運営者プロフィール

矢嶋 美由希

株式会社Re Prism 代表取締役

累計1万人以上を指導してきた「強み覚醒」専門の心理コンサルタント。「才能を持ち腐れしている原石を見つけて、人生のブレイクスルーを経験させる」をコンセプトに活動しています。著書「ふだん使いのマインドマップ」etc

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【年代別】モチベーションがなくなる原因とは?やる気がなくなったときに考えるべき3つのこと

  • 仕事のやる気がでないときはどうしたらいい?
  • モチベーションがなくなる原因はあるの?
  • モチベーションを取り戻す方法を知りたい!

日々の仕事に身が入らない自分に気づき、理由がわからず戸惑いを感じる方もいますよね。

モチベーションの低下には、年代ごとに異なる原因が潜んでいることがあります。

無理にやる気を引き出そうとするのではなく、まずは自分の世代ならではの原因を理解することが大切です。

この記事では、20代・30代・40代に起こりやすいモチベーションがなくなる原因と、その乗り越え方を紹介します。

原因が見えてくると、自分に合った対処法も見つけやすくなりますよ。

目次

【年代別】仕事のモチベーションがなくなる原因と対処法

モチベーションを常に高く維持して働けたら理想的ですが、実際にはそううまくいかないことも多いですよね。

モチベーションは、仕事内容や待遇、人間関係などの影響を受けて上がったり下がったりします。

モチベーションがなくなったとき、「やる気が出ない自分はダメだ」と自分を責めてしまう方もいるでしょう。

ですが、自分を責めてしまうと、さらに仕事へのモチベーションは下がってしまいます。

大切なのは、仕事に対するモチベーションが下がったときの考え方と行動の仕方です。

やる気が下がる原因を把握し、少しずつでも行動を変えていくことで、モチベーションが戻ったり、維持しやすくなったりするでしょう。

ここでは、年代別にモチベーションがなくなる原因と対処法について詳しく紹介します。

仕事のやる気が出ない20代だからこその原因とは?

社会人になって間もない20代は、理想や夢を大きく描く一方で、現実とのギャップに戸惑いやすい時期です。

具体的には下記などが、20代が仕事でのモチベーションを下げてしまう原因としてあげられます。

  • 仕事が自分に合っておらず、つまらないと感じている
  • 待遇や人間関係などに不満がある
  • 頑張っているのに仕事の成果が出ない
  • プライベートでトラブルがある
  • 将来に不安がある

仕事に早く慣れたいと考えて、休むべきときにも無理をしてしまい、積み重なった負担によって、仕事へのモチベーションにも影響が出やすくなる場合もあるでしょう。

次に20代がモチベーションの変化に気づいたとき、試したい具体的な方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

対処法:とりあえず5分だけやってみる

モチベーションが自然に湧くのを待つよりも、「とりあえず5分だけ」と決めて手を動かすほうが、結果的に作業が進みやすくなります。

脳には「作業興奮」という反応の仕組みがあり、簡単に説明すると、とりあえず実際にやることで、やる気が後からついてくる状態がつくられやすくなるのです。

仕事へのやる気が出ない悩みはどの年代にも起こりうるため、20代のうちに、モチベーションに左右されにくい働き方を身につけるといいでしょう。

ルールを決めても行動に移せず悩んでいるなら、ぜひこちらの記事を参考にしてください。

対処法:上司や先輩に相談する

上司や先輩に相談することは手っ取り早く問題を解消する方法のひとつになります。

20代の自分が感じている迷いや不安は、上司や先輩もかつて同じように経験していることがほとんどだからです。

少し話してみるだけで、気持ちがすっと軽くなることがありますよ。

経験に基づいたアドバイスや、気持ちの切り替え方を聞けることが意外と多いものです。

言葉にうまくできなくても、思いを吐き出すことは、ストレスを和らげる効果もあります。

ひとりで抱え込まず、信頼できる相手を頼ってみましょう。

仕事のやる気が出ない30代だからこその原因とは?

30代は勤続年数が増え、重要な役割を任される機会が自然と多くなります。

責任ある仕事にやりがいを感じる一方、評価や待遇への不満を抱えやすくなるのもこの時期の特徴です。

具体的には下記などの理由から、30代はモチベーションをなくす傾向がありますよ。

  • 仕事が多忙で心に余裕がない
  • 仕事がマンネリで刺激がない
  • 仕事量やポジションに対する評価・待遇の低さが気になる
  • 自分の市場価値や自己成長のために転職を考えるタイミング
  • 後輩や部下と先輩や上司の板挟みになりやすい

30代となると、将来のキャリアに対する迷いや不安が大きくなり、転職を視野に入れる人もいますよね。

30代でモチベーションがなくなり、仕事に気持ちが向きにくくなる場面に気づいたら、次の対処法をぜひ試してください。

考えを整理し、次の行動へ進みやすくなるはずですよ。

対処法:自己分析をする

モチベーションがなくなったときは、30代になった今の自分を分析してみましょう。

30代で仕事や成果に対する評価のズレが生じ、モチベーションが低下している場合、周りが見ているあなたと、自分が思う自分の認識がズレている可能性があるからです。

自分の価値を正しく知ることで、自分で自分を過大評価や過小評価していないか、正しく評価される環境にいるのかなど状況が整理できますよ。

自己分析を通して、自分の強みや希望を理解し、モチベーションを上げる道筋を見つけましょう。

30代になり、仕事への行き詰まりを感じはじめたなら、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

対処法:勉強の習慣をつける

勉強の習慣をつけることは、30代の仕事への慣れによるマンネリ化から抜け出すための効果的な方法です。

資格取得やスキルアップを目標にすれば、日々に刺激が加わるだけでなく、いざ転職を考えた際にも自信につながるでしょう。

勉強で学んだことは、マンネリ化していた業務プロセスの改善や新規事業の立ち上げに活かせるケースがあります。

転職をしなくても、現職で新しい業務を任される場合もあるでしょう。

勉強の習慣は、現職での可能性を広げながら、将来にも備えられる点で、モチベーションを保っていくのに役立ちます。

勉強の大切さは分かるけれど、なかなか習慣化できないと悩んでいるなら、こちらの記事からヒントを得てください。

仕事のやる気が出ない40代だからこその原因とは?

40代は、20〜30代と比べて体力の衰えを感じやすい年代です。

これまで苦もなくこなしていた業務でも疲労が溜まりやすく、残業がつらく感じるようになる人もいるでしょう。

40代で仕事のモチベーションが下がる理由は、具体的に下記などがあげられます。

  • 体力や気力がない
  • 家庭との両立で疲弊しやすい
  • 将来への不安や人生への焦り

疲労とプレッシャーが重なる40代は、頑張り続けるよりもいったん立ち止まることがモチベーションを取り戻すための対策になりますよ。

対処法:思い切って休息をとる

40代で仕事へのモチベーションがなくなってしまったときは、仕事のことを考えない日をつくることを意識しましょう。

体も心も消耗している状態では、どれだけ努力してもモチベーションは戻りにくいからです。

十分な睡眠や軽い運動などを習慣に取り入れると、心身のバランスが整いやすくなります。

心身のバランスが整うことで、仕事のモチベーションや自分について考える余裕もうまれるでしょう。

対処法:負担を減らす

40代となると仕事では、管理する側に就いている方も多いですよね。

なかには部下とのコミュニケーションが上手くいかず、「自分でやったほうがラク」と考え、仕事を抱え込み、疲弊してしまっている方もいるのではないでしょうか。

負担が大きい状態が続くと、心身ともに疲弊しやすくなり、やる気が続かなくなる要因となってしまいます。

自分もチームもモチベーションを保って仕事をするなら、作業の無駄を省いたり、部下に任せられる部分は任せることで、時間を有効に使えるように環境を整えましょう。

負担を軽減することで、働きやすい環境が整い、自分のモチベーションも再び湧いてきやすくなりますよ。

仕事でやる気が出ないのは当たり前?モチベーションがなくなったときに考えるべきこと

仕事においてモチベーションがなくなるのは、誰にでもある当たり前の現象です。

ずっと高いままのやる気をキープできる人は、ほとんどいません。

ですから、モチベーションがなくなっていると気づいたときは、自分の働き方や心身の状態を見直すチャンスと捉えることが大切です。

ここでは、モチベーションがなくなったときに考えるべきことについて紹介します。

今後のキャリアに不安を抱えている場合、コーチングを受けることも選択肢のひとつですよ。

こちらの記事では、コーチングについて解説しているので、よければご覧ください。

自分を消耗するような働き方になっていないか?

モチベーションがなくなったと感じたときには、自分を消耗するような働き方になっていないかを見つめ直す必要があります。

会社に貢献し、仕事を通して自己実現を果たす喜びがある一方で、働き方や環境、人間関係の影響によって心身が疲弊していくケースもあるからです。

やる気を持って取り組んでいるのに、気づけば疲れだけが残り、何をしても前向きな気持ちになれないのであれば、今の状況は自分にとって負荷が大きすぎる可能性があります。

頑張ることは大切ですが、自分を守るためにも、まずは負担のかかりすぎている働き方をしていないかをチェックしてみましょう。

作業と仕事が混ざってしまっていないか?

モチベーションが上がらないと感じたときには、ただ作業をこなして満足していないかを振り返ることも大切です。

決められた手順をこなす作業は、気持ちが入りにくくなり、やりがいを見つけづらくなります。

作業は効率よく進めることが求められるため、どうしても、モチベーションを保って続けるのが難しい面がありますよ。

モチベーションがなくなってしまったときは、仕事で生まれる価値を考えてみましょう。

たとえば、会議の議事録を取るだけでは作業ですが、その内容をもとに提案をまとめたり、改善点を整理したりすれば、そこにやりがいにつながる価値が生まれます。

価値を生み出す意識を持ちながら行動すると、少しずつモチベーションを取り戻せるようになるでしょう。

ちょっとした違和感を見逃していないか?

モチベーションがなくなり、仕事のペースが落ちていることに気づいても、自分の心や体のちょっとした違和感を見逃してしまう方もいます。

  • 不眠が続く
  • 食欲がわかない
  • 疲労感が抜けない
  • 何をしても楽しめない
  • 気分が不安定になる

このように、心や体がバランスを崩している状態では、仕事のモチベーションまで考える余裕がないですよね。

違和感の正体に目を向けて、自分の状態を把握することも、モチベーションを取り戻す第一歩につながりますよ。

まとめ

この記事では、モチベーションがなくなったときの原因と対処法を解説してきました。

最後に短くまとめます。

  • 20代は現実とギャップに戸惑いやすい時期なので、ひとりで抱え込まず上司や先輩に相談するのはモチベーションを取り戻す近道
  • 30代で経験を積みつつ仕事にマンネリ化を感じているのであれば、スキルアップを目指して勉強の習慣をつけることがモチベーションアップにつながる
  • 体力の衰えを感じ始める40代は、作業の見直しをし、負担軽減を図ることが大切

モチベーションがなくなることは誰もが経験しうることなので、やる気が落ちる原因と、対処法について知っておくことはどの年代にとっても重要です。

状況に応じた対応を心がければ、やる気が戻るだけでなく、働き方そのものを見直すきっかけにもなるでしょう。

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