運営者プロフィール

矢嶋 美由希

株式会社Re Prism 代表取締役

累計1万人以上を指導してきた「強み覚醒」専門の心理コンサルタント。「才能を持ち腐れしている原石を見つけて、人生のブレイクスルーを経験させる」をコンセプトに活動しています。著書「ふだん使いのマインドマップ」etc

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人生・仕事このままでいいのか?漠然とした不安から抜け出す6つの方法

  • 今の仕事をこのまま続けていいの?
  • 何の変化もない毎日に不安を感じる・・・
  • 自分の人生このままでいいのか?

今の仕事や人生に特に不満を感じている訳ではなくても、「このままでいいのか」という不安な気持ちを抱くことはありますよね。

不安から抜けだしたくても方法が分からず、漠然と不安を抱えたまま過ごしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、この記事では漠然とした不安から抜け出す6つの方法を紹介しています。

この記事を読むと、「このままでいいのか」に対する自分の答えに気づけ、より豊かな人生やキャリアを見つめ直せるでしょう。

今の仕事や人生に対して不安を感じ、どうしたらいいのか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

「このままでいいのか」と人生や仕事に不安を感じる心理状態とは?

年齢によって、「このままでいいのか」と漠然とした不安の裏にある悩みは異なります。

もちろん悩みは人それぞれなので、年齢で区切れないケースもありますが、ここでは2つの世代にわけて不安を感じる心理状態を詳しくみていきましょう

【20代後半~30代】クォーターライフ・クライシス

20代後半〜30代といえば、入社後仕事にも慣れ、充実した毎日を送っている人が多いでしょう。

一方で社会人を数年経験し、周囲と立場や仕事での評価に差が現れやすくなる年代のため、20代後半〜30代は漠然とした不安を抱えやすい時期でもあります

このように20代後半〜30代が周囲と比べてしまい、充実した人生を送れていないのではないかと不安を感じることを「クォーターライフ・クライシス【幸福低迷期】」と呼びます

たとえば同じ大学、同じ学部を卒業し同業他社に就職した友人が入社から5年後、友人だけが昇進をしたらどうでしょうか。

同じ年月、仕事に不満もなく真面目に取り組んできたのに「自分はなぜ評価をしてもらえないのか」「このまま仕事を続けていてもダメなのではないか」など、目に見えて評価された友人と比べ不安や焦りを感じますよね。

夢や希望を抱き入社したものの、数年後入社時に思い描いていた理想像とかけ離れた姿になっていたとすると、自己嫌悪に陥ってしまう人もいるでしょう。

20代後半〜30代は仕事にも慣れてきたからこそ、社会にいる自分を見つめ直したり周囲と比べたりする機会が増え、精神的に不安定になりやすい時期なのです。

理想と現実のギャップで悩んでいる方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。

【40代~50代】ミッドライフ・クライシス

40代〜50代はといえば、子育てがひと段落する方も増えてきます。

身近な人の死去や、親の介護などに直面する機会も増えてくるでしょう。

体力面では若い頃のようには動けなくなり、老いを実感し始める時期でもあります。

40代〜50代は今の状況から今後の人生のあり方を考え、「子育てや仕事から離れたら何が残るの?」「老後は何をして過ごしたらいいの?」など、将来に対する不安が現実味を帯びてくるため不安や焦りを感じる時期です。

このように40代〜50代の方が人生に対しての漠然とした不安を感じることを「ミッドライフ・クライシス【中年の危機】」といいます。

人生の後半を豊かにする理想の姿や生き方がうまく想像ができないと、先行きが不安になり「このままでいいのか」と感じてしまうのです。

【仕事・人生】漠然とした不安から抜け出すための6つの方法

現在の生活に不満はなくても、ふとしたきっかけで人生や仕事において自分の将来がイメージできなくなると漠然とした不安を抱えやすくなります。

何となく感じるモヤモヤとした不安は答えを出しにくく、仕事や生活への意欲低下につながるリスクもあるでしょう。

では漠然とした不安を感じ始めたときは、どのように抜け出したらいいのでしょうか。

ここでは、漠然とした不安から抜け出す方法を6つ紹介します。

方法①小さな変化を起こす

同じことを繰り返すだけの日々だとすると、安定はしていても、変化のない毎日に「このまま同じことだけして過ごしていくのか」と感じたりしますね。

変化を求めるのなら、自ら行動しましょう。

環境や周囲が起こす変化を待っていては、漠然とした不安から抜け出せない「今」がいつまで続くのかわかりません。

漠然とした不安から抜け出す小さな変化は、自分自身で起こせます。

早起きを習慣づけしたり、与えられた仕事の効率化を図ってみたり、生活や仕事で無理なくできることを探してやってみてください。

同じことの繰り返しに不安を感じたときは、小さな変化で選択肢の幅を広げましょう。

いつもとは違う選択肢があるだけで、「同じことを繰り返す毎日、このままでいいのか?」といった漠然とした不安は感じにくくなりますよ。

方法②自己投資をしてスキルや知識を身につける

他人と比べてしまい「自分はこのままでいいのか」と感じるときには、自分磨きができる方法を探すのがおすすめです。

自分磨きは、自分に自信を持たせてくれる方法だからです。

たとえば、資格を取得するために勉強をしスキルや知識を得られれば、同僚や先輩とは違う自分なりの視点で仕事をこなせるようになります。

同じ部署にいる同期が自分より先に評価を受けたりすると、不安や焦りを感じますよね。

ときには、なぜ同じように仕事をしているのに自分だけ上手くいかないのかと、自己嫌悪に陥ってしまうかもしれません。

しかし、考え方や得意不得意は人それぞれです。

周囲と比べてばかりではなく、自分なりの視点でレベルアップできることを探しましょう

スキルや知識を増やすことは自分の強みとなり、不安から抜け出すきっかけにもなります。

周りと比べてしまう自分に悩んでいる人は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

方法③キャリアコーチングを受ける

不安や焦りを解消させたいと新しい挑戦をしても、思うような姿になれずまた悩んでしまうことがありますよね。

キャリアや自分の在り方に悩んだときは、プロのキャリアコーチングで客観的なアドバイスをもらうのが、悩みから抜け出す方法です。

キャリアコーチングとは、今後のキャリアをどのように歩んでいくといいのかアドバイスをくれたり、自分についての気づきを促してくれたりするサービスです。

プロのスキルと、客観的な視点を活用すれば、一人では解決できなかった不安や迷いを取り除くヒントが得られます。

一人で悩んでいても解決方法を見つけられないときには、ぜひキャリアコーチングの利用も検討してみましょう。

こちらの記事ではキャリアコーチングについて詳しく解説しているので、あわせてチェックしてください。

方法④自分の価値観を再確認する

未来の自分は、今の自分の積み重ねで成り立っています。

先のことばかり考えていても、なかなか答えは見つかりません。

「このままでいいのか」と悩んでいるなら、今の自分が大切にしていることや理想とする姿を、もう一度見つめ直すことが不安から抜け出す方法です。

今の自分をしっかりと分析できれば、次のステップが見つかります。

漠然とした不安のなかにも、今の自分の価値観は隠れていますよ。

たとえば「今後もこの給料でやっていけるか不安、このままでいいのか」と悩んでいるなら、今の自分は働き方よりも稼ぐことを優先していると考えられますよね。

副業を始める、転職をする、そもそも自分の給料は安いのかを客観的に分析しなおすなど、自分の「稼ぐ」に対する価値観と向き合えば次の行動は決まるでしょう。

一旦立ち止まり、今の自分を見つめ直せば新しい挑戦や行動すべきことが見えてくるため、漠然とした不安を感じにくくなります。

方法⑤目の前のことに集中する

先ほどもお伝えしましたが、先のことをあれこれ過剰に心配しても、今すぐには正解を出せません。

「このままでいいのか」と不安になったときは、目の前のことに集中してみましょう。

仕事、運動、旅行、何でもいいので今やるべきことに意識を向けてください。

「15時までにこの書類をまとめよう」「●●に旅行してみよう」と声に出すと、気持ちを切り替えやすくなりますよ。

今に集中することで、不安を考えない時間を得られます。意識が別のところに向いたことで、「それほど不安がる必要はなかった」と気づくケースもあるでしょう。

今やるべきことは何かを考え、行動すると、先のことを考えすぎる思考にストップをかけられます。

方法⑥思考を切り替える

どんな悩みも思考の転換で、悩みではなくなることがあります。

単調な毎日に飽きを感じてこのままの生活でいいのかと考えてしまうことも、他の人から見れば大きなトラブルもなく安定的に仕事がこなせて羨ましく思われるかもしれません。

子どもが手を離れてこの先の人生何を目的に生活していこうかと不安に感じるかもしれませんが、自分の趣味を見つけられる時間ができたと思えば嬉しいことですよね。

悩んで落ち込むばかりで、時間を無駄にしていては、もったいないです。

不安は考え方次第で、プラス思考に変えられます。

思考を転換させるときは、どんな悩みを感じているのかを書き出して、不安を見える化しましょう。

見える化すると考えを整理しやすく、書き出された不安に反論しやすくなります。

こちらの記事では、頭の中の整理方法について詳しく解説していますので、ぜひあわせてお読みください。

【年齢別】人生・仕事このままでいいのかと悩んだときにやるべきこと

「人生や仕事に対してこのままでいいのか」と悩みを抱えたときに、何をすべきかが分からず悩み続けていると、不安から脱却するのに時間がかかりますよね。

考えることばかりに時間を取られ、大切な時間を無駄にしてしまうかもしれません。

大切な時間を無駄にしないために、悩んだときにやるべきことを理解しておきましょう。

ここでは年齢別に悩んだ時にどう行動すべきか解説していきます

「このままでいいのか」と不安な20代後半~30代がやるべきこと

漠然とした不安から抜け出す方法では、「今に集中する」とお伝えしましたが、20代後半〜30代は少し先の未来にも目を向けましょう。

20代後半〜30代はライフイベントが多く、変化できていない今の自分に不安を抱えやすい傾向があるからです。

人生このままでいいのかと不安に感じたときには、自分の理想像を書き出し明確にし、今後の人生でやってみたいことや、考えるとワクワクすることを見つけましょう。

また仕事においてこのままでいいのかと悩んでいる人は、社会人として得た経験から自分らしく働ける場所を考えてみてください。

社会人になりたてだった20代前半とは違い、20代後半~30代はある程度、選択ができる年代です。

時には自分を見つめ直す時間を作り、人生にも仕事にも常に挑戦する気持ちを持つようにしましょう。

「このままでいいのか」と不安な40代がやるべきこと

40代が人生において漠然とした不安を抱えたときには、下記の両方を考えてから将来の選択をしましょう。

  • 自分はどう在りたいのか(どのように生きたいのか)
  • 周りの人とどのように生きたいのか

40代ともなると若い頃は自分の思うがままに選択できていたことも、周りを優先してしまい、自分は我慢をすることもありますよね。 

ですが、我慢していては自分の将来に対する不安は拭えません。

自分も周りも、幸せになれる選択をしていきましょう。

安定して仕事ができているにも関わらず、50代以降のキャリアに不安を感じているなら、キャリアコンサルタントやキャリアコーチなどのプロに相談するのがおすすめです。

40代になり安定した環境から転換することはとても勇気のいる行動ですよね。

今思い描いている選択肢だけではなく、視野を広く持ち今後のキャリアを選択していきましょう。

他人のために生きている自分に悩んだときは、こちらの記事をぜひ参考にしてください。

人生や仕事に対する不安や焦りを解消するためにやめるべき考え方

漠然とした悩みは明確な問題点があるのとは違い、すぐに結論が見えてこない場合も多いため、不安解消の努力を後回しにしてしまいがちです。

ですが一度目を背けたとしても、モヤモヤとした思いは再び湧き出てくるのです。

行動できるところから行動していかなければ、将来に対する不安は拭うことができませんよ。

「このままでいいのか」という漠然とした悩みは、自分を見つめ直すチャンスです。

不安や焦りにきちんと向き合えば、新しい毎日を過ごせるようになりますよ。

逃げるのがクセになっている人は、ぜひこちらの記事もあわせてチェックしてください。

まとめ

この記事では人生や仕事がこのままでいいのかと感じたときの対処法を紹介しました。

紹介してきたことを、最後に簡単にまとめます。

  • 20代後半~30代は仕事は落ち着いてくるも、周囲と評価に差がついたりし、今のままでいいのかと悩む時期
  • 40代~50代は家族のために過ごしてきた時間に終わりが見え始めたり、身近な人の死去や介護などで自分の人生を見つめ直し不安を抱える時期
  • このままでいいのかと不安を感じたときは、自ら変化を起こすべく行動する
  • 不安から抜け出すには、自分の価値観を見つめ直すことが大切
  • 漠然とした不安から目を逸らしてもまたモヤモヤとした気持ちは生まれる

漠然とした不安は人生や仕事において、将来の自分に不安を感じ理想像を思い描けなくなったときに感じやすくなります。

人と比べることはせず、時には自分を見つめ直してみてください。

「このままでいいのか」よりも、「これから●●をしてみよう」と思考を切り替え、不安と上手に付き合っていきましょう。

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