自分の魅力が分からなくなる理由とは?自分の魅力に気づく4つの質問
- 自分の魅力が分からない!
- 自分に魅力がないと感じてしまう理由は?
- 自分の魅力に気づける方法が知りたい!
「あの人は気配りが上手」「リーダーシップがある」など、日本人は他人の魅力を見つけるのが得意な反面、自分の魅力には気づきにくいといわれています。
自分には魅力がないと感じたり、自分の魅力が分からないと悩んでいる人は多いでしょう。
そこで今回は、自分の魅力が分からないと悩んでいる人に向けて、自分の魅力に気づける質問や、自分の魅力を引き出すコツを解説しています。
自分の魅力は自覚しにくいものですが、誰にでも必ず魅了的な部分があります。
自分の魅力に気づいて、自己評価を高めていきましょう。
自分では分からない?!自分の魅力とは?
自分の魅力とは自分自身の強みや弱みであり、他人があなたに惹きつけられる理由でもあります。
強みや弱みというと、自分のなかで特別なものと考えてしまいますが、「自分らしさ」と捉えるとイメージしやすいでしょう。
たとえば、他人からよく「あなたは思いやりがある」といわれるのであれば、自覚の有無に関係なくそれがあなたの魅力といえるでしょう。
自分の魅力は気づきにくい傾向があるため、自分の魅力については他人から気づかされることが多くあります。
もちろん「私の魅力は●●です」と自覚しているのであれば、他人からの評価は関係なく、それもあなたの魅力のひとつです。
どんな環境でも自分らしくいたいと考えているなら、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
自分には魅力がないと感じてしまう2つの理由
自分には魅力がないと感じている人の多くは、自分に自信がありません。
つまり、本当に魅力がないのではなく、「こんな自分に魅力なんてあるわけがない」と勝手に思い込んでいるのです。
自分に魅力がないと感じてしまう理由を、より詳しくみていきましょう。
理由①常に人と比較する
他人よりも優れている部分を自分の魅力だと考えるクセがあると、自分に魅力がないと感じやすくなります。
極端ですが「一番であること=魅力」なので、自分よりも優れている人が現れた途端に、自信がなくなったり、価値を感じなくなったりしてしまうからです。
特に、他人と自分を比較して自信を持っている人は注意しましょう。
広い世の中には必ず上には上がいるものですよね。相手を羨ましく感じたり、場合によっては嫉妬してしまうこともあります。
他人にはあって自分にはない部分ばかりに目が向いてしまうことは、自分の良いところまで見失う原因になります。
理由②自己肯定感が低い
自分に魅力がないと感じる理由のひとつが、自分で自分を認めてあげられないことです。
自己肯定感が低い人は他者からの評価に依存しやすくなったり、周囲の意見が「正しい」と思い込みやすくなります。
たとえば仕事で良いアイデアが浮かんだと思っても、自分に自信がないため「私なんかのアイデアが評価されるわけがない」と思ってしまいます。
そもそも自分の存在価値を自分自身が否定してしまっては、魅力には気がつけません。
自分の魅力に気づける4つの質問
自分には魅力はないという前提で、いくら自分の魅力を見つけようとしても、簡単には見つけられません。
しかし、自分に自信がなく、自己肯定感が低い人でも、自分の魅力に気づくことは可能です。
ここでは自分の魅力に気がつくための4つの質問を詳しくみていきましょう。
質問①人に褒められたところはどこ?
誰もが一度くらいは家族や友人、会社の同僚や先輩など身近な関係者から褒められたことはありますよね。
どんなところが「すごい」といわれたのか、思い出してみてください。
自分ではすごいと思っていなくても、他人からは「自分にはなかなかできない」と思われていることがあったりします。
また、褒められたという意識はないものの、他人からよくいわれることがあれば思い出してみましょう。
たとえば、「話を聞くのが上手いよね」といわれても、「他人の話にしっかりと耳を傾けるのは人として当たり前だ」と思っている人にとっては、それは特に褒められたと感じていないかもしれないからです。
そんなことは大したことではない、褒められるレベルのものではないとあなたが思っているだけで、他人からはそれがあなたの魅力として捉えられている可能性があります。
質問②あなたの短所は?
自分に自信がなく、自己肯定感が低い人は、自分の魅力(長所)を述べてくださいといわれても口を固くしてしまいますよね。
ですが、自分の短所を述べてくださいといわれるとたくさん出てくることが多いです。
「心配性」「人見知り」「マイペース」など、次々と浮かんだ短所は、あなたの魅力を見つける原石になります。
なぜなら、短所と長所は表裏一体だからです。
「心配性」は「ミスを最小限にするための努力や計画ができる」、「人見知り」は「ひとりひとりとの関係を大事にできる」、「マイペース」は「周囲に流されずに自分の意見を持っている」と言い換えられますよね。
自分の魅力を見つけられないときは、長所を探すのではなく、短所を裏返ししてみると見つけられやすくなります。
質問③何が得意?
得意なこととは、特別な才能やスキルを必要とするものとは限りません。
とはいえ、自分の魅力に気づけていない人は、得意なことはないと思い込んでいる人も多いのでなかなか見つけにくいですよね。
そのようなときは、毎日何気なくやっていることや習慣化できていることを見つけてみましょう。
たとえば、毎朝6時に起きて30分ほど軽く運動をするのが習慣になっている人なら、まず「早起き」や「運動」が得意といえます。
それにプラスして、朝の時間を有効的に使える「合理性」や、ルーティンを崩さない「真面目さ」があなたの魅力として考えられますよね。
欠かさずにやっていること、継続してやれていることに、あなたの魅力が隠れていますよ。
質問④客観的に見て自分はどんな人?
自分の魅力を知るためには、自分を客観的に見られる立場、つまり他人に自分はどんな人なのかを尋ねてみるのも効果的です。
自分が思っている自分と他人が思っている自分は、重なる部分だけではなく、時には「そんな風に見えているのか」と驚くこともあるでしょう。
自分は気づけていない自分の魅力を知るきっかけや、短所だと思っていた部分は実は周囲からは好意的に受け取られていたという現実を知ることができますよ。
客観的に自分を見る方法については、こちらの記事を参考にしてください。
自分の魅力を引き出す3つのコツ
自分の魅力は、今現在持っているものだけではありません。
「こんな自分になりたい」と目標を立て、実行していくことで将来的に得られる魅力もあるからです。
自分の魅力を引き出すためにおすすめの、次の3つのコツを実践してみましょう。
コツ①得意なことをどんどんやる
得意なことは長時間続けても苦に感じにくいので、おのずと上達も早くなります。
知識や経験が増えれば、他人に教えることで自分も改めて学びの機会を得られ、さらに自分の中での価値を高められますよね。
自分に自信がないと自分の不得意な面ばかりに意識が向いてしまいがちですが、得意なことに目を向け、伸ばしていくことで自信を持ちやすくなります。
コツ②スキルを磨く
日本のビジネスシーンでは、弱点を克服して、弱点のないように自分を持っていこうとする人が多いですよね。
しかし、人には得手不得手があり、不得意なことは努力をしたからといって、必ずしも誰もが弱点を克服できるわけではありません。
それよりも、本人が元から持っているスキルを伸ばすほうが、本人だけではなく会社にとっても得策です。
自分のスキルを磨くのは、「学習しよう」と思えるハードルが低い上、成長しやすいので続けるモチベーションにもつながりやすくなります。
スキルを磨いて強みができることで自信を持ち、新しい分野へ挑戦する気持ちが芽生えやすくなるなど相乗効果にも期待できるでしょう。
コツ③見た目から変える
見た目を変えるというと、顔や体型を変えなければいけないのかと思ってしまいますが、そういったことではありません。
姿勢を正す、人と話すときには相手の目を見るなど、他人から見られている自分を意識して好印象を与えるようにする、という意味になります。
いくら外見が整っていても清潔感がなかったり、いつも不機嫌そうにしている人には魅力を感じませんよね。
反対に、清潔感がある人や笑顔が素敵な人、健康的に見える人はそれだけで魅力的に映ります。
外見に自信が持てるようになると、気持ちが前向きに変化しやすくなり、行動力が高まります。
世界が広がることで、自分の新しい魅力に気づく可能性も高くなりますよ。
まとめ
自分の魅力が分からない人に向けて、自分の魅力に気づける質問や、自分の魅力を引き出すコツについて解説しました。
最後に、この記事をまとめます。
- 自分の魅力とは、無意識の行動や振る舞いであっても、他人にとっては引き付けられるものである
- 自分には魅力がないと感じている人は他人と比較しすぎたり、自己肯定感が低い場合が多い
- 自分の魅力に気づくには、他人から褒められたことを思い出したり、身近な人に自分について尋ねてみるのがよい
- 自分の短所も裏を返せば魅力になる
- 自分の魅力を引き出すには得意なことやスキル、見た目をどんどん磨くのがよい
自分には魅力がないという思い込みから抜け出せずに悩んでいる場合は、家族や友人などから同じ相談をされたら?と考えてみてください。
「あなたにはこんな素敵なところがあるよ」と、その人の魅力や長所を語って励ましたくなるのではないでしょうか。
それは、あなたの周りにいる家族や友人なども同じです。
「あなたは優しい」「気配りができる」など他人から褒められたら否定せず、他人からは自分はそのように見えていることをまずは認めましょう。
自分の魅力を、自分が認めてあげることが大事です。