運営者プロフィール

矢嶋 美由希

株式会社Re Prism 代表取締役

累計1万人以上を指導してきた「強み覚醒」専門の心理コンサルタント。「才能を持ち腐れしている原石を見つけて、人生のブレイクスルーを経験させる」をコンセプトに活動しています。著書「ふだん使いのマインドマップ」etc

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自分の能力がわからない人必見!自分の能力を知る4つの方法

  • 普通の自分にも能力ってあるの?
  • 得意なことは何かと聞かれてもわからない!
  • 自分の強みを知って、もっと伸ばしたい!

今の生活や働き方に悩んだとき、「自分の能力は何だろう」と考えた経験がある人も多いですよね。

考えてはっきりと自覚できる人もいれば、「自分の能力がわからなかった」「そもそも能力って何だ?」と悩みのタネが増えてしまう人もいるでしょう。

そこで今回は自分の能力がわからないと悩む人向けに、自分の能力を理解し、高めていくための方法を解説します。

最後まで読むことで、自分の得意や強みを見つけ、伸ばしていくための前向きな気持ちを持つことができますよ。

自分の強みを自覚し、前向きに行動するマインドで、自分らしい生き方を見つけましょう。

目次

自分の能力のなさに絶望・・・自分の能力が低いと感じてしまう理由

自分の能力が低いと感じてしまう理由はさまざまですが、根本的な原因は自分自身の理解度が低いことにあります。

たとえば、「仕事ができない=能力がない」と直接結びつけて考えている人もいますよね。

仕事ではコミュニケーション力やマネジメント力、実行力など、さまざまなスキルを求められるため、仕事が上手く進められないのはビジネススキルがない(能力が低い)からだと考えてしまうのです。

しかし、そもそも自分のできる範囲を知らずに自分の能力以上の仕事を引き受けているなら、「できない」のは当たり前です。

極端な話ですが、算数を勉強し始めた小学生に、大学の数学を解いてとお願いしてもできないのは当然ですよね。

また、自分の能力を生かせる仕事に就いていない場合も、仕事が楽しめず、「できない人間だ」と自分自身を追い込み、ストレスを抱えてしまう可能性があります。

スキルやキャパ、今できることなど、自分で自分を理解できていないと、結果が伴わず「自分には能力がない」と落ち込んでしまう原因になるでしょう。

自分の能力がわからない人必見!自分の能力を知る4つの方法

先ほど理由をお伝えしたように、「自分の能力がわからない」「能力が低い」と悩んだときは、しっかりと自分自身を知ることが大切です。

自分への理解度を上げることで、能力を過大評価してしまったり、逆に過小評価してしまったりするリスクを回避できるでしょう。

ここからは自分への理解度を高め、自分の能力を知る方法を解説します。

自分の能力を理解し、より自分らしく生きるためのきっかけをつかみましょう。

方法①成功体験を分析する

自分の能力を知るためには、自分の成功体験を振りかえっていみましょう。

いくつか成功体験をあげてみると、自分が成功するときのパターン(共通点)や無意識の内に担っている役割が見えてきますよ。

無理なくやっていること(自分の成功パターン)には、自分の能力や、能力を発揮しやすい環境のヒントが隠れています。

誰かに話したり、紙に書き出したりして、言葉や文章にすると、客観的に振り返れるのでおすすめです。

成功するまでの経緯や、そのときの気持ちを深掘りし、自分らしく行動できたことや周囲から評価されたことを思い返すことで、自分の能力を発見できます。

方法②やりたくないことを書き出す

やりたいことではなく、あえて「やりたくないこと」から書き出すと、自分が何に向いていて、何がやりたいかを探ることができます。

一見すると、やりたいことを書き出す方が、自分の才能や能力に気づく近道に思えますね。

しかし、自分の能力がわからない人は、「どうせ何もできない」「何をやっても上手くいかない」と、普段から自分の感情に蓋をしてしまうクセを持っています。

なので、本心を探るには少しハードルを下げるイメージで、最初は「やりたくないこと」に目を向けましょう。

たとえば、下記の「やりたくない」リストがあったとしましょう。

  • 会社の飲み会は遠慮したい
  • 雑用はできれば引き受けたくない
  • 自分の仕事が終わったなら定時に帰りたい

やりたくないことが見えてきたら、それに付随する「これならやりたい」と思うことへ考えをシフトしていきます。

  • 会社の飲み会は遠慮したいけど、部署の人とは会話したい
  • 雑用はできれば引き受けたくないけど、サポートならやりたい
  • 自分の仕事が終わったなら定時に帰って、ジムに通いたい

段階的に「やりたいこと」に思考を近づけていけば、「飲み会に参加するより、雑談力を身につけるとよさそう」「雑用とサポートの線引を自分はどこでしているのかな?」など、自分の能力や理解へのヒントが見つかりますよ。

「自分のことは自分が一番わかっている」といいますが、実際に自分の才能を明確に把握している人は少ないものです。

答えを急がず、「やりたくないこと」を自分の心に問いながら、「やりたいこと」への方向性をゆっくり探っていけば、少しずつ本当の自分に気が付くことができますよ。

方法③周りの人に自分の才能や強みを聞いてみる

信頼できる家族や友人に、「私の強みは何だと思いますか?」と尋ね、違う目線で自分を見てもらうことでも、自分の能力を発掘できます。

自分で思う自分の姿と、他人から見た自分の姿は同じとは限りません。

他人からの視点を取り入れ、客観的に自分を見つめ直してみましょう。

たとえば、「自分は一つの業務に集中することが苦手で、途中であれもこれも気になって、中途半端な行動をしてしまう」と自己分析していたとします。

しかしその行動が、友人からは「複数のタスクを同時進行できて、周りのよく見える人だ」という評価を受けたら、「視野が広い」という強みに映ることが分かります。

他人の目線を取り入れることで、「できないこと」に向けていた視点を「できること」へ転換し、自分を追い詰める感情を和らげることもできるでしょう。

自分から見た自分も、他人から見た自分も、「自分」という人間を構成している要素です。

自己分析だけで完結せず、他人の視点も取り入れ、自分自身と自分の能力への理解度を高めてみましょう。

自分の才能で悩んでいる人は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

方法④キャリアコーチングを検討する

自分の能力と今の仕事が合っているか迷ってしまうときは、キャリアコーチングなどのプロの手を借りるのもおすすめです。

先ほどの、「周りの人に聞く」と同じく、客観的な視点から自分の強みを分析できるでしょう。

周りの人に聞くのと違うことは、「働き方」や「キャリア」といった専門的な視点が強いことです。

友人からの助言で「視野が広い」ということは分かったけれど、それを働き方や生き方に反映させるにはどうしたらよいかまでは分かりませんよね。

そんなとき、キャリアコーチングの力を借りれば、「視野が広い」自分の強みの生かし方を一緒に考えてくれるでしょう。

ただし、しっかりとキャリアコーチングを受けるには、20〜30万円程度の費用が必要です。

また、自分の目的意識をしっかり持ったり、無料相談などで相性のよさそうなコーチを探したりするのも大切ですよ。

自分にマッチするコーチが見つかれば、自分の能力に気づいたり、客観視ができたりすることでキャリアの選択肢が広がるでしょう。

キャリアコーチングの必要性や具体的な役割について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

自分の能力を高める3つのポイント

自分の能力や強みに気が付いたら、次は能力を高める努力をしましょう。

能力を高めるには、環境を見直してみたり、頭の中だけで考えず言葉にしたりすると、自分の能力に自覚と自信がつきます。

ここからは、自分の能力を高める3つのポイントを紹介します。

ポイントを押さえながら、少しずつでも行動を変えていきましょう。

ポイント①自分を取り巻く環境を見直す

自分の能力がわかったら、今の環境が自分の能力に合っているかを見直してみましょう。

環境を見直すことで、自分の能力の生かし方や高め方を知ることができるからです。

本当にやりたいことや能力に気が付いて、今の環境が自分に合わないのであれば、異動願いや転職などで環境を変えるのもいいでしょう。

環境が整っているのであれば、キャリアアップを目指したり、より高度な資格に挑戦したりするなど、目標を決めて行動することがおすすめです。

能力を高めるには、自分の周囲を見渡し、能力を高める妨げになるものを整理したり、明確な目標設定をしたりする意識が大切です。

環境を整え、自分の能力が最大限発揮できる条件を整えましょう。

転職などの思い切った決断や、高い目標に向けた行動力を鍛える方法については、こちらの記事をご覧ください。

ポイント②言語化能力を高める

自分の能力を十分に発揮し、伸ばしていくには周囲に認知されることも大切な要素です。

なので、言語化能力を鍛え、「自分の能力はこれだ」「将来●●したい」と、自分の考えを明確に相手に伝えるスキルを身につけましょう。

言語化能力とは、自分の考えや意見を相手にわかりやすい言葉で伝える能力のことです。

たとえば、メモを取るために紙とペンが必要で、隣のデスクの人に「書くもの貸して」と頼んだら、ペンだけ渡された場合、言語化能力が足りなかったことになります。

同じことで、自分の頭の中では良いアイデアが浮かんでいても、それを正しく相手に伝えられなければ自分の能力を発揮することはできませんね。

言語化能力を鍛え、考えや意見を正しく言葉にし、周囲を巻き込みながら才能を伸ばしていきましょう。

ポイント③根拠のある自信を持つ

自分の能力を高めて行く際は、実績や努力を積み重ね、形にすることで、根拠のある自信を持ちましょう。

実力や努力に裏付けられた自信は、周囲との信頼関係を築くのにも有利に働き、より自分の能力を認知してもらえるからです。

社会人2年目の銀行員と、この道20年の銀行員がそれぞれ勧める株式があったら、勤続20年の銀行員の勧める株の方が期待できるイメージがありますよね。

積み重ねた経験や実績は、信頼のための根拠となります。

実績が乏しいのであれば、資格を取るための勉強や新しいことに挑戦する具体的な姿勢を見せることで、その努力や行動自体が自分の能力を伸ばすことにつながるでしょう。

【注意】自分の能力がわからないことが及ぼす影響とは?

自分の能力を把握するには、周囲からの評価と自分自身の考えが、ある程度一致しているかを常に見つめる必要があります。

自分自身の評価と周囲の評価がかけ離れている場合、自分を過大評価してひんしゅくを買ったり、逆に過小評価して自分を追い込んだりしてしまう原因になるからです。

自分を過大評価してしまう場合、「こんなに頑張ってこの給料じゃおかしい」や「どうして自分じゃなくあの人が選ばれたんだ」と、不満やストレスの原因になり、自分の能力を伸ばすことの妨げになります。

反対に過小評価してしまうと、「運が良かっただけ」「次こそ何かトラブルを起こすのでは」と行動を制限し、自分で自分の能力を否定してしまうでしょう。

周囲からの評価は、素直に受け入れ、自分の評価と常に照らし合わしながら、自分の中に落とし込むことが、自分の能力を自覚し、最大限に引き出すヒントとなるでしょう。

まとめ

今回は、自分の能力を知る方法や、それを伸ばすポイントについて解説しました。

最後に、今回のまとめです。

  • 自分の能力がわからない人は、自分自身を理解していないケースが多い
  • 自分の能力を知るには、主観と客観の両方から自分を分析するとよい
  • 自分の能力を高めるには、環境を見直す、言語化して自分の考えを正確に伝えるなどの行動が大切
  • 自分の能力を活かすには、自分の能力に対する周囲からの評価と、自分自身の評価を照らし合わせることが大切

自分の能力に迷ったときは、自分をいろいろな角度から見てみることがおすすめです。

これまでの自分自身の認識と一致すれば、その能力に対するさらなる自信になり、逆に意外な発見があれば、新たな能力を自覚するきっかけにもなるからです。

「自分には何の能力もない」と、一つの出来事だけで結論づけてしまわず、些細なことからでも、いろいろな可能性を探ってみましょう。

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