運営者プロフィール

矢嶋 美由希

株式会社Re Prism 代表取締役

累計1万人以上を指導してきた「強み覚醒」専門の心理コンサルタント。「才能を持ち腐れしている原石を見つけて、人生のブレイクスルーを経験させる」をコンセプトに活動しています。著書「ふだん使いのマインドマップ」etc

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本番に弱い・緊張してしまう人必見!本番に強くなる5つ方法

  • 練習ではできるのに本番だとうまくできないのはなぜ?
  • 自分は本番に弱いタイプなの?
  • 本番に強くなる方法を知りたい!

人前で話すときや重要度が高いことに取り組むとき、誰でも緊張はするものです。

そうは分かっていても、本番が上手くいかないことが重なると、本番に弱い自分に悩んでしまいますよね。

この記事では、そんな本番に弱い自分を変えたいと考えている人のために、本番に強くなる方法を解説しています。

本番に弱い自分を変えるなら、考え方を少し変え、緊張を上手くコントロールすることが大切です。

ぜひこの記事を参考にして、自信を持って本番に臨めるようになりましょう。

目次

なぜ本番に弱いのか?本番に弱い人に見られる特徴から考える原因

自分がなぜ本番に弱いのか、原因がわからず対策できないと悩む方もいますよね。

本番に強い人と比べて、どんな違いがあるのでしょうか。

ここでは本番に弱い人の特徴から、本番に弱くなってしまう原因を解説していきます。

原因がわかれば、対処法も見えてきますよ。

原因①本番では結果を出さなければと考えている

本番で結果を出さなければと、自分で自分を追い込んでしまうクセが、本番に弱くなる要因のひとつです。

本番に弱い人は「誰よりも本番で活躍しなければ」「成功させなければ」という気持ちが強く、空回り状態になってしまう傾向がありますよ。

自分で自分を追い込み、焦りが生まれ、本来の力を発揮できなくなったり、イライラして集中できなくなってしまうのです。

また、本番で成功するという結果にだけこだわると、過程や練習の段階でも焦燥感や焦りを感じやすく、無理をしてしまうケースもあります。

無理をすればコンディションを崩す可能性が高くなり、ベストな状態で本番に臨むのが難しくなりますね。

このように結果にこだわり、頑張りすぎてしまうクセが、本番に弱くなる原因になるのです。

原因②失敗のプレッシャーを常に抱えている

本番に弱い人は、プレッシャーを感じやすい傾向があります。

特に何をするにしても「失敗するかもしれない」というプレッシャーを抱えていると、本番に対するポジティブなイメージが描けず、本番に緊張や不安を抱えたまま臨むことになってしまうでしょう。

緊張や不安を抱え、さらに「失敗するかも」と考えているなかでは、本来の自分の力を発揮できませんよね。

また、失敗へのプレッシャーを抱えがちな人は、「失敗しない」ことに重点をおいて行動するので、本番で無意識のうちに力をセーブしてしまう可能性があります。

プレッシャーや失敗への恐怖心が、本番に弱い原因になるのです。

失敗が怖いと感じてしまったときは、ぜひこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

原因③自分の実力に確信を持てていない

挑戦する前から「自分にできるのか」「自分には無理かもしれない」と思っていては、挑戦自体に消極的になってしまいますよね。

本番に弱い原因のひとつが、自分の能力やポテンシャルに自信が持てないことです。

どれだけ準備をしたとしても、自分の弱い部分にばかり目がいってしまい、自分を信頼できなければ、本来の力は発揮できません。

そして本番が上手くいかないことで、また自分を否定すれば、自分への信頼度は下がっていってしまいます。

自分で自分を信じることができず、本番に弱くなってしまうのです。

こちらの記事は、自分は何もできないと悩んでいる人におすすめです。

本番に弱い自分を克服するための5つの方法

本番に弱い原因が分かれば、事前に準備をしたり考え方を変えたりすることで、本番に強くなれるでしょう。

ここでは、弱い自分を変えたいとお考えの方のために、克服するための方法を解説します。

実践すれば、きっと本番に気負うことなく立ち向かえますよ。

方法①準備の質を上げて自信をつける

プレゼンや商談など、本番を迎えるにあたって、失敗や本番を想定して準備をしておくのは当たり前のことですよね。

本番に弱い自分を克服するなら、その事前準備の内容を濃くすることがポイントです。

たとえば、いつも自分ひとりで準備をしているなら、先輩や同僚などの違う視点を取り入れてみるといいでしょう。

また資格を取得したり、勉強する時間を設けたりなど、自分で自分が納得できる根拠もあると、より準備の質を上げることができます。

いつもの準備にプラスアルファすることで、失敗に対する不安やプレッシャーは和らぎますよ。

方法②本番を「練習の延長」と考えてプレッシャーを減らす

本番のプレッシャーを最小限に抑えるために、「これが練習」「これは本番」と分けて考えるのではなく、練習も本番の一環だと捉えるようにしましょう。

練習を単なる練習だと思って行っていると、実際に本番を迎えた時「練習とは違う」と感じてしまうからです。

いつもと違うことに過度に緊張してしまったり、練習よりも良い結果を出さなければと焦りを感じたりする可能性がありますよ。

プレッシャーを軽くするためにも、「本番」として練習とは別の物と捉えるのではなく、練習と同じだと思えるような準備をしていきましょう。

同じ熱量を持って練習と本番を捉えることで、気負うことなく、自信を持って本番に臨めるようになりますよ。

方法③成功体験を思い出して自己肯定感を高める

成長につながるような価値のある体験を積み、自分で自分の能力や価値を認めることが、本番で本来の力を発揮するための自信となります。

これから経験することでも、過去の経験でもいいので、「自分はできる」「できた経験があるんだ」と自分を褒めたり、認めたりすることを意識しましょう。

時には声に出して自分を褒め、記憶や潜在意識に働きかけるのもおすすめですよ。

本番に弱くなる原因は自分を否定してしまっている思考のクセにあるケースも多いので、否定を肯定へと変えてみましょう。

成功体験の積み方については、こちらの記事も、ぜひ参考にしてください。

方法④想定外の出来事にも対応できる柔軟性を養う

あらゆる想定をして、しっかり準備をしたとしても、イレギュラーが起こる可能性をゼロにはできませんよね。

なので本番でも落ち着いて対応できるよう、状況を正確に把握する力やヒアリング力を高めるなど、柔軟性を身につけましょう

柔軟性といっても、具体的に自分はどんなスキルを高めるべきなのかと悩んだときは、自分がどういったことに不安を感じ、どういった時に緊張してしまうのかを整理しましょう。

不安や緊張を抱えるということは、自分で足りないと考えている部分の可能性が高いからです。

自分なりのポイントを押さえ、どんな時でも落ち着いて対応できるスキルを高めることで、本番にも強くなれるでしょう。

方法⑤本番での集中力を高める習慣を作る

不安や緊張のために、本番に集中力が落ちて実力を発揮できなくなっている人には、集中力を高めるためのルーティンやリラックス法を見つけておくのがおすすめです。

「本番」という気持ちの高ぶりを抑えられると、冷静な判断をできるようになるからです。

たとえば、本番前に失敗ばかりを考えて不安になってしまう人は、音楽を聞いてマイナスなことを考える時間を意図的に減らすことも、リラックス法のひとつですね。

また試合前に緊張してしまう人には、試合当日左足から靴ひもを結んだり、以前勝利した時のタオルを使用したりなど、ゲン担ぎのようなことも集中力を高める習慣になるでしょう。

いいイメージにつながり、気持ちが落ち着く行動を見つけて習慣化できれば、安定した状態で本番に臨めるようになります。

集中力で悩んでいるなら、ぜひこちらの記事も参考にしてください。

【ビジネスシーン別】本番に強くなるためのコツ

ここからは実際のビジネスシーンにおいて、本番に弱いと感じるシチュエーションに合わせて、本番に強くなるためのコツを紹介します。

本番に強くなりたいと感じている人は、ぜひ参考にしてください。

【プレゼンやスピーチ】堂々と話すためのコツ

プレゼンやスピーチといった場面では、内容を自信を持って伝えられるだけ理解を深めておくことと、多くの人の前で話す練習をしておくことが緊張を和らげるコツです。

内容を十分に理解しておけば、相手に伝わりやすい言葉をチョイスすることもできますし、質疑応答でも焦ることなく対処することができますよね。

また練習も一人でするのではなく、周囲の人に協力してもらうことで、人前で話す経験値をあげたり、聞き手に伝わる話し方を習得したりできます

ですが、ただ上手に読めばいい訳ではありません。

自分の熱意が聞き手に伝わることに重点をおいて、練習を重ねるようにしましょう。

【商談や営業】説得力を高めるコツ

商談や営業といったビジネスシーンでの、説得力を高めるコツです。

たとえばうつむきがちに話しをした人よりも、前をしっかり見据えて話をした人の方が、任せてみようと思えますよね。

また、分からない質問が出た時でも動揺した姿を見せるよりは、答えられる範囲内で堂々と受け答えをしている方が印象がいいでしょう。

客観的にみて、説得力や納得感のある商談や営業内容を考えることが大切です。

【試験や面接】緊張を抑えて実力を発揮するコツ

試験や面接では、緊張は悪いばかりではなく、時には自分の力になるものと考えておくのがコツです。

緊張感がない場面では気が抜けるように、ある程度の緊張感があるからこそ、目の前のことへの集中力を高められます。

もし緊張感にのまれそうになったときは、深呼吸をしたり、相手からの質問に一拍置いてから答えたりなど工夫をしましょう。

緊張を自分の力に変えて、本来の自分をアピールすることが大切ですよ。

まとめ

この記事では、本番に弱い人のために本番に強くなる方法を解説してきました。

本番に強くなる方法とコツをまとめます。

  • 「本番は練習の延長」と捉えるようにする
  • 練習を重ねたり成功体験を思い出したりして自信を持って本番に臨めるようにする
  • 本番に強くなるために必要なのは、不安を払拭するだけの事前準備を徹底的にすること
  • 自分なりのリラックス法やゲン担ぎなど、本番前に落ち着きを取り戻す方法を見つけておく

本番に弱くなってしまう原因は、緊張や失敗に対する恐れがあるからです。

ですが、緊張や失敗は誰にでも起こることですよね。

自分の緊張と上手く向き合い、本番で本来の実力を発揮できるようにしましょう。

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