仕事で責任感がないと言われる人の特徴と無責任な性格を直す5つの方法
- 責任感が足りないと言われたら、何を改善すべき?
- 納期に間に合わず、周りに迷惑をかけてしまった・・・
- 無責任な性格を直したい!
周りの人から「責任感がない」と言われたら、ほとんどの人が直したいと考えますよね。
なかには自分の無責任さに嫌気がさして自己嫌悪におちいったり、無責任な性格をこのまま放っておくなら職場で迷惑をかけてしまうと焦ったりしている人もいるでしょう。
そこで、この記事では無責任な性格を直すための方法を解説していきます。
ついついやってしまうクセを直すだけでも、責任感がないと思われる行動を改善できますよ。
「性格を直すのは難しい」と諦めず、自分の仕事への姿勢を見直し、周りから頼り、頼られる人になりましょう。
責任感がないと言われる人の3つの特徴
責任感とは、物事をやり遂げるときに負うべきもので、しっかり最後まで全うしようと思う気持ちのことです。
職場で責任感のある人として信頼を得るためには、まず自分の行動パターンの特徴に気づくことが重要ですよ。
ここでは責任感がないと感じさせる人の3つの特徴を紹介します。自分に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
特徴①言い訳が多い
言い訳が多いことは、責任感がないと言われてしまう特徴です。
言い訳は失敗があると人のせいにしたり、自分のミスを認めようとしなかったりなど、責任逃れのための行動であるケースが多いですよね。
たとえば、自分の段取りの悪さで、納期の締め切りに遅れても「上司からの指示が遅かったから」や「チームメンバーが協力しなかったから」と他人のせいにするクセがある人は注意しましょう。
また、口では言っていなかったとしても、データミスや報告の誤りを「見なかったことにして」その場をやり過ごし、自分のミスを隠そうとすることも言い訳のひとつです。
どちらも、業務全体に悪影響が出たり、同僚や上司に迷惑をかけてしまいますよね。
言い訳ばかりの人は、自分の失敗を振り返る機会を失ってしまいます。
その結果、無責任な性格を直すチャンスも逃してしまっているのです。
評価が下がることを恐れて誰かのせいにしてしまったり、自分のしたことは自分の責任になると言う意識がないと責任感がない人と言われてしまうでしょう。
「忙しい」が口癖になってしまっている人は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてくださいね。
特徴②受け身な姿勢
責任感がない人は、常に受け身の姿勢であることも特徴です。
受け身な姿勢とは、自分から動かず、誰かに言われたことだけをする態度のことです。
受け身な人は自分が責任を持って何かすることで、「リスクを負うのは嫌」「失敗したら怖い」という気持ちが働きます。
なので積極的には動かず、業務でトラブルが生じても、「自分は関係がない」「責任は他人にある」と考える傾向がありますよ。
受け身な姿勢は、自ら責任を負わない態度なので「責任感のない」人と評価されてしまうのです。
特徴③計画性がない
責任感がない人は、計画性に乏しいという特徴もあります。
計画性のない人は、順序立てて考えるのが苦手で、何でも適当に引き受けてしまいがちです。
間に合いそうにないことや出来そうにないことも安請け合いしてしまい、結局できなければ、責任感がない人と思われてしまいますよね。
たとえば会議で使う資料のまとめを任されても、資料の作成をぎりぎりに始めたり、必要なデータを集めずに会議に参加してしまったりなど、計画性がない人は事前の準備がスムーズにいきません。
正確な情報が提供できず、何の決定もできないまま会議が終わってしまえば、「Aさんは今回の会議のホストなのに何をしてたの?」と周りは不信感を抱くでしょう。
さらに、当の本人が「忙しくて準備する時間がなかった」と自分の計画不足を認めないとなれば、不信感は濃くなり、「あの人は責任感がない」と言われてしまいます。
計画性がないとその場しのぎの行動を取ってしまい、責任感が足りないという評価をされてしまいますよ。
無責任な性格を直す5つの方法
ビジネスでは責任感のある人が求められているのですから、責任感のない人と評価されることは避けたいですよね。
ここでは、無責任な性格を直す方法を5つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
方法①言い訳や人のせいにするのをやめる
責任感のない性格を直すなら、自分のミスでトラブルが生じたときに、言い訳や人のせいにするのをやめる必要があります。
ミスをしたときに、「自分には関係ない」や「自分は悪くない」という考えを捨て、まずは自分の行動を振り返ってみましょう。
次に失敗を見直し、どこに問題があったのか、どの部分を改善できるのかを考えることが大切です。
たとえば、職場でのミスを「忙しかったから」と言い訳したい思考を捨て、「自分の管理が足りなかった」と認めて改善に取り組めれば、次回以降の業務がスムーズに進むようになります。
自分の力で状況を改善できるようになると自信を持て、次に任される業務に積極的に取り組んでいけるようになりますよね。
言い訳するのをやめ、問題解決力が養われれば、責任感を持つ人へと成長できるでしょう。
責任を取ることで自信がつき、周囲からの信頼も高まります。
ミスや失敗は誰にでもあるものです。自分の失敗は誰かのせいにせず、自分にあることを認めて次回の仕事に生かしていきましょう。
方法②約束や時間を守る
無責任な性格を直すためには、約束や時間を守ることも大切です。
無責任な人はできもしないことや、行けるはずもない時間の待ち合わせなど、「何とかなる」と安易に考えて簡単に約束してしまいます。
その結果、約束を守れないことが多くなり、周りからの信頼を失ってしまいます。
なので、守れる約束を確実に守ることから始め、約束を守ることで、自分の行動を意識し計画的に動く習慣を身につけましょう。
行動する際は、秘密を漏らさず、発言や行動でもルールを守ると、信頼感が高まりますよ。
「約束したことは必ずこなしてくれる」「納期を守ってくれる」など、責任感がある人になれれば、自分の価値も上がります。
ちょっとした口約束でも些細なことと勝手に思い込まず、相手の期待を裏切るようなことを避けていきましょう。
方法③始めたことは最後までやり遂げる
途中放棄は責任感がないと言われてしまう原因です。
小さなことでも、始めたことは最後までやり遂げることを意識してください。
途中放棄しがちな人は「最初は達成できると思ってた」と後悔するケースが多く、計画を立てることが苦手な傾向があります。
最後までやり遂げる責任感を持つためには、ゴールをしっかりと設定し、ゴールから逆算して、過程を考えましょう。
たとえば「●日に納品する(ゴール)なら、最終チェックは何日前にやるか(過程)・・・」と計画するイメージですね。
実際にやりとげる習慣を身につければ、無責任な性格から脱却できるでしょう。
方法④責任感のある人のマネをしてみる
責任感のある人の行動や価値観をマネしてみることも、無責任な性格を直すのに役立つ方法です。
責任感のある人を観察して、自分との違いを考えてみましょう。責任感を持つ行動や思考が習慣となり、無責任な性格から抜け出せるヒントを見出せるはずです。
また、責任感のある人たちが持っている資格などをとってみるのもおすすめです。
真似をしていくうちに、成長や資格といった裏付けができ、自分に自信を持てるようになるでしょう。決断や判断を他人に委ねてしまう無責任な行動から抜け出せるはずですよ。
自分がなりたい人のマネをする方法を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
方法⑤上手に周りを頼る
無責任な性格から抜け出すには、上手に周りを頼り、キャパオーバーを未然に防ぐ対策をしておくことも大切ですよ。
自分の能力がキャパオーバーになれば、物事を最後まで完遂するのは難しくなりますよね。途中で投げ出してしまうなら、上司や同僚から無責任と捉えられてしまいます。
キャパオーバーを防ぐには、普段の仕事のなかで、相手に自分の状況を伝えることが大切です。
周りに手一杯であることが伝わっていれば、「仕事を最後までやり遂げない人」「すぐに断ってしまい、無責任だ」と言われるリスクを下げることができます。
自分を理解してもらえれば、職場の業務もスムーズに進行し、滞ることがなくなりますよね。
また、キャパオーバーになる前に自分が直面している問題について、経験豊富な同僚や上司にアドバイスを求めるのもおすすめです。
適切な解決策を見つけやすくなり、問題解決に向けて責任を持つ姿勢を示せてもいるので、周囲からの助けを受けやすくなります。
誰でも業務に行き詰まってしまうことはあります。そんなときは自分一人で仕事を抱え込まず、上手に周りに頼ったりアドバイスを求めてみましょう。
無責任の方が楽?!責任感が強すぎる人の注意点
責任感のなさで悩む人がいるいっぽう、責任感が強すぎて苦しんでいる人もいますよね。
責任感を持つことは大切ですが、下記のように、強すぎる責任感は自分を追い込んでしまうことがあるので注意しましょう。
- すべてのことを一人で抱え込もうとする
- 他の人に負担をかけまいと誰にも相談できない
- 少しうまくいかないだけで自分がダメだと思い込んでしまう
「自分がやらないといけない」と考えて、自分を追い込みすぎると、仕事にもプライベートにも悪影響が出てしまいます。
時には脱力することも大事です。
考えすぎをやめる方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
まとめ
この記事では、仕事で責任感がないと言われる人の特徴と無責任な性格を直す方法を紹介しました。
- 責任感のない人は言い訳ばかりで、最後まで物事をやり遂げようとしない特徴がある
- 約束は守り、小さなことでもやりきることが無責任な性格を直す方法
- 周囲の人に頼り、途中で投げ出すリスクを未然に防ぐことが大切
責任感を持って仕事に取り組むなら、周囲からの信頼も得られ、より充実した職場環境を築くことができます。
自分には責任感が不足していると感じるなら、自分に合った改善方法からぜひ試してみてくださいね。