
自分に厳しくする方法とは?自分に厳しくする際の注意点も解説
- 自分に厳しい人になるためにはどうしたらいい?
- 自分磨きに疲れた・・・
- 自分に厳しくあるには、どこまで自分を追い込めばいいの?
自分に厳しい人というと、努力を続けて成長し、高い目標を達成していく姿が、とても魅力的ですよね。
「自分に厳しく、他人に優しい」を心がけて、自分磨きを頑張っている人もいるでしょう。
ですが「自分に厳しくありたい」と努力する人のなかには、無理をしすぎてかえって成果が出にくくなったり、続けること自体が苦しいと感じている人もいます。
自分に厳しくすることには良い面も、悪い面もあることを知っておくことが大切ですよ。
この記事では、自分に厳しくすることのメリットとデメリット、自分に厳しくするための方法などを解説します。
「自分に厳しく」をプラスに活かしながら、長く成長を続けるためのヒントをこの記事から見つけてください。
「自分に厳しくする」とは?

自分に厳しくするとは向上心を持ち、高い目標に向かって努力を続ける姿勢のことです。
また、自己管理を徹底し、マナーやルールを守りながら、自分を律することも含まれます。
「自分に厳しくしよう」と考える理由は人それぞれですが、根本には自分を甘やかさず「成長したい」「成果を出したい」などの成長欲があるといえるでしょう。
ですが、厳しさが行き過ぎると、心や体に負担がかかり、思わぬ形で影響が出ることもありますよ。
次からは、自分に厳しくすることのメリット・デメリットを詳しく解説します。
自分に厳しくするメリットとは?
自分に厳しくすることで、成長に向けて行動を起こしやすくなることがメリットです。
自分に厳しい人は現状に満足せず、目的を達成したら、次のゴールを決めて、どんどん行動していきます。
行動力が高まることで挑戦する機会が増え、自然と成長のスピードも上がっていくのです。
現状にはなかなか満足しませんが、しっかりと最後までやり切る力があるので、達成感も持ちやすくなりますよ。
また、自分に厳しい人は言い訳せずにやるべきことをやる習慣があり、責任感が強くなることもメリットでしょう。
自分で決めたことをしっかり続けるので、周りからの信頼もアップします。
このように、自分に厳しくすることには成長を促したり、責任感や信頼感が持てたりなどのメリットがありますよ。
自分に厳しくするデメリットとは?
自分に厳しくしすぎるあまり、自分自身を追い込んでストレスを溜めてしまうことがデメリットです。
失敗したときやうまくできなかったときには、必要以上に自分を責めてしまい、自分を否定してしまうことも、自分に厳しい人によくみられる特徴ですよ。
また、自分に厳しくするだけでなく、その厳しさを周囲の人に求めてしまうと、周囲との関係が悪化してしまう可能性もあります。
頑張りすぎたり我慢しすぎたりした結果、自分や周りにネガティブな影響を及ぼす可能性があることが、自分に厳しくすることのデメリットです。

自分に厳しくするにはどうしたらいい?簡単にできる3つの方法

自分に厳しくを正しく心がけている人は、ただ厳しくするだけでなく、自分に合ったペースや工夫を大切にしています。
大切なのは、「もっと頑張らなきゃ」と焦るよりも、自分の成長を実感しながら前に進むことですよね。
ここでは、自分に厳しくする方法を紹介します。
シンプルで実践しやすい方法を紹介しているので、「なかなか努力が続かない」と悩んでいる人は、ぜひ試してみてくださいね。
方法①自分で決めたルールを守る
自分に厳しくする簡単な方法が、自分でルールを設定し、守ることです。
自分が少し頑張れば守れることを設定することで、自分自身をコントロールする感覚が身につきます。
たとえば、毎日決まった時間に起きる、休憩はタスクをひとつ終わらせてからなど、自分が達成可能な小さいルールにしましょう。
「自分に厳しくありたい」とルールを決めた際に大切なのが、続けていくことです。
時には、予定外の事が起きてルールを守れないこともあるでしょう。
だからといって過度に自分を否定したり、過度に厳しくなって頑張り過ぎてしまうなら、心身に負担がかかって長続きできなくなってしまいます。
自分に厳しくするときは、適度な休息や自分を肯定する優しさといった柔軟性を忘れないようにしましょう。
頑張っても報われないと悩んでいる人は、ぜひこちらの記事もあわせてチェックしてください。

方法②自分の弱点を把握して改善していく
「自分はどこが苦手なのか」「どんなときに甘えが出やすいのか」自分の弱点を知り、改善するのも、自分に厳しくする方法ですよ。
自分に厳しくするためには、今よりも少し先のゴールを設定し、成長を促すことが大切だからです。
苦手の克服は自分をコントロールし、しっかりとした意志や目的を持たなければ、なかなか達成できませんよね。
自分の弱点を受け入れ、それを克服するための行動を積み重ね、成長していきましょう。
方法③ 「できない理由」をなくす習慣をつける
自分に厳しくするためには、「できない理由」ではなく、「どうすればできるか」を考える習慣を身につけることも方法のひとつです。
「時間がない」「疲れている」など、つい言い訳をしてしまう瞬間は誰にでもありますよね。
しかし、できない・やらない理由ばかりを探していると、行動に移せず、結局自分に厳しくなれません。
たとえば「忙しくて運動する時間がない」なら、時間を作ることから始めましょう。「時間があっても、疲れてできない」と続くのであれば、疲れる理由を次は解消していきます。
このように、できない・やらない理由を解消していけば、後はやるだけになりますよね。
「できない理由」ばかりに目がいってしまう癖を改善して、自分に厳しくできる自分へと成長していきましょう。
やることが多すぎて時間がないと感じるなら、こちらの記事を参考にしてください。
自分に厳しくできない時にやるべき3つのこと

「自分に厳しくありたい!」とどんなに考えていても、「甘えてしまう」「続かない」など自分に厳しくできないと悩む人もいますよね。
ここでは、自分に厳しくできない時にやるべきことを解説します。
モチベーションを保ちつつ、成長し続けられる人を目指している人はぜひ参考にしてみてくださいね。
努力の過程を記録して自分を褒める
自分に厳しくできずに悩んだ時は、努力の過程を記録して、自分の成長を実感しやすくしましょう。
自分のネガティブな面ばかりに目を向けるクセがある人もいますよね。
モチベーションを維持するなら、甘えてしまう自分に落ち込むよりも、「今の自分ができるようになったこと」を書き出して、自信につなげることが大切です。
努力の記録は、「ここまでやってきたんだから、もう少し頑張ろう!」と前向きな気持ちにもさせてくれるでしょう。
ポイントは、どれくらい頑張ったのかを目に見える形にすることです。
頭の中だけで考えると、「でも」と続けてしまいがちで、ネガティブな思考に引っ張られてしまう可能性が高くなってしまいます。
努力をしてきた結果をしっかりと記録して、自分を褒め、次へと進んでいく力にしましょう。
ゴールとプロセスを見直してみる
自分に厳しくできないと悩んだ時は、自分の今目指しているゴールとそこにたどり着くまでの過程を見直しましょう。
自分の限界を超えたゴールやプロセスを立てると、「どうせ無理だ」と諦める原因になるからです。
具体的に、見直すポイントは下記の2つですよ。
- 自分の現状や能力に合っているか
- 現実的で具体的な設定になっているか
自分に厳しくして成長するためには、適切なゴール設定が欠かせません。
そして、適切なゴールに着実に近づけるための過程を、無理なく描けることも大切ですよ。
たとえば一般事務職の人が経理事務職を目指すなら、「簿記の獲得」そして「部署移動や転職活動のリサーチ」そして「経理事務職に就く」となるでしょう。
もっと細かく「簿記の獲得」は「3級簿記の獲得」として、そのための勉強法などを設定し行動していくと、無理なく続けられます。
自分に厳しくできないと悩んだ時は、ゴールが今の自分にとって大きすぎていないか、プロセスが正しく描けているかを見直してみましょう。
ついつい甘えてしまう環境から距離を取る
悩んだ時は自分に厳しくできない環境や原因から、離れるのもいいでしょう。
たとえば勉強をする際に誘惑に負けやすいなら、スマートフォンやパソコンなどの電源を切ると、環境を整えられます。
人に誘われると断れず時間確保が難しいなら、断り上手になることも、自分に厳しくするために必要になるでしょう。
自分に厳しくできる環境を整えて、自分のペースで成長していきましょう。
断り方で悩んでいる人は、ぜひこちらの記事もあわせてチェックしてみてくださいね。

自分に厳しくする際に注意すべきポイント

自分に厳しくすることで成長できるのは素晴らしいことですが、行き過ぎると本来の目的からずれてしまったり、周囲との関係に影響を及ぼすこともあります。
厳しくする姿勢を保ちながらも、無理をしすぎないことや、周りとのバランスを考えることが大切です。
ここでは、自分に厳しくする際に気をつけるべきポイントについて紹介します。
注意①自分に厳しくすることが目的にならないようにする
「自分に厳しくすること」は、手段であって目的ではありません。
「厳しさ」にあまりにもとらわれるなら、本来の目的である成長や目標達成を見失い、ただ自分を追い込むだけになってしまう可能性があります。
自分が何のために努力しているのかを見失わないようにしましょう。
成長や達成感を感じられる範囲で、自分に厳しくすることが大切です。
本来の自分が分からず悩んでいる人は、ぜひこちらの記事もあわせてご覧ください。

注意②「厳しくあれ」という価値観を周りに押しつけない
自分に厳しくしていると、無意識に周りにも同じ厳しさを求めてしまうケースがあります。
人それぞれ価値観は違うので、「●●であるべき」という自分の価値観を他の人に押し付けてしまうと、周囲とトラブルになるリスクがあるので注意しましょう。
たとえば納期が決まっている仕事があったとして、早めに仕上げる人もいれば、納期ギリギリに仕上げる人もいますよね。
抱えている仕事や、仕事に対しての考えは人それぞれなのにも関わらず、ギリギリになった人に対して「もっと早くやるべきだ」と伝えてしまえば相手はいい思いはしないでしょう。
他の人を変えることは難しいものです。
自分の基準は自分のものと心得ておきましょう。
周りを変えようとするより、自分の努力を続ける姿で良い影響を与えられるよう意識してみてください。
まとめ
この記事では、自分に厳しくすることのメリット・デメリットと、自分に厳しくするための方法について解説してきました。
最後に簡単にまとめます。
- 自分に厳しくするメリットは、成長へのスピードが上がりやすくなること
- 自分に厳しすぎると、自己否定に陥るリスクがある
- 達成可能な自分のルールを守っていくことは、自分に厳しくするための第一歩
- 自分に厳しくするなら、「できない理由」ではなく「どうしたらできるか」を意識する
自分に厳しくすることは、成長や目標達成の大きな力になります。
頑張りすぎず、小さな工夫と自分のペースを大切に、前へ進んでいきましょう。