運営者プロフィール

矢嶋 美由希

株式会社Re Prism 代表取締役

累計1万人以上を指導してきた「強み覚醒」専門の心理コンサルタント。「才能を持ち腐れしている原石を見つけて、人生のブレイクスルーを経験させる」をコンセプトに活動しています。著書「ふだん使いのマインドマップ」etc

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なぜ人に流されやすいのか?影響されやすい性格の直し方

  • 人に流されやすい人の特徴は?
  • 自分の意見を言える人になりたい!
  • 流されやすい性格と合った仕事はある?

人の意見に流されてばかりで嫌になることはありませんか。

「わたしは人に流されやすい性格だから仕方ない」と諦めてしまってはもったいないです。

その場では流していても、自分の本当に思っていることをずっと言えていない状態のため次第にストレスが溜まってしまいます。

そこで、この記事では、人に流されやすい性格の直し方を紹介します。

流されやすい人の特徴や、性格を活かした仕事もまとめました。

ぜひ記事を読んで、流されやすい性格から脱し、自分らしさを磨いていきましょう。

目次

なぜ人に流されやすいのか?流されやすい人の特徴5つ

コミュニケーションを円滑にすることを優先しすぎて、自分を後回しにすると人に流されていると判断されてしまいます。

誰しも他人との距離感やコミュニケーションには悩むものですよね。

どういった人が流されやすい人なのか、より詳しく5つの特徴を見ていきましょう。

特徴①周りからの見られ方が気になる

流されやすい人は、周りの人と意見を合わせることで安心したいと考える傾向があります。

会議で自分の意見があるのにも関わらず、周りが何もいわないので仕方なく話を合わせることはありませんか。

周りからの視線が気になりすぎる人は守りの姿勢になってしまい、結局は他の人の意見に同調してしまいます。

同じ意見や考えを持つことで周りから浮かないようにしたり、他人から嫌われないようにしたりするのが、流されやすい性格の特徴です。

弱い自分に悩んでいる方は、こちらの記事をご覧ください。

特徴②自分に自信がない

他の人の意見に流されてしまう性格は、自分に自信がない人によく見られます。

「これについてどう思う?」と聞かれても、自分の意見に自信がないため、他の人に同調した答えを出してしまいます。

自信がない原因は責任を負うことを怖れていることや、判断できるほどの情報や知識を持っていないことなどが考えられるでしょう。

他の人にどうしたらいいのか判断を委ねてしまうのも、人に流されやすい特徴のひとつです。

自信がないことに悩んでいる人は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。

特徴③面倒くさいことが嫌い

面倒くさいことが嫌いなために、自分の意見を通さない人もいます。

自分の意思で、他の意見に同調しているパターンです。

たとえば同じ方向に行くとみんなが言っているのに、自分が違う方向に行きたいと主張すると、意見の衝突や周りの人を説得する必要がでてきますよね。

反対の意見を通すためには相手が納得できる落としどころを探して、自分がどう思っているかを伝えてと、通常よりも時間や考えることが増えます。

なかには無意識のうちに、人に流されることで面倒なコミュニケーションを省いている人もいるでしょう。

面倒だからといって「これでいいんじゃない」と同調してばかりになると、いい加減な性格、自分で考えない人と見られてしまいます。

特徴④相手の気持ちを考えすぎる

相手の気持ちを考えすぎることで、自分の意見がいえない人もいます。

相手の希望や意見に合わせて、いい人だと思われたい、相手に嫌われたくないという気持ちから話を合わせてしまうのが特徴です。

会議でどう思うか問われているのに「他の人は賛同してほしいだろう」と、何も意見を言わない人は、相手の気持ちを考えすぎて流されてしまっているので注意しましょう。

ポジティブな思考もやりすぎると、流されやすい性格になってしまいます。

サービス精神が旺盛で目の前の人に喜んでほしいと思うがゆえに、自分の気持ちを伝えられない人もいるでしょう。

ネガティブな思考、ポジティブな思考どちらにも、人に流されやすい特徴があります。

特徴⑤流行りに敏感

流行に敏感なことも、流されやすい人の特徴です。

流行りに敏感なことは、悪いことではありません。

周りと同じことをすることで、不安や孤立感を感じないよさもあるでしょう。

しかし流行っているからという理由だけで行動や考えを変え、大きな流れに逆らわず生きることが普通になると、人に流されている性格になってしまいます。

流行を理由に決断する人は、「流されやすいよね」といわれてしまうこともあるでしょう。

流行に流されない、ブレない人の特徴はこちらの記事をご覧ください。

影響されやすい性格の直し方!克服するための6つの方法

流されやすい性格を直すにはどこまでが他人の意見を聞いていいか、自分で譲れない部分はどこかなど、自分で線引きすることが大切です。

今回は人に流されやすい性格を直す6つの方法を紹介します。

方法①小さな成功体験を積み重ねる

人に流されやすい性格を直すには、自信をつけることが大切です。

というのも、自信を持てるようになれば、自分の考えや意見にも価値があると感じられるからです。

小さな成功を自分で積んでいくことで、自信へと変えていきましょう。

「今日も朝、予定していた時間に起きられた」「朝ご飯を食べることができた」など、日常のなかでできていることも小さな成功体験になります。

小さなことでも「できた!」という成功体験を積み重ねることで、ポジティブな自己イメージを持てます。

肯定感が高まり、いい意味で他人を気にしなくなるので、人に流されなくなるでしょう。

方法②自分の意見を持つ重要性を理解する

「自分の意見なんて価値がない」と、考えたことや湧いてきた感情に蓋をしていませんか。

自分の意見を持つ重要性を理解することも、流されやすい性格を直すためには大切です。

他の人の意見に価値があるのと同じように、自分の意見にも価値があります。

たとえ相手とは反対の意見だとしても、現在の状況をより良くするために、自分の意見を伝えてみてください。

伝える際は相手を尊重して、お互いが納得できる落としどころを探すと、関係を壊さずコミュニケーションができるでしょう。

気持ちを伝えたことが自己肯定感につながり、周りの意見に左右されない自分を作っていくことができます。

方法③自分の本当の気持ちを伝える

流されやすい性格を直すためには、自分の本当の気持ちを伝えましょう。

周りの意見に合わせることは、その場を和ませるために必要と思っていたかもしれません。

しかし意見がぶつかっても、ポジティブに話を進めることはできます。

たとえば参加者がうなづいてばかりの会議より、意見を出し合う会議の方が早く終わり、計画もまとまりやすかったことはありませんか。

みんなが意見を言わないでいた場合、結局は何も伝わらず時間の浪費になってしまいます。

会議や会話であなたが他人を尊重するように、他人もあなたを尊重してくれます。

「自分はこう思う」と本当に思っていることを伝えても、円滑なコミュニケーションができるのです。

本音が言える関係性を作れれば、人に流されなくなるでしょう。

本音を伝えることに悩んでいる人は、こちらの記事をぜひ参考にしてください。

方法④アサーションスキルを身につける

人の意見に流されずに、自分の意見を出す方法としてアサーションスキルを身につけましょう。

アサーションスキルとは、相手を傷つけずに、しっかりと主張を行うというコミュニケーションスキルのことです。

アサーションスキルで使えるのは「I(私)メッセージ」や「DESC法」です。

「I(私)メッセージ」を使うと、「私は~~思う」「私は~~で悲しい」と自分の感情を伝えつつ、相手を否定しないで意見が言えます

DESC法は、「Describe(描写する)」「Express(説明する)」「Suggest(提案する)」「Choose(選択する)」の4つのステップで会話を進める方法です。

たとえば、このように会話を進めていきます。

相手:このA商品の資料を、明日までにまとめてもらえるかな?

あなた:この書類の整理が15時までに終われば、明日の午後にはA商品の資料を提出できますよ。(描写)

相手:できれば明日の午前中には欲しい資料なんだけど・・無理かな?

あなた:早めに提出できれば良いんですが、明日の午前中は難しいです。(説明)

相手:そっか・・・

あなた:お昼ごろになら提出できると思いますが、それでは間に合いませんか?(提案)

相手:ん~そうだな。会議が午後イチだから、午前中がいいんだよな・・・

あなた:どうしても午前中までということでしたら、書類整理を代わってもらえないか確認してみます。(選択)

アサーションスキルが身についてくると、自分の意見を言っても相手を傷つけないことが次第にわかってきます。

相手に自分の気持ちを伝えることも楽になるため、人に流されなくなるでしょう。

方法⑤一人で考える時間を設ける

流されやすい性格の人には、ひとりで考える時間を設けることをおすすめします。

流されやすい性格の人は、他人のことばかり考えているからです。

会社にいる場合は会社、家庭に戻ったら家庭での役割、恋人と一緒のときにも恋人に気を遣うなど、自分の気持ちを理解してあげる時間が少ない傾向があります。

ひとりだけの時間を持ったり、眠る前に日記をつけるなど、自分を優先する時間を作りましょう。

身の回りにあった事実や、考えたことを振り返ることで「自分ってこの時こう考えていたんだ」と自己理解が深まります。

思い込みや周りの意見は絶対に正解ではないことにも気づけるでしょう。

自分の思いと相手の意見を客観的に見ることができ、人の意見に流されない自分になっていきます。

方法⑥知識やスキルを習得する

人の意見に流されないようにするには、自分で意見を言えるほど知識やスキルを手に入れることが大切です。

客観的な判断を下すことができ、「情報ではこうだけれど、こちらから見るとこういう視点ではこうだ」と他人とは違う意見が出しやすくなるからです。

  • 会社内での情報
  • 家庭での会話
  • 勉強会
  • 資格の取得

このように、さまざまなことから見識を増やしていきましょう。

物事をさまざまな角度から見られる広い視野を持つことで、意見を求められやすい人材にもなれます。

知識やスキルが身につくことでも、人の意見に流されない自分になれるでしょう。

ブレない自分になることで得られるメリット

  • 自分を信頼して自分に自信が持てるようになる
  • 目標を達成し、自分自身に新たな可能性を見出すことができる
  • 状況が困難になった時にも自分軸を元に冷静に対処できる
  • 心身ともに健康でいられる

周りに影響されない人は、自分のやりたいことや理想の姿をしっかりを見つめられます。

なりたい自分がわかれば、理想の実現に向けて行動しやすくなります。

自己成長も早くなり、自己肯定感を育みやすくなりますね。

影響されやすい性格の長所とは?流されやすい人に向いてる仕事

影響されやすい性格の人の長所は素直さや、柔軟性、協調性などです。

下記のような仕事で長所を活かせるでしょう。

  • カスタマーセンターなどのサポート業務
  • 事務などのアシスタント業務
  • 手順や作業工程などマニュアルがしっかりとしている仕事

上記にある以外にも「あなたに話を聞いてもらうとホッとする」など言われた経験のある人はカウンセラー向きかもしれません。

感性が鋭い特性があればアーティスト向きの人もいるでしょう。

人に流されやすい性格を活かすというよりは、自分の特性を見つめて、自分の特徴と合っている仕事を探すことが大切です。

探していく中で「この仕事なら楽しい!」と思える適職がきっと見つかるはずですよ。

まとめ

こちらの記事では、流されやすい性格の直し方を紹介しました。

これまで紹介してきたことをまとめてみましょう。

  • 流されやすい人は周囲の目を気にしすぎている傾向がある
  • 自分に自信がないことも、人に流されやすい性格の特徴
  • 小さな成功体験を重ねると自分に自信をつけられ、人に流されなくなる
  • 相手を尊重しつつ自分の意見を言うには、アサーションスキルを身につけることが大切
  • 自分の意見にも価値があることを理解すると、人に流されない軸を持てる

流されやすい性格について、短所ばかりではなく長所もあります。

「自分自身を変えたい!」と考えたら、今回紹介した方法を参考に、目指す姿に少しずつ近づいていきましょう。

あなた自身が生き生きとしてくる環境に身を置けるよう、さまざまな方法を試していってくださいね。

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