運営者プロフィール

矢嶋 美由希

株式会社Re Prism 代表取締役

累計1万人以上を指導してきた「強み覚醒」専門の心理コンサルタント。「才能を持ち腐れしている原石を見つけて、人生のブレイクスルーを経験させる」をコンセプトに活動しています。著書「ふだん使いのマインドマップ」etc

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自分を解放するとは?今すぐできる自分を解放する5つの方法

  • つい他人に合わせて我慢してしまう・・・
  • 本当の自分はどうやったら見つかる?
  • 自分らしく生きていきたい!

職場での自分、家庭での自分など、その時と場合に応じた自分の役割があり、相手の評価や求めるもののために自分を抑えたり、我慢したりする瞬間はありますよね。

しかし必要以上に自分自身を束縛し、制約をかけることは、やりたいことや自分らしい生き方に蓋をしてしまうことにもつながります。

大切なのはどんなシーンでも、自分を解放する・できる方法を持っておくことです。

今回は、本当の自分を見つめ、解放する方法について解説します。

自分を解放し、自己理解を深めることで、自分らしく心から楽しいと思える生き方が手に入りますよ。

目次

自分を解放するとは?「自分を解放する」の意味

自分を解放するとは、自分自身を束縛している制約や限界、固定観念などから距離を置き、より自由で本来の自分らしく生きることです。

人の心を縛り付ける思考には、以下のようなものがあります。

  • 自己否定や恐怖、不安
  • 他人からの評価や期待
  • 社会的な役割、責任感
  • 感情の抑圧
  • 固定観念や依存心

これらはその時々で複雑に絡み合いながら、自分の心を「こうでなければならない」と抑えつけています。

たとえば、「社会人なんだから仕事しなければならない」という固定観念や「後回しにして帰ったら、評価が下がる」などの他人からの評価や期待は、家族との時間をもっと多く取りたい気持ちを抑え仕事に追われる自分をつくってしまうでしょう。

自分を解放するとは、「こうでなければならない」を見直し、本当にやりたいことや考えを明確にし、自分を取り戻すことです。

自分の心にある「こうでなければならない」という思考を見直し、本当にやりたいことや考えていることを具体化していきましょう。

本当の自分を取り戻すための具体的な方法は、こちらの記事をご覧ください。

自分を解放できない原因

自分を解放できない原因は、自分自身にあることがほとんどです。

「できない」「言えない」「こうあるべきだ」など解放の邪魔をしている要因の多くは、自分が作り出していますよね。

仮に「周りが反対するから自分はこうあるべきだ」としても、「周りの反対」を理由にしているのは自分自身です。

ただし自分の心に制限をかけている原因は、人によって違います。

過去に思ったことを口にして周囲に非難された経験から、上手く自分の考えを伝えられない人もいれば、ラクだから周囲のリアクションの良い行動を選んでしまう人もいるでしょう。

自分を解放できないと悩んだときは、自分の心にブレーキをかけている言葉や経験をしっかり分析して、ブレーキを外すために自分はどうするべきかを考えることが第一歩ですよ。

「自分を解放する」重要性

自分を解放し、本来の自分らしく生きている人は、充実した人生が送れます。

自分らしく生きていくことで、本当にやりたいことを心から楽しめたり、ときには納得いくまで物事に向き合えたり、自分の気持ちに正直に、自由に生きられるでしょう。

テレビで観た宇宙飛行士に憧れて、「大きくなったら宇宙飛行士になる!」と無邪気に言っている子どもの瞳は、キラキラしていてまぶしいですよね。

自分を解放することは、心からの気持ちを素直に表現することでもあります。

子どもでも大人でも、夢や目標に向かって真っ直ぐな姿は、輝いていてかっこいいものです。

自分を解放し、自分自身を抑えつけているものから自由になると、本来の自分らしく充実した人生が送れますよ。

自由に生きるための具体的なコツは、こちらの記事をご覧ください。

自分を解放するための5つのトレーニング方法

自分を解放するには、自己理解を深め、前向きな気持ちで新しいことへのチャレンジに慣れる必要があります。

自己分析から挑戦への流れが自分の中で確立すれば、素直な自分を表現でき、より自由にあなたらしく生きられるでしょう。

ここからは、自分を解放するためのトレーニング方法を5つ紹介します。

自分の感じ取ったことをしっかり受け入れ、やりたいことや本当の気持ちを実現する方法を見いだしましょう。

方法①自己理解を深めるための質問を自分にする

自分がどうしたいかわからない人や、自分の意志より周囲のリアクションが気になってしまう人は、自己理解を深めるために自分自身に質問してみましょう。

自分を解放するためには、自分を軸にした思考を身につける必要があるからです。

自分を軸にした思考とは、他人の意見や周囲の状況に振り回されることなく、自分の価値観を大切にする考え方のことです。

「周りからよく見られたい」「他人に嫌われたくない」「周りの期待に応えなければならない」など、他人を基準にした思考のままでいては、自分を解放できません。

自分自身に質問することで客観的に自分を見つめ、自分の感情を引き出し、他人に影響されない自分軸への考え方にシフトしていきましょう。

自分を理解するためには、次のような質問がおすすめです。

  • 自分が大切にしているものは何?
  • 情熱を感じるものは?
  • 自分の心が動くのはどんなとき?
  • ストレスを感じることは?
  • どんな人になりたい?
  • やりたかったけど諦めてしまった経験はある?

これらの質問を整理することで、自分の気持ちや思考のクセ、価値観が見えてきますよ。

質問する際は頭の中だけで考えず、紙に書き出したり、声に出してみたりすると、より具体的に自分の考えがみえてきます。

自己理解を深め、他人に影響されない自分の軸を確立し、自分を解放してみましょう。

ぶれない自分軸をつくる詳しい方法は、こちらの記事をご覧ください。

方法②日常の小さな選択を自分の意思で決める

「相手が望むようにしたほうが平和」「自分で決定することに不安がある」と考えてしまう人におすすめなのが、日々の小さな選択を自分の意思でおこなう機会を増やすことです。

選択することに慣れると、自然に自分の行動に自信がつき、本来の自分を表に出すのが苦ではなくなりますよ。

たとえばこれまで家族で出かけるときは、子どもやパートナーの行きたいところを優先して「どこでもいいよ」と言っていたけれど、「●●へ行こう!」と家族で楽しめるスポットを提案するだけでも、行動力は上がっていきます。

自分を解放するには、ついつい人に合わせてしまう自分を変え、変えた結果に自分で気づくことが大切です。

これまでなんとなく受け入れていたことに自分の考えを取り入れ、自分で意思決定する機会を増やし、自分の行動に自信をつけていきましょう。

こちらの記事もあわせてご覧いただくと、自分の行動により自信が持てるようになりますよ。

方法③アファメーションを行う

「自分軸で行動した結果、周囲の反応がいまいちだった」「過去に嫌な思いをしたトラウマから抜け出せない」など、自分軸の行動に失敗した経験を引きずっているなら、アファメーションで自己肯定感を高めましょう。

アファメーションとは、なりたい自分やポジティブな未来を描き、自分自身に宣言して理想の自分を引き寄せる方法です。

過去に失敗して自信を持てない場合、ネガティブなイメージを払拭するのにおすすめですよ。

アファメーションで未来の自分の姿を宣言することが、自分を解放する行動への前向きなモチベーション維持につながります。

理想の自分の引き寄せ方は、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

方法④新しいことに挑戦する

固定観念に縛られて自分の感情を抑えがちな人は、やったことのない、未経験の分野への新しい挑戦がおすすめです。

新しいことへ挑戦することで、従来の固定観念や思い込みを打破するきっかけが生まれますよ。

挑戦は新しい発見だけでなく、自分の強みや弱みを知る上でも重要で、自己理解も強化されます。

自分の「こうするべき」という固定観念を捨て、積極的に新しい可能性や気づきを求めて行動しましょう。

挑戦を繰り返すことで、自分の欲求に素直に、自分らしく生きるための方法やメンタルを培うことができます。

方法⑤断捨離を行う

自分を解放したいにも関わらず、考えがまとまらないときには、断捨離で身の回りと思考を整理しましょう。

断捨離で物や人に対する執着がなくなり、自分の価値観に基づいた生活が送れるようになります。

断捨離とは、単に家にあるものを捨てるだけの行為ではなく、必要なものと不要なものを自分で選択し、自分自身が快適に過ごせる環境を整えるためのものです。

自分を解放するプロセスも、思考の取捨選択によって本当の自分の価値観や、やりたいことを見いだしていきますよね。

シンプルに考えることで、自分の心の制限を徐々に外していきましょう。

断捨離をおこなうことで、物理的な空間も精神的な負担も軽減されるため、自分の心を自由にするのに効果的です。

【注意点】自分を解放するときに気をつけるべき2つのこと

自分を解放するときに気をつけることは、一気に変わろうとせず、少しずつ変わっていく意識です。

「変わらなければ!」と焦って答えを急がず、小さな積み重ねを意識した行動で、自分の負担も軽く、周囲にも受け入れてもらいやすくなります。

ここからは、自分を解放する場合の注意点を詳しくみていきましょう。

注意点①一気に変わろうとしない

焦って何もかも変わろうとせず、自分のペースを大切に、無理をせず変化していきましょう。

自分を抑え込んでいた人にとって、自分を解放することは挑戦であり、大きなストレスになる場合があるからです。

これまで本当は断りたかった仕事をずっと引き受けていたけれど、自分の気持ちを優先するために「嫌なのでお断りします」と突然断ったら、周囲も驚いてしまいますね。

まずは、「今回で最後にしてほしい」や「ここまでは引き受けます」など、少しずつ距離をとることで、自分の負担も周囲の反発も軽くできます

自分を解放するための新しい挑戦は、想像以上にエネルギーを使います。

無理をせず、小さな変化を積み重ねながら自信をつけていくとよいでしょう。

新しい挑戦に前向きに立ち向かうための方法は、こちらの記事に詳しく解説してあります。

注意点②自分の考えや意思を周りへしっかりと伝える

自分の考え方や意思をしっかり伝えることで、周りの理解を得られ、自分を解放してもスムーズに受け入れられやすくなります。

自分が変わることは、多かれ少なかれ周りの人にも影響を及ぼすため、周囲へのケアも忘れずおこないましょう。

特に、周囲の期待に応えたいと自分を抑えてきた人の意外な言動は、相手が失望したり、誤解したりしやすく、より丁寧なコミュニケーションが必要です。

自分の考えや意思は、言葉にしないと決して相手には伝わりません。

自分を解放するには、頭の中だけで完結させず、言葉で伝えて受け入れてもらうことで、より自由に自分を表現できるでしょう。

本音を伝えて人間関係を良好にする方法は、こちらの記事をご覧ください。

まとめ

今回は、自分を解放し、本来の自分らしく生きる方法について解説しました。

紹介してきた内容をまとめます。

  • 自分を解放するとは、自分の心を縛る思考を見直し、より自由に自分らしく生きることである
  • 自分を解放するには、自分の心にある固定観念や思考のクセを見直すことが大切
  • 自己理解を深めることが、自分を解放するための第一歩
  • 思考の整理は、自分の心を自由にするのに効果的
  • 焦って変わろうとせず、徐々に変わっていく意識を持つことがポイント

自分自身の心を縛るのは、自分の思考のクセです。

自分のことをつい後回しにして、息苦しさを感じる方は、まずは周りの状況や自分の役割は置いておいて、自分の本当の気持ちを確かめる習慣を大切にしましょう。

自分の意思をベースに、状況や役割も加味して自分の行動を選択することで、本当の意味で自分を解放した豊かな人生を送れるマインドが身につきますよ。

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