運営者プロフィール

矢嶋 美由希

株式会社Re Prism 代表取締役

累計1万人以上を指導してきた「強み覚醒」専門の心理コンサルタント。「才能を持ち腐れしている原石を見つけて、人生のブレイクスルーを経験させる」をコンセプトに活動しています。著書「ふだん使いのマインドマップ」etc

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潜在意識が強い人とは?潜在意識を書き換える4つの方法

  • そもそも潜在意識って何?
  • 理想通りに生きている人は潜在意識が強いって本当?
  • 潜在意識をビジネスに活かしていきたい!

潜在意識というと、スピリチュアルな世界をイメージする人もいますが、多くの人が持っているものです。

あなたの生活や習慣、決断の仕方に無意識に関わっていますよ。

しかし、ほとんどの人が潜在意識を上手に使えていません。

この記事は、潜在意識について紹介しています。

現状が変わらない、理想通りの生き方ができないなど悩みや不安がある人は、ぜひこの記事を参考にして、今の状況を変化させていきましょう。

目次

潜在意識とは?

潜在意識とは、簡単にいうと表面に出てこない、意識していない意識のことをいいます。

反対に表面にあるのが顕在意識です。

  • 得意先で新しく契約を取りたい:顕在意識
  • 契約を取れてこれくらいかな:潜在意識
  • もしかして契約が取れないかも:潜在意識
  • そう上手くいくはずがない:潜在意識

このように意識して考えていることは顕在意識で、過去の経験や失敗から無意識に考えていることが潜在意識です。

特に失敗した経験が潜在意識のなかに強くあると、無意識のうちに悪い結果をイメージしてしまうので、なかなか成果に結びつきません。

潜在意識の影響力は強く、意識の9割を占めるといわれ、ポジティブに働くこともネガティブに働くこともあります。

潜在意識とは、ほとんどの行動に無意識に働く考えといえるでしょう。

潜在意識が変わるとどうなる?理想を引き寄せるのに大事な理由

潜在意識が変わると、自分自身の感覚や考え方、発する言葉や行動が変わります。

潜在意識によって出てきた行動をしていくことで、自身に必要な情報が集まってきたり、自分に必要な人間関係が新たに構築されたりするでしょう。

出会いや理想を「引き寄せた」状態ですね。

つまり、自身の求める理想を手に入れるには、自身の潜在意識を知ることが必要不可欠なのです。

なりたい自分になるための法則については、こちらの記事をご覧ください。

潜在意識が強い人の特徴

潜在意識が強い人は感覚のアンテナが強い人です。

自分に自信があったり、本能に忠実であったり、感覚で物事を把握したりなどの共通点がありますよ。

より詳しく、潜在意識が強い人の6つの特徴をみていきましょう。

特徴①自分に絶対的な自信を持っている

潜在意識の強い人は、自分に絶対的な自信を持っています。

育ってきた環境や積み重ねてきた経験から、自分の価値観がはっきりしているからです。

たとえば幼少期にポジティブな言葉ばかり掛けられた人は、大人になっても、自分の感覚や行動を肯定的に捉えられます。

成功体験を積み重ねてきた人は、「なんとなく自分なら大丈夫!」と根拠のない自信を持つ人も多いでしょう。

潜在意識の強い人は、自分自身を肯定的に捉えられるため、強い自信を持っているのです。

特徴②本能に忠実で自分の意見を持っている

潜在意識の強い人は本能に忠実で、自分の意見を貫く強さを持っています。

「●●したい」といった欲求に従うため、自分に必要と思うことにストップをかけません。

たとえば赤ちゃんは泣きたいときに泣いて、誰かに助けてもらおうとしますよね。それは本能であって、ストップをかけることはしません。

同じように潜在意識の強い人は周りや環境に振り回されることはなく、自分はこう思うと思ったらすぐに行動を起こしたり、自分の意見をはっきりと述べたりします

特徴③記憶力がいい

潜在意識が強い人は、記憶力がいいのも特徴です。

潜在意識が強い人は仕事や生活のなかで、自分の記憶に蓄積されていることを無意識に思い返しています

判断や決断のための材料である、過去の体験や経験が、すぐに取り出せる場所におかれているのです。

価値観を揺さぶられた体験や、●●だと信じるようになったきっかけを、しっかりとおぼえている人やすぐに思いだせる人は潜在意識が強い人です。

特徴④感覚的に物事をとらえている

潜在意識の強い人は、感覚的に物事を捉えていることも特徴です。

危険を察知したり、虫の知らせなどといわれるような直観力が働きます。

というのも、潜在意識が強い人は、ひらめきや感覚的な部分を司る右脳をうまく使っているからです。

蓄積した情報からインスピレーションがわきやすい人は潜在意識が強いといえるでしょう。

特徴⑤いつもリラックスしている

潜在意識の強い人は、人と自分を比べて無駄に落ち込んだり、カリカリしたりしません。

日ごろから、何かに没頭できる時間が多かったり、瞑想を日常化していたりと、自分を大切にする習慣もあります。

周囲の状況の変化に慌てないので、堂々としていつもリラックスしているように見えるでしょう。

潜在意識の強い人は自分の軸をしっかりともっているので、周りからのストレスを受けにくいのも特徴です。

特徴⑥思い立ったらすぐ行動

潜在意識が強い人は、思い立ったらすぐ行動に移すことができます。

自分の潜在意識のなかで必要不必要なものが明確になっており、情報の取捨選択が瞬間的にできるためです。

ポジティブな行動を素早くでき、反対に危険を察知して逃げることも早くなります。

潜在意識が強い人は、迷うことなく行動に移せることが特徴です。

行動力を鍛える方法についてはこちらの記事を参考にしてください。

潜在意識を変えて人生を豊かに!潜在意識を書き換える4つの方法

状況を変えたいならば、新しい情報を脳に刷り込ませる作業が重要です。

潜在意識にアクセスする方法を知って地道に書き換えていくことで、少しずつでも状況は変わっていきますよ。

ここでは潜在意識を書き換える方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

方法①肯定的宣言する(アファメーション)

アファメーションとは、ポジティブな言葉で宣言することで理想の自分に近づく方法です。

書き換えたい潜在意識を、シンプルな文章にしてみましょう。

文章にするときは、「~になりたい!」ではなく、「〜になった」「〜している」という形にするのがコツです。

たとえば仕事が上手くいかないたびに「自分なんか・・」と考えてしまうなら、「営業事務として頼られる人になって、イキイキと仕事を楽しんでいる」と宣言してみましょう。

「〜になりたい」と潜在意識に入ってしまうと、無意識にまだ願いが叶っていない自分に焦点を当ててしまうので注意してくださいね。

宣言文をシンプルな言葉にしたら、自分自身の潜在意識がわかるような言葉ではっきりと声や紙に書き出します。

文章は日ごろ目につくところに貼り付けたり、携帯の待ち受け画面にしたりして潜在意識に何度も刷り込みましょう。

ただし、自分の思考や価値観の核となる部分が否定的になっていると、いくら前向きな言葉を宣言したとしても行動に結びついたり、持続することはできません

そんなときは、次に紹介するエフィカシーとアファメーションをセットで行ってみましょう。

方法②自己効力感を高める(エフィカシー)

潜在意識を書き換えるなら、エフィカシーを高める方法もあります。

エフィカシーとは心理学で使われる言葉で、自尊心や自己効力感などと訳されます。

自尊心は、自分のイメージの核の部分です。

自己効力感とは物事に対して「自分ならできる!」と、自信がある状態をイメージするとわかりやすいですよ。

過去の経験や体験から「どうせ自分は失敗する」と考えてしまうなら、小さな目標を設定し、エフィカシーを高めていきましょう。

簡単でも、できたことは事実なので、積み重ねれば自分に自信がつくからです。

また、目標を決める際、大きな目標を掲げすぎると自分ごとに捉えるのが難しくなります。

「お金持ちになりたい!」と思って、年収300万円の人が「年収1億!」と目標を掲げても現在の収入との差がありすぎてリアリティが出てきませんよね。

エフィカシーを高めるときは、現実的な目標を達成するために、今すぐできることを掲げて行動していきましょう。

たとえば年収350万円達成するために副業を始めるから、朝いつもより10分早く起きて作業をする、寝る前に本を読んでスキルアップを図るなどですね。

小さな目標を達成させながら、大きな目標も意識して、挫折することなく最終目標を達成しましょう。

潜在意識を書き換える際は、「自分ならできる!」と、小さな成功体験を自分のなかに蓄積させることが大切です。

方法③あこがれの人を真似する(モデリング)

憧れの人がいるなら、真似をして潜在意識を書き換えていきましょう。

モデリングは、理想となる人のまねをして、その考え方や行動を習慣化させることです。

自分のなりたい人を決めて、その人の考え方や行動を習慣化させていきます。

  • 仕事の手順
  • 振る舞い
  • 言葉

真似をしてポジティブな体験や新しい価値観を発見できれば、今まで持っていた思考のクセが少しずつ変わってきます。

理想の人の行動を真似をして「身体で覚える」ことで、潜在意識を書き換えていきましょう。

なりたい人の真似をするべき理由と影響について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

方法④セルフイメージを高める

「自分が挑戦しても失敗する」「本音で発言すると人を傷つけてしまう」など、過去の経験によってマイナスに考えるクセがついていると、潜在意識の書き換えができません。

どんなに肯定的でポジティブな行動をしたとしても、心の奥で「自分がやったって上手くいかない」と思っていては効果は薄いからです。

潜在意識を書き換える際は、ネガティブな思考が根付いてしまった体験や経験をプラスへと、アップデートしましょう。

たとえば「自分には無理だ」と未完了のままになっているタスクを書き出して、1つ1つ完了していくことで、「やればできる自分」へと考え方が変わってきます。

ネガティブな思考になっていると、できなかった自分にフォーカスしがちなので、成功できた自分やチャレンジした自分に気づき、褒めてあげることが大切です。

また、環境を変えると思考のクセも変わるので、手放すことも潜在意識を変える方法です。

友人関係も、マイナスな言葉をかけてきたり、不安な発言が多い人とは距離を取って付き合いましょう。

自身の価値を再認識したり環境を変えることで、自分のイメージを肯定的なものに変えられます。

まとめ

この記事では、潜在意識が強い人の特徴や書き換え方を紹介しました。

これまでのことをまとめます。

  • 潜在意識は無意識に働いている思考のクセのこと
  • 潜在意識は過去の体験や経験から作られている
  • 潜在意識が強い人は自信があり、自分を大切に生きている
  • アファメーションやセルフイメージを高めることで潜在意識を書き換えられる
  • 小さな目標をクリアしていくと、ポジティブな潜在意識を蓄積できる

潜在意識の強い人は、なりたい自分を引き寄せられます。

ぜひこの記事を参考にして、潜在意識を書き換えていきましょう。

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