うまくいかない時期が長いのは自分のせい?停滞期の乗り越え方
- 仕事や人間関係、何もうまくいかないのはなぜ?
- うまくいかない時期の乗り越え方はあるの?
- もうまくいかないときの過ごし方を教えてほしい!
一生懸命頑張っているのに仕事で思うような結果が出なかったり、周囲の人との関係がスムーズにいかなかったりすると、イライラがつのりますよね。
イライラしては、自分は「ダメだ・・・」と自信をなくして、自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。
「人生は山あり谷あり」という言葉があるように、誰にでもうまくいかない時期はあります。
大切なのは、モヤモヤとした今の状態から一日でも早く抜け出すためには何をするべきか考え、行動することです。
そこで今回は、うまくいかない時期が長い原因や乗り越え方について解説します。
何をやってもうまくいかない時期が重なったときの過ごし方についても紹介しているので、つらい状況を思考から変えたい人はぜひ参考にしてください。
仕事や人間関係などうまくいかない時期は誰にでもある
前提として、仕事や人間関係などでうまくいかない時期は誰にでもあります。
今は仕事ができるベテランの人も、新人のときは上司に注意されたり、経験を積むまで自分の力不足に情けなさを感じていたときがあるのです。
いつも同僚や友人に囲まれて、一見すると人間関係が順調に思える人でも、人間関係で悩んだ過去があるかもしれませんよね。
また、さまざまなことが同時にうまくいかない時期も長い人生ではあり得ますが、一生うまくいかない時期のままという人は稀です。
物事の捉え方を変えたり、制限をかけていることから離れてみたりなど、自分の考え方や行動が変われば状況や環境も変わってくるからです。
うまくいかない時期は、誰にでも起こるごく当たり前のこと、そして乗り越えるヒントは自分のなかにあると覚えておきましょう。
うまくいかない時期が長い3つの原因
仕事や人間関係がうまくいかない時期は誰にでもあると理解していても、うまくいかない時期が長く続くと、不安になってしまいますよね。
うまくいかない時期が長くなるのは、周囲の環境などの外的な要因もありますが、本人の思考のクセによって長引かせてしまうケースもあります。
具体的には次の3つの特徴があるので、それぞれを詳しく見てみましょう。
もし「うまくいかない」と悩むなかで、努力しても結果が出ないと感じているなら、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
原因①完璧を目指している
「完璧でなければ許せない!」という凝り固まった考えが、うまくいかない時期が長くなる原因のひとつです。
本来であれば、仕事で高い理想を掲げて努力を続けるのは素晴らしいことですね。
ですが、過度のプレッシャーを自分自身に与えてしまう、ネガティブな面もあります。
緊張から本来の実力を十分に出し切れなかったり、周囲の人にも同等の期待を寄せてしまい人間関係に亀裂が入ったりなど、「何をやってもうまくいかない」と感じやすくなるでしょう。
また、完璧を目指していると物事を0か100でしか捉えられず、80や90では自分に合格点を出してあげられない傾向がありますよ。
そこまで悪い結果ではないのに、「自分は何をやってもダメ」と捉えるクセがついてしまえば、うまくいかない時期は長くなってしまうでしょう。
原因②悪い面ばかりに着目している
うまくいかない時期が長いと感じる原因には、うまくいかなかったことだけに過剰に目を向けてしまう点が挙げられます。
実際には自己成長があったり、小さな成功をしていたりするにもかかわらず、失敗やミスばかりを見て落ち込んでしまえば、当然ながら「うまくいかない」と感じやすいですよね。
思うような結果が出ないと、努力をしても意味がないと思ってしまいがちです。
ですが、自分の良い点を見つけて実力や経験値を高めていけば、昨日よりは必ず成長しています。
うまくいかない時期を頑張りどころと捉え、これを乗り越えたら成長できると前向きに考えるか、自分は何をやっても無駄と後ろ向きになるかで、うまくいっていないと感じる長さは変わります。
原因③すぐに諦めてしまっている
諦め癖がある場合も、うまくいかない時期が長くなる原因です。
人生では、いくら努力をしても叶わないことがあるのが現実ですよね。
一方で「継続は力なり」という言葉もあるように、頑張り続けていると他の方法を思いついたり、新たな挑戦のチャンスをつかんだりなど、目標の達成とは別の充実感を得られます。
諦め癖があると、こうした充実感は得られません。
いつも、もう少し頑張れば達成できたかもしれないところで立ち止まってしまえば、うまくいかない時期から抜け出すきっかけを見つけにくくなってしまいます。
うまくいかない時期の5つの乗り越え方
うまくいかない時期をどう乗り越えたらいいのだろうと悩んでいる場合は、自分で自分を苦しめていないか立ち返ってみましょう。
外的要因は自分ではどうしようもできませんが、内的要因なら自分が意識さえすれば、少しずつでも変えられるからです。
自分を楽にするために、次の5つの方法を実践してみましょう。
自分の思考を変える方法については、こちらの記事を参考にしてください。
方法①自分のせいや他人のせいにしない
うまくいっている時期も、うまくいかない時期も、同じように自分のせいと落ち込みすぎたり、他人のせいとすぐに責任転嫁をすることをやめましょう。
「何もかもうまくいかないのはすべて自分のせい」と思いすぎると、何事も我慢してストレスになったり、周囲に相談ができずに状況がさらに悪化してしまったりするケースがあるからです。
うまくいかないときに、自分のこれまでの考えや行動を振り返るのは大事ですが、思い詰めて落ち込みすぎるのは逆効果でしかありません。
他人のせいにしてしまうのも、問題の本質を見失ってしまいます。
他人のせいにすると一時的に気持ちは楽になるかもしれませんが、やがて「自分では状況を変えられない」といった無力感につながってしまいます。
うまくいかない時期こそ、状況を変えたり問題を解決するためにはどうしたらいいのかを、建設的に考えられるようにしましょう。
方法②できることに目を向ける
いくら頑張ってもうまくいかないのであれば、それは高すぎる目標や理想が原因かもしれません。
今の自分では手が届かないと考え、大きな目標を叶えるために必要な小さな目標を立てるようにしてみましょう。
小さな目標をコツコツと達成して、成功体験を積んで自分に自信が持てるようになると、「何をしてもうまくいかない」「自分はダメなんだ」といったネガティブ思考から脱却ができます。
特に、自分には諦め癖があると感じている人には効果的な方法です。
すぐに諦めてしまう自分に対する自己否定も避けられますよ。
小さくても目標を達成する喜びや充実感を得られるので、うまくいかない時期から少しずつ抜け出せていると感じやすくなるでしょう。
方法③とりあえず今の自分にフォーカスしてみる
うまくいかない時期が長いと、「ああすればよかった」と過去に目が向いてしまう傾向があります。
確かに、今の自分の思考や環境は、過去の自分の行動が作り出したものですね。
今の自分の行動が、未来の自分の思考や環境を作り出すとしたら、うまくいかない時期を抜け出すために必要なのは、「今」の自分ができることを考えることですよ。
今の自分自身を過小評価したり、反対に過大評価していては、いずれ現実と理想にギャップが生じてしまい、何をやってもうまくいかない時期が長引いてしまうでしょう。
過去の自分の行動は今さら変えられませんが、未来の自分は、今の自分が変えていけるものです。
今の自分が少し頑張ればできることを洗い出して、挑戦してみれば、停滞期を少し上向きにできるでしょう。
方法④気持ちを文字にしてみる
うまくいかない時期は、頭の中がごちゃごちゃとしていて、自分の考えがなかなかまとまりません。
世間の常識や他人の視線などが気になってしまい、自分の素直な気持ちが埋もれてしまうケースも多いので、思ったことを文字に書いて可視化するのがよいでしょう。
気持ちを文字にすると自分を客観視できるので、不安に感じている点が明確になり、対策やすべきことが見えやすくなります。
頭の中が整理できないと悩んだときは、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
方法⑤うまくいかないことから離れる
うまくいかない時期は、いくら頑張ってもうまくいかず、余計に自分を追い詰めてしまうので、うまくいかないことからいったん離れてみることが大事です。
離れると、ネガティブな思考や気持ちと距離を取れるようになり、心に余裕ができて別の視点が生まれたり、新しいチャレンジへと目が向きやすくなります。
他のことでうまくいった経験を積めば、それが自信になり、うまくいかないことがどうしたらうまくいくか、さまざまな観点から考えられるようになりますよ。
「早く結果を出そう」と自分を追い詰めるのをやめて、視野を広く持ちましょう。
頑張っているのに報われないと感じてしまっている人は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
うまくいかない時期が重なる時の過ごし方
うまくいかない時期が重なると思考がネガティブに陥りやすく、ストレスが高い状態になります。
ストレスを解消するために暴飲暴食をしたり、スマホなどを夜遅くまで見てしまうなど生活習慣が乱れることで、さらなるストレス悪化を招いてしまいます。
そのため、うまくいかない時期はまずはストレスを正しく解消するのが先決と考え、自分を労わってあげる時間と割り切ってみるのがよいでしょう。
早寝早起きや栄養バランスのよい食事など規則正しい生活をして、運動やストレッチなど体の緊張をほぐすことを習慣にしてみてください。
体の緊張が解けてくると心も解れて、少しずつ活力が沸いて前向きになれます。
まとめ
うまくいかない時期が長いと悩んでいる人に向けて、原因や乗り越え方について解説しました。
最後にこの記事をまとめます。
- うまくいかない時期は誰にでもあると理解する
- うまくいかない時期が長い場合は、完璧主義・悪い面ばかりを見てしまう・諦め癖といった性格が関係している可能性がある
- うまくいかない時期は自分や他人のせいにしすぎず、できることや今の自分に目を向けてみる
- 気持ちを文字にしたり、うまくいかないことから離れるのがよい
- うまくいかない時期が重なったときは、規則正しい生活でストレス解消に努め、今は自分に優しくしてあげる時間と割り切ってみる
うまくいかない時期に、「こんな大変な思いをしているのは自分だけ」と思うか、「誰にでもうまくいかない時期があるのだから」と思えるかは大きな違いです。
自分を責めたり悔いたりする時間を短くできれば、未来につながる行動を早く始めることができますよね。
また、何をやってもうまくいかないときは、心と体が疲れているサインと捉え、自分の人生を今一度見つめ直すいい機会と捉えてみるのがよいでしょう。