運営者プロフィール

矢嶋 美由希

株式会社Re Prism 代表取締役

累計1万人以上を指導してきた「強み覚醒」専門の心理コンサルタント。「才能を持ち腐れしている原石を見つけて、人生のブレイクスルーを経験させる」をコンセプトに活動しています。著書「ふだん使いのマインドマップ」etc

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なぜ自分の存在価値が分からなくなるの?存在価値を見出す4つのヒント!

  • 自分の存在価値は見つけられる?
  • 自分がいなくても代わりになる人はいくらでもいるよね・・・
  • 自分の存在価値って何?

毎日の生活の中でふと自分の存在価値が分からなくなったり、「そもそも自分に存在価値なんてないのでは?」と不安にかられたりしますよね。

そんなときに大切なのが、自分の存在価値を見出す方法を知っておくことです。

ここでは、自分の存在価値が分からないと感じてしまう理由と、自分の価値を見出すヒントを紹介します。

自分を理解し、ありのままの自分を好きになれば、おのずと前向きな気持ちを持てるはずですよ。

目次

自分の存在価値とは?

自分の存在価値とは、その人が存在すること自体の意味や重要性のことです。

自分が友だちや家族、会社の仲間と関わり「存在していること」自体に価値があり、自分に対しての認識もまた存在価値のひとつですよ。

自分の存在価値を見出すことができると、自分が誰かにとって重要であると感じ、自己肯定感や生きがいが生まれやすくなります。

たとえば、仕事で自分の役割が評価されると、上司や同僚に認められたという事実から、自信と満足感が生まれますよね。

多くの人が、周りの人から求められ、応えることで自己価値を見出しています。

ですが、人の評価によって自分の価値が決まると思い込んでしまってはいけません。

周りからの評価は、自分の存在価値を感じるための要因に過ぎないからです。自分の価値をどう認識するかは、自分の考え方によって変わります。

もし周りの人から求められることだけが、自分の存在価値と考えているなら、自分の中の潜在意識から変えていくことが大切ですよ。

自分の存在価値が分からない3つの原因

実は、自分の存在価値が分からなくなる原因は自分の中に潜んでいます。

「自分の存在価値が分からない」と悩む人も、原因を知れば対処法がみえてきますよ。

ここでは、自分の存在価値が分からなくなる原因を詳しくみていきましょう。

原因①周りの人が基準になっている

職場で同僚の業績や評価を気にするあまり、自分の成果を過小評価してしまう人もいますよね。

周囲の人を基準として自分の価値を考えてしまうことが、自分の存在価値を分からなくさせます。

「周りの人から求められない」「認められていない」と不安になったり、誰かと自分を比較することで自己評価が下がったりしてしまうからです。

周囲の人と自分を比べるクセがつくと、「ほかの人と比較して劣っているからダメだ」「みんなが持っている長所だから特別なものではない」と考えてしまい、自分の持つ長所が見えにくくなります。

周りの人を基準に考えてしまう、比較してしまう人は自分軸で考えるクセをつけましょう。

自分軸で考える方法は、こちらの記事にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

原因②褒められた経験が少ない

褒められた経験が少ないと、自分の存在価値を感じにくくなります。

褒められることは、自分の行動や存在が他人にとって意味があると感じる機会になるからです。

褒められる経験が少ない場合、実際はそんなことはないにも関わらず、自分の努力や存在を無意味と捉えがちです。

たとえば、職場で日々努力しても感謝や評価の言葉が得られないと、「自分は十分に貢献できていないのではないか」と疑念を抱く人もいますよね。

頑張っても「当たり前」として扱われると、自分の存在意義にも疑問を感じるようになってしまいます。

褒められる機会が少ないことは、自分の価値が分からない原因となるのです。

原因③自分らしくいられる場所がない

職場やコミュニティなど、自分らしくいられる場所や、安心できる環境がないことも自分の存在価値が分からなくなる原因です。

孤独感や疎外感を感じると、「自分には価値がないのではないか」と考えてしまうからです。

人は特定のグループに所属しているという感覚から自己評価を得る、とされています。

たとえば、職場で周りの人たちは楽しそうに会話をしている一方で、自分だけが輪に入れないと感じると「自分はここに必要とされていないのではないか」「自分には価値がないんだ」と考え始めることがあります。

自然体でいられる場所や、心の安定を感じられる環境がないことも、自分の存在価値を見失う要因となるのです。

居場所がない、と感じるならこちらの記事を参考にしてください。

自分の存在価値を見出すための4つのヒント

自分の存在価値を見出すことが大切だと分かりつつも、どうしたらいいか悩む人もいますよね。

ここでは、自分の存在価値を見出す、日常でできるヒントを4つ紹介します。

存在価値を理解して、人生の豊かさをプラスしていきましょう。

ヒント①誰かから感謝されたことを思い出す

自分の存在価値を知るために、今日、あるいは今まで感謝されたことを思い出してみましょう。

誰かから感謝されたということは、自分の行動や存在が「誰かにとって役に立った」「何かを提供できた」ということです。

エレベーターに乗り込む人のために待ってあげて感謝された、あいさつをしたら相手が笑顔になった、そんな経験があなたにもきっとあるのではないでしょうか。

特別なことではなくても大丈夫です。

また、感謝してくれている人は、自分に存在価値を感じてくれる人でもありますよ。

感謝されたことを思い返して、自分の存在価値を見出してみましょう。

ヒント②自分が所属する社会集団に求められている役割を把握する

自分が所属する社会集団において求められている役割を把握することも、存在価値を認識するために重要です。

役割をはたし、評価されることで、多くの人が自分の存在価値を感じるとお伝えしましたよね。

社会と個人を考えたときに、「役割理論」というものがあります。

簡単に説明すると、人は特定の役割を担うことで、期待される行動を取り、他者から評価を受けようとすることを指します。

たとえば、チームの一員として日々の業務を着実に行うなら、同僚や上司をサポートする役割を果たしていることになります。

仕事がスムーズに進行し達成することで、重要な歯車として職場に必要とされていると感じ、自分の存在価値を実感しているのです。

所属する社会集団での役割を理解し、行動することで、自身の存在価値を見出せるでしょう。

ヒント③存在価値のハードルを下げる

存在価値のハードルを下げるとは、結果や成果を出したり、周りから求められなければ存在価値がない、という思い込みをなくすということです。

ハードルを下げる際は、能力があることや結果を出すことだけを重視するのをやめましょう。

たとえば職場や友人とのさりげない会話や助け合いは積み重なって、人との信頼関係を深めるきっかけになっていますよね。

結果や成果を出さなくても、日常で何気なく行っている行動や、損得勘定なしの行動に十分価値があります。

結果や成果がすべてではないと分かれば、日々の小さな行動から自分の存在価値を見出せるでしょう。

ヒント④自分の強みや才能を見つける

自分の存在価値を見出すために、自分の強みや才能を見つけましょう。

強みや才能を頼りにしてくれる人が増え、誰かのために役に立っているという実感が自分の存在価値を認めやすくするからです。

心理学的にも自分のスキルを活かして誰かの役に立つことで、達成感や満足感を感じやすくなることが分かっています。

自分の得意なことを追求し、自分にしかできないことを行えば、存在価値を感じやすくなります。

自分の能力が分からない、見つけ方を知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。

職場・会社で自分の存在価値を高めるポイント

職場・会社で自分の存在価値を高めたいと考えているなら、丁寧なコミュニケーションを心がけてみてください。

「ありがとう」を必ず伝える、言い訳はしない、雑談を大切にするなどのコミュニケーションから信頼関係が生まれます。

信頼関係を築くことは、仕事の効率や成果、キャリア全体にプラスの影響を与え、職場における自分の存在価値を高めるための基盤となりますよ。

自分の存在価値が高まり、仕事にやりがいを感じられれば、生産性も上がり仕事での成果につながりやすくなります。

自分の存在価値を高めるなら、まずはしっかりとコミュニケーションを取り、信頼関係を築くのがポイントです。

まとめ

この記事では自分の存在価値が分からなくなる原因と、それを見出す方法を紹介しました。

  • 自分の存在価値が分からなくなる原因に、誰かと比較したり、周りにどう評価されるかに重きを置いている場合がある
  • 感謝された経験を振り返ることは、自己肯定感につながり、自分の存在価値を実感する助けになる
  • 結果や成果を出さなくても、日常で何気なく行っている行動や、損得勘定なしの行動に十分価値があることを思いに留める

自分の存在価値がわからないと悩む人の多くは、優れた能力や大きな成果がないとダメと思い込んでいます。

しかし才能の有無に関わらず、誰にでも、そしてあなた自身にも存在価値はありますよ。

自分を振り返って、存在価値に気がつきましょう。

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