思いつきで行動すると、準備不足や計画不足になる点もデメリットです。
予期せぬ問題に直面したりトラブルが発生したときに上手く対処できず、取り返しのつかない失敗をしてしまったり、損失を被ってしまう可能性があるでしょう。
会社であれば、このような人にリーダーなど責任のある仕事を任せられないと判断されてしまいます。
思いつきで行動すると、失敗の原因になったり、自分の成長機会を失ったりする可能性もあるのです。
デメリット③周囲の人を振り回してしまう
思いつきで行動する人は一貫性がないので、チームで仕事を行っている場合や複数の人が関わる仕事であれば、その都度修正や変更が多くなり迷惑をかけてしまうことになります。
計画性もないので、時間や人材などに適切なリソースが割けずに無駄な時間や労力、出費が多くなるなど、周囲を混乱させてしまいます。
さらに、思いつきで行動する人は、行動した経験でしか自分の成長を見いだせません。
行動を止めてしまうのが不安になり、遅れや負担をカバーしようとさらに思いつきで行動してしまい、周りが見えなくなってしまいます。
周りと馴染めず、孤独感を感じている人は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
思いつきで行動する人は迷惑!?思いつき行動を改善する3つのコツ
事前の計画や準備をしなさいと注意をされたことがあったり、昨日と今日では言っていることが違うと一貫性のなさを指摘されたりした場合は、自覚のないままに思いつきで行動している可能性が高いでしょう。
思いつきで行動していると、周囲からは迷惑に思われるだけではなく、信頼を失ってしまいます。
思いつきで行動してしまう自分を変えたい場合は、次の3つのコツを試してみましょう。
コツ①行動する前に周囲に相談する
面白そうなアイデアが浮かんだり、新しいことをやってみようと思ったときは、すぐに行動に移さず、先に周囲の関係者に話してみましょう。
思いつきで行動する人は、往々にして物事を論理的に考えられていないのが、失敗の主な原因です。
とくに仕事の場合は思いつきで行動して失敗すると、自分だけではなく会社にも多大な迷惑や負担を強いることになってしまいますよね。
行動する前に誰かに話してみる、このワンクッションを置くだけで、とろうとしている行動が正しいのか冷静に判断できるようになるでしょう。
コツ②リスク管理を行う
思いつきで行動する人は、行動するときに「失敗するかもしれない」よりも、「なんとかなるだろう」に強く傾きがちです。
その思考の癖をまずは自覚し、失敗やミスは起こるものという前提で、物事を見つめてみましょう。
行動によって起こりうるリスクの把握、そして、トラブル発生時にはどのような対処をすべきかをワンセットで考えます。
これができていれば、たとえ思いつきで行動しても万が一のときには対処ができ、損失を出す可能性を下げられます。
思いつきで行動したり、自由に生きたりするには責任がともなうことを忘れないようにしましょう。
自由な生き方について、こちらの記事でも紹介しているので、ぜひチェックしてください。
コツ③「思いつき」と「よく考える」ことのバランスを取る
思いつきで行動することすべてが悪いとは思う必要はありません。
思いつきで行動した結果、斬新なアイデアや未知の価値を生み出すこともありますよ。
リスクが低く、クリエイティブな発想が求められる仕事や、瞬発力の必要な仕事などは思いつきで行動することがプラスに働く可能性が高いです。
こうした仕事を熟考して行動が遅くなると、チャンスを他に取られてしまいますよね。
一方で、リスクが大きく、熟考を重ねて長期的に進めていくプロジェクトなどは、思いつきで行動するのは不向きです。
仕事の質を見極め、思いつきで行動することと、じっくりとよく考えることのバランスをとるように意識してみましょう。
よく考えるのが苦手な人は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
まとめ
この記事では、思いつきで行動する人の特徴や、思いつきで行動することのメリット・デメリットについて解説しました。
最後に、これまでの内容を簡単にまとめます。
- 思いつきで行動する人の特徴は、好奇心旺盛で楽観的、直観を重視して周りが見えておらず、発言などに一貫性や責任感がない
- 思いつきで行動することでチャンスをつかみやすくなり、成長しやすく、発想力が高まるなどのメリットがある
- 思いつきで行動すると時間の使い方が非効率になり、リスクや損失を招き、周囲に迷惑や負担をかけるのがデメリット
- 思いつきで行動する自分を改善するには、行動する前に周囲に相談をしたり、リスク管理を意識するのが大事
- 思いつきで行動することが良い方向に向かう仕事もあるため、じっくりと考えるべき仕事との区別や使い分けを行う
思いつきで行動する人は自己中心的な人と思われがちですが、人が思いつかないようなアイデアの発想力を上手くいかすことで、自分の評価も上がり、会社にも貢献できます。
自分は思いつきで行動してしまうタイプだと自覚したときは、必要以上に落ち込まず、軌道修正をして長所に変えていきましょう。