運営者プロフィール

矢嶋 美由希

株式会社Re Prism 代表取締役

累計1万人以上を指導してきた「強み覚醒」専門の心理コンサルタント。「才能を持ち腐れしている原石を見つけて、人生のブレイクスルーを経験させる」をコンセプトに活動しています。著書「ふだん使いのマインドマップ」etc

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しんどいのに空元気に振る舞ってしまう人の心理とは?空元気な時に見直すべきポイント

  • 本当はしんどいのに空元気に振舞ってしまうのはどうして?
  • 空元気を見直すポイントが知りたい!
  • しんどいのに空元気を続けているとどうなるの?

空元気には、周りの雰囲気を良くしたり、自分のやる気を引き出すと言った良い面もあります。

しかし、表向きでは明るく振舞っていても、心の中で苦しい気持ちを抱えているなら、無理をすべきではありません。

そうは言っても、しんどいのに空元気を続けてしまう人は多いですよね。

どうして人は空元気に振舞ってしまうのでしょうか。

今回は、空元気で無理をしてしまう人の心理や、どんなときに「自分の空元気は無理をしすぎている」と自覚すべきか、見直しのポイントを解説します。

ぜひこの記事を参考に、空元気のしんどさから抜け出し、自分らしく進んでいきましょう。

目次

しんどいのに空元気に振る舞ってしまう人の心理とは?

自分に無理をしてまで空元気に振舞ってしまう人には、他人や周りを気にしていることや自分の理想が明るい人であることなどの心理が働いていると考えられます。

どちらか一方が該当する人もいますが、両方とも当てはまる人もいますよ。

自分が空元気に振舞ってしまう原因を解明するために、それぞれを詳しく見てみましょう。

他人を優先して考えてしまう

他人を優先して考えていると、誰に言われたわけではなくても「元気で明るい自分」を他人から求められていると感じ、空元気な自分を演じやすくなってしまいます。

周りに心配や迷惑をかけたくない、和を乱したくないという強い気持ちがあると、自分よりも他人を優先しやすくなりますね。

要は「本当は落ち込んでるけど、周りに気をつかわせたくないから」と、元気なふりをしてしまうのです。

また、いつも機嫌が良く、あまり落ち込まずにポジティブ思考な人の周りは、安心して過ごしやすい環境といえます。

「職場の雰囲気的に私が明るく振舞ったほうが上手くいくだろう」と考えがちな人も、しんどさを感じながらも空元気に振舞ってしまう傾向がありますよ。

このように、空元気に振舞う心理には、自分の状態や気持ちよりも、他人や職場を優先してしまう思考があるのです。

頑張っている・元気な自分が好き

他人からの評価や視線よりも、「こうありたい」と思う自分の理想に応えるために、元気で明るくい続けることを自分に強いている場合があります。

たとえば、今抱えている仕事で手一杯でも、新しく依頼された仕事を断らずに完遂したときの達成感は、自分の頑張りを強く感じさせてくれるものではないでしょうか。

確かに、空元気はやる気を引き出すといった良い面もあります。

しかし、視線がいつも「頑張った自分」「元気な自分」に向いているため、現状の「疲れている自分」「本当は断りたい自分」を無視してしまいやすくなります。

空元気に振舞う心理のひとつとして、今の自分よりも、理想の自分を追いかけるのが大切なこともあげられるのです。

空元気でしんどい時に見直すべき4つのポイント

空元気は周りや自分にとって良い効果をもたらすことがあるので、それ自体を否定する必要はありません。

しかし、他人への気遣いや自分の理想を追い求めるのを優先しすぎる空元気は避けるべきです。

それには、自分にとっての空元気のほどほど具合を知っておく必要があります。

空元気でしんどいと感じたときに「自分は無理をしすぎていないか」と見直すポイントを確認してみましょう。

ポイント①理想と今の自分とのギャップが大きすぎないか

1つめの見直しポイントは、思い描く自分の理想像と今の自分にギャップがありすぎないかという点です。

今の自分にとって、「いつでも元気で明るい自分」という理想が高すぎる可能性があるからです。

「空元気でしんどいな」と感じるということは、今の自分の状態や状況とあっていないということですよね。

理想と現実でギャップがありすぎる場合、「いつでも元気で明るい自分」でいたいとなぜ考えているのか、理由や目的をはっきりとさせ、今の自分が少し頑張れば叶うところへと改善するといいでしょう。

理想と現実のギャップに悩んでいる方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

ポイント②本音を伝える機会があるかどうか

見直しポイントの2つめは、自分の本音を周りに伝える機会をもてているかどうかです。

空元気でしんどくなる人の多くが、他人に気を遣いすぎて自分の本音を話せていません。

他人に本音を話すまえに、頭の中で考えすぎてしまうからです。

人の脳は自分を守るために、ポジティブよりもネガティブに焦点を当てやすいため、頭の中で自分の本音について考えれば考えるほど、ネガティブ思考が強くなります。

たとえば仕事が手一杯で新しい依頼を断りたくても、「きっと受け入れてもらえないだろう」「自分が我慢すれば」と思ってしまい、本音を伝えられません。

しかし、実際には「できない」と伝えれば、相手は別の人に依頼したり、「これだけお願いできない?」と作業の量を減らすなど対応してくれることがほとんどです。

自分の本音を頭の中であれこれ考え、空元気に振舞うことを選択する前に、まずは伝えてみることがとても大事です。

いきなり「それはできません」と断るのが難しいなら、すべてを引き受けるのではなく、可能な範囲を自分から提案してみるのがよいでしょう。

空元気でしんどいときは、本音で伝える機会を増やすことが大切です。

ポイント③自分らしさを取り戻せる場所はどこか

見直しポイントの3つめは、自分らしさを表現したり、自分を取り戻せる場所があるか考えてみることです。

空元気でしんどいときこそ、自分が空元気でいなくてもいい場所が見つけやすくなります。

たとえば、職場では元気で明るい自分を演じていても、帰宅して家族の前では素の自分を出すことができるのであれば、家が気持ちを切り替えるスイッチの役目を果たしてくれますよね。

自分らしくいられる場所を知っておけば、「空元気でつらい」と感じたときに対策がとりやすくなるでしょう。

どこにいても常に空元気を続けてしまうのであれば、リラックスしたり気の休まる時間がなく、空元気な自分に対して強いストレスを感じてしまいます。

物理的な場所でなくても、SNSやブログなどのコミュニティもあるので、自分らしく振舞える場所を探しておくといいでしょう。

こちらの記事で、本来の自分の意味や自分を取り戻す方法についての詳しい内容をお伝えしています。

ポイント④空元気の正体は何か

見直しポイントの4つめは、空元気に振る舞ってしまう原因についてしっかりと考えてみることです。

たとえば、自分が空元気なのは、「仕事で失敗して落ち込んでいると心配されたくないから」と思っているとします。

でも、根本に自分に対する自信のなさが隠れていて、「明るい自分じゃないと受け入れてもらえないのでは」という不安が存在しているとしたらどうでしょうか。

いくら仕事が上手くいっても、自信のなさが解決されていなければ、空元気に振る舞うことはやめられません。

「自信のなさ」が自分を空元気に振る舞わせていると気づくことで、解決までの道のりを早めることができます。

空元気でしんどい時に心を整えるためのコツ

空元気でしんどいと思うのは、心が疲れている合図です。

どのように心を整えていけばいいのかコツを紹介します。

コツ①「本当に必要?」自分に問いかけてみる

心を整理するには、自分にとって「元気であること」「明るくいること」が、本当に必要なのか考えてみてください。

周りの人の心地よさを優先するあまり、「いつも元気でいるべき」「職場では明るいほうがいい」「他人には笑顔で対応しなければいけない」など、考えてしまう人もいますよね。

「●●するべきだ」という考えが負担やストレスとなってしまうくらいなら、一旦空元気を止めてみるのがよい方法です。

周りがいつもと変わりないと感じたら、自分が空元気に振る舞う必要はないと実感できるでしょう。

「しんどい」「つらい」と感じるまで、空元気でいる必要があるのか自分に問いかけ、心や気持ちを整理することが大切です。

コツ②ポジティブではなく多角的な視点を持つ

何事もポジティブに捉えることで、問題解決の糸口が見つかりやすくなったり、必要以上に落ち込んでパフォーマンスの質を下げてしまうのを避けられます。

しかし、空元気に振る舞ってしんどくなってしまうのは本末転倒ですよね。

大事なのは、世の中には問題を解決するたくさんの方法があると気づくことです。

経験豊富な先輩や上司に相談したり、より高度な知識が必要なら専門家に頼るのもよいでしょう。

解決されずに置いておかれたままの問題に対し、必要以上に心をすり減らすことがないよう、ストレスと向き合う柔軟さを得ることも大切です。

空元気以外にもできることがわかれば、「空元気でもいいから明るくいなきゃ」というしんどさを減らせるでしょう。

こちらの記事で視点を変えるヒントを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

しんどいと感じながらも空元気で振る舞い続けるリスクとは?

心のエネルギーは、体のように「息が切れる」「足が動かない」といった目に見えるものではないので、自分でもわからないうちに限界を超えてしまうことがあります。

空元気は、目の前にあるストレスから短期的に逃れるには良い方法と言えますが、長期的には心身が疲弊してしまうので注意が必要です。

誰かが我慢すれば成り立つ職場の雰囲気作りや調和は、長くは続きません。

会社や上司や同僚など、WIN-WINの関係を築くことが大切です。

しんどさを感じながらも空元気で振舞うのがクセになってしまうと、自分を消耗するだけになってしまうので注意しましょう。

まとめ

この記事では、しんどいのに空元気に振る舞ってしまう人の心理や、空元気なときに見直すポイントを解説しました。

最後にこの記事をまとめます。

  • しんどいのに空元気に振る舞ってしまうのは、他人を優先しすぎていたり、頑張っている・元気な自分が好きだから
  • 空元気でしんどいときは、理想と現状の自分にギャップがないか、本音を言える機会があるか、自分らしさを取り戻せる場所があるかを確認する
  • 空元気に振る舞う原因を知ることで、上辺ではない根本の解決ができる
  • 空元気でしんどいときに心を整えるには、元気で明るい自分が本当に必要か考えたり、多角的な視点を持つことが大事

空元気が悪いのではなく、空元気がしんどいのに止められない状況にリスクがあります。

職場では常にポジティブでなければいけないという価値観を捨て、自分が空元気に振る舞ってしまう原因を探り、多角的な視点を持って解決方法を考えてみてください。

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