心に余裕を持つには?仕事で忙しくても余裕のある人になる5つの習慣
- 仕事が忙しすぎてストレスが溜まる!
- どうしたら心に余裕をもって仕事ができるの?
- 心に余裕を持って仕事ができる方法が知りたい!
仕事や日常で手一杯になってしまうと、心に余裕がなくなってしまいますよね。
実は、忙しくても心に余裕がある人の多くは、意識的に習慣化していることがあります。
この記事では、心に余裕を持って働きたいと感じている人に向けて、心に余裕を持つための方法を紹介しています。
心のゆとりを手に入れて、忙しくても楽しめるシーンを増やしていきましょう。
なぜ心に余裕を持って仕事ができないの?4つの原因
心に余裕がない状態とは、仕事や家事に追われることで不安や緊張状態が続き、自分の気持ちや感情をコントロールしきれない状態に陥っていることを言います。
心に余裕がなくなると、考え事やストレスで心の中が満杯となり、楽しいや嬉しいなど前向きな感情までもが入り込む余地がなくなってしまいますよ。
ではなぜ心の余裕がなくなる程の状態に陥ってしまうのか、詳しい原因をみていきましょう。
原因①評価のためだけに頑張っている
心の余裕がなくなる原因として、上司や同僚、家族など、周りの人からの評価のためだけに頑張ってしまうことがあげられます。
「評価されなければ意味がない」と思い込んでしまい、無理な量の仕事を引き受けてしまっているケースですね。
仕事量が増えるということは、それだけ時間や体力、スキルなどが必要になります。
他人からの評価を気にしすぎるあまり、できないことを「頑張ってみます!」と引き受け続けるとオーバーワークになり、心に余裕がなくなってしまうでしょう。
原因②仕事仲間に必要とされていないと感じる
頼れる人がいないことや、自分が頼られる人になっていないことも、心の余裕をなくしてしまう原因です。
頼れる人がいないということは、自分で解決しなければならないので、常に自分だけで手一杯となってしまいます。
仕事に追われている状態では、心に余裕を持てませんよね。
そして「常に忙しい人」と職場で認識されてしまえば、わざわざ余裕のない人を頼りたいと周りの人は考えないので、仕事でのコミュニケーションが生れません。
結果「何で私には仕事を振ってくれないの?」「もしかして距離を取られてる?」と孤独感を感じてしまい、心がギスギスしてしまうこともあるでしょう。
職場で孤立感を感じたときの対処法を、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
原因③自分の思い通りに仕事を進めたい
仕事をしていく上で、自分のやりたいことだけを押し通すと、周囲との調和を乱してしまいます。
結果、円滑に仕事が進まなくなり、何をするにも時間がかかったり、ストレスを強く感じてしまったりと心の余裕はなくなってしまうでしょう。
もちろん自分の意志を持ち誠実に仕事と向き合うことは大切ですが、時には他人の意見を受け入れ柔軟に対処できることも必要です。
自分の意見がいつも全て正しいとは限りません。
仕事で困ったときや自分のやり方でうまくいかなかったときに、他人の意見を素直に受け入れることが、心の余裕にもつながりますよ。
原因④プライベートが多忙
心に余裕がなくなっているときは、仕事上だけではなくプライベートでストレスを感じていることがよくあります。
たとえば子育て中や介護中の人であれば、仕事以外の時間を全て子どもや介護者のために使わなければならないため、なかなか自分の時間を持てませんね。
プライベートでいっぱいいっぱいの状態では、仕事に集中するのは難しく、さらに仕事が忙しいとなれば心に余裕を持つことはできません。
目の前のことをやりながら、常に別のことを考えなければならない人は、時間的にも精神的にもキツイと感じやすいでしょう。
仕事で忙しくても心に余裕のある人がやっている5つの習慣
忙しくても心に余裕を持って仕事をするためには、自己管理が大切ですよ。
簡単に説明すると、自己管理とは自分自身の時間や体力、感情や能力などを整理し上手く活用することです。
ここでは自己管理の内容を具体的に、忙しくても心に余裕を持って仕事をする人がやっている習慣として5つ紹介します。
ついつい「忙しい」と言ってしまいがちな人は、ぜひこちらの記事もお読みください。
習慣①タスク管理を徹底する
心に余裕がある人は、自分の仕事量を見える化しています。
見える化とは、下記などの詳細を書き出すことで、優先順位を付けたり仕事の漏れを防止したりすることです。
- ひとつの仕事にかかる時間
- 納期
- 作業工程
- 週間スケジュール
- ToDo
やらなければならないことを忘れたり優先順位を間違えたりすると、二度手間、三度手間になってしまいますよね。
予定を目で見て考えることで、失敗やミスを減らせますよ。
スケジュールやタスク管理が上手な人ほど、趣味の時間を確保したり隙間時間を見つけたり作り出したりするのが上手です。
一度自分の業務を書き出し、スケジュール管理をしてみましょう。
頭の中がごちゃごちゃになってしまいがちな人は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
習慣②職場の仲間と話し意思疎通を図る
心に余裕を持って仕事をしている人ほど、仕事でのコミュニケーションを大切にしています。
他人の意見を聞き入れることで、自分が思いもしない方法で作業効率がよくなったり、アイディアが浮かんだりすることを知っているからです。
また周りの人に自分を理解してもらうことで、いざという時に助けを求められる、余裕をつくるためにも、仕事中のコミュニケーションは大切ですよ。
ぜひ意識的に日頃から、周囲の人とコミュニケーションを取るように心がけてみてください。
習慣③ルーティーンを作る
社会生活ではいつ何が起こるか分からないため、ルールを決めて動くことに利点を感じない人もいるでしょう。
ですが、日々のルーティンや生活の基本リズムを作ることは、自分の精神の安定に繋がります。
たとえば毎朝出社するのに余裕を持って8時に家を出ると決めているとすると、8時に出発できたら安心感がありますよね。
このようにルーティンを作っておくと、これができれば大丈夫だと感じられるようになります。
ただしルーティンにとらわれ過ぎてしまうのは厳禁です。
8時に家を出ると決めていても、体調不良やトラブルで時間が守れなかったとしても仕方ありません。
「時間が守れなくてどうしよう」と焦る気持ちも分かりますが、逆に「いつも余裕を持っているのだから少し遅れても平気」くらいの感覚も大切にしましょう。
習慣④自分のスキルと業務量や内容をマッチさせる
心に余裕を持って仕事をしている人は、現在の自分に見合った仕事を見極めています。
キャパオーバーな仕事は、ストレスや肉体的疲労を伴いますよね。
人それぞれ得意不得意もあります。
ただし、仕事を見極めて無理をしない=挑戦をしない・消極的な姿勢を取ることではありません。
「自分の成長につながるか」「WIN-WINな関係を築ける仕事なのか」など、自分と仕事をしっかりと考えることが大切です。
日頃から自分のスキルや自分のキャパシティを、自分で理解しておきましょう。
自分が成長できていないと悩んでいる人は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
習慣⑤プライベートでは心と体をリラックスさせる
心に余裕を持って仕事をしている人は、オンオフの切り替えが上手な人でもあります。
リラックスできる方法は人それぞれ違うため、他人の真似をすればいいというものではありません。
休日はとにかく身体を休めてひたすら寝たいという人もいれば、それとは真逆で身体をたくさん動かしてリフレッシュしたいと考える人もいるでしょう。
どんなことでもいいのです。
日頃から自分の好きなことや物を見つけるよう行動し、自分に合ったリフレッシュ法をぜひ見つけ出してください。
日々のストレスから解放される時間を確保すると、仕事にもいい影響が生まれますよ。
心に余裕があると仕事がうまくいく!メリットを解説
- 仕事の質が上がる
- ミスが起きても落ち着いて対処できる
- 充実した毎日で心が豊かになり周囲にも優しくなれる
- 新しい仕事に挑戦する意欲を持てる
心の余裕があるとトラブルが起きた時や上手くいかず悩みを抱えた時に、対処しやすくなります。
周囲にイライラしたりする機会も減り、仕事がより円滑に進み、成果として自分に返ってきます。
生活や自分の未来が明るいものになるよう、心の余裕を確保できるように日々心がけて生活していきましょう。
【注意】心に余裕を持つために「やらない」選択が批判されることもある
自分のキャパシティを超えた仕事を引き受けたり、ストレスを軽減するために仕事量を調節するために、仕事を断る機会もあるでしょう。
ですが自分の現状を相手に理解してもらうことなくただ断るだけだと、周囲や社会から非難されることがあります。
なぜなら心に余裕があるかどうかは、周囲には伝わりにくいからです。
また自分の余裕ばかりを優先していると、気が付かないうちに周囲の人にしわ寄せがいき負担が増えて、周囲から反感を買うこともあるのですよ。
これでは周囲との調和が崩れ、仕事関係がうまくいかなくなってしまいますね。
断る前には必ず、現在自分が置かれている状況や業務内容などを相手にきちんと説明し、なおかつ相手の状況も理解をした上でお断りをするようにしましょう。
こちらの記事では上手な断り方について詳しく解説していますので、あわせてお読みください。
疲れたときに元気をもらえる!心に余裕が持てる名言
「人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある」
これは幕末時代に土佐藩の剣士として活躍した坂本龍馬の言葉で、目の前の状況が全てではなく、別の方法や新たな可能性が無数にあるという意味があります。
心に余裕がないと、どうしても目の前のことや、自分のことだけでいっぱいいっぱいになってしまいますよね。
ですが、もしかしたら少し工夫するだけで、ちょっと違う選択をするだけで、変わることがあるかもしれません。
また乗り越えられそうにない状況であれば、自分で新たな道を選び直したり人から学び別の道を歩んだりしてもいいのです。
今の道だけでなくたくさんの選択肢があるのだと思えれば、苦しい状況に陥ったときにも気持ちが少し楽になれますよ。
選択に悩んだときは、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
まとめ
この記事では心に余裕を持つ方法を解説してきました。
最後に紹介してきたことをまとめます。
- 心に余裕がない人は、業務や生活において心に安らげる隙間がない
- 心に余裕がない原因は、コミュニケーション不足や多忙なことがあげられる
- 自分の仕事を見える化すると心に余裕を持てる
- 周囲にも理解をしてもらいお互いにフォローし合うことが大切
- リフレッシュする時間を意識的に取ると気持ちを切り替えられる
常に仕事に追われている状態ではイライラしたり、周りと上手く関係が築けなかったりと、仕事の質が下がってしまいますよね。
タスク管理をしたり、ルーティンを整えたりと工夫して、心に余裕を持って仕事をしましょう。