運営者プロフィール

矢嶋 美由希

株式会社Re Prism 代表取締役

累計1万人以上を指導してきた「強み覚醒」専門の心理コンサルタント。「才能を持ち腐れしている原石を見つけて、人生のブレイクスルーを経験させる」をコンセプトに活動しています。著書「ふだん使いのマインドマップ」etc

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平凡な自分が嫌な人の心理とは?普通が嫌な人こそ変えるべき3つのこと

  • 普通が嫌、平凡が嫌なのはなぜ?
  • 平凡な自分が嫌な時はどうすればいいの?
  • 平凡な自分から抜け出せばどうなるの?

「すべてが同じ人はいないのだから、自分は自分」と分かっていても、「何となく周りとは違う自分でいたい」と、普通や平凡が苦手な人もいますよね。

宣伝広告でもよく使われているように、「特別なこと」「限定的なこと」などは人を惹きつけます。なので、「普通が嫌」と考える人も多いはずです。

この記事では、平凡が苦手だと考える人の心理や、普通から抜け出すための方法を紹介しています。

普通な自分を嫌ってしまうワケを知って、理想の自分になる一歩を踏み出しましょう。

目次

普通で終わりたくない!平凡な自分が嫌という3つの心理

自分を平凡と思っている人のなかには、「このまま普通で終わりたくない」と考える人もいるのではないでしょうか。

普通や平凡を言い換えると、一般的なこと、ありきたりなことです。

平凡な自分が嫌な人の心理では、飛びぬけた才能もなくみんなと横並びの自分を嫌う傾向があります。

ここでは、平凡な自分が嫌という3つの心理について、詳しくみていきましょう。

心理①無意識の内に特別を求めている

平凡な自分が嫌いな人は、物事に対して「特別な●●」を求める傾向があります。

無意識の内に才能や能力、人間関係など「人とは違う自分」に価値を感じるため、特別を持っていない自分のことが嫌いになってしまうのです。

また特別な●●を求める人は、特別なことで、自分の存在価値を証明しようとします。

極端ですが「部内でA資格を持っているのは自分だけ、だから自分はここにいる価値のある存在」と考えるので、他にも資格者がいると、自分の存在価値がゆらいでしまうのです。

無意識にしろ、意識的にしろ、平凡な自分を嫌う気持ちのなかには特別を求める心理があるのです。

自分の存在価値で悩んでいる方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。

心理②自分と他人を比べている

平凡な自分が嫌な人は、他人と比べるクセがあります。

うまくいっている人と自分を比べて、「あの人は成功してるのに自分はダメ」と、劣等感を抱えてしまうのです。

「あんな平凡には生きたくない」と、身近な人を反面教師にする人もいます。

その結果普通であることを否定し、「自分の人生が普通で終わりたくない」と感じてしまうのです。

人と比べるのをやめたい人は、こちらの記事をぜひチェックしてください。

心理③承認欲求が強い

承認欲求が強い人も、平凡な自分を嫌う傾向があります。承認欲求とは、簡単に説明すると、「周りから認められたい」という欲です。

「周りに認められること」に価値を感じるので、他人から褒められる場面や必要とされる場面が少ないと、自分には存在価値がないと考えてしまいます。

承認欲求が強すぎると、「自分が普通だからダメなんだ」と考え、過激な発言や行動をしてしまうケースもあるので注意をしましょう。

なぜ「普通が嫌」と言いつつ、普通から抜け出せないの?

「普通が嫌」と考えつつも、今の状況から抜け出せない方もいますよね。

ここでは原因として、現状維持バイアスと同調圧力をあげます。

人の心のなかには現状が変わることを嫌い、このままでいたいと思う「現状維持バイアス」という心理現象があります。

普通から抜け出せないのは現状維持バイアスが働き、無意識に普通や安定を求めてしまうことが原因として考えられるでしょう。

また今の状況を続けることをよしとして、それを周りから強いられていると、なかなか今の状況から抜け出せませんよね。

強すぎる同調圧力から、孤立することを避けるために、普通であることを受け入れているケースもあるでしょう。

「普通が嫌」と考えつつも、考え方や環境が原因で、普通から抜け出せなくなってしまうのです。

同調圧力で悩んでいる方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。

普通が嫌な人が変えてみるべき3つのこと

「平凡な自分が嫌」「普通が嫌」と悩んだときは、まずどんな風に平凡な自分が嫌なのかを分析してみてください。嫌な部分がわかったら、それを変えられる行動をするだけです。

もちろん、人によってどう変わりたいのかは違うので、ここで紹介している以外にも変えられることはあります。

自分が変えたい普通がどこにあるのか悩んでしまっている際の、ヒントとして活用してくださいね。

ここでは「普通が嫌」と考える人が、変えてみるべきことを具体的にみていきましょう。

①環境を変える

平凡な自分が嫌だと考えたときは、環境を変えてみましょう。環境とは住む場所や働く場所、人間関係など、自分を取り巻く状況のことです。

特に普通から抜け出せない原因として、環境が考えられるなら、環境を変えることで平凡な自分を変えられますよね。

たとえば住む場所を変えたら、通勤時間や立ち寄るスーパーなど、行動範囲も変わります。新たな人や趣味、お店などとの出会いのなかには、価値観を変えることだったり、熱中できることだったりが隠れているでしょう。

環境を変えることで視野が広がり、普通から抜けるきっかけになる可能性がありますよ。

②普通を自分基準で考える

何が自分にとって重要なのか考えて、「普通」に対する見方を変えてみましょう。

そもそも世間で言う普通は、ありふれていることやこれといって変わりがないことですが、何を普通と位置づけるかは人それぞれ違います。

一般的な「普通」もあれば、個人的に当たり前にできていることを「普通」と考えることもありますよ。

「みんながそう言うから」と人の意見に流されていたら、自分にとっての「普通」に気づかないままです。

自分の価値感を大事にすると、自分を基準に「普通」を考えることができます。

③得意なことだけやる

「普通が嫌」と悩んだ際は、苦手なことを頑張るよりも、得意なことだけやってみましょう。

自分の得意なことに特化する方が楽に取り組め、成果を得られやすいからです。うまくできたときに「自分もやれる」と、認識できて自信につながります

特に何でもできるオールラウンダーを目指して行き詰まっている人は、得意なことに集中して、専門性を高めることをおすすめします。

専門性が高まると、セルフイメージも高まりやすく、「●●と言えばAさん」というように周りも、自分自身も「自分の価値」を認識しやすくなるからです。

「普通が嫌」と悩んだときは、得意なことに集中して、自信や自分の価値を高めてみましょう。

平凡な自分から抜け出す際のコツ

平凡な自分から抜け出す際は、他人の目を気にしないことがコツです。

他人の目を気にする人は、自分の行いが「変に思われないか」「これで良かったのかな」と不安になり、行動することにブレーキをかけてしまいます。

周りの意見は参考程度にとどめて、自分のことは、自分で決めて実行することが重要ですよ。

また平凡な自分から抜け出して、どうなりたいのかは、具体的に決めておきましょう。

たとえば、飲食業をしたいと思っても、そのために何をすればよいかが分かりづらいですよね。

おいしいコーヒーが出せるカフェの経営という場合は、コーヒーについて勉強したり経営のノウハウを学ぶなど、やるべきことも明確になります。

「平凡でない自分」「特別な自分」とはを具体的にし、自分軸を持って行動をしていきましょう。

平凡から抜け出して得られる新たな強み

平凡から抜け出して得られる新たな強みは、人それぞれ違います。

なぜなら、何を普通や平凡と位置づけるかは人それぞれで、それを変える過程も人によって違うからです。

他人に流されることなく自主的に動く行動力が身につく人もいれば、熱中することや特技を見つける人もいるでしょう。

ただし、「普通は嫌だな」と悩んでいた自分から、「こうなりたい」と自分でゴールを決めて行動したという事実は共通しています。

自分軸を再認識したり、行動力や実行力が高まったりすることで、新たな自分の価値を発見できるでしょう。

まとめ

この記事では、普通が嫌な人の心理や、平凡な自分が嫌な人がやるべきことを紹介しました。

最後に簡単にまとめます。

  • 普通が嫌な人は今の自分に不安があり劣等感を持ったり評価されたい気持ちが強い
  • 無意識に普通や安定を求める心理の現状維持バイアスが働くと普通から抜け出せない
  • 平凡な自分が嫌ならば環境を変えたり自分なりの普通が何か考える
  • 得意なことだけやったり自分は自分と考えると、自信がつき平凡から抜け出せる
  • 夢や目標を具体化して、少しずつ実現すると普通から抜け出せる

周りを気にせず自身や責任を持って行動すれば、オリジナルな自分になれます。どんな自分になりたいか、しっかり考えて少しずつ前に進んでいきましょう。

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