運営者プロフィール

矢嶋 美由希

株式会社Re Prism 代表取締役

累計1万人以上を指導してきた「強み覚醒」専門の心理コンサルタント。「才能を持ち腐れしている原石を見つけて、人生のブレイクスルーを経験させる」をコンセプトに活動しています。著書「ふだん使いのマインドマップ」etc

記事カテゴリー

本音が言えないと損をする?!本音で人間関係を良好にする方法

  • 本音が言えない理由は?
  • 本音を伝えて人間関係が良くなるの?
  • うまく本音を伝えるコツが知りたい!

社会に出ると本音が言えず自分だけが損をしていると感じたり、気を使いすぎて人付き合いに疲れるという声を耳にします。

自分の本心なのになぜ言い出せないのでしょうか。

この記事では、本音が言えない理由や人間関係を良好にする方法を紹介していきます。

読んでいただくと、本音を伝えるコツも分かるので、本音で人間関係を築く第一歩を踏み出してみましょう。

目次

本音が言えない4つの理由

本音が言えない人には、それぞれに言えない理由があります。

そして、本音が言えなくなったのは子供の頃や学生時代から、という人が多いです。

幼い頃や育っていく過程で経験したことが影響して本音が言えない人や、無難に人付き合いができれば良いと本音を言わない人もいます。

ここでは、本音が言えない4つの理由を詳しく見ていきましょう。

何かと考えすぎて本音が言えない人には、こちらの記事をおすすめします。

理由①相手に嫌われるのが怖いから

「嫌われたくない」「否定されるのが嫌」「傷つきたくない」と思うと本音が言えなくなってしまいます。

過去に本音を伝えたときに自分が傷ついたり、相手を傷つけた経験がトラウマになっているからです。

たとえば「自分の短所が分からない」と言っている友人に、本音で短所を伝えたとします。

予想外の悪い答えに友人は「そんなふうに思っていたのか」と怒ってしまい、友人関係が崩れる結果になったら、本音を言ったことを後悔しますよね。

過去の経験やトラウマから、「お互いが傷つくから本音は言わない」と考える人もいるでしょう。

理由②自己肯定感が低いから

自分の考えや価値が他の人より低いと感じていると、自分の本音を伝えることに躊躇してしまい本音が言えません。

「自分なんかがこんなことを言ったらどう思われるだろう」と、気になってしまいます。

自己肯定感の低い人は相手の反応を見て、自分が価値のある人間かどうかを判断しがちです。

自分に自信がないと何事にもマイナス思考になってしまい、余計に本音が言えなくなります。

理由③自分の本心が分からないから

自分の本心が分からないと、本音を言うことができません。

幼い頃から親や周囲の人が喜ぶことや、人の意見に合わせ周りが望むように生きてきた人は、自分の本心が分からなくなっている可能性があります。

自分が本当にやりたいこと、こうでありたいと望んでいることが分からなくては、「自分はこう考えている」と言いきることができないでしょう。

理由④本音を言うことを面倒に感じているから

自分の気持ちを他人に理解されるよう説明することや、人と深く関わるのは面倒と思っている人は、あえて本音を口にしません。

本音を言ってトラブルになったり嫌な思いをしないように、周りの意見に合わせて当たり障りなく過ごしたいと考えているからです。

本音が言えないのではなく、その後のコミュニケーションが面倒だから言わない、事なかれ主義の人もいるでしょう。

本音が言えないと損をする!本音を伝えることの重要性

相手とギクシャクしたくないからと本音を言わない人もいますが、人間関係やビジネスを円滑にするには本音と建て前の使い分けも必要です。

ですが、うわべだけの対応では本意が分かりづらいので、本音を言って相手に気持ちを届けることが大事です。

本音が言えるとより信頼関係が深まり良好な関係性が築けます。

ここからは、本音を伝えることの重要性を詳しく紹介しますね。

本音を言って自由に生きたい方は、こちらの記事を読んでみてください。

重要性①信頼関係の構築につながる

本音を出し合いお互いの気持ちを理解することで信頼関係が深まり、良い関係性が築けます。

自分の本音を素直に出していくことで相手に気持ちが伝わり、相手の本音も引き出せるようになるからです。

仮に相手に遠慮して本音を言わないようにした場合、自分の発言がブレてしまい「本当にそう思ってるの」と、相手に不信感を与えてしまうでしょう。

ビジネスシーンでも、チームの関係性が良くなると生産性が高まります。

円滑なコミュニケーションが取れるので、勘違いによるミスが少なくなったり、小さなことでも意見を求めてよりよい方向へ改善できたりするからです。

本音を伝えることは、信頼関係を築くための大切な行動です。

重要性②自分軸が持てるようになる

自由に行動できるようになることも、本音を言うことの重要性です。

本音が言えれば「自分はこう思うからこうする」と、自分軸を持つことができます。

自分軸とは、自分の考えを基に自分の意思を大事にして行動することです。

自分軸が持てると、人の意見に流されないので、自分が嫌なことから離れられます。

自分に自信が持て自尊心もうまれ、結果的に自分自身の価値を上げることになるでしょう。

流されない人になるには、本音を言うことも大切です。

自分軸については、こちらの記事に詳しく載せてあるので参考にしてください。

本音を伝えて人間関係を良好にするための方法4つ

本音を伝えた方が良いといっても、今まで言えなかったことを一度に言うのは難しいですよね。

忙しくしている相手に話しかけたり、自分のことばかり言っても話は聞いてもらえません。

人間関係を良好にする本音の伝え方を、4つ紹介するのでみていきましょう。

方法①スモールステップで本音を伝える

本音が言えない理由は人によって違うので、自分が本音を言えない理由をしっかり自覚することが本音を言うための第一歩です。

ですが、自覚できてもいきなり本音を全部伝えることはなかなかできません。

なので、スモールステップで少しずつ言えそうなことから伝えていくことをおすすめします

スモールステップとは、目標までの道のりをこまかく分けておき、確実にできることからやり始めて成功体験を重ねながら達成することです。

たとえば本音が言えないあなたが、いつも一人で資料を準備していて、同僚に手伝って欲しいと思っているとします。

はじめは「間に合わせるのが大変」と一言口に出しておき、次の機会には「間違いがないかチェックして欲しい」と少しだけお願いしてみましょう。

そのうちに「一人でやるのが大変だから手伝って」と、本音が言えるようになります。

本音を言えない理由を解決するために、あなたができる小さな成功体験を積み重ねていきましょう。

方法②相手の意見も尊重する

良好な人間関係を築きたいなら、相手の意見も尊重しましょう。

自分の意見を尊重してくれる人の言葉なら、相手も聞き入れやすくなるからです。

たとえば、職場で全く人の話を聞いてくれない上司が叱っても、「いつも聞いてくれないから」と、その場しのぎに謝られるだけで終わってしまうでしょう。

一方で、日頃からよく話を聞いてくれる上司が叱った場合「意見をきちんと聞いてくれるかもしれない」とミスに至るまでの過程をしっかり説明してくれる可能性が高いです。

いつも話を聞いてくれる人には本音が言いやすく、信頼関係も築きやすくなります。

たとえ違う考えを持っていても、お互いを尊重する気持ちがあれば、本音で話すことができます。

方法③本音を伝えるタイミングを見計らう

本音を伝えるときは相手のタイミングを見計らうことが大事です。

相手が忙しいときや機嫌が悪いとき、周りに人がいるときは避けるようにしましょう。

なぜなら、誰しも都合が悪いときは人の話を聞けるほど心にゆとりがないからです。

タイミングが違うと本音がうまく伝わらず、誤解されたり「なんで今言うの」「こんなところで言うのか」と不信感を持たれて関係が悪化する原因になります。

本音を伝えるときは、相手が話を聞く態勢が整っているのか見極めることが大切です。

適切なタイミングで本音が伝えられたら相手の心に届きやすく、人間関係も好転する期待が持てます。

方法④本音と感情を切り離して伝える

人間関係を良好にするためには、本音と感情は切り離して伝えるべきです。

本音は本来自分が持つ考えや気持ちなので、簡単に変わるものではありません。

ですが、一時的な感情はその時だけ感じるもので、必ずしも本音とは違います。

本音と混同して伝えてしまうと、相手に不愉快な思いや嫌悪感を与えてしまう可能性があるでしょう。

本音を伝えるときは感情と切り離し冷静に話す必要があります。

そして、感情は無視するのではなく自分で認めたうえで適切な表現をするように心がけましょう。

本音をうまく伝えるコツ!相手が受け取りやすい伝え方とは?

  • 攻撃的にならず穏やかに話す
  • 自分の意見だと分かるように一人称で伝える
  • 相手が分かりやすい言葉で具体的に伝える

本音を伝えるときは、相手に聞き入れてもらえる伝え方をしましょう。

伝え方ひとつで、相手が受ける印象が変わるからです。

きつい言葉使いをしたり他の人の意見だと思われては、あなたの本音は伝わりません。

穏やかに「私(自分)は」と話すと耳に届きやすいですよ。

自分の本音をしっかり伝えるという目的を意識して、相手に伝わりやすい表現を選ぶことが大切です。

まとめ

この記事では、本音で人間関係を良好にする方法を紹介しました。

最後に簡単にまとめます。

  • 本音が言えないのは過去のトラウマで人に嫌われたくないから
  • 自分に自信がなく何がやりたいのか分からなくて本音が言えないこともある
  • 本音が言えると信頼関係を強めたり自分の価値が高まる
  • 人間関係を良好にするには本音を少しづつ伝えることが大切
  • 相手を尊重し穏やかに話すと自分の意見も聞き入れらえるので、本音を言いやすい
  • 本音と感情を混同しないことが大事
  • 本音を伝えるタイミングは相手が聞く態勢になっているとき

自分の本音を誠実に相手に伝えれば良好な人間関係は築けます。

本音が言えずに悩んでいる方も、ぜひこの記事を参考にして自分の素直な気持ちを誰かに届けてください。

目次