やりたいことができない原因と7つの対処法
- なぜ、やりたいことがあるのにできないの?
- やりたいことができない時の対処法とは?
- やりたいことができない状態が続くと、どうなる?
時間やお金、心の余裕など、さまざまな理由があって「やりたいことはあるのに、できない!」と悩む人もいますよね。
なかには「やりたいことがはっきりしているのに、なぜ行動できないのだろう?」と、原因が分からない人もいるでしょう。
ここでは、やりたいことができない原因や、やりたいことができないときの対処法を紹介します。
やりたいことができる自分になれれば、積極的に、そしてより自由に過ごせるでしょう。
やりたいことがあるのにできない5つの原因
「やりたいことができない」とは、やりたいことがあるのに行動に移せないことです。
職場でやりたい仕事があるのに他の仕事を任されてしまいできない、副業をしたいけど本業が忙しく時間に余裕がないなど、やりたいことができないシーンはよくありますね。
ストレスがたまり、仕事のモチベーションが下がってしまうと、成果を出せない可能性が高くなります。
ここでは、やりたいことができない原因を紹介するので、見ていきましょう。
原因①自信がない
思い切ってやる勇気も湧かないので行動できないことが、やりたいことができない原因です。
自分に自信がないと「どうせできないから」という考えが先に立ち、やりたいことを諦めてしまいます。
たとえば、職場でやりたい仕事が回ってきても、自信のなさから「自分にはムリ」「失敗したくない」と感じてしまいます。
自信がないと、失敗を恐れ消極的になるので、やりたいことができるチャンスなのに行動に移せなくなってしまうのです。
自信がなくて悩む人には、こちらの記事がおすすめなので、ぜひご覧ください。
原因②大きな仕事を終えたばかりで気が緩んでいる
やりたいことをやり遂げた後に、気力をなくし前に進めないこともあります。
たとえば「大きなプロジェクトを無事に終えた」「育児がひと段落した」など、自分のなかで区切りがつくタイミングでは、やりたいことがあってもやる気がおきないケースが多いですよ。
目標が大きいほど達成感も大きく、他のことが考えにくくなるからです。
チャレンジしたい気持ちがあっても、ひと仕事終えた安心感や脱力感から、やりたいことができない状態になるケースもあります。
原因③やることが多過ぎて疲れている
やる気が出ないときは、心も体も疲れている状態であることが多いです。
やる気が出ないときは、自覚がなくても「疲れているのでは?」と、自分に問いかけてみましょう。
心も体も疲れているのに、やりたいことを始めても最後まで続きません。
仕方なくやっている気持になってしまい、やる気が出なくなります。
疲れて集中力がなくなり思考も止まってしまえば、イライラしたり手抜きしたりと、仕事でもミスが増え、自分がやりたいことをやれない状態は続いてしまいますよ。
原因④「やらなければ」と思い込み義務になっている
自分でやりたいと思って始めたことなのに、やらなければならないと使命感を持ち、義務になってしまうことがあります。
たとえば、趣味の作品が上手くできたから誰かに見て欲しいと、SNSなどに投稿する人もいますよね。
良い評価を受けるとやる気は増しますが、「もっと作って」「違うのも見たい」と言われることもあります。
「期待に応えなきゃ」とプレッシャーがかかり、楽しんでやれていたことも「フォロワーが待っているはずだから」と趣旨が変わってしまうのです。
義務になると苦痛に感じる可能性があり、やりたいことができない原因になります。
原因⑤やりたくても環境をつくれない
ここで言う環境を制限することとは、主に下記の2つです。
- 時間がない
- 金銭的なゆとりがない
たとえば子育てや介護など相手を優先する暮らしでは、自分の時間が減り、やりたいことができなくなってしまうでしょう。
また、やりたいことがあっても、金銭面で余裕がないと諦める必要がでてきますよね。
時間やお金に余裕がないことも、やりたいことができない原因となるのです。
やりたいことができないときの7つの対処法
やりたいことをするためには、「自分にはできない」と決めつけるのをやめることが大事です。
やりたいことを諦めてしまわないように、目標のハードルを下げたり時間の確保も必要ですよ。
ここでは、やりたいことができないときの7つの対処法を詳しく紹介します。
- 対処法①理想と現実をマッチさせる
- 対処法②習慣を付ける
- 対処法③ムダを省いて時間を作る
- 対処法④できることから始めていく
- 対処法⑤できている人を見習う
- 対処法⑥自身を取り巻く環境をリセットする
- 対処法⑦思い切って休んでみる
対処法①理想と現実をマッチさせる
やりたいことができずに悩んだ際は、ゴールや過程の設定が今の自分に合っているのかをチェックしましょう。
やりたいことが、あまりにも自分の能力とかけ離れていては実現が難しくなります。
頑張ればできると思い努力しても、叶わないこともあるので、自分の理想が高すぎてはいないか、冷静に考えてみましょう。
ポイントは、今の自分が少し頑張れば達成できることを積み重ねることです。
理想と現実をマッチさせると、やりたいことができる自分になれますよ。
対処法②習慣を付ける
やりたいことを習慣にすると、できるようになります。
朝起きて身支度して会社に行くように、自分の生活の中のルーティーンにしていくと、やることが当たり前だと感じてくるからです。
たとえば英会話の勉強なら、毎日朝食後に勉強したり通勤時間にリスニングするなど、短い時間でも勉強することを心がけます。
この時間にはコレをすると決めて続けてみると、いつの間にか習慣になっていきますよ。
やりたいことに関係する小さなことでもいいので、毎日の生活に取り入れて習慣にしてみましょう。
対処法③ムダを省いて時間を作る
時間を有効に使うことができれば、時間がないからできないと諦めていたことにも取り組むことができますよ。
時間がないと思い込んでいても、ボーとしたり、テレビやスマホなどの娯楽に時間を使っていたりなど、日常生活を振り返ると使える時間がありますよね。
すべてを削ってしまうとストレスになるケースもあるので、1日5分から、3回に1回のペースでなど無理せずに、やりたいことをやる時間をつくりましょう。
時間の使い方を意識すると、無意識に過ごしていた時間を見直せ、「時間がなくてやれない」と悩むことを減らせます。
対処法④できることから始めていく
やりたいことがあると一気にやろうとする人もいますが、一度で完結しようとすると無理をして失敗する可能性があります。
なので何事も焦らずに、ひとつひとつ確実に、できることから始めていくことが大切です。
たとえば読書で一冊の本を1日で読み切るのはハードルが高いですが、今日読める分だけ読み、毎日コツコツ読みすすめていくと読破できます。
結果を出すのには時間がかかると考えて、背伸びせずにできる範囲から始めてみましょう。
対処法⑤できている人を見習う
やりたくてもやり方が分からないときは、お手本を見つけることをおすすめします。
同じことがすでにできている人の持っている資格や、周りへの振る舞いを分析して真似をしてみましょう。
ただし、他の人には良い方法でも自分に合うかどうかは別です。
とりあえず真似してみても、うまくいかないと感じることもあります。
成功している人がすでにやっていることを分析し、プラス自分の強みを活かせるところを探し、自分はどうするのがベストなのかしっかりと考え、行動することが大事です。
成功例に自分ならではのアレンジを加えることで、自分に合う方法が見つかるでしょう。
人をまねる理由や方法については、こちらの記事にまとめているので読んでみてください。
対処法⑥自身を取り巻く環境をリセットする
自分がどんなに頑張ってもやりたいことをやるのが難しい環境にいるなら、環境を変えると解決できます。
たとえば仕事終わりに時間的に余裕がないことが原因なら、引っ越して、職場から自宅までの通勤時間を短縮すれば、やりたいことに使える時間が増えますよね。
職場や住むところ以外にも、人間関係も環境のひとつです。
いつも特定の誰かの意見を気にしてしまい行動できないなら、上手に距離をとって、人間関係を変えるのもいいでしょう。
やりたいことができない理由をしっかりと分析し、自分の今の環境を少し変える行動をしてみましょう。
対処法⑦思い切って休んでみる
やる気が出ずにやりたいことができないときは、心身の休息をとることもひとつの対処法です。
仕事とプライベートの切り替えができる人は、仕事を離れると自分の時間を有意義に使い上手にリフレッシュしていますよ。
「仕事は仕事」「プライベートはプライベート」とメリハリがつけられれば、やりたいことができないほど心身ともに疲れることを防げます。
仕事が休めない状況なら職場のメンターに相談したり、同僚や友人、家族などに相談して助けてもらったりすることも方法のひとつです。
メンタルが安定すると気力向上にもつながり、やりたいことができるでしょう。
やりたいことが見つからない時に考えるべきこととは?
やりたいことができない人のなかには、そもそもやりたいことが見つからない、分からないという人もいます。
自分の興味関心が分からない人への対処法はさまざまですが、簡単な方法のひとつとして「自分は何が好きか」考えることが有効ですよ。
自分が好きなことや大事にしていること、得意なことなど、頭に浮かぶことは小さなことでも自分の興味関心につながっているからです。
たとえば、就活でやりたいことがない人は、どんな職種が向いているかが分からず会社がなかなか決められません。
ですが「人と話すのが好き」というなら「接客やサービス業がいいな」と、職種が絞れます。
他にも自分が熱中できるものを探す方法を、こちらの記事で詳しく紹介しているので、気になる方はあわせてお読みください。
やりたいことができない状態を放置するとどうなる?
やりたくてもできなかったことがあると、「あの時やっておけばよかった」といつまでも悔いが残るものです。
チャレンジしなかった経験から自信をなくし、何をやるにしても「どうせできない」と、ネガティブ思考がクセになってしまうケースもあるでしょう。
なので、やりたいことがあるのなら、どんどん行動へ移すことをおすすめします。
ただし、心身が壊れてしまう、ストレスを感じるなど、自分が無理をしてまでやりたいことにこだわるのは禁物です。
準備不足や環境が整っていないときは、あえてできる時期が来るまで待つことや、もう一度考えなおしてみることも大事ですよ。
まとめ
この記事では、やりたいことができないときの対処法を紹介しました。
最後に簡単にまとめます。
- 自信・やる気・時間・お金がないことなど、やりたいことができない原因はさまざま
- できないと決めつけずできそうなことから始めれば、やりたいことができる
- 毎日やる習慣をつけたり時間を有効に使うとやりたいことができる
- 転職などで環境を変えたりできる方法を考えることも大事
- 休息をとり仕事とプライベートを分けることも大切
「うまくいかないだろう」と、やりたいことを諦め続けてしまうと後悔だけが残ります。
自分を俯瞰し適切な対処法をとれば、やりたいことをやることが可能です。
「やりたいことができない」とただ漠然と不安になるのではなく、「どうやったらできるのか」を考えて行動してみましょう。