運営者プロフィール

矢嶋 美由希

株式会社Re Prism 代表取締役

累計1万人以上を指導してきた「強み覚醒」専門の心理コンサルタント。「才能を持ち腐れしている原石を見つけて、人生のブレイクスルーを経験させる」をコンセプトに活動しています。著書「ふだん使いのマインドマップ」etc

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自分は何もできない・情けないと悩んだ時にやるべき5つのこと

  • 自分が何もできなくて周りに迷惑をかけてしまった
  • ミスばかりしてしまう自分のことが嫌になる
  • 情けない自分をどうにかしたい!

職場や家族、友人の間で、「自分は何もできない」「自分が何をしても無駄になるだけ」と感じて落ち込むことがありますよね。

自分を否定し続ければ、無力感に陥って何も手がつかなくなる可能性が高くなりますよ。

しかし、「自分は何もできない」と感じるのは、思い込みに過ぎません。

自分を勘違いで追い込み「情けない」と苦しむのは、もったいないことです。

この記事では「自分は何もできない」と悩んでしまったときに、やるべきことを解説します。

「自分は何もできない」「情けない」という感情から抜け出して、新たなスタートを切るためのヒントを得てくださいね。

目次

「自分は何もできない・情けない」と感じる4つの原因

自分は何もできない、情けないと感じることは、誰でも経験するものです。

しかし誰にでもあるとわかっていても、つい自分に対して厳しい目を向けてしまう人もいますよね。

自分は何もできない、情けないと感じ、気になってしまう心理にはいくつかの原因があります。

ここでは、うまくやれず、落ちこむときの原因を4つに分けて紹介するので、心当たりのあるものがあればぜひ参考にしてみてくださいね。

原因①自己評価が低い

自己評価の低さが、自分は何もできない、情けないと悩む原因です。

自己評価が低い人は、自分自身を過小評価する傾向があります。

客観的に評価するなら「自分の仕事もこなし、周囲のサポートもできている」とすることを、「これくらい、私じゃなくても誰でもできる」と考えてしまうのです。

しっかりと強みがあっても、自分の能力やスキルを適切に判断できなければ、自分は何もできないと思い込んでしまうでしょう。

原因②「自分には何もできない」と思い込んでいる

育ってきた環境や過去の経験から、気づいている、いないに関わらず、心の奥に「自分は無能だ」「何をやってもだめだ」などの気持ちがあることも原因になります。

要は、「自分には何もできない」と潜在意識に刷り込まれてしまっているのです。

過去に、否定的な言葉を受け続けたり、高すぎる期待に応えられなかったりした経験や環境があると、無意識の内に自分を否定するクセがついてしまうことがあります。

最初から「できないのだから行動してもムダ」と考え、行動することや考えることをやめてしまえば、成功や達成はありませんよね。

「やっぱり自分は何もできない」と落ち込んでしまう可能性が高くなるでしょう。

潜在意識を書き換える方法を知りたい方は、こちらの記事をぜひ参考にしてください。

原因③「理想とする自分」を高く設定している

理想の自分を高く設定しすぎてしまうと、理想と現実のギャップや理想に届いていない自分に目がいき、「自分は何もできない」と感じてしまいやすくなります。

たとえば、仕事で「完璧にやらなければならない」と思い込んでいると、少しミスをしただけでも自己嫌悪に陥ってしまうでしょう。

達成したことよりもできなかった部分にばかり目を向けてしまう状況では、自分を否定して落ち込み、行動できなくなるといったループにはまってしまいます。

理想の自分を持つのは、向上心があるからこそで、大事なことです。

しかし、あまりにも高い理想を設定してしまうと、自分の成長を感じにくくなり、無力感に陥りやすくなるので注意しましょう。

自分を過度に責めているなら現実とのバランスを見直してみてくださいね。

理想の自分で悩んでいるなら、ぜひこちらの記事もご覧ください。

原因④人と比較しすぎている

他人の成功や能力と自分を過度に比較すると、気落ちする原因となり、「自分は情けない」という感情を引き起こしやすくなります。

相手と自分の違いばかりに目が向き、常に勝ち負けを意識してしまうからです。

すべてにおいて、「自分が一番優れている」と感じる人は稀ですよね。

そもそも、それぞれ努力の仕方や抱えている背景が違うので、比較したとしても何かが得られるわけではありません。

人と比べることは、嫉妬や劣等感を生む原因となります。

人と比べるのをやめられない、どうしたらいい?と悩んでいるなら、こちらの記事をご覧ください。

【仕事・人生】自分は何もできないと悩んだ時にやるべき5つのこと

「自分は何もできない」と感じて悩んでしまうとき、自己否定や焦りが強くなるものです。

そんなときには、立ち止まって自分の感情や状況を整理することが重要ですよ。

問題を小分けにし、少しずつ対処していくことが解決の一歩となります。

では、仕事や人生において、「自分は何もできない」と悩んだ時にやるべき5つのことを詳しくみていきましょう。

なかなか行動に移せないときの、対策とコツを知りたい人は、こちらの記事で解説しているので参考にしてください。

行動①「自分は何もできない」は自分の思い込みだと理解する

自分は何もできないと悩んだときは、思い込みのリセットがするべき行動のひとつです。

「自分は何もできない」という感覚は、実際の事実ではなく、自分の心の中で作り出された思い込みであることが多くありますよ。

思い込みをリセットするには、なぜ「自分は何もできない」と考えてしまっているのかを整理してみてください。

「何もできない」とただ悩み、落ち込むだけの思考を、理由を深掘りして、「では何をするべきなのか?」を考えるところまでもっていきましょう。

自分は何もできないと悩んだときこそ、感情に振り回されるのではなく、現実的な視点をもって具体的な行動を考えていくことが大切です。

行動②自分の長所や強みをリストアップする

自分の強みや長所をリストアップすることも、「自分は何もできない」という感覚から抜け出すのに有効です。

自分の過去の成功体験や褒められたことを振り返ることで、自信を取り戻せるからです。

自分の強みや成功体験を意識することで、「自分には何かができる」という意識が高まるでしょう。

仕事を期日より早く終わらせたことや、友人や同僚にほんのちょっとしたことで感謝されたなど、誰にでもある経験も自分の長所として数えられるようになりますよ。

小さな強みや自分にできること、得意なことを意識できれば、自信がつき、「何もできない」という思い込みから抜け出すことが可能です。

自分の個性や強みを知りたい人はこちらの記事で解説しています。ぜひ参考にしてください。

行動③小さな目標を設定して達成感を得る

自分で目標を設定し、確実に実行していくことで、「自分にもできる」と実感できるようになっていきますよ。

達成感を得ることで、自分に対するポジティブな感情が生まれ、自己効力感が高まるからです。

たとえば「朝6時に起きる」「毎日10分読書する」など日常の中の小さな目標を持ち、達成する経験を重ねることで、自然と自信がついていくでしょう。

仕事なら、簡単なタスクから始め、コツコツと成果を上げることで自分の成長を感じられるはずです。

小さな成功を積み重ねることは、自分の能力を再確認し、「自分でもできた!」と考え方を変えるきっかけになります。

行動④自己否定や無力感につながる視点を変える

視点を変えることで、物事の捉え方も変わっていきます。

ネガティブに捉えていた面の、解決策や新たな可能性に気づけるようになるからです。

もし失敗やミスをして「ミスした自分はダメだ」と考えてしまうなら、「失敗は成功へのステップ」「ミスは伸びしろがあるということ」と失敗やミスの捉え方を変えてみましょう。

また、基準を自分へと移すことも、視点を変える方法です。

たとえば他人と比較してしまいそうになったら、自分の成長を意識するようにしたり、過去の後悔や未来への不安があるなら、今の自分ができることにフォーカスしてみてください。

別の角度から物事を見てみると、自己成長や挑戦へのきっかけがつかめ、「何もできない自分」から何かできることを見つけられるでしょう。

行動⑤スキルアップのための自己投資を行う

スキルや知識を身につけると、できることが単純に増えるので不安や無力感の解消につながります。

自分に対する自信も高まり、前向きな自己評価ができるようになりますよ。

興味のあるオンライン講座に申し込んでみたり、セミナーやワークショップがあるなら参加してみるのもいいでしょう。

自己投資をして学び続ける姿勢は、自分の成長を促進し、無力感を克服するための重要なステップです。

「自分は何もできない」と感じた時こそ成長のチャンス!

「自分は何もできない」と感じるのは、実は自分を見つめ直し、新たな方向に向かうための大切な機会です。

こうした感覚に陥った時こそ、どのように成長のきっかけを見つけ出すかが大切となります。

まずは、自分が何に対して不安や無力感を感じているのかを客観的に見直し、その課題を解決するための具体的な行動を考えてみましょう。

「自分は何もできない」という感情はただの壁ではなく、自分をより良い方向へ導くためのステップであると捉えることができますよ。

自分の成長が実感できないと悩んでいる人は、こちらの記事をご覧ください。

まとめ

この記事では、「自分は何もできない」「情けない」と悩んだときの原因とやるべきことについて紹介してきました。

最後に簡単にまとめますね。

  • 自分は何もできないと感じる原因は、自分自身を否定する思考のクセや行動にある
  • 「自分は何もできない」は自分の思い込みだと理解することはやるべきことの第一歩
  • 自分の長所や強みをリストアップする
  • 自己否定や無力感につながる視点を変え、解決策や新たな可能性に目を向ける
  • 自己投資をして積極的に学ぶ姿勢を持ち、スキルや知識を身につけていく

「自分は何もできない」「情けない」と悩む時は、自分を過小評価していることが多いです。

そういう時こそ、今の自分に何が足りないのか、何ができるのかを冷静に見つめ直しましょう。

焦らずに自分を信じて進んでくださいね。

どんな小さな進歩でも、それは確実に自分を前に進めていることになります。

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