自分を見失う原因とは?どんな時も自分を見失わない5つのメソッド
- どうして自分で自分がわからなくなってしまうの?
- 自分を見失いがちな人の特徴は?
- どんなときでも自分を見失わない方法が知りたい!
自分を見失うとは、自分がどんな考えを持っていて、どんなふうに生きていきたいかがわからなくなってしまうことを指します。
自分らしさの基盤となる価値観、そして生きる上での目標や夢がぼやけてしまうので、「自分はだめなんだ」と自分自身を否定してしまう人もいるでしょう。
また、自分を見失っているがゆえに他人に合わせすぎてしまい、気が付くと自分自身に嘘をついているような状態になって疲れてしまうこともありますよね。
本記事では、自分を見失ってしまう原因や、自分を見失わずにする方法を紹介します。
最後まで読み進めて、自分を見失ってしまいそうなときに軌道修正できる自分になりましょう。
自分を見失ってしまう4つ原因
あなたが今、「自分らしく生きたい」と願っているのであれば、現状は自分らしく生きられていないことを表しています。
そして、「自分らしく生きるためにどうしたらいいのかわからない」のであれば、自分を見失っている状態だとわかりますよね。
それでは、自分を見失ってしまう原因とは一体何なのでしょうか。
以下の、自分を見失ってしまう主な4つの原因をそれぞれ詳しく解説します。
原因①人間関係に悩んでいる
「学生時代に孤立するのが怖くて、本当はそこまで仲が良くないグループに所属していた」という経験がある人は多いのではないでしょうか。
自分の意見を言って嫌われると、グループを追い出されてしまう可能性があるため、他人の意見を尊重しすぎてしまうようになります。
職場においては高圧的な上司や、自分よりもはっきりと意見を言う同僚や先輩の雰囲気に押されて、自分の意見を発する場すらない人もいるでしょう。
「相手の意見に従っていたほうが人間関係がスムーズに回る」と考え、自分の意見を押し殺すのが当たり前になってしまうと、いつしか自分を見失ってしまいます。
自分の居場所で悩んでいる人は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
原因②仕事に追われている
いくら自分がやりたかった仕事であっても、作業量が膨大でこなすだけで精一杯の状態が続けば、満足な睡眠や食事が摂れなくなり心身のバランスを崩してしまいます。
過度のストレスや疲労は、人からやる気をそぎ落としてしまい、やがて「何のために働いているのか」と、自分の本来の目標や夢を見失ってしまうでしょう。
そもそもやりたくない仕事の場合は、その仕事と向き合うだけで大きなストレスを感じるので、仕事を終わらせることや仕事に行くこと自体が目標となってしまいますよね。
前向きな気持ちで取り組めず、常に緊張感や不安、イライラなどに晒されるため、体調不良の原因となることもあります。
こうした状況では、自分の気持ちに向き合う心や時間の余裕がなくなり、自分が本当にやりたいことがわからなくなってしまいます。
原因③恋愛でうまくいかない
恋愛によって人の脳内では、多幸感を伝達するドーパミンや別名「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンの分泌が盛んになり、満ち足りた気持ちになります。
そのため、恋愛をすること自体は、自分を見失う原因になるわけではありません。
問題なのは、恋愛にのめりこんでしまうことです。
相手に嫌われなくないからと相手に合わせてばかりいると、自分の考えや意見を伝えられなくなってしまいます。
「そのほうが楽」と思ってしまえば、意見を伝えることすらしなくなってしまうでしょう。
また、相手に合わせすぎた結果、自分を見失った状態になると、相手に異常に依存してしまうようになります。
いつも恋愛が上手くいかないと感じている人は、自分を見失うほど相手にのめりこんでいないか立ち止まって考えてみましょう。
いつも他人の幸せばかりを考えてしまう人は、ぜひこちらの記事もチェックしてください。
原因④金銭的なトラブルがあった
幸せに生きるために必ずしもお金が重要ではありませんが、お金があることで選択肢が増え、自分らしく生きる道を見つけやすくなるのは事実ですよね。
お金がない不安は人生の選択肢を狭め、自分らしく生きる道を閉ざしてしまいます。
やりたいことがあっても、自分に借金や奨学金の返済があれば、まずはそちらを解決しなくてはいけません。
さらに、金銭トラブルは自分の身に起こった場合だけではなく、家族や恋人が詐欺の被害に遭ったり、想定外の出費によって心身的にダメージを受けているなどさまざまにあります。
自分の大切な人が金銭トラブルを抱えていると、自分が何とか解決しなければと焦ってしまい、冷静な判断ができなくなることが多いです。
稼ぐことについて考える際は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
自分を見失ってしまう人の特徴
- 完璧主義
- 自己肯定感が低い
- 自分のやりたいことや目標がない
完璧主義者は、目標を達成するために自分自身への評価を厳しくし、絶え間なく努力をするため、一見すると自分を見失っているようには見えないかもしれません。
しかし、完璧主義者のなかには、自分自身への評価以上に他人からの評価をとても気にしてしまう人もいます。
「もっと完璧にやらないと」と思い詰めてしまうので、「できない自分はだめなんだ」と実は自己肯定感が低いタイプが多いのも完璧主義者の特徴でもありますよ。
自分の判断に迷いが生じやすいので、結果として自分を見失ってしまいます。
最初に立てたはずの目標すら正しいのか悩んだり、他人から求められる自分ばかりを優先して自分がやりたいことがわからなくなってしまう人もいるでしょう。
周囲から「完璧主義だよね」「もっと自分のやりたいことをやってもいいんだよ」と声をかけられるものの、自分にはそんなつもりはないと感じている人は、潜在意識や思考をリセットすることを考えてみましょう。
自分を見失わないようにする5つのメソッド
発生した悩みやトラブルに対し、「どうしてこうなってしまったのだろう」といくら考えても埒が開かないですよね。
自分を冷静に保ち、見失わないようにするには、起こってしまった事実を受け入れることが大切です。
自分を見失いそうだと思ったら、次の5つのメソッドを実践してみましょう。
メソッド①一人の時間を持つ
人が周囲にいる状況では、自分が問題と向き合わずとも解決できてしまう可能性があり、それに慣れてしまうと、自分ならこう考える・こうするといった主体性を失ってしまいます。
一人になると自分はどう思ったのか、どうしたいのかについてしっかりと考えられますよ。
周囲に気を遣わずに済むのでリラックスでき、問題の解決に向けて集中力が高まります。
また、自分の価値観にとことん向き合うことで、自己分析が進み、意見の整理ができますよ。
状況的に一人になれないのであれば、1分だけ瞑想をする、窓から外を眺めるなど周囲との関係を一時的に遮断するだけでも大丈夫です。
メソッド②環境を変える
仕事の内容や職場の人間関係が上手くいっていないときに、異動や転職を考えるのは「逃げ」だと捉えてはいませんか。
どうにかして順応しようと考えること自体が、自分の本心や本音と向き合っていないといえます。
自分らしく過ごせない環境に身を置いていると、やがて自分を見失ってしまいます。
恋愛なら、恋人のいいなりになっていたり依存していると感じたら、自ら離れる勇気が必要ですね。
自分らしくいられなくなる前に、自分らしくいられる場所へと環境を変えることを検討してみましょう。
環境の変え方については、こちらの記事を参考にしてください。
メソッド③承認欲求は捨てる
他人から認められたい、褒められたいという気持ちは誰もが持っていますが、こうした承認欲求がいきすぎると、他人に認められたり褒められるための言動を優先するようになってしまいます。
また、相手に認められると思って行った言動が、毎回必ず想定通りに認めてもらえるとは限りませんよね。
他人の感情は自分ではコントロールできないのに、「どうして認めてくれないの」「また褒めてもらえなかった」と悔やんだり落ち込んだりするのは、悩むだけ時間の無駄です。
他人に認められたいという欲求ではなく、自分の欲求に素直に行動するように心がけていれば、自分を見失うことなくいられます。
メソッド④好きな気持ちを尊重する
仕事は生きがい以外に、生きていくために必要なお金を稼ぐ手段でもあります。
本当は好きではない仕事でもやらなければならないし、好きでもない人と仲良くしなければならない事情もありますよね。
しかし、好きでもない仕事や人と関わることで自分を見失うくらいなら、「楽しそうだから」という理由で転職するのは間違いではありません。
やってみて本当に楽しかったり夢中になれたら、「もっと上手くできるようになりたい」と目標や向上心が生まれます。
興味のない人より、興味の沸く人が近くにいたほうが、仲良くなりたいと積極的に行動できますよね。
シンプルに好きという気持ちは、ポジティブ思考を生み出します。
そして、好きだからという気持ちだけで始めたことが、自分の得意分野だったり、自分が興味を持つ分野の可視化にもつながります。
自分が何を好きなのかを知ることで、自分の強みを見つけやすくなり、ひいては自分の価値を見失わずに道を突き進む原動力にもなってくれるでしょう。
自分だけの強みが見つかる方法については、こちらの記事を参考にしてください。
メソッド⑤自分のありたい姿を知っておく
目標や夢を持つときは、他人から見える自分の姿ではなく、自分から見える自分の姿を理想として考えましょう。
他人に客観視された自分ではなく、自分で自分を客観視するイメージです。
他人の価値観で自分を見ようとしたり、他人と自分を比べてしまうと、周囲にいる人によって自分の見え方が異なりブレてしまいます。
目標や夢の達成が難しくなった場合に、どうしていいかわからなくなるでしょう。
理想に近づいているかを見極めるのなら、比べるのはあくまでも過去の自分と今の自分です。
過去より少しでも成長できていれば、進んできた道は間違ってなかったと確信が持てます。
自分の軸が基準なので目標や夢の達成が難しくなっても、別の方法を探して選択するなど柔軟に対応ができます。
自分軸をもって自分らしく生きよう!
自分を見失ってしまうと、自分が何をしたいのか目標や夢が見えてこないので、視野が狭い生き方になります。
視野が狭いと聞くと、自分のことばかりを考えていたり、自分が何でも正しいと思いこんでいたりする自己中心的な人を想像しますよね。
ですが、実は他人にばかり合わせている人も同じように視野が狭くなってしまうのです。
変化が激しい時代では、自分の考えを固辞する人だけではなく、自分の軸を持っていない人も同じように誤った選択をしてしまう危険性があるのです。
「自分はこうありたい」が明確にあれば、自分に合う仕事を見つけるために行動に移せたり、具体的な目標を立てたりと、人生における選択肢が増えます。
ぶれない自分の作り方については、こちらの記事を参考にしてください。
まとめ
この記事では、自分を見失う原因とどんなときも自分を見失わないメソッドを解説しました。
最後に、これまでの内容を簡単にまとめます。
- 人は人間関係や仕事、恋愛、金銭トラブルのストレスによって自分を見失いやすい
- 自分を見失いやすい人の特徴には完璧主義や自己肯定感が低い、やりたいことや目標がないなどがある
- 自分を見失わないためには一人の時間を大事にし、環境を変える勇気を持ち、承認欲求を捨てる
- 「好き」というポジティブな気持ちは行動も前向きに変えてくれる
- 「こうありたい」と思う自分は他人の視点ではなく、自分視点で見る客観性が大事
生きていれば、感情に大きく揺さぶられて自分を見失ってしまうことは多々あります。
また、他人を優先して自分の意思や意見に蓋をしすぎていると、思考が停滞し、本当に何も考えられなくなってしまうでしょう。
いかなる場合でも、自分で「自分を見失っている」状況を理解できているかが鍵になります。
「自分を見失っている」と判断できたのなら、これ以上自分を見失わないようにどうすべきか考えられるため、変わることができるでしょう。