新しいことが怖い・挑戦が苦手からの脱却法を解説!不安になる理由やチャレンジのコツも伝授
- 新しいことをはじめるのが怖いときはどうすればいい?
- 失敗すると周囲に迷惑をかけそうで、何もできない・・・
- 不安な気持ちに打ち勝つ方法が知りたい!
転職や引っ越しなど、新しいことや新しい環境への挑戦は、年を重ねるごとに生活状況や社会的責任を考えてしまい、不安を感じてしまいますよね。
新しいことに不安や恐怖を感じるのは、先の見通しが立たず失敗やネガティブなイメージが先行してしまうからです。
新しいことを怖いと感じるのは、ごく当たり前の心理です。
目標を明確にし、失敗を受け入れながら少しずつ進んでいくポジティブなイメージに変換することで、挑戦への苦手意識に打ち勝つことができますよ。
今回は、挑戦への苦手意識を克服し、新しいことに前向きに取り組むためのコツを解説します。
働き方や生き方が多様化した現代だからこそ、新しい挑戦に前向きになれるマインドを獲得し、自分らしく豊かな人生を選択していきましょう。
新しいこと・新しい環境が怖いと感じる3つの理由
恐怖心を和らげるには、「どんなことを不安に感じるのか」をはっきりさせる必要があります。
ここからは、挑戦への不安や恐怖の原因を3つ紹介します。
漠然とした感情だけで不安や恐怖を感じるのではなく、何に対して不安なのかを明らかにし、克服のきっかけをつかみましょう。
理由①先が見通せないから
新しいことが怖いと感じるのは、先の見通しが立たない状態を不安に感じるからです。
特に不安が強い人だと、見通しが立たないことをあれこれ想像してパニックになったり、失敗ばかりをイメージしたりするでしょう。
挑戦とは、そもそも自分が今までに経験したことのない体験の連続なので、わからなくて当然です。
落ち着いて今の状況を見つめ、見通しが立たないことを許容し、挑戦へのイメージをありのままに受け入れましょう。
必要以上に考えすぎて不安を感じることは、あなたの可能性を狭めてしまいます。
あれこれ考えすぎてしまうことにお悩みの方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
理由②失敗したくないから
「後悔するのではないか」「失敗するかもしれない」など、失敗のリスクばかりを想像すると、新しいことへの挑戦はできません。
不安な気持ちが大きくなることで、成功して幸せな姿が、失敗するイメージへと上書きされてしまいます。
想像ができないことで不安に感じ、失敗したくない気持ちに心がとらわれてしまいます。
しかし、「新しいことをはじめたい」と思うのは、「もっとこうしたい」「あぁなりたい」というポジティブな感情が始まりではないでしょうか。
未知の不安ばかりに目を向けず、はじめに抱いたポジティブな気持ちをベースに、失敗も想定することが大切です。
なりたい自分をイメージするのも難しいと悩む人は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。
理由③現状から変わるのがめんどくさいから
人には、「現状維持バイアス」という、たとえ成功するとわかっていても変化自体を避けてしまう心理傾向があります。
「今のままでも不自由していないから後回しにしよう」という心理も、現状維持バイアスによるものです。
現在の状況の変化をめんどくさく感じてしまうことで、新しい挑戦への意欲が奪われてしまいます。
新しいことをはじめることに、一定のリスクや懸念は必ずついてくるため、それを乗り越えるためのエネルギーが必要です。
現状維持バイアスを乗り越え、やりきるための覚悟や気力を身につけましょう。
現状を変え一歩踏み出すための具体的な方法は、こちらの記事に詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
何もできない自分からの脱却!新しいこと・苦手なことに挑戦するための4ステップ
新しいことをはじめるには、挑戦への不安を理解し、ゴールを決めたらそこまで小さな努力を積み重ねる覚悟が大切です。
ここからは、挑戦への苦手を克服するための具体的な方法を4つ解説します。
自分の中の期待も不安も受け入れ、挑戦を楽しむ気持ちを持ちましょう。
ステップ①なぜ不安や恐怖を感じるのかを理解する
まずは新しい挑戦にあたって、自分がどんなことを不安に感じているかを理解しましょう。
不安や恐怖を明らかにしていくことで、解決方法を模索し、不安を和らげられるからです。
「●●だからできない」の「●●だから」という言い訳の部分を整理することで、何に対して不安や恐怖があるのかが見えてきます。
たとえば、下記のように考えているなら、「仕事が忙しい」から、勉強との両立に不安を感じていることがわかりますね。
- ファイナンシャルプランナーの資格をとりたいけど、今月は仕事が忙しくなりそうだから、疲れてできない
不安を感じることが具体的にわかれば、勉強時間を夜から朝に変えたり、まっすぐ帰宅せずカフェで集中できる時間を取ったりなど、より具体的に対策を考えられます。
自分が挑戦に対して何を不安に感じているかを整理し、不安や恐怖心をつぶしていきましょう。
漠然とした不安を抱えている人は、ぜひこちらの記事もあわせてご覧ください。
ステップ②自分の目標を明確にする
次に挑戦することで自分はどうなりたいのか、何を目指すのかを明確にすると、挑戦へのエネルギーがわいてきます。
目標を定めることで達成のための強い意志が生まれ、不安より前向きな気持ちを強く持てるでしょう。
たとえばAのように考え、新しいことに挑戦するよりも、Bのように考えたほうが、理想や目標の実現の仕方がより具体的に想像できますよね。
- A「30代のうちにファイナンシャルプランナーの資格を取れたらいいな」
- B「今年中にファイナンシャルプランナーの資格を取ろう」
目標のほかに「挑戦しないことで失うものや手に入れられないもの」を考えることも、行動へのエネルギーになります。
「今年資格を取れなかったら、来年は職場の昇進試験が重なって勉強が先延ばしになる」とやらないリスクがわかると、今がチャンスであることがわかり、行動に前向きになれます。
挑戦をした先の理想の自分を具体的に描き、挑戦へのエネルギーを高めましょう。
ステップ③ハードルの低い計画を立てる
目標が定まったら、達成するための計画を、すぐに行動に移せることから細かくスケジューリングしましょう。
「何もできない」からの脱却には、小さな達成感の積み重ねが大切です。
先ほどの、今年中に資格を取ろうと計画した場合、最初のスケジュールは「その日のうちに勉強のための本や過去問を集め、はじめの5ページを読む」としてみましょう。
その日だけで達成できるような小さな目標を設定することで、簡単に新しいことを始められますよ。
ただし、スケジューリングばかりに時間をかけていると、行動への熱が冷めてしまいます。
「鉄は熱いうちに打て」というように、準備や情報収集の部分はできるだけスピーディーに計画し行動へ移すことで、前向きに挑戦できるでしょう。
ステップ④トライ&エラーを繰り返す
挑戦が始まったらトライ&エラーの精神で、失敗をマイナスにとらえず改善を積み重ねましょう。
はじめから完璧を求めず、失敗も想定した行動を心がけると、不安やストレスも軽減されます。
「最初からうまくいくなんてことはない」とあらかじめ覚悟していたら、「今回間違えた問題を見直し、もう一度挑戦しよう」と前向きに失敗と向き合えます。
失敗も「成長のための伸びしろ」だととらえることで、失敗が次へのステップになり、挑戦への前向きな気持ちが維持できるでしょう。
【仕事・人生】新しいことを始める不安やストレスに打ち勝つための3つのコツ
挑戦への不安やストレスに打ち勝つには、やればできるという気持ちを持ち、大変な場面でも楽しさを忘れないことが大切です。
ここからは、不安やストレスに打ち勝つコツを3つ紹介します。
楽しいことも不安も全て受け止め、挑戦を楽しみましょう。
コツ①楽しいと思えることを探す
どう乗り越えるかを考えることで、やりがいや楽しみをみつけましょう。
「楽しい」という感情が不安な気持ちを上回るとモチベーションが上がり、挑戦に対してのハードルが下がります。
スキルアップのための転職活動で、なかなか自分に合った仕事が見つからないと「自分なんてどこに行っても何もできない」と不安が強くなりますよね。
転職に対して不安が強く怖くなってしまったときは、視野を広げ、面接や企業リサーチを自分自身の学びの場として捉えてみましょう。
面接での新しい人との出会いや、会社の理念を学ぶことに面白さを感じ、企業に提供できる自分の新しい価値に気づければ「何もできない自分」を否定しなくなるはずです。
挑戦に困難や失敗はつきものです。
困難や失敗に対しどう乗り越えようとかと試行錯誤すること自体を楽しみ、挑戦している自分はすばらしい状態にあることを自覚しましょう。
コツ②自己効力感を高める
自己効力感を高め、困難な状況も受け入れ「解決できる」「自分なら大丈夫」という気持ちを持ちましょう。
自己効力感とは、「自分は●●できる能力を持っている」と信じる気持ちです。
自分を信じて行動することで、トラブルや失敗にも冷静になれ、ストレスを感じにくくなるでしょう。
失敗を失敗として過去のものにしてしまわず、しっかりと受け止めたうえで、解決できる自分をイメージすることが大切です。
自分を信じ、ぶれない心が挑戦への高いモチベーションの鍵になります。
何の才能もないと、自分の価値がわからなくなっているときは、こちらの記事もぜひチェックしてください。
コツ③新しいことを始めるのは「しんどいこと」と知っておく
そもそも挑戦とは、未知の体験の連続であるため、「しんどいこと」だと知っておきましょう。
「しんどいこと」とあらかじめ心得ておけば、ストレスを和らげられ、失敗も成功へのステップとして前向きに捉えられます。
たとえば、ダイエットのために楽しみの一つである晩酌を控えようとすると、「我慢」というしんどいことをしなければなりません。
覚悟が足りなければ「今日は仕事を頑張ったから、飲もう」と、あっさりと言い訳に負けてしまいます。
しかし、しんどさの正体である「我慢」が必要であると分かっていれば、「仕事で疲れて飲みたくなったら、早めに就寝しよう」と対策ができますよ。
新しい挑戦は、自分の忍耐力や努力との戦いと知っておきましょう。
「やってみたい」気持ちがあるなら迷わず挑戦しよう
挑戦が苦手な人ほど、「やってみたい」気持ちを持ったら、あれこれ考えすぎずにできる小さなことから挑戦を始めることをおすすめします。
考えているうちに「できなかったらどうしよう」といったネガティブな気持ちにとらわれてしまうと、その場で足踏みしてしまい、大事な一歩が踏み出せなくなってしまうからです。
「できなかったら」「失敗したら」と自分をストレスから守ることばかり考えていては、新しい発見や成長は叶いません。
その瞬間の「やってみたい」という自分の気持ちを信じて行動することで、後悔のない経験ができるでしょう。
足踏みばかりで成長できない自分が嫌になったときは、こちらの記事を参考にしてください。
まとめ
今回は、何もできない自分から脱却するためのチャレンジのコツを解説しました。
この記事のまとめは、以下の通りです。
- 新しいことへ挑戦するのが不安なのは、先が見通せず、失敗することが怖いから
- どんなことに自分が不安を感じるかを明確にし、目標設定を具体的におこなう
- ハードルの低い目標から少しずつチャレンジし、失敗も成功へのステップと前向きに捉える
- 挑戦に対し「できる自分」を強くイメージすることで、挑戦へのモチベーションを高く持つ
- はじめに「やってみたい」と思った気持ちを大切にする
新しいことへの挑戦は、自分を成長させる大きなチャンスです。
不安や恐怖ばかりを気にしてチャンスを逃すと、「あのとき、あぁしておけば」と後悔だけが残りますよ。
自分が思っているより、物事はシンプルなものです。
一番はじめの「やってみたい」と思った気持ちを信じて、突き進む勇気を持ち、自分の人生がより豊かになるきっかけをつかみましょう。