
「でも」「だって」が口癖な方必見!言い訳しない自分になるための5つの方法
- 言い訳するなと言われた・・・
- 説明したいのに、どうしても言い訳がましくなってしまう
- 無意識に言い訳するクセを直したい!
「つい、言い訳してしまう」「今のは言い訳に聞こえただろうな」と、理由を説明したいだけなのに誤解されてしまうことに悩んでいる方もいますよね。
日常でも仕事でも言い訳する人はネガティブなイメージを持たれるため、「説明を言い訳と捉えられてしまう自分を変えたい」「そもそも言いわけしない方法って?」と困っている方は多いでしょう。
そこで、この記事では、言い訳しない人の特徴や、言い訳しない自分になるための方法を解説します。
ぜひこの記事を最後までお読みいただき、無意識でやってしまいがちな言い訳グセを見直していきましょう。
言い訳とは?

「言い訳」とは、都合の悪いことや過失を取り繕う行動です。
たとえば仕事が納期に間に合わず、「どうして間に合わなかったの?」と問われた場合、「忙しかったから」「聞いていなかったから」と、主観的な状況を伝えてしまうのが言い訳です。
言い訳をした場合、「不誠実だ」「無責任だ」など、相手はあなたの説明に対して、責任逃れという印象を抱きます。
そのため言い訳がクセになってしまうと、評価を下げることになったり、成長の機会を失ったり、円滑な人間関係の構築が難しくなってしまったりなどのリスクがあるでしょう。
後述しますが、言い訳をしないためには、ミスや失敗を真摯に受け止め、客観的に原因を探り、改善へ向けて努力する心がけが大切です。
言い訳をしない姿勢を身につけることは、信頼される人間関係と自己成長への第一歩ですよ。
言い訳の中でも、特に「今忙しいから」「忙しかった」とつい言ってしまう方は、こちらの記事をご覧いただくと、成長できる人の「多忙」の言い換えを学べます。

言い訳する人とは心理が違う?言い訳しない人の4つの特徴

言い訳をしない人は、失敗や問題に対して他人のせいにせず、自分の責任という視点を持っています。
自分を守るための言い訳より、どうすれば状況が改善するかを優先して考えているのが特徴です。
ここからは、言い訳をしない人の具体的な特徴について解説していきます。
言い訳しない人の価値観を知り、自分の状況や場面に置き換えて考えてみましょう。
特徴①責任感がある
責任感がある人は、目標・目的達成のために、どう動くべきかを客観的に捉えるのが得意です。
なので仮にトラブルが起こっても、本質や課題を見極め、問題解決を優先して考える習慣を持っているため、誰かのせいにするなどの言い訳をしません。
「責任者」や「リーダー」などの肩書がなくとも、「任された範疇は責任を持って取り組もう」と意識するだけで、行動への視点は大きく変わります。
適度に責任感のある人は行動に対して主体的で、丁寧に準備や確認などをするため、言い訳が必要な状況になりにくいでしょう。
このように責任を持つことは、言い訳をしない人の土台となります。
言い訳をしないためには、自分の役割を自覚し、与えられた役割を責任を持って全うする意識が大切ですよ。
一生懸命取り組んでいるつもりでも、「責任感がない」と言われてしまう人は、こちらの記事をあわせてご覧ください。

特徴②ネガティブな出来事も自分の糧に変えられる
どんなネガティブな出来事も前向きに受け止め、自分の糧に変える力が、言い訳をしない人にはあります。
たとえば「仕事でミスをしたとき」を想定して、言い訳をする人と、言い訳をしない人の思考習慣を比較してみましょう。
時間がなかったから間違えたんだ
今回は期日が短くて十分な計画が練れなかったから、次回は自分のスケジュールを見直そう
言い訳をする人は、「時間がなかった」という結論で思考が止まってしまい、その先の改善についての考えを深められていませんね。
一方で、言い訳をしない人は、「この経験から何が学べるか」「次はどう改善できるか」を自分自身に問いかけています。
言い訳をしない人は学びと改善をセットで考え、失敗も成長の材料として吸収していけるのも特徴のひとつです。
特徴③自分が思う正しさを押し通そうとしない
言い訳をしない人は、自分の価値観を大切にしながらも、そのすべてが「正しい」とは思っていません。
他の視点に対して寛容なので、謝るべきシーンでしっかりと謝罪ができたり、相手の意見を受け入れたうえで会話や議論ができたりします。
たとえば議論の場で自分の意見が否定されたときでも、言い訳をしない人は冷静に相手の意見を聞き、自分に非があれば素直に謝ることができるでしょう。
自分の考えが絶対でないと理解し、他者を尊重できる柔軟な姿勢があることは、言い訳をしない人の特徴です。

特徴④対応力が高い
言い訳をしない人の特徴として、対応力が高く、トラブルやミスへ柔軟に対応できることがあげられます。
対応力とは具体的に、下記などのスキルを指しますよ。
- 感情に流されず、冷静に物事を判断できる
- 優先度の高い問題から対処できる
- 状況を素早く正しく把握できる
- 客観的な視点から考えられる
言い訳が出てしまうシーンはさまざまですが、よくあるのが、トラブルやミスへの対応後の報告の場面ですね。
自分の考えや対処の甘さに気づいているからこそ、言い訳をしてしまう人が多いのではないでしょうか。
要は、ミスやトラブルが生じた際に適切な対応ができれば、言い訳をするシーンも減る可能性が高いのです。
トラブルやミスに臨機応変に対応できる人は、言い訳をしない人でもあるでしょう。
言い訳をやめたい!言い訳しない自分になるための5つの方法

言い訳しない自分になるためには、意識と習慣を変えることが大切です。
自分の思考パターンを理解し、言い訳の代わりになる行動へつなげ、言い訳グセを克服していきましょう。
ここからは、言い訳しない自分に近づくための具体的な方法を紹介します。
自分の思考を棚卸し、言い訳思考をリセットしましょう。
方法①質問には「はい」か「いいえ」で答える
言い訳を減らすためには、質問には基本的に「はい」か「いいえ」で答える習慣を身につけましょう。
直接的な答えを避け、自分の事情や背景を先に話すことは、相手にとって質問の答えを先延ばしにされる印象となり、言い訳がましく聞こえてしまうからです。
上司に「資料の作成は終わったか」と聞かれた場合を例に考えてみましょう。
- 「はい」「いいえ」で答える場合
→「いいえ、まだ終わっていません。」
- 「はい」「いいえ」で答えない場合
→「実は他のスケジュールが重なってしまって・・・」
後者のように自分の事情を先に話してしまうと、上司からすれば、「そんなことは聞いていない」「資料の作成は終わったのか?終わってないのか?どっちだ?」と感じてしまいます。
極端な言い方ですが、後者は相手の思考を邪魔してしまっているので、言い訳と捉えられてしまうのです。
前者のように、今の状況を「はい」か「いいえ」で客観的に端的に伝えれば、「じゃぁ、Aさんにサポートをお願いするように頼んでおく」「一度チェックしたいからこっちに出してくれ」など、相手の思考はどうするべきかへとスムーズに切り替わりますね。
また、はじめに結論を示すことは、自分自身にも「言い訳」という逃げ道を断つ習慣づけにも役立ちます。
言い訳を克服するには、相手の質問に「はい」「いいえ」で答えるように心がけましょう。
方法②相手の言葉を否定しない
言い訳をしないためには、相手の言葉を否定しない姿勢も大切です。
「いや」「でも」「だって」などから始まる返答は、たとえ正論であっても相手の意見を遮る要注意ワードで、否定された相手はあなたの意見を言い訳がましく感じてしまいます。
自分の意見と違う見解を示されても、まずは「そうですね」や「なるほど」と相手の意見を自分の中に受け入れたことを伝えましょう。
「いや」「でも」「だって」などの言葉から話を切り出すことを意識的にやめることは、言い訳しない方法のひとつですよ。
方法③失敗も含めて見通しを立てておく
言い訳を防ぐには、失敗も想定したうえで計画を立てましょう。
仕事を進める際に、「上手くいく前提」だけで動いていると、思い通りにいかなかったときに慌てたり、ミスを取り繕おうとしたりして、言い訳につながりやすくなります。
明日のプレゼンに向けて準備万端でいても、当日になってみないと分からないリスクは必ず存在しますよね。
「もし当日プロジェクターの調子が悪くなったら」「配布の資料をもとに話せるようにしておこう」というように、もしものときの対処法を事前に考えておけば、実際に問題が起きても落ち着いて対応ができ、言い訳をする必要がなくなります。
あらゆるリスクも含めた見通しを立て、言い訳につながる要素をつぶしておきましょう。

方法④言い訳をしてしまう状況を把握する
言い訳を減らすには、話し方や事前の計画も大切ですが、「自分が言い訳しやすくなる状況」を知ることも大切です。
多くの場合、人は特定の場面や感情に反応して言い訳をしてしまいます。
たとえば、「上司の前では緊張して話を盛りがち」「納期が迫ると焦って他人のせいにしやすい」など、自分が言い訳してしまったと思うシチュエーションを思い返し、傾向をつかみましょう。
その状況をあらかじめ認識しておくだけでも、その状況になったときに「自分は今、言い訳しやすい状態だ」と意識した冷静な対応ができるようになりますね。
自分が言い訳がましくなる状況を自覚し、意識して言い訳を回避しましょう。
方法⑤だから「どうするのか」をセットで考える
言い訳をしそうになった際に、次にやるべきことや具体的な代替案を考えることも、言い訳グセを改善する方法のひとつです。
特に言い訳をして諦めたり、会話を終わりにしたりしている人は、ぜひ試してみてください。
言い訳をした時点で思考はストップしてしまいがちですが、会話の相手や自分自身が本当に求めているのは「じゃぁ、どうするの?」という具体的な行動の部分だからです。
たとえば「忙しくてプレゼンの準備が十分にできなかった」、なら「次は何をするべきか?」と自分に質問をしてみましょう。
状況を整理して、具体的な代替案を出す習慣をつけることで、まず言い訳を考えてしまう思考を変えられるでしょう。
言い訳してしまう自分に気がついた時に意識すべきポイント

言い訳を避けたいときに大切なのは、主観と客観を整理してから相手に伝えることです。
感情や価値観は人によって異なるため、主観だけで話すと、自分にとっては正当な説明でも、相手にとっては「言い訳」と受け取られてしまいます。
相手に説明や説得をする場合には、自分の「主観」と、誰が見ても変わらない情報や数字など「客観」の要素を意識しましょう。
たとえば、ミーティングに遅刻した理由を問われた際に、「忙しくて遅れました」とだけ伝えるのは主観的です。
しかし、「本日15時の時点で5件の対応が残っていたため、遅刻しました」と言えば、客観的な情報として受け入れられやすくなります。
特にビジネスの場のコミュニケーションでは、客観的な視点は大切です。
数字や事実など変わらない情報を軸に伝えることで、説明と受け取られやすくなりますよ。
「説明したいけど言い訳がましいかな」と悩んだときは、自分の「主観」と、数字や事実などの「客観」を整理しましょう。

まとめ
今回は、言い訳をしない自分になるための方法を解説しました。
内容をまとめていきましょう。
- 言い訳をしない人は、責任感や柔軟な思考を持っている
- 言い訳を減らすには、日常のコミュニケーションを見直すことが重要
- 失敗を想定した準備をすることで、言い訳せず対応できる余裕が生まれる
- 相手に伝えるときは、主観と客観を分けるのがポイント
言い訳をしない自分になるためには、まずは自分が「変わろう」という気持ちに言い訳をしないことです。
素直に行動する姿勢が信頼を生み、あなた自身の成長につながるでしょう。
ぜひ、言い訳のない自分を目指して一歩を踏み出してみてくださいね。