運営者プロフィール

矢嶋 美由希

株式会社Re Prism 代表取締役

累計1万人以上を指導してきた「強み覚醒」専門の心理コンサルタント。「才能を持ち腐れしている原石を見つけて、人生のブレイクスルーを経験させる」をコンセプトに活動しています。著書「ふだん使いのマインドマップ」etc

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自分に自信をもつトレーニング3選!鍛え方で意識すべきポイント

  • 今の仕事に自信を持てないのは自分が弱いから?
  • どんなに頑張っても自分に自信が持てないのはなぜ?
  • 自分に自信を持つ方法を知りたい!

人が何かに取り組む時、モチベーションとなるのが自信です。

「自分ならできる」と自信が持てれば、困難な挑戦に立ち向かえるものですよね。

ですが、自分に自信を持ちたいけど持てないと悩んでいる人は多く、しっかりとした根拠や正論がない状況では自信が持てない人もいるでしょう。

この記事では、そんな悩みを解消するために、自信を持つためのトレーニング方法を解説しています。

ぜひ参考にして、自分に自信を持って行動できるようになりましょう。

目次

そもそも自信とは?

トレーニングを始める前に、「自信」について理解しておきましょう。

「自信」とは、心理学の自尊感情に含まれる感情のひとつで、自分で自分の能力や価値などを信じることや、自分の考えや行動が正しいと信じられる状態を言います。

たとえば、何か行動しようとした際に「自分ならできる」と考えることは、自信を持っている状態です。

さらに、この「自分ならできる」と考える、自信を持っている状態には根拠がある場合と、ない場合があります。

どちらが良い・悪いではなく、資格や実績、経験など根拠があり自信を持っている人と、ただ何となく「自分なら大丈夫だろう」と自信をもっている人がいるということです。

さまざまな要素が自信をつくるといえるでしょう。

【簡単】自分に自信を持つためのトレーニング3選

自分に自信が持てない方のなかには、「自分の弱さが原因だ」と考えている方もいますよね。

実は自分に自信が持てない原因は、自分の弱さよりも、過去の経験や持っている価値観からくる考え方にあるケースが多いです。

たとえば、幼少期から周囲からあまり褒められたことがない人は、自分が「できる」と感じる経験が少なかったために、自信を持つ機会がなかったと言えます。

また、過去に大きな挫折を経験したことがある人は、自信を持とうとするとその経験が脳裏をよぎり、不安で自信を持てなくなっていることもあるでしょう。

このように自分に自信が持てなくて悩んでいる人の多くが、無意識のうちに、自信が持てない考え方や捉え方をしてしまっているのです。

「自分が弱いからだ」と過度に落ち込む必要はなく、過去の経験からくる思考のクセは、考え方を変えるトレーニングで解消できる可能性がありますよ。

ここからは、具体的に自分に自信を持つためのトレーニングを解説していきます。

すぐにでも実践可能な鍛え方を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

トレーニング①できたことや褒められたことを書き残す

1つ目のトレーニングは、出来たことや他人から褒められたことを毎日書き溜める方法です。

日常の中で自分にとってプラスだったことを、書き溜める習慣をつけてみましょう。

「今日は●●ができた」「今日はAさんに資料が分かりやすかったと言ってもらえた」など、手帳や日記帳に一言ずつでも構いません。

書き溜めていけば、ポジティブな経験を積み重ねることができますね。

そして続けていけばいくほど、着実に自分の能力や価値を信じる気持ちを増やしていけます。

何気なく日々を過ごしていたり忙しくしたりしていると、失敗は記憶に残るのに、できたことや褒められたことは忘れてしまいがちです。

頭の中で振り返るだけよりも、文字に残して、自分のできることをより多く自覚するようにしましょう。

トレーニング②感謝を伝える

自分に自信を持つためのトレーニング2つ目は、「ありがとう」という言葉を口に出すことです。

「すみません」「ごめんなさい」のような謝罪の言葉ではなく、「ありがとう」という感謝の気持ちを周りに伝えるようにしましょう。

なぜ感謝を伝えるのがトレーニングになるのかというと、感謝の気持ちを伝えれば、相手からも感謝の言葉を伝えてもらえるようになるからです。

感謝の言葉は気持ちを豊かにし、自分も周囲の人も幸福感が上がります。

たとえば仕事をお願いされた時、頼られた方は「感謝されるのなら引き受けよう」と思えますし、依頼した方も申し訳ない気持ちでいるよりも、気持ちがいいものです。

さらに感謝のキャッチボールは、自分の存在意味や自分の価値をあげてくれるでしょう。

ぜひ、日頃から意識的に感謝の言葉を使うようにしてみてくださいね。

トレーニング③姿勢を正す

自分に自信がある人は「姿勢よく常に前を向いている」というイメージがありますよね。

3つ目のトレーニングは、意識的に姿勢を正す方法で、自信があるように演じてみることです。

形から入ることは大切で、習慣化すれば、自分のものになっているケースもありますよ。

姿勢を正すことで、周囲の人にも誠実さや好印象を与え、コミュニケーションが取りやすくなるメリットもあります。

極端ですが、営業職でお客さまからの印象が良くなり、契約がだんだんと取れるようになれば自信がつきます。

姿勢を正して、気分をシャキッとさせるだけなら簡単に取り入れられますので、ぜひ試してみてくださいね。

自信を持つトレーニングで意識すべきポイント

トレーニングをしていくにあたって、自信を持ちやすくするために意識してほしいポイントがあります。

考え方を変えるために大切なポイントを紹介するので、詳しくみていきましょう。

ポイント①自分軸を意識して小さな決断を繰り返す

突然大きな目標を目指そうとすると、無理をしたりクリアできずに挫折してしまう可能性があります。

なので、自分に自信を持つトレーニングをやる際は、自分にあった方法とペースでやることがポイントです。

たとえば、できたことや褒められたことを書き出すトレーニングをする時に、今まで日記を書く習慣がなかったのに、大きな日記帳を買って書こうとするとなかなか進みませんよね。

他人がやっているトレーニング方法だからと言って、自分もまったく同じ方法でやる必要はありません。

自分を尊重できるやり方やペースで、達成感や満足感を重ね、自信につなげていきましょう。

大切なのは、自分にあった方法を自分で決めて、さらにそれを達成できたという経験ですよ。

こちらの記事では、自分で考えて行動することの大切さをより詳しく解説しています。

ポイント②口癖や笑顔で思考を変える習慣を身につける

自信がないと感じる時は、知らず知らずのうちに顔が曇ってしまったり、ネガティブな言葉を発してしまったりします。

これでは、自信を持てないことが表情や言葉からも周囲に伝わりますね。

自分に自信を持つトレーニングをするなら、意識的にポジティブな言葉を取り入れたり、笑顔でいられるよう心がけていきましょう。

「難しいかも」「できるかな」と言葉に出してしまうと、本当はできることでも「できないのではないか」と不安になってしまうものです。

「私ならできる」「仕事をもらえてラッキー」とポジティブな言葉を発するよう心がけましょう。

しんどいと感じる時でも笑顔を作ると、脳が嬉しいことが起こっていると勘違いするという研究結果もあります。

笑顔やポジティブな言葉だけでも、意識は変えられるということですね。

トレーニングと合わせて意識的に取り入れていけば、より自信が持てるようになりますよ。

こちらの記事では、自分で自分を褒める効果について解説していますので、ぜひあわせてお読みください。

ポイント③簡単にできる・習慣化できることから始める

身近なことや毎日クリアできそうなことから始めてみることも、自信を持つトレーニングをする際のポイントですよ。

たとえば、スマホを活用して一言日記をつけてみたり、ありがとうを一日10回言ったり、そんなことからでも大丈夫です。

自分に難しい課題を課すとできないことが増え、自信を持つためのトレーニングのはずが、「自分にはできないのかもしれない」と感じるきっかけになる可能性があります。

続けてできてこそ、自分の能力や価値を自分で認めるために、必要なことなのですね。

「継続は力なり」という言葉があるように、継続は自信につながります。

なので、自信を持つトレーニングをするなら、簡単なこと・続けてできることを取り入れていきましょう。

ポイント④過程を重視する

自信を持つトレーニングをする上で、結果ではなく過程を重視することもポイントのひとつです。

過程を大切に行動をしていると、結果がどうであれ、その挑戦自体が必ず自分の糧になっていることに気がつくからです。

大切なことは、思っていた結果にならなかったとしても、その過程にあった成功や成長した瞬間、努力しようとした気持ちを認めてあげることですよ。

結果だけに目を向けていると、失敗した時には後悔や挫折といったマイナスな印象しか残りません。

失敗や後悔の中には、見方を変えれば、成功の素となる挑戦や成長があります。

何か挑戦したり行動したりした時には、過程にも目を向けて、自分の能力や価値を認める機会を設けるようにしてくださいね。

ポイント⑤苦手なことを無理にやろうとしない

失敗することが悪いことではありませんが、自信を持つトレーニングをするなら、達成感を得られる方法のほうがいいでしょう。

「できた!」と達成感が得られる鍛え方や成功した経験は、「自分もできる」という気持ちを高めてくれるからです。

また、不得意だと感じていることに挑戦するのは、得意なことに挑戦するのに比べて、より意欲や力が必要になりますよね。

トレーニング自体を先延ばししてしまう可能性もあるので、まずは得意なことから試してみることが、自信を持つトレーニングをする際のポイントです。

先延ばし癖があり悩んでいる方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

自分もそうかも?!自信が持てない大人の特徴

自分に自信が持てない人には、以下などの特徴があります。

  • 他人軸で生きている
  • 自己否定しやすく、落ち込みやすい
  • 結果を重視するために、過程をないがしろにしている
  • 常に完璧でないとダメだと思っている

他人軸で生きている人や、完璧主義な人は、人と比べて自分のダメな部分を必要以上に自覚します。

また結果を重視する人は、結果が悪ければ、過程でどれだけ頑張ったことがあっても、全てをダメなものと判断します。

自分に自信が持てない人の多くが、自分で自分の評価を下げてしまう状況を作っています。

あなたには、あなたなりのできることが必ずあります。

できないことに目を向けるのではなく、できることに目を向けられるよう、考え方を変えていきましょう。

まとめ

この記事では自信を持つトレーニング方法について解説してきました。

紹介したポイントをまとめます。

  • 自分に自信を持てないのは、過去の経験から身に付いた考え方が原因であることが多い
  • 書き溜める、感謝を言葉にするなどが、自信を持つトレーニングになる
  • トレーニングをする際は、自分のペースで自分のできることから始めるのがポイント

この記事では簡単にできるトレーニング方法を紹介したので、ぜひ実践してみてくださいね。

自分に自信が持てる未来を目指して、頑張っていきましょう。

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