運営者プロフィール

矢嶋 美由希

株式会社Re Prism 代表取締役

累計1万人以上を指導してきた「強み覚醒」専門の心理コンサルタント。「才能を持ち腐れしている原石を見つけて、人生のブレイクスルーを経験させる」をコンセプトに活動しています。著書「ふだん使いのマインドマップ」etc

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仕事で気持ちの整理が付かない時の対処法5選!気持ちの切り替えテクニックも紹介

  • 忙しいのに、なんだか充実しない・・・
  • なんとなく抱えているモヤモヤの原因は?
  • 気持ちを整理してスッキリしたい!

「頭ではわかっているのに、心がついてこない」そんな感覚に陥ると、何から手をつければいいのか分からなくなりますよね。

心のモヤモヤは、あなたの心が気持ちの整理がつかない状態にあるサインです。

この記事では、心のモヤモヤの原因を分析し、気持ちをスッキリさせるための方法を解説していきます。

心を切り替えて、前向きに仕事に取り組むために、一緒に気持ちを整理していきましょう。

目次

【仕事・ビジネス】気持ちの整理がつかない原因と対処法

気持ちの整理がつかない状態とは、自分の中で納得や区切りがつけられず、前向きな判断や行動ができない状態です。

たとえば仕事でミスが続いたり、人間関係で悩んだり、自分に対する評価に納得できなかったりすると、心がざわつき、モヤモヤが続いてしまいます。

他にも、漠然とした不安な気持ちが膨らんで、気持ちの整理がつきにくくなることもあるでしょう。

ここからは、気持ちの整理がつかないときの原因別の対処法を解説します。

自分自身の思考や感情にじっくりと向き合い、心を整えていきましょう。

思考整理術については、こちらの記事もぜひご覧ください。

原因①感情が複雑に絡まっている

仕事で気持ちの整理がつかなくなる原因のひとつが、さまざまな感情が複雑に絡まり合っていることです。

怒り・不安・後悔などの感情が同時に湧き、頭の中で情報処理が追いつかなくなると、何が原因でモヤモヤしているのか分からなくなり、気持ちの整理ができなくなってしまいます。

たとえば、仕事のミスを上司に厳しく叱責されたとき、下記のように「怒り」「不安」「後悔」などの感情が一度に押し寄せることがありますよね。

  • 「そんなふうに言わなくてもいいのでは?」とイライラする
  • 「自分の能力が足りないのでは」と不安になる
  • 「もっとうまくやれたはず」と後悔する

これらの感情が一度に湧き上がると、脳はどの感情を優先して処理すればいいのか分からなくなり、パニック状態に陥ります。

結果として、何が本当に自分を悩ませているのかが見えなくなり、「なんだか分からないけどモヤモヤする」という整理がつかない状態になってしまうのです。

感情の行き場がなくなり、思考も堂々巡りを始めると、さらに混乱は深まります。

怒りや不安、後悔といった複雑な感情の糸を一本ずつほどくことが、気持ちを整理する第一歩となります。

【対処法】今の感情を紙に書き出して見える化する

頭の中がごちゃごちゃになって、何に悩んでいるのかわからなくなってしまったときは、自分の感情をすべて紙に書き出して、目で見える形にしてみましょう。

紙に書き出すことで、自分が何にモヤモヤしているのかが客観的に見えてきますよ。

怒り、不安、悲しみ、後悔など頭に浮かぶ言葉を、良い悪いを判断せずに、とにかく自由に書き出していきます。

このように、下記のように具体的な出来事とそれに伴う感情をセットで書き出すのがおすすめです。

  • 大きな声で叱責されて不快だった
  • できると思っていたのに、力不足だったのだろうかと不安になる
  • 直前にもう一回確認しようと思っていたのに、できなくて後悔した

書き出すことで、自分を悩ませている感情とその理由が客観的に見えてきます。

漠然としたモヤモヤを書き出して、明確にすることで、気持ちの整理をしていきましょう。

心の疲れの根本原因を探したい方は、こちらの記事も参考にしてください。

原因②思考と感情のバランスが崩れている

仕事で気持ちの整理がつかない状態は、思考や理性と感情のバランスが崩れているときによく起こります。

理性(本来ならこうすべき)で判断したいのに、感情(自分はこうしたいと思っている)が邪魔をするのです。

たとえば、「このプロジェクトは自分の成長につながるから引き受けるべきだ」と頭ではわかっていても、「失敗したらどうしよう」という不安や恐怖といった感情が邪魔して、なかなか決断できない場合があります。

逆に感情を押し殺して理性的に動こうとしたりしてしまうと、思考と感情のバランスが取れず、迷いや混乱が長引いてしまいますよ。

人間関係で不満があっても、「仕事だから我慢しなければいけない」と感情を押し殺した結果、心の中にわだかまりが残り、モヤモヤが続いてしまうこともあるでしょう。

このように、頭の中にある「こうあるべきだ」という考えと心で感じる「本音」がずれてしまうと、内面にズレが生じます。

思考と感情が協力し合えず、どちらも中途半端なまま気持ちが混乱してしまうのです。

思考や理性と感情、両方の声に耳を傾けることが、心のバランスを取り戻す上で大切です。

【対処法】「出来事」と「感情」を分けて整理する

思考や理性と感情のバランスを取り戻すには、「起きた出来事」と「それに対する自分の感情」を切り離して考える練習をしてみましょう。

出来事と感情を切り離すことで、問題の本質や自分の反応を冷静に見つめ直すことができますよ。

先ほどの、新しいプロジェクトに挑戦する決断ができないときの気持ちの整理の仕方を考えてみましょう。

決断できず迷っている気持ちを事実と感情に分けて整理すると、下記のようになります。

事実(出来事)成長のチャンスである新しいプロジェクトを任された
感情失敗したらどうしようと不安を感じる

もっと深く考える必要はありますが、問題の本質は、挑戦に対して不安や怖さが強く出ていることだとわかりますね。

原因が明らかになってきたら、「なぜ自分はこんなに強く反応したのだろう?」「具体的に何が不安なのだろう?」と、客観的に自分の感情とさらに向き合ってみましょう。

事実と感情の整理に慣れてくれば、感情に振り回されることが減り、冷静な思考に基づいた対処法が見つけやすくなります。

たとえば、「不安なのは、先の見通しが立たないからだ。プロジェクトの納期までのスケジュールを整理してみたら、見通しが立ってきたぞ」と捉え直せれば、無用な不安を防ぐことにもつながるでしょう。

出来事と感情を切り離し、問題の本質を冷静に見つめ直すことで、思考と感情のバランスを取り戻すことができます。

原因③本音や気持ちにフタをしている

仕事で気持ちの整理がつかない原因として、自分の本当の気持ちにフタをして、見ないふりをしてしまうこともあげられます。

本当の気持ちを認めず我慢を続けると、抑え込んだ感情が心の中に残ってしまい、時間が経っても処理されず、常にモヤモヤ感がつきまとってしまいますよ。

たとえば本当は今の仕事内容に不満や疑問を感じているのに、「みんな頑張っているんだから、弱音を吐いてはいけない」と感情を抑え込んでしまうケースですね。

その結果、「なぜかやる気が出ない」「何をしていても心が晴れない」といった状態に陥り、気持ちの整理がつかないループから抜け出せなくなってしまうのです。

気持ちの整理をつけるためには、抑えつけた本音や気持ちの蓋を開け、吐き出す習慣も必要です。

【対処法】自分の気持ちを独り言で口に出してみる

自分の気持ちにフタをしていると感じたら、自分の気持ちを独り言で口に出してみることを試してみましょう。

小さな声でもいいので言葉にすることで、自分でも気づかなかった隠れた本音に気づくことができます。

思っていることを口に出すだけでも、自分の考えがはっきりとするので、気持ちの整理がつきやすくなりますよ。

他にも、信頼できる家族や友人がいるなら、その人に話を聞いてもらうのも良い方法です。

人に話すことで、感情を外に出すだけでなく、共感を得られたり、新しい視点を得られたりするでしょう。

一人で抱え込まず、言葉にして外に解放することが、気持ちの整理を促す第一歩となります。

独り言や相談などによって、自分の気持ちを言葉にすることで、本来の自分に目を向け、気持ちの整理をつけていきましょう。

本来の自分を取り戻す方法については、こちらの記事も参考にしてください。

原因④過去の失敗や後悔を引きずっている

気持ちの整理がつかないのは、過去の失敗や後悔を心の中で引きずってしまっていることが原因の場合もあります。

失敗や人間関係のトラブルが未処理なまま残っていると、新しい一歩を踏み出すたびに思い出され、歩みを止めてしまうからです。

たとえば、前の職場で同僚と関係が悪化した経験があると、新しい職場でも人間関係を築くことに臆病になってしまうことがありますよね。

新しい環境で過去とは関係がないにもかかわらず、心の中の未消化な感情が、「また同じ失敗を繰り返すかもしれない」といったネガティブな感情を呼び起こしてしまうのです。

このように、過去の出来事に対する感情が心の中で消化されずにいると、その記憶は思考に影響を与え続けます。

進みたいのに、無意識のうちに過去に引っ張られ、気持ちの整理がつかない状態になってしまうのです。

このループを断ち切るためには、過去の失敗を乗り越え、心の中で区切りをつけることが重要です。

過去の失敗を引きずっている方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。

【対処法】客観的な視点で状況を見直す

過去の失敗や後悔に囚われているときは、第三者の目で客観的に状況を見つめ直すことが大切です。

第三者の目で状況を見直すことで、感情の背景や原因が見えやすくなり、気持ちが整理されて前に進めるようになります。

具体的な方法として、「自分が親友から同じ悩みを相談されたら、どんなアドバイスをするか」で考えてみましょう

親友が、「以前の職場で同僚と上手くいかず、新しい職場でも不安だ」と悩んでいたら、あなたは感情を抜きにして「どんなことがあったの?」「それはあなただけの責任だったの?」と冷静に分析するはずです。

過去の自分の相談にのる形で客観的に過去の失敗を見つめ直すことで、感情の背景にある具体的な原因が見えてきます。

ケースバイケースではありますが、客観的に振り返ってみると、「あの失敗は、今の自分にとって必要な学びだった」と捉え直せ、感情に区切りをつけられることも多くありますよ。

過去と向き合い、心のストッパーをゆるめることで、気持ちを整理していきましょう。

原因⑤他人の目や評価に振り回されている

気持ちの整理がつかない状態になる原因として、他人の目や評価を気にしすぎるあまり、自分の本心を見失ってしまうことがあげられます。

「どう思われるか」が気になりすぎて、自分の意思や感情よりも他人を基準に行動してしまうと、自分の気持ちが置き去りになり、心が混乱してしまうからです。

たとえば、本当は「この仕事はやりたくない」と感じているのに、「評価が下がるのではないか」という不安から、他人の期待に添った行動をしてしまうことがあります。

他者からの評価を気にするのは自然なことですが、自分の感情や意思を置き去りにしたまま、他人の基準に合わせるばかりでは、やがて心が疲弊してしまうでしょう。

自分を大切にし、自分らしい選択をすることが、気持ちを切り替えるための第一歩です。

【対処法】すぐに判断せずに一度立ち止まる

他人の目や評価に振り回されそうになったときは、すぐに判断を下さず、一度立ち止まる時間を意識的に取りましょう。

感情が整理できていない時に、無理に結論を出す必要はありませんよ。

焦って結論を出そうとすると、無意識のうちに他人の期待に添った選択をしてしまいがちになるため、まずは深呼吸をして、心を落ち着かせることが大切です。

たとえば、同僚から飲み会に誘われたとき、「行かないと付き合いが悪いと思われるかも」という不安から即決するのではなく、「少し予定を確認させてください」と一呼吸置きます。

心を落ち着かせたのち、「今日は少し疲れているので、また誘ってください」と正直に伝えれば、他人に振り回されない行動の第一歩となるでしょう。

決断や選択の際に自問自答をすることで、自分の本音をクリアに聞き取れるようになります。

他にも、一度その場を離れてみるのも有効です。

仕事中であれば休憩を取る、自宅であれば散歩に出かけるなど、物理的に距離を置くことで、心の混乱も落ち着きやすくなります。

落ち着いて自分と向き合う時間を持つことで、他人の評価ではなく、自分の心に正直な選択ができるようになるでしょう。

仕事中のモヤモヤを整理する簡単テクニック

仕事中のモヤモヤを整理するには、次のようなテクニックが有効です。

  • 「10分だけ考えよう」など、時間を区切って考える
  • デスクや資料など、身の回りを整える
  • 必要な情報や意見を絞り込む

モヤモヤを整理するには、時間を区切って考える習慣は役立ちます。

短時間で集中して考える時間を作ることで、時間を効率よく使うことにも意識がいくので、無駄を省きやすく、感情の堂々巡りを止められます。

また、デスク周りや資料を整理することは、物理的な環境だけでなく、心の状態も整えられるでしょう。

物が整理されると、脳に入る視覚情報が減り、「余計なことを考える必要がない」と認識するため、心が落ち着いてきます。

さらに、必要な情報や意見だけを絞り込むことで、判断のブレを防ぎ、冷静な決断を下しやすくなります。

これらの簡単なテクニックを活用すれば、仕事中でも効率的に思考を整理し、落ち着いて行動できるようになります。

気持ちの切り替えが苦手な方でも、すぐに実践できるものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。

【注意】気持ちの整理が付かない時にやってはいけないNG行動

下記の行動は、気持ちの整理がつかないとき、早く前に進みたいと思うあまり、ついついやってしまいがちなことです。

  • 無理にポジティブになろうとする
  • モヤモヤを無視して行動する
  • 他人と比較して落ち込む

これらは一見前向きな行動に見えても、実は自分の本当の気持ちから目をそらし、心の混乱をさらに深めてしまう原因になるので注意しましょう。

たとえば落ち込んでいる自分を否定し、無理に「大丈夫!」と自分に言い聞かせるのは、感情にフタをする行為です。

また、心にモヤモヤを抱えたまま、やみくもに行動しても、根本的な解決にはなりませんね。

さらに、他人と自分を比べて「あの人はできているのに」と落ち込むのは、自己肯定感を下げるだけで、何の解決にもつながりません。

気持ちの整理がつかないときこそ、今の心の状態をそのまま受け止めることが、前に進むための第一歩となります。

無理に感情を変えようとせず、「今はこういう気持ちなんだな」と認めてあげることが大切です。

まとめ

今回は、気持ちの整理がつかないときの対処法について解説しました。

内容を振り返り、明日への一歩につなげていきましょう。

  • 気持ちが整理できない原因は、複雑な感情の絡まりにある
  • 気持ちを整理するには、考え方を変えるのが効果的
  • 自分の本当の気持ちを言葉にすることで、心のモヤモヤを解放し、本音に耳を傾けることが大切
  • 気持ちの整理がつかない状況を、かえって悪化させる行動もあるので注意

仕事や日々の生活で気持ちの整理がつかないのは、決して特別なことではなく、心が複雑な感情や情報と向き合っている証拠です。

今回紹介した対処法や考え方を参考に、少しずつでいいので、心のモヤモヤを整理する習慣をつけてみてください。

気持ちを整理し、自分らしい一歩を踏み出すことで、あなたの未来はもっとクリアで前向きなものに変わっていくはずですよ。

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