気にしない性格は最強?!いちいち気にしない人になるための5つの方法
- 本当にこれでよかったのかと、度々悩んでしまう・・・
- あんなこと言われたのに、他の人は気にしないの?
- 気にしすぎをやめて自分に素直になりたい!
気にしすぎる人は、周囲から「気配り上手」「視野が広い」と見られることが多いですよね。
しかし、当の本人は「些細なことを気にせず生きる人が、生き生きしていてうらやましい」という気持ちを抱えているのではないでしょうか。
気配りや思いやりは人間関係には欠かせないスキルである反面、自分をないがしろにし他人を優先しすぎると、息苦しさを感じてしまいますよね。
気にしない性格になるには自分をしっかり理解し、自分軸で物事を考え、必要な情報を整理しましょう。
今回は「気にしない性格」とはどんな性格かを考え、適度に気にしないマインドを身につける方法を解説します。
ときには繊細に、ときには大胆に、自分に正直に生きていく気持ちを大切にしましょう。
「気にしない性格」とはどんな性格?
「気にしない性格」とは、他人の意見や周囲の状況に過度に影響されず、自分の価値観や信念に基づいて冷静に行動できる性格のことです。
「気にしない」と聞くと、「他人の意見や場の雰囲気を気にせず、自分の価値観や考えを最優先すること」と思われがちですが、それでは単なる無神経と言われてしまうので注意しましょう。
気にしない性格の人は、あくまで自分の価値観を軸におきながら、必要と感じたことは吸収し、不要と判断したら影響されないよう割り切る選択ができる人です。
自分の価値観を大切にするためのぶれない心の作り方は、こちらの記事をご覧ください。
いちいち気にしてしまうのはなぜ?気にしてしまう原因
人によって気にしてしまう性格になった原因はさまざまですが、他人を基準に自分自身を評価していることが根本的な原因としてあげられます。
過去に人間関係に失敗した経験があったり、トラウマを抱えていたりする場合、他人がどう評価するのかが気になり、自分の意思や思考がストップしてしまう傾向がありますよ。
「相手の意に沿わなかったらダメだ」と自分を追い込み、ネガティブな思考を引き起こしてしまうと、「これでよかったのか」「もっと良い方法があったかもしれない」と細かいことのひとつひとつが気にかかってしまうのです。
「あの人はどう思うだろう」「今の行動はどう見られただろう」と、決断や判断の基準が常に相手や周りにあると、いちいち気にしてしまう性格となるでしょう。
他人の評価を基準にしてしまう思考から脱却することが、「気にしない性格」を目指す第一歩です。
気にしない性格になるための5つの方法
言われたことをいちいち真に受けていたり、相手の指示を待っていたりしては、相手軸の考えが中心になり、いつまでたっても他人の評価に依存してしまいます。
気にしない性格になりたいと考えているなら、基準を自分の中に持つことを意識しましょう。
ここからは、具体的に気にしない性格になるための方法を紹介します。
- 方法①他人の意見は適度に受け流す
- 方法②物事の考え方・捉え方を変える
- 方法③自分ではどうにもならないことは考えない
- 方法④自分のやるべきことや好きなことに集中する
- 方法⑤自分の価値観を大切にしてくれる人と付き合う
方法①他人の意見は適度に受け流す
気にしない性格になるためにやるべきなのは、情報の取捨選択です。
聞き入れて整理し、気にする必要のないことは適度に受け流すことで、他人に左右されない考え方を持てます。
たとえば、自分の連絡ミスで取引先と行き違いが起きたとき、上司から「君のいい加減な態度が行き違いを生んだ」とキツい一言を言われたとします。
確かに、行き違いが生じたことは事実ですが、「いい加減な態度」という抽象的な表現は、上司からの意見であって、事実とは直接関係ありませんね。
気にしない性格の人は「いい加減な態度」と言われたことを気にするのではなく、根本的な原因である連絡ミスを起こしてしまった自分のタスク管理の改善に目をむけます。
気にしない性格を目指すなら、「今、自分が受け取るべき情報なのか」を整理し、他人の意見や評価を適度に受け流す力を磨きましょう。
人に影響されやすい性格を見直したい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
方法②物事の考え方・捉え方を変える
物事の考え方や捉え方を変える意識も、気にしない性格になるために重要です。
気にしすぎる人は、物事や他人の意見に対してネガティブな感情を抱きがちなため、前向きな言葉や気持ちに変換するクセをみにつけましょう。
先ほどの連絡ミスの例でいうと、ミスしたことは「同じ失敗をしないための成長の機会」と前向きな思考に変換できます。
反省も大事ですが、最後は必ず自分に対してポジティブな声かけをすることで、過去を気にしすぎず前向きな気持ちを持つのも大切ですよ。
また、完璧を求めすぎず、「まぁいっか」と捉えることもポイントです。
「できていなかったら」「間違っていたら」と、リスクばかりを先に考えてネガティブな感情に陥りやすくなってしまいますよね。
「9割の目処が立ったら、まぁ良しとしよう」など、余白をあえて残すことで、イレギュラーにも柔軟に対応でき、気にしすぎてしまう気持ちも楽になります。
物事の考え方や捉え方を変えるための具体的な方法は、こちらの記事をご覧ください。
方法③自分ではどうにもならないことは考えない
気にしない性格になるための方法として、自分で変えることが難しい物事についてはバッサリ切り捨て、考えないこともあげられます。
自分ではどうにもならないことをいつまでも考えても、状況は変わらず、ただ時間だけが無駄に過ぎてしまいますよね。
仕事でミスして、「あのときあぁしておけば・・・」と過ぎたことを悔やんでも、時間が戻るわけではありません。
失敗をいつまでも気にする時間があったら、「どうやって挽回しよう」「自分がやるべきことは何か」など、自分次第で変えられることを考えるほうが有意義な行動でしょう。
過ぎたことや結果はありのままに受け止め、良い意味で気にしない思考が大切です。
考えすぎて時間を無駄にしてしまうとお悩みの方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
方法④自分のやるべきことや好きなことに集中する
気にしてしまう性格が強く出てしまったとき、適度に自分を忙しい状況にし、気にする暇を与えないようにするのも方法のひとつです。
わき目をふらず、自分の今やるべきことや好きなことに集中すると、自然に余計なことが気にならなくなりますよね。
暇や余裕がなければ、気にするきっかけも生まれません。
たとえば仕事から帰って、今日一日のことをつい考えてしまうのであれば、帰りにジムに通ったり、資格の勉強をしたりして程よく忙しい状況を作ってみましょう。
先ほどお伝えしたように、過去や社会の変化など、自分では変えられないことを気にして次に進めないのではもったいないです。
気にしてしまう時間を、やるべきことや、やりたいことに置き換え、自分で自分の気をそらしてあげましょう。
「やりたいことが見つからない」「何のために何をしたらよいか分からない」とお悩みの方は、こちらの記事がおすすめです。
方法⑤自分の価値観を大切にしてくれる人と付き合う
自分の価値観を認めてくれたり、自分を大切にしてくれる人と付き合ったりすることも、気にしない性格を目指すうえで重要です。
心ない言葉や態度を投げかけてくる人とは、距離を置く勇気を持ちましょう。
気にしすぎる性格の原因が人や環境なら、離れれば解決するので、気にしすぎな性格に悩むことはありません。
しかしその場の感情で動く人や、感情的にネガティブな言葉を投げてくる人は、どこにでもいますよね。
社会生活の中で、人間関係は切り離すことはできないため、自分が自分らしくいられる人間関係をつくる努力も必要ですよ。
自分が安心できる人間関係をつくることで、自然に周囲を気にしすぎない、のびのびした自分でいられるようになるでしょう。
気にしない性格になりたい人が気をつけるべき2つのポイント
気にしない性格を目指す際は、不要なことは割り切りながらも、大切なことはしっかりインプットしましょう。
ここではより詳しく、気にしない性格において注意するべきことを解説します。
注意点①「気にしない」=「無関心」ではない
「気にしない」は、無関心を決め込むのではなく、あくまで余計な部分を考えすぎないという意味です。
他人や周囲の状況をシャットアウトしてしまうと、重要な情報や関係性を見落とし、人間関係を悪くする原因になってしまうため、協調性や調和は必要です。
気にしない性格の人とは自分軸を持ち、情報の取捨選択が上手な人のこととお伝えしましたよね。
気にしないとは、事実や結果を受け止めつつ、過度に心を動かされないことで、全く関心を持たないこととは違うので注意しましょう。
注意点②「気にしない」=「すべてを受け流す」ことではない
気にしない性格を目指すうえで、大切な自分軸で考えることは、損得や都合のいい選択をすることではないので注意しましょう。
あなたを陥れるためだけの言葉を気にする必要はありませんが、成長や学びの機会を失わないためにも、自分にとって必要なアドバイスや建設的な批判は素直に受け入れましょう。
気にしない性格の人は一度全て聞き入れたのち、「ただの批判」なのか「参考にすべき意見なのか」を判断しています。
「気にしない性格になろう」と思い込みすぎて、聞き流したりしてばかりいると、必要なフィードバックや助言を聞き逃してしまう可能性があるので注意してくださいね。
本当に気にしない性格は最強なのか?
何事にもメリット・デメリットがあるので、一概に「気にしない性格が最強」とは言えません。
たとえば、気にしない性格の人は立ち回りがうまいと言われる一方で、冷めた人だと言われてしまうケースもあるでしょう。
ただ、気にしない性格は自分らしく自由に生きるためには大切な要素ですよ。
自分の意思や考えを大切にする思考は、他人や周りの状況に過度な期待や依存がないため、精神的にも安定しやすいからです。
自分の意志を軸に考える気にしない性格の人は、無意味な批判や他人の評価にも左右されません。
気にしない性格が最強とは言い切れませんが、特徴である「自分軸」をしっかり持っていることは、自由に生きるために大切な要素です。
自由に生きていくための詳しいプロセスについては、こちらの記事をあわせてご覧ください。
まとめ
今回は、いちいち気にしない性格になるための方法を解説しました。
この記事のポイントをまとめていきます。
- 「気にしない性格」とは、自分の価値観を軸におきながら、選択ができる性格のこと
- 気にしない性格になれば、失敗や批判を深刻に考えすぎず、自分らしく自由な生き方ができる
- 自分にはどうすることもできないことは考えすぎず、つねに改善方法や今やるべきことをポジティブに見つめる思考が、気にしない性格になるためには必要
- 「気にしない」とは、すべてにおいて関心を示さないことではないので注意
意志や感情がはっきりするだけでも、「気にするべきこと」と「気にしなくてよいこと」が明確に見えてきますよ。
自分軸を持ち、自分の考えもしっかり意識した行動で、最強の「気にしない性格」を目指しましょう。