何から始める?現状を変えたい人がやるべき4つの行動
- 私の人生このままでいいのかな・・・
- 目標にこのままじゃ届かない!どう行動すべき?
- 今の状況を打開したいなら、何からはじめればいい?
今の状況を変えるためには、「自分はどうなりたいのか」「今どんな問題を抱えているのか」を考え、現状を変える努力が必要です。
しかし、失敗したときのことを考えたり、やり方が分からなかったり、自分から何かアクションを起こすことはエネルギーを使いますよね。
今回は、現状を変えたいのに変えられない理由や具体的な方法を詳しく解説します。
この記事を読んで、今の状況を変えられない理由を理解し、乗り越える術を身につけましょう。
思い切って一歩踏み出した先には、きっと新しい出会いや経験が待っていますよ。
現状を変えたいのに変えられない3つの理由
現状を変えたいのにできない理由は、変化を恐れる心理が無意識にはたらくからです。
人は変化を起こそうとすると、経験のないことを受け入れにくく感じたり、失敗への恐怖心を抱いたりする心理に陥ってしまうと言われています。
ここからは、現状を変えたいのに変えられない理由を詳しく見ていきましょう。
理由①現状維持バイアスが働くから
現状維持バイアスがはたらくと、現状より好転することは明らかでも、変化に対する不安が勝って行動できません。
「現状維持バイアス」とは、変化を避けて現状維持を求める心理傾向のことです。
たとえば転職で、給料アップ、通勤時間も短くなる好条件の職場へスカウトされたとしましょう。
今の状況より良くなることは明らかですが、現状維持バイアスがはたらくと、このように現状を変えることへの不安が強く前に出てしまうのです。
- もしかして、うまくいかなかったらどうしよう
- 何か裏があるのではないか
- 今の会社も不満はあるけど慣れてきたしなぁ
変化を起こそうとすると誰もが「今のままで良いのではないか」と現在の状態のままに留まろうとします。
現状を変えたいなら、現状維持バイアスによる心理と冷静に向きあうことで、今の現状と叶えたい理想を見つめなおしましょう。
理由②失敗するのが怖いから
変化した後の失敗が怖いため、一歩踏み出すことに恐怖心を感じてしまうことも、現状を変えられない理由です。
変化を恐れると、人は「できない理由」を探します。
先ほどの例と同じく、雇用条件が良くなる転職でも失敗が怖いと「できない理由」を探してしまうでしょう。
- 転職先の求めるスキルに達していないのではないか
- 給料が上がるから、きつい仕事をさせられそう
- 今の仕事も、元々はやりたくてやっている仕事だから
失敗への恐怖心は、自分を守るための本能でもあり、誰もが抱えています。
失敗への恐怖を和らげるには「現状を変化させることの何が不安なのか」「なぜできないと思うのか」、理由を明確にし答えることが大切です。
自分自身の課題やできない理由に向き合う時間を大切にしましょう。
ネガティブな想像ばかりする弱い自分を変える方法については、こちらの記事をご覧ください。
理由③何から始めたらいいのか分からないから
やり方が分からないことも、現状を変えられない理由です。
現状を変えたいという思いはあっても、具体的に何から始めればいいか分からなければ、ただ時間だけが過ぎていってしまいます。
しかし現状を変えるために、何から始めるべきか絶対的な順番はありません。
気になったことやキーワードを思いつくままに、調べることを大切にしましょう。
たとえば「転職しよう」と思ったら、いきなり会社を辞めるのではなく、まず転職の方法を調べますよね。
転職先の条件を調べたり、転職経験のある人から話を聞いたりしながら、自分の転職へのイメージを固めていくでしょう。
調べていると「何から始めたらいいのか分からない」から「何をすれば転職できるか」へ考え方が変化していきます。
日常生活でも、インターネットなどを使えば、ちょっと気になったことも手軽に調べられますよね。
現状を変えたいときは些細な疑問や気になることを調べて、何をするべきか考えてみましょう。
現状を変えたいと思ったら考えること
現状を変えたいと思ったら、絶対に譲れない軸は何かを考えましょう。
ぶれない軸があることで、自分の取るべき行動や変えるための方法が分かるからです。
たとえばパン屋を開業し、絶対に譲れない軸を「自分の思う美味しいパンを多くの人に食べてもらいたい」にしたとしましょう。
材料費の高騰に直面したとき軸をぶらさず考えるなら、即値上げとはなりませんよね。
どうコストカットを図るか、新しいチャレンジで収益の柱を増やせないかなど、美味しいパンをより多くの人が手に取りやすい価格で売り続けるにはどうするかを考えるでしょう。
軸はお店のこだわりとなり、他にはないお店へと成長するための筋道になります。
人も同じで質問を繰り返し、譲れない軸を具体的に持っておくことで、さまざまな情報に目移りすることなく、自分の望む人生を目指せますよ。
- 自分がどんな人生を望んでいるのか
- どんな自分になりたいのか
- 今の何が不満なのか
- なぜ今の状況を変えたいのか
絶対に譲れない軸を見つけ、自分の取るべき行動や現状を変えるための行動を考えていきましょう。
自分軸がなくて悩んでいる人は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。
今の状況から変わるためにやるべき4つの行動
ここからは、今の状況から変わるためにやるべき行動を4つ紹介します。
走りだそうとせず、歩いてでも前へ進むようなイメージでいれば、「失敗するかも」と思っても、軌道修正は可能です。
分からないから立ち止まってしまっては、前へは進まないうえに失敗したらその場で倒れ込んでしまいます。
成功しても失敗しても、そこから学び、目標の軸の上をしっかり前へ進んでいきましょう。
行動①いつもと違う選択をする
日々の習慣や時間の使い方を少し変えてみることで、現状維持バイアスを断ち切るきっかけになります。
毎朝同じ車両で通勤する、水曜日のランチは必ず同じお店など、何気ない習慣も現状維持バイアスの一つと言われているからです。
いつもと少し違う行動を意識して取り入れることで、新しい発見や違った側面を知ることができます。
「水曜日のランチは必ずこのお店のカレー」と決めていたけれど、気分を変えて違うお店に行ったら「水曜限定ライスおかわり自由」なんてこともあるかもしれません。
「いつも同じ選択」をしていれば、いつまでも「現状のまま」です。
日常にある小さな「いつもの選択」を変えることから、変化を楽しむ習慣を身につけましょう。
行動②人付き合いを変える
あこがれの人物や目標としている人がいるのであれば、積極的に関わっていきましょう。
人付き合いを変えるということは、今の環境を変えることだからです。
人は、多かれ少なかれ一緒にいる人から無意識のうちに影響を受けます。
小学生で仲良しの友達が縄跳びが得意であれば、一緒に遊んでいるうちに、自分も夢中になっていた経験はありませんか。
好きな相手にかかわることで、自分の行動にも変化が生じます。
- 憧れる人
- 尊敬できる人
- 趣味や価値観のあう人
このように自分のなりたい理想に近い人がいるならば、積極的に関わりポジティブな影響を受けましょう。
同時に、自分にとって違和感のある人間関係や、良くない影響と感じている事柄を見直すことも大切です。
断れず流されたり、良くも悪くも人に影響を受けやすい人は、こちらの記事に詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
行動③日々の習慣を変える
日々の習慣や時間の使い方を変えることは、今すぐにでも始められる現状を変える行動です。
習慣を変えることで、さまざまな行動が変化し、新しい発見や選択肢を広げることへとつながります。
早速、自分の生活習慣を見直してみましょう。
もし、ダラダラとネットサーフィンをする、夜更かしをするなど、自分の思う良くない習慣があるのであれば、現状を変える大きなチャンスです。
たとえば「夜更かしをやめて、朝1時間早く起きて資格の勉強をしよう」と決意し、実際に資格の勉強を始めたとします。
結果「資格の知識の習得ができた」「余裕をもって出勤できるようになった」など、夜更かしをやめる以外の行動にも変化が生じます。
変えたい習慣があるなら、1日5分でも良いので改善してみましょう。
行動④生活環境を変える
引っ越しや、転職など、変化せざるをえない状態をつくるのもよいでしょう。
周りの環境が変われば、自分もそれに合わせて行動を変えていかなければなりません。
たとえば引っ越しをした場合、住む場所/買い物に行く場所/利用する駅など、今までと違った場所に必然的に出歩くことになります。
習慣や選択を変えること以上に、生活環境を変えることは手間やお金がかかる分、現状を変える大きな行動です。
理想とする自分が明確で、目標達成に向けてのプロセスが固まったとき、大きく前進するために生活環境を変えるのもよいでしょう。
モチベーション維持!現状を変えるための行動を続けるコツ3つ
現状を変えるためには理想とする自分を明確にし、行動し続けるということが大切です。
行動し続けるには、目標に向かって取り組む集中力と高いモチベーションが必要になります。
しかし、どんなに明確な目標があってもモチベーションを維持し続けるのは難しいですよね。
ここからは、行動を続けるためのモチベーション維持のポイントを3つ紹介します。
コツ①挫折しても諦めない
一度できなかったからとすぐにあきらめてしまうのではなく、何度も挑戦し直そうという気持ちが大切です。
失敗したとしても、次は成功するかもしれません。
小さな目標を達成していくと挫折しにくく、次の目標に向けて前向きな気持ちが長続きします。
たとえば毎日10kmのランニングをしようとしているなら「まずは2km走ってみて慣れたら徐々に距離を伸ばし、最終的に10kmを目指す」と、達成できる目標設定が大切です。
また、あらかじめ失敗パターンを想定しておきましょう。
上手くいくイメージももちろん大切ですが、上手くいかなかったときの次の行動を予想しておくのも、挫折への備えとして効果的だからです。
小さな目標を立てる、失敗パターンを想定しておくなど、自分に合った諦めない方法でモチベーションを維持しましょう。
コツ②周りに宣言する
家族や友人・会社の人など、周りの人に宣言することで、挫折しにくい環境に自分を置くことは、モチベーション維持にとても効果的です。
周りに目標に向かって頑張っていることを伝えることで、実は誰も気にしていなくても、誰かが見ているような気がしますね。
集中力が持続し、高いモチベーションの維持につながります。
周りの人へ伝えるときは、具体的な目標を定めるのがポイントです。
分かりやすい目標を立てることでより周囲の理解が得られ、努力する姿を受け入れてもらいやすくなります。
努力している自分の姿を認めてもらえたことが、モチベーションをより高めるでしょう。
周囲を巻き込み、理解や協力を得ながら現状を変えると、モチベーション維持できます。
コツ③原点に立ち返る
「なぜ現状を変えたいと思ったのか」「どうなりたいのか」動機や目的を改めて意識すると、行動し続けることができます。
原点に立ち返ることで、本来の目的や理想を再認識でき、最初のやる気や希望に満ちた気持ちを思い出すことができるからです。
最初はやる気満々、高い集中力を維持していたとしても、どこかで「これでいいのか?」と考える瞬間はやってくるでしょう。
上手く進んでいる最中に先が見えなくなったり、周囲の情報に目移りして方向性を見失ったりする可能性もありますね。
現状を変える理由が分からなくなったときは、原点に立ち返ることで目的を再確認しましょう。
目標を立てたときの気持ちも思い返しながら前進することで、モチベーションを維持しながら行動できます。
まとめ
今回は現状を変えたいときの心理や、とるべき行動を解説しました。
最後に記事をまとめます。
- 現状を変えたいけど変えられないのは、変化を避ける心理や失敗を恐れる気持ちになるから
- 現状を変えるためには、ぶれない軸をつくることが大切
- 今の状況を変えるときは選択や人付き合いを変え、変化に慣れる
- 現状を変えたいなら、成功も失敗も受け入れ、挫折しても諦めないことが大切
- 変化のために行動し続けるには、自分に合う方法でモチベーションを維持する
変化を避けたり、失敗を恐れる心理は誰にでも起こることです。
何が不安なのか、どこに問題を感じているのかを明確にし、小さな変化を起こしていくことが今の状況を変える原動力になるでしょう。
「理想の自分」になるための明確な順序は存在しません。
現状を変えたいなら、失敗を恐れず、小さなことからでも一歩踏み出す勇気を持ちましょう。
成功や失敗から学ぶことで、理想の自分を手に入れてくださいね。