運営者プロフィール

矢嶋 美由希

株式会社Re Prism 代表取締役

累計1万人以上を指導してきた「強み覚醒」専門の心理コンサルタント。「才能を持ち腐れしている原石を見つけて、人生のブレイクスルーを経験させる」をコンセプトに活動しています。著書「ふだん使いのマインドマップ」etc

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成功体験が1つもないと感じた時にやるべき5つのこと

  • 成功体験が何も思い浮かばない・・・
  • そもそも成功体験がないとダメ?
  • どうすれば成功体験を持てるの?

「成功体験が1つもない」「うまくできたことが思いつかない」と悩んでいる人もいますよね。

実は「自分には成功体験が何もない」と感じている人でも、気がついていないだけで、実際には何かを成し遂げていることが多いのです。

この記事では、成功体験がないと悩む人に向けて、やるべきことを紹介します。

最後までお読みいただき、自分の成功体験の見つけ方や新たに成功体験を得るための方法を知って、自分に自信を持つきっかけにしてみてくださいね。

目次

恋愛・仕事・心理学でよく聞く「成功体験」とは?

「成功体験」とは、「うまくいった!」と実感できる体験や、自分にとって価値のある・価値につながる体験のことを指します。

「成功」と聞くと、多くの人が前者の「うまくいった!」という大きな成果を得た体験だけを思い浮かべますが、「成功体験」は失敗の経験のなかにもあります。

失敗の経験であっても、視点を変えたり、捉え方次第で「成功体験」として実感できるからです。

たとえば、恋愛で相手とうまくいかなかったとしても、その経験を通じて自分の大切にしたい価値観や、より良い関係を築くために必要なことが見えてきたケースはいい例ですね。

失恋は必ずしも失敗ではなく、次に活かせる学びがあれば、ひとつの「成功体験」といえるでしょう。

「成功体験」について振り返るなら、結果がどうこうではなく、体験のなかで得た価値がポイントになりますよ。

では、もう少し詳しく「成功体験」についてみていきましょう。

成功体験がある人とない人の違いは?

成功体験のある人とない人の違いは、物事の捉え方にあります。

たとえば「失敗」に対する捉え方で、考えてみましょう。

たとえ失敗という結果であっても、「自分にとってプラスの経験となった」と感じられる人は、失敗の体験に価値を見いだせているので、成功体験を積みやすくなります。

一方で「失敗してしまった」と結果にこだわる人は、挑戦そのものを評価できず、失敗の経験を成功体験とは感じられません。

成功体験がないと感じる人は、結果にこだわりすぎて、成功を実感する機会を自ら減らしてしまう傾向があります。

成功体験がある人とない人の違いは、体験の価値をしっかりと考えられているかにあるのです。

成功体験が1つもない大人はどうなる?

成功体験を感じられない状態が続くと、自分の成長や努力に自信を持つことが難しくなり、自己評価が低くなってしまうでしょう。

周りの目や評価を常に気にするようになってしまったり、自分の成果や努力を自分で認められなくなったりするケースもありますよ。

さらに、「どうせ失敗する」と思い込んでしまい、新しいチャレンジを避けるようになり、成功を実感するチャンスを逃しやすくなります

「成功体験が1つもない」と感じたままでは、自分の価値を上げるのが難しくなってしまうのです。

自分の存在価値で悩んでいる人は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

人生で成功体験がないと感じたときにやるべきこと5つ

人生で成功体験がないと感じたとき、そこで諦めずにできることに目を向けましょう。

自分を再評価し、成長を実感できる方法を取り入れることで、少しずつ自信を取り戻すことができますよ。

ここでは、成功体験がないと感じる人にむけて、試すべきことを紹介するので、ぜひ前向きに取り組んでみてください。

成功のハードルを下げる

成功体験を積み重ねるためには、自分がイメージする成功のハードルを下げることが大切です。

「成功」とは本来、自分にとって価値のある体験のことですが、多くの人は「できた!」と実感できる経験をしたときにこそ、成功体験として認識しやすくなるからです。

たとえば「本を読み切る」「ミーティングで意見を出す」「自炊に挑戦する」など、クリアしやすい目標を設定し、達成感を積み重ねていきましょう。

特に完璧主義の人は、自分の設定した成功の基準が高すぎて、成功体験がないと考える傾向があるので、成功のハードルを下げてみてください。

成功のハードルを下げることで、ポジティブな経験が増え、自信を持ちやすくなります。

完璧とリアルな自分とのギャップで悩んでいるなら、こちらの記事もぜひご覧ください。

今の自分ができるようになったことを洗い出す

成功体験がないと悩んでいるなら、以前の自分と今の自分を比べて、少しでも成長した部分やうまくなったと思えることを洗い出してみましょう。

なぜなら、前述した通り「できた!」という経験が「成功体験」として実感しやすく、自信につながるからです。

たとえば、「いつもより5分早く起きられた」「1時間かかっていた資料まとめが45分でできた」など、些細なことでも「できるようになった」ことは「成功」といえますよね。

成功体験がないと感じている人は、自分の能力や成果を過小評価している可能性があるので、自分の変化をしっかりと振り返り、認識し直してみることが重要です。

過去の体験の見方を変えてみる

「成功体験」がないと感じたときは、過去の体験の見方を変えてみることも大切です。

「成功体験」がないと感じる人は、結果を重視しすぎている可能性があるからです。

プロセスの中で「うまくいったこと」や「評価されたこと」があっても、それを成功として認識できていないケースもありますよ。

たとえば、プレゼンでうまく話せなかったとしても、事前の準備をしっかり行い、上司から「資料が分かりやすい」と評価されたなら、それは成功のひとつと考えられますよね。

失敗した事実ばかりに目を向けがちな人は、あえて過去の失敗体験を振り返り、その中にあった小さな成功を探してみるのがおすすめです。

視点を変えることで、自分の成長や努力を正しく評価でき、成功体験を増やすことにつながりますよ。

視点を変える方法については、こちらの記事にまとめたので、ぜひご覧ください。

継続していることを整理する

習慣になっていることは当たり前になりやすく、継続できていることに自分では気づきにくいものです。

成功体験がないと感じたときは、これまで継続している事柄にも注目してみましょう。

ひとつのことを継続すると、学びが深まり、自分の成長や価値の向上につながるため、続けてきた経験がそのまま価値のある体験となり、「成功体験」となります。

趣味やスポーツ、日々の習慣など、自分が続けていることをピックアップし、「どの点が好きなのか」「どんな工夫をしているのか」を掘り下げてみましょう。

視野を広げてみることで、今まで気づかなかった自分の成功体験に気づきやすくなりますよ。

自分について周りの人に聞いてみる

自分に成功体験がないと感じたときは、周りの人の意見を聞いてみるのも大切です。

自分では大したことがないと思っていても、他人から見れば立派な成功と捉えられることがよくあるからです。

家族や友人、同僚など、自分とは異なる価値観を持つ人に思い切って相談してみましょう。

他人の視点から自分の強みや成長を知ることで、これまで気づかなかった成功体験を見つけることができるはずですよ。

自分を成長させてくれる人を見つけたいなら、こちらの記事をぜひ参考にしてください。

成功体験を増やす2つのコツ

成功体験を増やすことは、とにかく行動をすることです。

「いつか価値ある体験ができるチャンスがくるだろう」と受け身の姿勢のままでいるよりも、その「いつか」を自分で取りにいったほうが早いですよね。

ここでは、より詳しく成功体験を増やすコツを解説します。

コツ①行動力と継続力を身につける

成功体験を増やすためには、行動力と継続力を身に付けることがコツです。

行動を起こさなければ失敗することはありませんが、同時に成功もなく、経験を積む機会すら得られません。

さらに、途中で諦めてしまうことも、成功や達成感を得るチャンスが限られてしまいます。

小さなことでも自分で成し遂げた経験を積み重ねていくなら、成功体験は自然と増えていくでしょう。

行動力や継続力については、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

コツ②失敗しても挑戦する気持ちを大切にする

失敗は誰にでもあるもので、その経験が次の成長につながることを意識することも、成功体験を増やすコツですよ。

「これまで失敗ばかりだった」と感じているとしても、それだけ多くのチャレンジを続けてきたということでもあります。

成功体験がないと落ち込む前に、苦しい状況の中でもチャレンジしてきた自分を、まずは認めてめてあげましょう。

失敗が続くと、「次こそは成功しなければ」と身構えてしまいますが、過度なプレッシャーを感じる必要はありません。

これまで何度失敗しても、乗り越えて今の自分がいるのだから、「もう1回失敗しても大丈夫」くらいの気持ちでいることも大切です。

失敗の数はチャレンジの証と考えて、挑戦し続ける気持ちを大切にすれば、自分の糧となる体験を積みやすくなるでしょう。

成功体験がないから自信がない?成功体験と自信を持つことの関係性

よく「成功体験がないから自信が持てない」と言われることがありますね。

確かに成功体験は自信を持つための大きな要素のひとつですが、それだけが自信を生み出すわけではありません。

根拠のない自信というものもあり、必ずしも成功体験がなければ自信を持てないわけではないのです。

さらに、冒頭でも述べた通り「成功体験」とは価値のある体験を指し、結果がうまくいったか失敗だったかに左右されるものではありません。

自信がないと悩んだときは、成功にこだわりすぎず、過去の努力や成功を振り返り、自分の強みや成長に目を向けてみましょう。

自信につながるヒントを見つけやすくなりますよ。

根拠のない自信については、こちらの記事を参考にして下さい。

まとめ

この記事では、成功体験が1つもないと感じた時にやるべきことについて、詳しく解説してきました。

紹介してきたことを短くまとめます。

  • 「成功体験」とは、自分にとって価値のある・価値につながる体験のこと
  • 失敗の経験でさえ、視点を変えることで「成功体験」と捉えることができる
  • 成功のハードルを下げてみることは、「成功体験」を増やすコツ
  • 以前の自分と今の自分を比べ、できるようになったことを洗い出すなら、自分の「成功体験」に気づきやすくなる

自分には成功体験がないと思っていても、視点を変えれば必ず価値のある経験が見つかります。

日々の積み重ねや小さな達成も、見逃すことのできない十分に価値ある経験です。

自分の歩みを認めて、自信を持って前に進んでいきましょう。

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