運営者プロフィール

矢嶋 美由希

株式会社Re Prism 代表取締役

累計1万人以上を指導してきた「強み覚醒」専門の心理コンサルタント。「才能を持ち腐れしている原石を見つけて、人生のブレイクスルーを経験させる」をコンセプトに活動しています。著書「ふだん使いのマインドマップ」etc

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なぜミスを人のせいにしてしまうの?他責思考を改善する4つの方法

  • 人のせいにしてしまう理由が知りたい!
  • 他責思考は治らない?改善する方法はあるの?
  • 自責思考になれば問題はない?

仕事でミスや問題が起こったとき、人のせいにしてしまうことに悩んでいる方もいますよね。

こうした思考のクセは職場でのコミュニケーションに影響し、信用を失ったり、「自分は評価されていない」という不満につながったりするため注意が必要です。

そこで今回は、他責思考を改善する方法を詳しく解説します。

周囲とのコミュニケーションが上手くいかない、上司から自分が思うような評価をされていないといった悩みがある場合は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

目次

なぜ人のせいにしてしまうクセが治らないの?たった2つの理由

仕事のミスや問題の原因は、「自分」または「他人」、環境の変化などさまざまなことが重なっているのが一般的です。

ただ、他責思考の人は最初から原因は、すべて自分以外のせいになってしまいます。

それでは、どうして「自分」は原因に含まれないのでしょうか。

人によって違うこともありますが、不安が強いことや責任感が足りないことが、人のせいにしてしまう原因としてあげられますよ。

ここでは、人のせいにしてしまうクセが治らない理由を詳しく解説します。

理由①自分を守ろうとする心理が働くから

誰でも、自分のせいでミスや問題が起こった事実と向き合うのは怖いものです。

人のせいにしてしまうクセのある方は、この気持ちが強すぎる傾向があります。

自分が傷つくのを極端に恐れてしまうのは、過去に執拗に失敗を責められた経験をした、そもそも失敗することを許されないような環境で育ってきたことなどが考えられますよ。

また、いつも他人からの評価を気にしすぎてしまうようになると、「周囲から認められたい」という気持ちから、失敗を認めるのが怖くなってしまいます。

不安や怖さから「自分はなにも悪くない」と無意識に自分を守ろうとしてしまい、原因から自分を除外してしまうのです。

他人からの評価が気になってしまうことに悩んでいる方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

理由②責任の所在が曖昧だから

人のせいにしてしまうクセが治らないもう1つの理由が、「ミスをしたのは自分ではないのだから、他人のせいだろう」という発想です。

プライドが高く、自分に自信のある人は「自分がミスをするわけがない」と考える傾向があるので、人のせいにしていることに自覚がない場合もありますよ。

意識して自分が責任を負わされないように行動をしたり、決定的なことに関わらないようにしたりしている方も、逃げ癖がついてしまっている可能性があるので注意が必要です。

責任から逃げるクセがついてしまう原因としては、幼少期から自分が責任をとることがなかったり、責任転嫁で難を逃れた成功体験などが背景にあると考えられますよ。

「自分は完璧だ」「自分は言われた通りにしただけだから悪くない」という思考があると、責任感を持ちにくくなり、自分以外のせいにしてしまうシーンが多くなるのです。

【自己防衛反応編】人のせいにしない考え方を身につける方法

「仕事のミスを人のせいにしてしまう自分は、なんて性格が悪いのだろう」と落ち込んでいる人もいますよね。

しかし、人のせいにしてしまうことが自分を守るために起きていたのだとわかれば、自分を必要以上に責める気持ちはなくなりますよ。

ここからもう一歩、前に踏み出すための、人のせいにしない考え方を身に付ける方法を紹介します。

方法①自分を守ろうとするのは人の本能と知る

人のせいにしてしまう自分を責めすぎず、「そう思ってしまうのは本能」だとまずは割り切ることが大切ですよ。

実は、自分を守ろうとする防衛反応はどんな人にも備わっているため、これを「0」にすることはできません。

ミスや失敗を素直に認められる人にも、「人のせいだ」という気持ちは少なからずあるということです。

大事なのは、そこで考えを止めないことです。

失敗を「誰のせい」という視点で見るのではなく、「なにが起こったのか」「改善方法はあるか」といった視点から見る意識を持ってみましょう。

こちらの記事、視点を変えるヒントが知りたい方はぜひ参考にしてください。

方法②日記やバレットジャーナルを活用して自己分析をする

日記やバレットジャーナルに自分の感情や行動を記しておくことも、人のせいにしてしまう自分を変える方法です。

客観的にどんなときに自己防衛反応が出やすい状況かを把握することで、人のせいにしてしまう状況を回避しやすくなり、他責思考に陥る機会を減らすことができますよ。

また日記やバレットジャーナルをつけることで、考えるだけでは流れていってしまう自分の思考や価値観、感情を視覚化できます。

人のせいにしてしまう思考のクセに気づきやすく、思考の整理やリセットもできるのでおすすめです。

人のせいにしてしまうことに悩んだときは、自分をしっかりと見つめ直してみましょう。

バレットジャーナルの書き方については、こちらの記事で詳しい内容をお伝えしています。

方法③周りからフィードバックを受ける

自己理解を進めて自分を知ることだけではなく、外から見た自分を知るために周りの人からフィードバックを受けることも、人のせいにしてしまう思考を改善する方法です。

たとえば、プレゼンが失敗して契約にいたらなかったとき、「その後のアプローチをさぼった営業のせいだ」と考えたとしましょう。

そこで終われば、人のせいにしたままですね。

ですがフィードバックを受ければ、「プレゼンの内容に伝わりにくい部分があった」「早口でよくわからなかった」など、自分側の問題点にも気づけます

周りからフィードバックを受けるときは「責められた」「否定された」と思うのではなく、あくまでも事実と向き合うことが大事ですよ。

フィードバックを正しく受け取れると改善点が見出せるので、次のプレゼンの成功率を高めることができます。

人のせいにしてしまうクセが治らないときは、上手に周りの人を頼りながら、自分を変えていくのもいいでしょう。

方法④あらかじめ逃げ道をふさいでおく

自己分析をしても、周りからフィードバックを受けても、他責思考が改善しないこともありますよね。

そのような場合は、「何を参考にするのか」「誰にサポートやアドバイスを求めるのか」を選んだのは自分であるという意識を持ってみてください。

自分で選んだ、判断したという意識が、問題が改善しないのは他人や環境のせいと考える原因をつぶしてくれます。

人のせいにする理由がなければ、よりわかりやすい情報を探したり、フィードバックをくれる相手を変えたりなど、次へと考えを進められますよね。

人のせいにしてしまう原因を、自分で選択や判断することであらかじめなくしておくことが、改善方法のひとつです。

自分の選択に自信が持てない方は、ぜひこちらの記事から原因や対処法をチェックしてみてくださいね。

【責任感編】ミスを人のせいにしてしまうクセを改善する方法とは?

人のせいにしてしまう自分を変えるなら、責任感を意識しましょう。

責任感を強くするには、下記などの方法があります。

  • 自分で決める
  • 目標や計画を見える化する
  • 失敗は学びの機会と意識を変える

自分で「これをやる」と決めた仕事には自然と責任感が生まれます。

成功のために、「自分で決めた期限を守る」「同僚や上司と情報を共有し連携する」といった積極的な行動をとりやすくなるからです。

おのずと目標や計画を見える化するようになり、振り返りの習慣を持てるので、問題が大きくなる前に小さなミスにも気づきやすくなりますよ。

たとえ失敗に終わっても、ダメだった点だけを見るのではなく、解決するための方法を考えられるようになり、学びを得ることで次の成功につなげられます。

責任感がなく、自己反省をする習慣がないと、同じミスを何度も繰り返してしまい、自身の信頼やキャリアを形成する機会を失うことになってしまうので注意しましょう。

こちらの記事で無責任な性格を直す方法を紹介しているので、仕事で責任感を持てるようになりたい方はぜひ参考にしてください。

【注意】他責思考が悪で自責思考が良ではない

ミスや問題の原因を他人や環境に求める他責思考に対し、自責思考は原因の所在を自分と考えます。

自責思考の人はしっかりと自分を見つめ理解を深めるため、自己成長の機会が得やすい、責任感が強く周囲から信頼されやすいといったメリットがありますよ。

一方、自分を必要以上に責めたり追い込みやすく、ストレスやプレッシャーを抱えやすいという側面があります。

ビジネス面では人のせいにする他責思考はダメで、自分のせいと責任を背負う自責思考は良いという考えもありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。

どちらかに偏るのではなく、両者をバランスよく意識することが何よりも大事です。

他責思考の人は自責思考になろうとするのではなく、自責思考も持てるようになるという視点で行動してみるのがよいでしょう。

まとめ

この記事では人のせいにしてしまう理由や、他責思考の改善方法を解説しました。

最後にこの記事をまとめます。

  • 人のせいにしてしまう理由は、本能による自己防衛反応と責任の所在が曖昧だから
  • 自己防衛反応から来る他責思考は、日記やバレットジャーナルで自己分析を深めたり、周りからフィードバックを受けてみる
  • 他責思考をやめられないときは、自責思考にシフトしてみるのも方法のひとつ
  • 自分で選んだことには責任が生まれるため、仕事のやり方などを自分で決めてみるのもよい
  • 他責思考と自責思考はどちらか一方ではなく、両方をバランスよく持つことが大事

他責思考の改善は、自分は人のせいにしやすいと自覚することから始まります。

この記事を検索して読んでいる方は、すでにその自覚があるということですから、あとは改善方法を試していけばおのずと一歩前に進めますよ。

「他人が」「自分が」と原因を「誰か」のせいにするのではなく、ミスや問題を解決するにはどうしたらいいか、起こらないようにはどうすべきか考えてみましょう。

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